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土地が狭いけど、庭付きの家が欲しい」「でも、庭をつくったら家が狭くなる…

家づくりにおいて「」の問題は、切っても切り離せない重要な要素です。

東京都渋谷区神宮前にある有限会社創設計の代表取締役・勝田無一(かつたむいち)さんは、「ガーデナー建築家」として活躍されている建築家さんです。

勝田さんの手掛ける建物の特徴は、建物の中と外が同次元で考えられていること

日本人の民族性まで立ち返り、研究がなされた勝田さんの家づくり。 それは、私たち日本人が潜在的に求めている住宅の、真の姿なのかもしれません。

勝田さんの家づくりへのこだわりを、インタビューにてお伺いしてきました。

もともと日本人は「中と外の境界が曖昧な住宅」に住んでいた

スタッフ

勝田さんが手掛ける建物の特徴は何でしょうか?

勝田さん

特徴は「建物の中と外の環境を一緒に考える」ということです。 つまり、建物の中だけで完結するのではなく、建物と敷地全体の環境を同次元で考えて空間設計をしています

スタッフ

建物だけでなく敷地全体、ですか。 なぜ、そういったお考えに行き着いたのでしょうか?

勝田さん

大学の研究室にいた頃に、「もともと農耕民族である日本人は、家の中と外の境界が非常に曖昧な住宅に住んでいた」ということが分かったんです。 農村の民家には必ず縁側があって、縁側の前には必ず庭がありますよね。それが、いわゆる「軒先の空間」です。

勝田さん

畑仕事で収穫してきた農作物の仕分けをしたり米の脱穀を行なうなど、庭は作業場であり生活の一部となっていました。 そして、縁側はその休憩場所となっていたんです。

スタッフ

確かにそう言われてみると、昔の日本家屋はみんな「軒先の空間」があるイメージがあります。

勝田さん

日本人にはまだその民族性が残っていて、中と外との浸透性がある生活と相性が良いと思ったんです。 それで、中と外を繋げたり外を中に持ち込んだり、そんな建物の研究をしてきました。

スタッフ

現代になっても、日本人が無意識のうちに「外」の空間を家に求めてしまうのも納得がいきます。 では、実際に勝田さんはどのような家をつくっているのでしょうか?

勝田さん

二通りの考えで設計をしています。 一つは、家の中にガラスで囲った外の空間をつくる「インナーテラス」です。インナーテラスがあると、家の中での生活の幅が広がるんですよ。 例えば、雨でも風でもバーベキューなどのアウトドアを楽しめます。 私のつくるインナーテラスは窓が上下2層になっているので、下の窓を閉めて風を避け、上の窓から煙を出すことができるんです。
「インナーテラス」

「インナーテラス」事例1

「インナーテラス」事例2

勝田さん

もう一つは、外壁を視線よけで囲ってしまう「囲いの建築」です。 敷地を囲うことで、家の中と外が繋がった楽しい生活ができるんです。 お風呂上がりに下着姿のまま外に出て、一杯飲むことだってできますよ。

「囲いの建築」事例

スタッフ

家の中にいながら「外」を感じられる、とても画期的なアイデアですね。

勝田さん

正直、皆さん「もったいない生活をしているな」と思ってしまいます。 例えば、ハウスメーカーの建売住宅は、南側に外の空間をつくるために建物を北側に寄せますよね。そして単純に、南側に大きな窓をつくります。でも結局は道路からの視線を気にして、皆さんカーテンを閉めて生活しています。せっかく空けた南側の空間も、だいたい車一台入ると埋まってしまいます。

勝田さん

そこで生まれたのが「囲いの建築」です。 先ほどの例で言うと、建物を立体にして2階にリビングをつくり、その下に車を入れれば、敷地を広く使うことができますよね。 敷地を囲ってしまえば、視線を気にすることもなくなります。

実家が営む旅館の手伝いで、建物と庭の手入れに馴染みがあった

スタッフ

勝田さんは、なぜ建築家になろうと思ったのでしょうか?

