株式会社ああす設計室

株式会社ああす設計室は、鹿田さんと葛川さんのお二人がご夫婦で運営されている建築設計事務所です

独立前は組織系の設計事務所で、大規模物件を担当されていたお二人。
幅広い人脈ともとに、現在も住宅だけでなく、大きなマンションのデザイン監修や都市開発のお手伝いなど、バリエーション豊富なお仕事を手掛けられています。

また、お二人は「SDレビュー」や「住宅建築賞」といった、建築家の登竜門とも言われる、数々の賞を受賞されている実力派です

そんなお二人の、家造りへのこだわりや想いをお伺いしてきました。

組織系の設計事務所で培った幅広い人脈と大規模物件に対する経験

スタッフ

ああす設計室さんは、住宅の設計だけでなく、大きな建物の設計や都市計画のお手伝いなど、建築に関する幅広いお仕事を手がけられているとお聞きしています。
そういった大きなお仕事の案件を頂ける設計事務所は珍しいと思うのですが、なぜ、ああす設計室さんには大きなお仕事の案件が来るのでしょうか?

鹿田さん

独立前に働いていた事務所が組織系だったので、幅広い人脈があり、特殊な仕事をご紹介頂く機会が多くあるんです
最近も、200戸程の規模がある大きなマンションの、デザイン監修の仕事が決まっています。
大きな案件も独立前に十分な経験をしてきたので、引き受ける際に躊躇することはありませんし、物怖じせずに取り組めています。

スタッフ

独立される前は、どのようなご経験を積まれてきたのでしょうか?

鹿田さん

アルバイトを含めて複数の事務所で働きました。
そのうち1つは、有名な建築家の隈研吾さんの事務所です。
今でこそ日本を代表する建築家の隈さんですが、私が働かせて頂いた当時は、まだ5人くらいしか居ない事務所だったんですよ。

スタッフ

今ほど有名になる前の、隈研吾さんの事務所で働かれていたんですね。
隈研吾さんの事務所で働いたきっかけは、何だったのでしょうか?

鹿田さん

大学時代、私が通っていた法政大学の建築学科に、非常勤講師として隈さんが教えに来てくださっていたんです。
隈さんの優しくて面白い人柄もあって、私は隈さんの授業が大好きでした
授業の最後に優秀者が何名か発表されるのですが、有り難いことに、私も優秀者の一人に選んで頂けたんです。
隈さんの事務所で働かせて頂きたいと思ったので、事務所に電話したらご本人が電話に出て「いいよ、鹿田くん来なよ」って、即OK頂けたんですよ(笑)
今思うと、すごく刺激的で濃密な時間でしたね。
鹿田さん

スタッフと談笑する鹿田さん。隈研吾さんとの想い出を、懐かしそうにお話してくださいました。

スタッフ

超有名な先生から二つ返事でOKを頂けるなんて、今では考えられない貴重な経験ですよね。
その後は、どのようなご経験をされたのでしょうか?

鹿田さん

隈さんの事務所を辞めた後は、空港の設計や都市計画など、大規模物件を設計する梓設計という会社で働きました。
葛川とは、梓設計で知り合い、社内結婚したんです。
働きながら独立の準備を進めて、15年ほど勤めて退職しました。

「SDレビュー」と「住宅建築賞」ダブル受賞で証明された企画力

模型

スタッフ

ご夫婦で運営されているああす設計室さんならではの独自性として、男女で設計をされていることが挙げられると思います
家づくりにおいて、男性と女性の視点がそれぞれあるのは、強みですよね。
ああす設計室さんならではの強みは、他にもありますか?

鹿田さん

自負しているのは「企画力の高さ」です。
先ほどお話したように、私と葛川は、前職で大規模物件を担当してきました。
大規模物件って、企画に割く時間がとても長いんです。
当時の経験から、企画がどれだけ大切かを知っているので、今でも企画に対する想いが強いですし、重きを置くようにしています。
それに、建物の企画審査をする「SDレビュー」という建築の賞があるのですが、SDレビューで賞を受賞した経歴もあるので、企画力の高さには自信があるんですよ
SDレビュー
SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。

引用:SDレビュー2019|SDレビューとは

スタッフ

建築に賞があるなんて知りませんでした。

鹿田さん

SDレビューで受賞した建物は、他にも東京建築士会の「住宅建築賞」という賞も頂いているんです
SDレビューも住宅建築賞も、建築家の登竜門のような賞なんですよ。
憧れていた賞だったので、ダブル受賞できた時は嬉しかったですね
賞状

鹿田さんと葛川さんが設計された『外・〈外〉・《外》』は、数々の賞を受賞されました。

住宅建築賞

建築家の登竜門とも言われる、東京建築士会の住宅建築賞をお見せ頂きました。カッコいいです。

スタッフ

お二人の実力を、賞が物語っているわけですね。
ところで、企画ってどのように考えるのでしょうか?

