住工房傳 DEN

外観2

何かを決断する時は不安がつきものですよね。ましてや家を建てるとなると不安を乗り越え勇気も必要です。
一生に一度の大きな買い物をする勇気を優しく与えてくれる設計事務所があります。
千葉県市川市にある有限会社住工房傳さんは、カフェと雑貨屋も兼ねた温かみのある設計事務所です。
代表の星さんにお話を伺ってきました。

実家の完成と、1ヶ月後の倒壊

社長バストアップ2

スタッフ

建築を志したのはいつ頃ですか?

星さん

小学校6年生だったと思います。志すというよりも、興味を持ったというのか。

スタッフ

きっかけは何だったんですか?

星さん

小学校6年生の頃に実家の建て直しをしました。
普通はアパートを別に借りて生活するんですけど、うちは取壊してる家の隣にプレハブ小屋を建てて生活していたんです。

スタッフ

じゃあ隣で日々家が壊されてるのを見ていたんですか?

星さん

そうなんです。毎日家に帰ってくると、家が変化してるんです。学校に行く前はなかったのに帰って来ると屋根ができてたりして。あと大工さん2人がせっせと造ってるのを見てたら、ちょっと楽しそうだなって。

スタッフ

なかなか建て直しは見られないですからね。

星さん

換気扇が見積りに入ってないから買ってきてつけようとか、結構楽しかったです。その時、建築って面白いかなって思ったんです。

スタッフ

無事に完成した家での生活はどうでしたか?

星さん

それが出来上がった1ヶ月後に宮城県沖地震があったんです。結構大きな地震でした。

スタッフ

ご実家は大丈夫だったんですか?

星さん

母屋の他に貸家用にアパートも建てたんですけど、アパートは結構壊れてしまいした。母屋の方は基礎がずれていたり、瓦が全部剥がれていましたね。

スタッフ

完成したばかりだと余計にショックですね。

星さん

両親はかなりショックだったでしょうね。僕は、ああこうやって倒れていくんだって思いました。完成を見た直後に倒れた家を見て、漠然と建築って面白いかもと思ったんです。

同じマンションから広がった仕事

庭

スタッフ

住工房傳を立ち上げる以前はどんなお仕事をされていたんですか?

星さん

内装会社で店舗ばかりやってました。バブルの頃だったんで、次から次へと資料が机に溜まっていくんです。店舗は時間がタイトで、休む暇もなくて残業時間が200時間超えたりしてました。

スタッフ

そちらにはどのくらいお勤めされたんですか?

星さん

3年ですね。

スタッフ

3年で何店舗くらい手掛けたんですか?

星さん

3年で27店舗でした。

スタッフ

かなり多いほうですよね?

星さん

そうですね。
僕、学校卒業したばかりで知識も経験もあまりなかったんですけど、「とにかく行け」「現場現場で覚えて実践で身につけろ」と。とにかく色々な所の工事をしました。

スタッフ

退職後はどちらに?

星さん

退職後は結設計に行きました。その頃は住宅をやろうって人も少なくて即採用でした。

スタッフ

住宅をやろうと思って結設計に?

星さん

住宅というか建築がやりたいっていう気持ちの方が近いかな。でも結設計に入ってみたら、住宅だけじゃなくてマンションや店舗もあって、2,3年でやめようと思ったんですけど10年いました。

スタッフ

10年いた理由はなんですか?

星さん

初めてやることが多かったので楽しかったんです。現場用語もよくわからなかったし、模型や図面も経験が浅かったので代表の方に1から教えてもらいました。
先輩たちの図面がまた綺麗で、難しかったですけどね、頑張りました。

スタッフ

結設計で初めて任された仕事は?

星さん

喫茶店でした。お店ならできるでしょって言われたんですけど、やり方が違うのでやりづらかったです。チャンスだから頑張りました。

スタッフ

どういう案件が多かったんですか?

星さん

集合住宅なんですよ。木造住宅が本当はやりたかったんですけど、バブルで大きい仕事が多くて。木造住宅もあったんですけど、大きい仕事の合間にやっていく感じでした。

スタッフ

退職するまで集合住宅だったんですか?

星さん

集合住宅ばかりだったので、もうやりたくないってなりました。(笑)

スタッフ

独立して最初のお仕事は?

星さん

同じマンションに家を建てたいって人が居て。それが初めての仕事でした。

スタッフ

同じマンションの住人の家を建てるって、縁を感じますね。

星さん

僕が辞めたタイミングと、家を建てたいというタイミングが合ったんでしょうね。でも、独立したばかりだったので僕に依頼するか迷ってましたね。なので過去の作品を見てもらったら、とても気に入ってくれて仕事に繋がりました。

スタッフ

そこからトントン拍子に?

星さん

そうですね。その後は、また同じマンションの人から依頼があって。結果同じマンションの人から3件の仕事をゲットしました。

スタッフ

同じマンション内で3件ってすごいですね。

星さん

僕もすごいと思う。
タイミングもあると思うんですけど、最初の1軒が雑誌に載って、評判がよかったので、「ああ、いいね」ってなったのかな。

スタッフ

もともと独立したかったんですか?

星さん

なかったですね。独立してやっていく自信があまりなかったです。駄目だったらどこかに勤めようと思ってましたし、1年持つかも不安でしたけど、5年目標にやってみようと始めました。

可能性への挑戦

カフェ

スタッフ

星さんが今一番やりたいお仕事は何ですか?