勝田さん

私は伊豆の熱海の生まれなのですが、幼い頃に母親が自宅を改装して小さな旅館を始めたんです。 でも、小さな旅館なので経費をあまり使えず、ちょっとした雨漏りの修理やペンキ塗りなどがあれば、当時はまだ小学生だった私が直していました

勝田さん

旅館の庭の手入れも、経費の問題があったので植木屋さんを毎年入れることはできませんでした。 でも、時々来てくれる植木屋さんが「俺が来れない時は、この木はこういう風に手入れするんだぞ」「こっちの木はこうだ」って教えてくれてたんです。 なので、庭の手入れも私が定期的に自分でやっていましたね。

スタッフ

熱海の旅館の手入れを自分でするって、なかなかできない貴重な経験ですよね。

勝田さん

否が応でも手伝わされていたので(笑) そうやって、建物と庭を同次元でメンテナンスしなければいけない環境にあったので、手入れをすることに慣れていたんです。 それに、うちにも縁側があったので、植木屋さんが休憩中に座りながら煙管(きせる)をふかす、縁側の良い雰囲気を直に感じて育ちました

インタビューは終始和やかな雰囲気で進みました。

スタッフ

幼い時の環境が、建築家になるきっかけとなったのですね。

勝田さん

そうですね。 高校生で進路に迷っていた時に、そのことについて母親から相談を持ちかけられた旅館の常連さんが「建築はいいぞ!」と勧めてくれたんです。それで、建築科を受けることにしました。 当時は建築ブームだったこともあり、7、8校の大学の建築科を受けて、なんとか二次募集の補欠で入ることができました。入った時は補欠でしたが、最後はメダルを貰って卒業しましたよ。

日常に刺激を与えるような、楽しい家をつくりたい

勝田さんが過去に手掛けた家を拝見しました。

スタッフ

勝田さんは、独立当初から「建物と外の環境を同次元で考える」という現在のような設計のスタイルなのでしょうか?

勝田さん

そうですね。 建築を始めたときから、自分の内側から自然と湧き出てくるものが「建物自体」と「建物の外」だったんです。 それで、独立するときに「自分は何をつくりたいのか?」ということを、足元を見つめて考えました。 その時に「やっぱり、庭絡みでやりたい」という想いがあって、そこから現在のような作風が生まれたんです。

勝田さん

それとともに、「日常に刺激を与えるような生活スペースがあれば、毎日楽しく暮らせるのではないか?」と考えたんです。 日本人の生活はどんどん多様化しているので、今までの住宅のように決まった生活スタイルを提案していても、面白くないなと思ったんです。

スタッフ

「自分はこれでいく!」と、コンセプトを固めた時期があったのですね。

勝田さん

ちょうどの頃、熱海の旅館を売ったので、土地を買い直して新しく実家をつくることになったんです。 それで「日常を楽しくする住宅をつくろう」という考えのもと、住宅の中の部材を一つ一つ考え直しました

勝田さん

例えば階段です。仕方なく上がるのではなく「上がりたくなるような階段」をつくりました。 普通、階段は1階から2階に行ければいいだけのスペースなので、隅に寄せるんです。でも、階段をあえて家の真ん中の8畳ほどある大きなスペースにつくって、上から光の射す天国へ昇るような階段にしたんです。

スタッフ

確かに階段って、できるだけ隅に寄せて、その分ほかの部屋を広くしたいと考えがちですよね。 それをあえて、楽しめるように家の中央に配置するなんて、斬新ですよね。

スタッフからの質問に真摯に答えてくださる勝田さん。

勝田さん

そうですね。 階段だけでなく、「日常を楽しくする住宅をつくろう」という考えのメインとなったのが「室内温室」でした。 当時、多摩動物園に大温室があって、一年を通して蝶々を放していたんです。それを見た時に「リビングが温室だったらいいな」「植物と一緒に住みたい」と思いました。

勝田さん

そこから温度や湿度など色々なことを研究しました。人間はあまり湿気ている中では暮らせませんが、植物は湿度70~80%が良いということが分かりました。 そこで、家の真ん中にガラスでできた温室をつくり、温室の中に池をつくって湿度を保つようにしたんです。

スタッフ

画期的なアイデアを次々と実践されたのですね。 これまで勝田さんが手掛けた家で、印象に残ってる家はありますか?