鹿田さん

例えば、ダブル受賞した『外・〈外〉・《外》』は、もともと「キャンプ場にいるような家」をテーマにスタートしました。
キャンプ場ってテントがあったり、テントの外にタープを張ったり、大きな樹の下にバンガローを建てたり、木陰をたくさん造っていきますよね。
この木陰が良い空間なのですが「自然の中にある豊かな空間は、家の中にはないよね」という話から、どんどん展開していきました。
室内の写真

『外・〈外〉・《外》』の内部です。まるで自然の中にいるような開放感がありますね。

室内の写真2

木漏れ日の下にいるような感覚が、見事に再現されています。

スタッフ

イメージを大切にするということですね。
お客様の住宅を設計される際も、企画はしっかりされるのでしょうか?

葛川さん

お客様の住宅でも、しっかり企画しますよ。
企画がしっかりすると、模型を持っていったときに「これでやります」「これがいいです」とお客様にスムーズに受け入れて貰えるんです
お客さんと気持ちが通じた瞬間は、本当に嬉しいですね。

スタッフ

企画は、お二人で考えられているのでしょうか?

葛川さん

ほとんどの場合、鹿田がアイデアをたくさん出して、しっくり来るものが見つかるまで私がダメ出しを続けます(笑)
「これだ!」というものが見つかったら、お客様に提案をします。

スタッフ

うまくお二人で連携を取られているんですね。
企画の具体的な時間はどのくらいかかるのでしょうか?

鹿田さん

企画だけでも2ヶ月以上はかかることがほとんどです。
長い方だと、半年くらい悩んだケースもありますよ。
納得するまで時間はかけますが、それ以降の設計は早いのも特徴です

葛川さん

最初に企画をしっかりすれば、それが核となり、後の意思決定が早まるんです
リノベ写真

元々は3つの部屋があったマンションを、広々としたワンルームにリノベーションされた時のお写真。お客様としっかり企画を練ったことで、それ以降の設計もスムーズに進んだそうです。

土地や建物が持つ真理をお客様と深く共有したい

鹿田さんの仕事風景

スタッフ

ああす設計室さんが、家づくりで大切にしてることは何でしょうか?

鹿田さん

土地や建物に秘められた価値を見つけて、お客様と深く共有することです
分かりやすく言えば、「公園のここに座りたい」「ここから風景を眺めたい」という素朴な感覚に近いですね。
建つべきもののイメージが見つかれば、設計もスムーズに進みます

スタッフ

「これだ!」と、そこに建つべきものが分かる瞬間があるのでしょうか?

鹿田さん

そうですね。
新築の場合はもちろんですが、マンションのデザイン監修などでもあります。
新築と違ってお客様が法人でも、多くの関係者との会話の中から何かしら共有ポイントを見つけるようにしています。
どこかで、お互いが「これ良いですね」と、ストンとハマる瞬間があるんです
鹿田さん

その土地に建つべき建物が「これだ!」と分かる瞬間があると語られる鹿田さん。

スタッフ

これから家を建てようとお考えの方々に、ああす設計室のお二人からアドバイスをお願いします。

鹿田さん

せっかく建築家と家づくりをするのであれば、自由な発想で「森の中みたいな家をつくりたい」とか、イメージを大切にした方が良い家が建つと思いますね
建築家としても、最初から何LDKとか決まっていない方が、考えやすいんですよ。

スタッフ

間取りの条件を提示されてしまうと、せっかくの企画力を発揮しきれない場合もあるかもしれませんよね。
葛川さんからはアドバイスはありますか?

葛川さん

現実的な話になってしまいますが「予算をハッキリと伝えて欲しい」ということです。
私達はお伝え頂いた予算を目指して設計をするので、お伝え頂いた予算が曖昧だと「やっぱり出せないかも」と、建てるに至らないことが多いんです。
設計料だけ頂いて実際に建てられないのは、お互いにとって勿体ないですよね

鹿田さん

そうですね。
東日本大震災以降、工事費が高騰していたり融資が受けれなかったという話もよく聞きますから、お金の面で悩まれている方は多いと思います。
確かに、お金の話はナイーブな側面もありますし、言いにくいとは思います。
ですが、せっかくの家づくりを良いものにするためにも、しっかりと条件を整理して、ぜひご相談にいらしてくださいね。

まとめ

ご夫婦の仕事風景

鹿田さんと葛川さんは、独立前に組織系の設計事務所で大規模物件を担当されていたご経験をもとに、現在も住宅以外の幅広いお仕事を手掛けられています。

また「SDレビュー」や「住宅建築賞」といった建築家の登竜門とも言われる数々の賞を受賞されており、実力も確かなものです。

鹿田さんと葛川さんに家づくりをお願いしたい方は、株式会社ああす設計室さんにお問い合わせください。

会社名 株式会社ああす設計室
代表者名 鹿田 征歳
住所 〒359-1146
埼玉県所沢市小手指南2-5-5 YKS小手指南ビル3階
電話番号 04-2924-8912
公式HP http://aath.jp/
営業時間 9:30~18:00
主な業務 設計および監理、デザイン監修
対応エリア 全国