星さん

併用住宅ですかね。最近よくやります。

スタッフ

星さんの事務所も併用ですか?

星さん

はい。事務所、雑貨屋、カフェ兼住宅です。
雑貨2

スタッフ

最初は雑貨屋だけのつもりが、毎日雑貨を買いに来る人っていないんですよ。それでお茶なら毎日飲みに来られるかなと思いまして。

スタッフ

設計事務所にいらした方も入りやすそうですね。

星さん

そう言ってくださるお客さんが増えましたね。

スタッフ

併用住宅の魅力はなんですか?

星さん

大規模なお店じゃないのであれば、家の一部をお店にすればかなり安く済むと思うんです。家賃を払うのだって大変だし、でも併用すればコストが家のローンくらいで済みます。

スタッフ

手掛けて印象的だった併用住宅はありますか?

星さん

近所にあるパン屋さんなんですけど。
20代の青年がパン屋やりたいってうちに相談にきたんです。話を聞いてみたら、好きなお店が一緒だったりして気が合ったんです。

スタッフ

引き受けたんですか?

星さん

もちろん。住宅は色々な可能性があるから、可能性に挑戦したいという人は大歓迎です。

スタッフ

パン屋さんは無事にオープンしたんですか?

星さん

はい。
うちのお店で年に2回マルシェを開いているんです。近隣でとれた野菜を売ったり、近隣の人達の交流の場だったり。
まだ家を建てる前ですけど、彼をマルシェに誘いました。
近隣の人に「パン屋をやる」って話しをしたりすると、近隣の人達も気になるじゃないですか。
パン屋併用住宅が完成して、今じゃ彼のパン屋さんは行列です。
雑貨1

敷地の魅力を最大限に活かした家づくり

外観1

スタッフ

家造りで大事にしてることはなんですか?

星さん

イメージをしっかりすることです。お客さんと話ながら、キーワードを探し出していくというか。この人はこういうのが好きなんじゃないかなと、考えて造ります。

スタッフ

家はどうあるべきだと思いますか?

星さん

あんまり「こうあるべきだ」っていうのはないです。どうあるべきかって僕が決めるんじゃなくて、お客さんがどこまで求めているのかにこちらがどう応えていくかっていうだけ何だと思います。僕が感じてないだけかもしれないですけど。

スタッフ

家造りのこだわりはなんですか?

星さん

敷地が持っているものを引き出したいんです。隣が公園だったら見せたりできますけど、何もない敷地もあるわけで、そういう時はコの字にして中庭を造ったりしました。敷地の性格を最大限出したいです。

スタッフ

星さんの強みですか?

星さん

設計事務所の強みじゃないですかね。敷地を読むことが出来るのが設計士何だと思います。

生涯の優遇を得る9坪建築

スタッフ

狭い敷地での依頼はあるんですか?

星さん

ありますよ。9坪で家を建てました。

スタッフ

何人住まいだったんですか?

星さん

1人の方もいましたし、ご夫婦の方もいましたね。でも3人家族だったら余裕で暮らせると思いますよ。

スタッフ

4人家族だとさすがに狭いですかね?

星さん

生活に工夫は必要だと思います。荷物を減らして収納スペース分は居住空間にしたり。
でも市川で20坪~30坪の土地を買った場合、そのうち9坪で家を建てると設計費を入れても1600万円位だと思うんです。土地も20坪~30坪だったら900万位なので、なんやかんやで3000万円で家が建ちます。住宅を9坪で建てたら駐車場もとれますし。

スタッフ

3000万円で35年ローンを組んだら

星さん

月々7万円ちょっとなので家賃よりも安くなりますよね。

スタッフ

どんな方に9坪住宅を勧めますか?

星さん

20代の人達ですかね。

スタッフ

なぜですか?

星さん

僕は、家にそんなにお金掛けない方がいいんじゃないかなと。時代的にも豪華な家を建てるのは違う気がしています。家にお金かけすぎると、ずっとお金を払い続ける人生です。40代になって新しいことしたくても会社だってやめられません。新しい挑戦のチャンスを逃すのはもったいないと思うんです。

スタッフ

一生ローンを払い続ける人生になってしまいすね。

星さん

東京だったらワンルームであろうと家賃は7万円超えると思います。ならば市川で9坪で家を建てる方が、得です。そうすれば、生涯の経済的優遇が待ってるって僕は思います。時間が経って要らなくなったら売れば良いんですもん。綺麗に使えば、家ごと買ってくれますから。

スタッフ

新築を考えてる20代の方にアドバイスはありますか?

星さん

9坪の家を建てるなら就職したらすぐでいいと思います。人生楽になりますし、可能性に挑戦したい人はウェルカムです。若い人には他のことにお金をつかってチャレンジしてほしいんです。
カフェ看板

まとめ

お客さんの意思を優しく受け止めてくれることが、インタビューから伝わってきました。
新築や併用住宅をお考えの方はぜひ一度相談に行ってみてはどうでしょうか。また、住宅をお考えじゃなくても一度カフェにお邪魔して星さんの建築に触れると、自分の空間が欲しくなるかも知れません。

会社名 住工房傳 DEN
代表者名 星 哲郎
住所 〒272-0827
千葉県市川市国府台6-14-3 
電話番号 047-371-1869
公式HP http://jyu-cobo-den.com/index.html
営業時間 9:00~16:00
主な業務 建物企画・設計・監理
対応エリア 全国(諸経費別途)、on-line面談可能