尚建築工房

東京都は世田谷区に事務所を構える尚建築工房さんは、省エネ性能に特化した「エコ住宅」が人気の設計事務所さんです。

尚建築工房さんが手掛けるエコ住宅は、人工的なエネルギーを極力使わずに自然の力を活かすことで、経済的かつ身体にやさしい造りが魅力的です。

本記事では、尚建築工房さんの佐賀井社長にお伺いしたインタビューをもとに、エコ住宅に施された工夫や、省エネルギーを実現させるシステムなどをご紹介します。

自然の力が活かされたお家で、身体にもお財布にも優しい暮らしが送りたい方は、ぜひご覧ください。

理想はエネルギー0で100年以上持つ家を。ヨーロッパに学ぶ建築の意識

打ち合わせ

スタッフ

佐賀井社長が、建築において大切にされている想いはありますか?

佐賀井社長

人工的なエネルギーを極力使わずに、エネルギー0でも快適な住宅を造りたい、という想いが強いですね。
冷暖房に頼らなくても過ごしやすい住宅を目標に、設計を手掛けています。

スタッフ

いわゆる省エネ住宅ですね。どうして省エネ性能にこだわっているのですか?

佐賀井社長

私は、ヨーロッパの建築に対する考え方が好きなんです。
以前、ドイツに旅行へ行ったとき、現地のハウスメーカーを見学したのですが、展示されていた住宅の構造や壁の厚さに驚きました。

とにかく建物が「高断熱」「高気密」「頑丈」で構造自体がしっかりしているんですね。

佐賀井社長

欧州は環境意識が高いので、冷暖房に頼らなくてもいいような、高断熱かつ高気密な建物が多く見られます。
また、住宅を100年200年と住み続けるのを前提に造られているのも、日本とは異なる建築観です。

スタッフ

確かに、日本の住宅の寿命は短いですね。
一般の住宅が100年以上持っているご家庭は、珍しいと思います。

佐賀井社長

私は、日本でも「省エネルギー」かつ「耐用年数の長い」住宅が増えてほしいと考えています。

確かに、省エネルギーで耐久性の高い住宅を造るには、それなりにコストがかかりますが、100年や200年住み続けられると考えれば、かなりお得だと思うんです。
ですから、私は省エネ性能や耐久性にこだわって設計を行っています。

佐賀井社長

それに、建物が取り壊されずに長く存続すれば、街並みに歴史ある建物が増えることにもつながります。
古き良きものが残っていく社会を作っていくことも、建築家の役割だと思っています。

「高断熱」「高気密」にこだわる、エコ住宅の魅力とは

お客様からのメッセージ

お客様から届いた感謝のお手紙。
尚建築工房さんの手掛けたお家が、皆さんに喜ばれているのがわかります。

スタッフ

尚建築工房さんでは、省エネ性能の高い「エコ住宅」が人気と伺いましたが、エコ住宅を手掛けるようになったきっかけはあるのですか?

佐賀井社長

いとこが経営している保育園の建て替えをしたのがきっかけです。
その際に、園児たちが過ごしやすいようにと頼まれて、自然の力を活かした建物を造りました。
独立前に働いていた設計事務所でも、エコ住宅を手掛けていましたので、ノウハウはあったんです。
保育園

佐賀井社長が手掛けられた保育園。
人間と環境にやさしい工夫が施されているとのこと。

スタッフ

経験と知識を活かして、園長さんの要望に応えられたのですね。具体的には、どのような工夫が施されているのですか?

佐賀井社長

代表的なものでは、「パッシブソーラー」というシステムを採用しました。
これは、屋根から太陽の熱を集めて空気を温め、温まった空気を床下に流し込むことで、室内全体を温められる機能です。

また、断熱性を上げるために、熱が伝わりにくい「樹脂サッシ」や「木製サッシ」を使用しています。

佐賀井社長

そして、断熱性と気密性を確保したうえで、正しく空気が循環するように計画して、空気の出入り口を設計しました。
家に余計な隙間を作らず、ちゃんと計画された専用の通気場所を設けることで、室内の汚れた空気が常にうまく換気できます。

断熱性や気密性を高めること、空気の流れを正しく作ることを意識して設計を行いました。

スタッフ

健康や環境に配慮するために、様々な工夫があるのですね。
実際に保育園を建てられた後の反響はいかがでしたか?

