JR総武本線「稲毛駅」から街中を5分ほど歩くと真っ白な建物が目に入ってきます。
「紅鶴荘」と名付けられた2階建アパート。
「人と古民家」さんの事務所は自ら設計し、シェアオフィスとして生まれ変わったこのアパートの1階にあります。
新旧が融合する素敵なオフィスで「株式会社 人と古民家」「Hitocomi Design」の代表を務められる、牧野嶋彩子様にお話をお伺いしてきました。
もくじ
デザインの力で問題を解決していく

リノベーションされたシェアオフィスの中に事務所があります。
スタッフ
牧野嶋さん
父は東急建設というゼネコンに勤めていましたので、子どもの頃から製図に関する道具が身近にある環境で育ちました。
私自身も昔から絵を描いたり、ものを作ることが好きということもありましたが、やはり、父の影響が建築士を志す大きなきっかけでした。
スタッフ
牧野嶋さん

建築士になったきっかけについてお話しされる牧野嶋さん
スタッフ
牧野嶋さん
例えば、家を建てられる時どこに相談したら良いかといったことも含め、特に家にいる時間が多くなる女性は様々な悩みをお持ちです。収納計画や、導線計画、子育てのしやすさなど。同じ女性としての経験を踏まえたご提案で、こうした問題解決のお役に立てるということは大きな喜びです。
スタッフ
牧野嶋さん
他にも、私どもで経営している「古民家の宿」がございます。こちらは過疎化地域で処分にお困りになっている「古民家」を再生し活用していくことで、個人だけではなく、社会的な問題解決にも関わっていける。
こうして様々な形で問題を解決できることは、建築士ならではのやりがいだと感じます。
女性目線でお家づくりの問題解決

女性目線での収納スペース
スタッフ
牧野嶋さん
弊社は、スタッフが皆女性です。女性ならではのご提案ができるのが私どもの強みだと思っています。
先程言ったようにお家にいる時間が長くなる女性は、生活の中心になるお家の使い勝手や将来のことなど多くのことで悩まれます。
こうした女性が持たれてるお家の悩みを、経験を踏まえ具体的に形にしていきます。
スタッフ
牧野嶋さん
ただ、女性目線だけかというとそうではありません。多くの男性が家に夢を語られるのに対し、女性は実務的なことが中心となることが多くなります。生活に必要な実務的な部分をベースに、男性の夢を重ねていくことで最終的に魅力的な家になっていき、お家づくりに対する不安やお悩みも解決していくことができるようになります。
スタッフ
過疎化地域へ宿泊客を呼ぶため生まれ変わった「古民家」

素敵にリノベーションされた古民家
スタッフ
牧野嶋さん
こうした地域では、年々増えていく空き農地や古民家をどうするかで悩まれている方が多くおみえです。
こうした方のお悩みをデザインの力で解決し、同時に地域を盛り上げて行くことができたらと考えています。
スタッフ
牧野嶋さん
そういった建物を次世代まで継承していくためにも、直して終わりではなく、活用方法も考え提案していく必要があると思っています。
スタッフ
牧野嶋さん
他にも素材感など、そうした古民家ならではの魅力を残しつつ、そこに現代の快適性能、特に断熱部分や、水廻りなど新築同様に作り直して快適な暮らしができるように設計しています。

古民家について詳しく説明をしていただきました。
スタッフ
牧野嶋さん
スタッフ
牧野嶋さん
ご宿泊された方にも、快適で懐かしい感じがすると好評をいただいています。
スタッフ
牧野嶋さん
毎日の生活をリゾートで暮らす

独立後最初に手がけられたお家。『リゾートに暮らす』は、この頃から変わらないコンセプト。
スタッフ
牧野嶋さん
牧野嶋さん
スタッフ
牧野嶋さん
毎日が別荘暮らしのような生活を、日常生活の中でやりましょう!といった考え方で、そのために様々な工夫をしています。
スタッフ
牧野嶋さん
ただ、外部空間と内部空間が分離しないように 、テラスなどは室内と緩やかにつながるように設計します。
スタッフ
牧野嶋さん
あと、物が溢れてしまうとリゾートに暮らせなくなってしまうので、収納計画についても工夫します。
これは新築でも古民家でも同じですが、シューズクローク、パントリー、洗濯室は必ず作ります。
パントリー:食器や食品などを収納しておくための小部屋
洗濯室:洗濯に関わる一連の作業を行うためのスペース
スタッフ
牧野嶋さん
経験からの細やかなご提案

「女性目線の家づくりについてお話を頂きました。
スタッフ
牧野嶋さん
生活の質や快適さって家のプランニングや、作り方にすごく密接していると思うのですね。例えば収納についても仕舞うものによって奥行きが違ったりとか、そうした細かな提案を女性目線できるということがアピールできるポイントだと思います。
牧野嶋さん
スタッフ
家づくりも最後はお互いの信頼から
スタッフ
牧野嶋さん
例えば、うちのような設計事務所は、設計書を立てて、何度も打ち合わせを重ねてといった作り方になるのですが、もっと仕上がりを始めから見たいということでしたら、ハウスメーカーさんのお家が良かったりします。どちらが良いということではなく、ご自身がどのように家づくりを進めたいか、どんな家を建てたいかを考え、理想にあった形を選ぶのが良いかと思います。
スタッフ
牧野嶋さん
お家を建てるということは大きな買い物でもありますし、建てた後も長いおつきあいになります。デザインなども大切ですが、やはり人との相性、信頼関係が大切になるのではないかと思います。
スタッフ
牧野嶋さん
値段感と坪単価
坪単価:80万円~
まとめ
毎日の生活を「リゾートで暮らそう」
そこにはリゾート感だけのお家ではなく、経験から裏付けられた普段の生活に溶け込んだ楽しさがあるように思いました。独立時から変わらないこのコンセプトに古民家の魅力が加わった「人と古民家さん」の家づくり。「お困りごとをデザインの力で解決する」という使命をもとに、これからも多くの人の悩み事を解決されるだろうと感じました。「人と古民家さん」の情報はこちらのページもご覧になってみてください。
優しい笑顔で話される牧野嶋さん。
お家づくりに関しても、ご自身の子育てやご家庭での経験を生かした細やかな優しさを感じました。
大きな買い物でもあるお家づくりは、どのように家を建てたいかが大切。「そのために多くの方と話し信頼できる人を探すこと」そう語られる牧野嶋さん。
お家づくりに悩んだら一度ご相談してみてはいかがでしょう。
会社名 | 株式会社人と古民家(Hitocomi Design) |
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代表者名 | 牧野嶋彩子 |
住所 | 〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-3-9紅鶴荘1階 |
電話番号 | 043-301-2777 |
FAX | 043-301-2778 |
公式HP | https://www.hitokomi.jp/ |
営業時間 | 9:00~18:00(定休日:土日※お客様のご都合により対応いたします。) |
主な業務 | 建築設計・監理・インテリア・デザイン・古民家の設計監理 |
対応エリア | 全国 |