建て替えでお家を一新!!増築より建て替えがオススメできる理由とは

増築にしても建て替えにしても、大金を使ってお家の間取りを変えるのは同じです。 でもせっかくなら、増築より建て替えをした方が、圧倒的にメリットは多く満足度も高いので、建て替えの方がオススメです。

そこで、本記事では増築より建て替えをオススメする理由について詳しく解説していきます。

なぜ増築より建て替えの方がオススメなのか?

「建て替えより増築の方が安く済みそうだから」といった理由で増築を考える方もいらっしゃいます。 確かに、増築の方が一見安く見えますが、それでも建て替えをオススメするのには理由があります。

増築では追加の補強工事が発生する

建て替え費用の相場は40坪で約3,500万円です。一方、増築と一緒にリフォームを行う場合の相場は約750万円(250万~1,250万円)です。

なので、単純に比較すると、増築の方が費用は安く済みます。ただし、木造住宅の耐用年数は目安で22年です。

増築してすぐに耐用年数を迎えるようであれば、建物全体に補強工事を行う必要が出てきます。 もちろん、補強工事をすれば建物はしばらく持ちますが、結局は数年後にまた補強工事をするか、建て替えなければなりません。

つまり、建て替えはその場しのぎに過ぎないのです。

予算帯からチェック!! 自宅の建て替え費用の相場について知ろう 参考 ホームプロ戸建住宅の増築・改築工事リフォーム事例の価格分布 参考 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会木造建築の耐用年数

狭く感じるのは間取りが問題

増築をしても、建物の水回りや生活の動線は変わりません。 つまり、建物の間取りまでは変えられないのです。

特に、二世帯住宅で増築を検討されている方はご注意ください。 お風呂場、トイレ、玄関など、生活の共用部分が多いほど接触回数が増え、家族間でトラブルが発生する原因となります。

一方、建て替えなら間取りを一から設計できます。 リビングを広めにする、吹き抜けにするのも思いのままです。

建て替え前後で同じ広さだとしても、ライフスタイルに合わせて空間を自由に調整できるのです。

画像引用元:旭化成ホームズ|アウトドアリビングのある家

中庭とリビングに一体感を出して、空間を広く見せている例。

リフォームは費用、建て替えは資産

間取りを変えるのなら、建て替えでなくともリフォームで十分だと考える方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、リフォームでも間取りの変更はできますが、大規模なリフォームになると建て替えと変わらない程度の費用が発生する場合があります。

また、リフォームでは建物の耐用年数を劇的に伸ばすことはできません。 増築に合わせてリフォームも検討されている場合は、予算管理も慎重に行ってください。

なお、以下の記事ではリフォームと建て替えの比較を行っています。 どうぞ、ご覧ください。

リフォームと建て替え、どちらにすべき?かかる費用を比べてみました

耐震性の不安がなくなる

さらに、建て替えなら増築では得られない耐震性の改善が見込めます。

実は、大規模な地震が起こるたびに建築基準法が改正され、耐震基準も段々と厳しくなってきました。

建築基準法とは?
建物の広さや高さ、構造などを規制し、安全な建物を建ててもらう目的で作られた法律です。

つまり、今の建物の方が、昔の建物よりはるかに丈夫に造られているのです。特に、1981年の建築基準法の大改正では耐震基準が大幅に強化されましたが、その後もなお改正は続いています。

西暦 法律制定・改正 主な内容
1950年 建築基準法制定 壁量の規定
1959年 建築基準法改正 壁量の強化
1971年 建築基準法改正 基礎の布基礎化
1981年 建築基準法改正 壁量の再強化
2000年 建築基準法改正 木造住宅の耐震性強化
参考 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合建築年度別にみる耐震性に関するデータ発表