佐賀井社長

園長からは、子供たちが「お家に帰りたい」と泣き出したり、ぐずったりしなくなったと言われました。
それだけ居心地が良いということですし、園児たちに気に入ってもらえたのは嬉しかったですね。

建て替え前はコンクリート造の建物だったので、お家とは違う居心地を不安に思う子が多かったのだと思います。

スタッフ

周囲の変化に過敏なお子さんでも、安心してくつろげるような空間なのですね。実際に保育園内で変化があったのはすごいと思います。

佐賀井社長

また、その保育園は、栃木県から「マロニエ建築賞」をいただきました。
まさか受賞できるとは思っていなかったので、当時はとても驚いたのをよく覚えています。
マロニエ建築賞とは?
栃木県から年に一度、県内の優秀な建物へ贈られる賞のこと。
評価の基準は、都市景観の形成や歴史、文化の創造及び建築水準の向上に寄与していることです。
ちなみにマロニエとは、県の木に指定されている「トチノキ」の別名。
→マロニエ建築賞の受賞作品はこちら

スタッフ

園児たちからも、栃木県からも認められたのですね。どのような部分が、エコ住宅の魅力だと思いますか?

佐賀井社長

エコ住宅は、人工的なエネルギーを極力抑えて、自然の力で空気の流れを作れることが魅力です。
自然の力で空気の流れを作れると、家の中全体が均等な温度になるため、体調を崩しにくくなります。
エアコンの風が苦手な方も、自然の力で空気を調節してくれるので、身体にも優しく、健康的に過ごしていただけます。

佐賀井社長

また、少ない冷暖房で快適に過ごせるため、光熱費を抑えることができます。
それこそ50年、100年と家が存続していけば、月々の光熱費を抑えられるのは大きなメリットです。

「自然素材=エコ」ではない。建物をトータルで計算した設計を

設計監理

実際の設計監理の現場

スタッフ

エコ住宅を造っていくうえで、特に気を付けている部分は何ですか?

佐賀井社長

やはり、施工には特に気を使っています。
高い気密性を実現するためには、家に隙間があってはいけないので、断熱材の張り方ひとつまで厳しくチェックします。
少しでも皺があったら、そこから隙間ができたり、経年によって剥がれたりするかもしれませんからね。
自分で設計監理を行って、最後までミスや手抜きが無いように確認しています。

スタッフ

設計をして終わりではなく、家が建つまでしっかりと監理をされているのですね。

佐賀井社長

もちろんです。
そもそも、木造住宅で気密性や断熱性を高めるのは、非常に難しいんです。
コンクリート造と違って隙間ができやすい構造と素材なので、丁寧な施工設計者の適切な監理は欠かせません。

佐賀井社長

今はハウスメーカーさんでも、自然素材を使った家をよく目にしますが、ただ自然素材を使っているだけでは、エコ住宅とは言えないんですね。
丁寧な施工のもと、家全体の空気の流れや断熱性、気密性、エネルギーの使い方など、すべてを考えて設計しないとエコ住宅は造れません。

スタッフ

せっかく自然素材を使っていても、家に隙間があったりしたら、エコ住宅としては機能しないのですね。特に省エネにこだわるお客様には、そういった意識が浸透していただけると嬉しいですね。

値段感と坪単価

坪単価:80万円以上

中途半端に安い家はもったいない
佐賀井社長が掲げる、省エネで長持ちする家を造る場合、最低でも坪単価は80万円以上掛かるとのこと。
値段だけにこだわる方なら、坪20~30万円のお家を買うのもアリです。しかし、中途半端に安いお家を買って、20年ほどで劣化してしまうよりは、多少コストを掛けても丈夫で省エネな住宅を造る選択肢もあります。
これから50年、100年と残していけることを考えて、本当のコストパフォーマンスを考えてみてください。

まとめ

尚建築工房さん

尚建築工房さんは、住まう方の健康や社会環境のために、エコで省エネな住宅を手掛けられています。

ただ設計をするだけではなく、エネルギー0な住宅を実現するために、最後の最後まで丁寧に施工していただける徹底ぶりは、魅力的だと感じました。

お財布にも身体にも優しく、次の世代まで遺せるようなお家を造ってほしい方は、ぜひ尚建築工房さんにお問い合わせください。

会社名 有限会社 尚建築工房
代表者名 佐賀井 尚
住所 〒158-0082
東京都世田谷区等々力4-13-14
電話番号 03-3702-9238
公式HP http://shoh-architect.com/
営業時間 10:00~17:00
主な業務 建築設計、設計監理、
インテリアコーディネイト(アドバイス)
対応エリア 関東甲信越