勝田さん

多摩川の上流につくった週末住宅です。 2層の吹き抜けにして、下を見れば川が流れ、空と一緒に景色を見ることで山の中にいる感じや林の雰囲気を楽しめるようにしたんです。 自由に設計させてもらったので、おもしろかったですね。

勝田さん

ですが、大変だったこともありました。 初めて敷地を見に行った時、木が鬱蒼と生えていて多摩川の綺麗な渓流がよく見えなかったんです。 予算の関係でお金を掛けずに木を伐採する必要があったので、工務店の親父と一緒に命綱をつけながら二人で伐採したんです(笑)すごく印象に残っていますね。

多摩川の上流の家のお写真を拝見しました。

スタッフ

ご自身で伐採されるなんて、すごいですね! では最後に、勝田さんからコノイエの読者の皆さんにアドバイスをお願いします。

勝田さん

家づくりは、10年、20年先を見通して考えることが大切です。 例えば、子供が家を出た後どのように生活するか、ご両親の面倒を見た後はどうするか。2世帯でつくって、将来両親が亡くなった後は半分を賃貸にするとか。 将来のことをよく考えて家はつくったほうがいいですよ。

勝田さん

それから「できること・できないこと」を自分で考えないで、相談できる建築家がいれば何でも言ったほうがいいです。 最初から「こんなことはできないだろう」と思わずに、自分の想い描いてる理想は言ってみましょう。 私たち建築家もクライアントさんがどんなイメージを持っているか分からないので、「いいな」と思った写真を見せたり、しっかりコミュニケーションをとっていきましょう。

スタッフ

まさに、クライアントさんの理想を叶える家づくりですね。

勝田さん

家はクライアントさんご本人が何十年も住むところですから、建築家が押し付けてはいけないんです。 それと、建築家選びが難しいので、自分に合った人かどうか、信頼できる人かどうかを見極めることが大切です。 どんな建築家も住宅をつくっている人はみんな親切ですし、並行して何人か見比べてもいいので、気の合う人をぜひ見つけてくださいね。

口コミ、評判

有限会社創設計さんの口コミを拝見すると、勝田さんの専門性の高さに皆さんご満足されており、完成後も快適にお過ごしであることが分かります。

テラスデッキや庭まで全てをトータルデザインで作って戴きとても快適

娘夫婦の家を土地探しから相談に乗って戴き素晴らしい家が出来上がりました。土地の選定もさすが専門家だなと思える細かなアドバイスを戴き迷わず土地購入の決断が出来ました。 住宅の設計については限られた予算の中で、とても無理かなと思える要望も細かく親切に相談に乗って戴き、想像以上の建物にまとめ上げて戴きました。しかもテラスデッキや庭まで全てをトータルデザインで作って戴きとても快適な毎日です。

汗まみれの楽しそうな勝田さんが印象的でした

最後の庭造りは職人さんに任せるのかと思いましたら、勝田さんが職人さんと見分けが付かない姿で一緒に泥まみれで作業しているのにビックリ。「私もプロのガーデナーですからね、自分である程度植え込まないと気が済まないんですよ・・・」と汗まみれの楽しそうな勝田さんが印象的でした。私もガーデニングが趣味となりおかげさまで毎日楽しく暮らしております。

引用:Houzz|創設計/ガーデナー建築家

値段感と坪単価

坪単価:70万円~

ガーデナー建築家の家づくり
坪単価には、造園等の金額も含みます。 詳しくは、お問い合わせください。

有限会社 創設計のインタビューまとめ

庭

勝田さんは、建物の中と外が同次元で考えられた家づくりをされています。

理想の家をイメージした時に、多くの人が思い浮かべるであろう「庭」という空間。

「もともと農耕民族であった私たち日本人は、中と外が曖昧な家に住んでいた」というお話に、思わずうなずいてしまいました。

勝田さんに家づくりをお願いしたい方は、有限会社創設計さんにお問い合わせください。

有限会社創設計の詳細情報

会社名 有限会社創設計
所在地 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-25-3
代表者名 勝田無一
電話番号 03-3408-8419
営業時間 9:00~18:00
公式HP http://sou-archtect.la.coocan.jp/
対応する工事 住宅・造園設計
対応エリア 都内・神奈川東部・埼玉南部・千葉西部・静岡東部
その他 -

有限会社創設計の口コミ

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