また、増築部分と古い建物の耐震性に差があると、建物全体の耐震性が弱くなってしまいます。 ですから、増築では建物全体に漏れなく補強工事をする必要があります。

一方、建て替えなら、はじめから今の耐震基準を完全に満たすように設計されるので安心です。

意外?実は建て替えのハードルは低い

増築に比べて建て替えのメリットは大きいとはいえ、やはりいざ建て替えるとなると高額な費用がネックになりますよね。

ですが、安心してください。建て替えのハードルは意外にも低いのです。

価格を抑えた格安住宅が豊富にある

実は、ハウスメーカーのなかには、建て替え費用を2,000万円以下に抑えたリーズナブルな格安プランを実施しているところがあります。

ですので、増築に伴う大規模なリフォームに大金をかけるよりも、ハウスメーカーの格安プランを活用して建て替えるのがオススメです。

実際に、格安プランでどのようなお家が建つのか見てみましょう。

アキュラホーム「二世帯同居の家」

画像引用元:アキュラホーム|二世帯同居の家

アキュラホームの「二世帯同居の家」は、親子二世帯がストレスを抱えずに同居できるよう、設計されたお家です。

1階の玄関は別々になっていています。

1階の出入り口は別々だが、内部のホールは扉を隔ててつながっている。

親子で同居するために部屋の増築を検討しているなら、二世帯住宅へ建て替えてしまうのがオススメです。親子間でプライバシーに配慮するストレスがなくなります。

低価格で住宅を建て替えよう!!おすすめのハウスメーカー6社を紹介

建て替えならローンが組みやすい

建て替えの方が、長期的にメリットが多いのは十分に分かりました。しかし、格安住宅でも2,000万円もの資金を用意するのは簡単ではありません。

ところが、増築なら組めないような住宅ローンも、建て替えなら容易に組める場合があります。なぜなら、建て替えなら新築物件を担保にして、ローンを組めるからです。新築したばかりの物件は資産価値が高いので、銀行から融資を引き出しやすくなります。そのため、資金が心配な方も建て替えを諦めたりせず、積極的に検討してみてください。

参考 SUUMO住宅ローン審査の基準、通らないのはどんな理由? 初心者が知りたいQ&A

建て替えと増築の違いについてのまとめ

増築より建て替えをした方が圧倒的にメリットは多く満足度が高いので、本記事では建て替えをオススメします。増築より建て替えの方がお得な理由は、以下の3つです。

  • 増築と異なり追加の補強工事が発生しない
  • 間取りを一新できるので建物の空間を広く見せられる
  • 耐震性の不安がなくなる

ですから、思い切って建て替えた方が、資産価値も上がるので将来的に安心です。また、建て替えには格安プランがたくさんあるうえ、ローンを組みやすいといったメリットもあります。

ですから、資金調達に不安がある方も積極的に検討してみてください。

なお、以下は格安で建て替えられるハウスメーカーをまとめた記事です。 ぜひ、ご活用ください。

低価格で住宅を建て替えよう!!おすすめのハウスメーカー6社を紹介

著者情報

コノイエ編集部

コノイエは、東京都港区に本社を置く株式会社アールアンドエーブレインズが運営するオウンドメディアです。累計80,000人以上が利用する「解体無料見積ガイド」の姉妹サイトとして、住宅関連コンテンツを発信しています。人が生活する基本となる「衣・食・住」の中でも、コノイエでは「住」にフォーカスして独自の情報をお届けします。

監修

中野達也

一般社団法人あんしん解体業者認定協会 理事
解体工事業登録技術管理者
公益社団法人 日本建築家協会(JIA)研究会員
一般社団法人東京都建築士事務所協会 世田谷支部会員

日本全国の解体業者1,000社超と提携し、約10年間で数多くの建物解体工事に関与。解体工事のスペシャリストとして、テレビ番組をはじめとする多数メディアに出演。大手から中小まで様々な規模の住宅メーカーへの販促支援、コンサルティング事業に携わり、住宅購入者心理の理解を深める。家を「壊す」ことと「作る」ことの双方に精通しており、全国の提携パートナーと共に家に関する様々な問題に取り組んでいる。

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ひるおび!(TBS系列)、情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)、バイキングmore(フジテレビ系列)、他多数...

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