一級建築士事務所 安藤貴昭建築設計事務所

安藤貴昭建築設計事務所の安藤様は“時を楽しむ住まいづくり”をコンセプトに掲げ、機能性やデザイン性など様々な角度から工夫を凝らした家作りを行っています。
また、コミュニケーションに重きを置き、お客様が求めていることの本質を見極めることで、想像以上の家作りを叶えていらっしゃいます。
そんな安藤様の家作りへのこだわりや想いをご自身で設計された自邸にてお伺いしました。

こどもの頃の遊びがものづくりの原点

スタッフ

安藤様が、建築に興味を持ったのは、いつ頃でしょうか?

安藤様

子供の頃から、建築とか大工仕事に、親しみがあったんですよね。
祖父は大工だったので、自分で建てた家に住んでたんです。そこには作業場があって、小さな頃から祖父の大工仕事を見たり、大工道具で遊んだりしていました。そんな環境にあったので自然に建築に興味を持ったのかもしれません。

お客様ごとに工夫を凝らし“時を楽しむ住まいづくり”を叶える

スタッフ

安藤様がコンセプトに掲げていらっしゃる、時を楽しむ住まいづくりとは、どういう意味でしょうか?

安藤様

大きく3つの意味があります。

1つ目は、光や風や樹木などの環境を生かして、光や風の動き方、季節の移り変わりを感じられる空間を作りたいと思っています。光や風を感じられるように窓の取り方を工夫して、庭には落葉樹をうまく使うと、時を楽しめる家になります。

2つ目は、自然の素材を使うことです。無垢の木や自然の石などを使うことで、経年変化を楽しめるように設計しています。出来た時が一番良くて、その後は朽ちていくのではなく、時が経つほどに味わいを増すような材料選びをしています。

そして3つ目は、空間のシークエンスを楽しめるようにすることです。

スタッフ

空間のシークエンスとは何ですか?

安藤様

連続的な体験の演出、空間の変化を楽しめる演出をすることです。
例えば、リビングに連なる屋上庭園がある家の場合、そこまでの動線にはあえて大きく緑を見せず、リビングに入った時に初めて庭全体が見渡せるなどの空間演出をします。
モダンな外装の家が一歩中に入るとすべて木の内装だったり、小さい家だと思ったら吹き抜けで開放的だったとか、空間を移動することで、色々な変化や意外な展開を楽しめるように工夫しています。

空間のシークエンス

スタッフ

お客様の想いをカタチにすることにもこだわりをお持ちだと思いますが、いままでどのようなご要望がありましたか?

安藤様

お父様が建てた家の和室にあった欄間を新しい家に使いたいというご要望を頂いたことがあります。その家はコンクリート造なのですが、計画の当初からその欄間の生かし方を検討しました。
そのお客様は、家具もたくさんお持ちだったので、内装は持ってる家具に合わせました。
出来上がった時に、「欄間や家具が新しい家の中でしっくり納まっていて、なんだか新しい家というより懐かしい感じがする」と言っていただけたので、上手くいったと思いましたよ。

欄間

欄間(らんま)とは
光と風を通すため、天井とふすまの間の開口部にはめ込まれる、日本の建築様式にみられる建具の一種。
透かし彫りや格子の板で出来ており、その美しい装飾が魅力です。

スタッフ

新築だからといって、材料や内装を全て新しくする必要はないんですね。
親から受け継いだものや大切にしているものを生かしてて設計して頂けるのは、有難い事です。

安藤様

欄間は和室の要素ですが、それを生かすからといって、全体のデザインを和風にする必要は必ずしもなくて、欄間を生かしたモダンなデザインにするということもできるんです。

スタッフ

安藤様に設計をお願いすれば、お客様の想いがカタチになることが、よく分かりました。
では、ご自身の手掛けたお家で、お客様にはどんな暮らしをして欲しいですか?

安藤様

家の中にお気に入りの場所を作って、そこで過ごす時を楽しんで欲しいですね。
お客様がお気に入りの場所でくつろぐ姿をイメージしながら設計していますよ。

お客様の想いを職人さんに伝えるのが自分の仕事

模型

スタッフ

仕事をする上で心掛けていることはありますか?

安藤様

お客様や現場で働く方々とのコミュニケーションです。聞く力と伝える力の両方が求められます。

お客様との打合せでは、お客様が本当に求めていることを見極めて提案することが大切なんです。
要望を全て取り入れれば、お客様にとって理想的な家になるとは限らないんですよ。

例えば「カラオケや楽器をやりたいからオーディオルームが欲しい」と言われたとしても、本当は狭いオーディオルームではなくて、防音が整った広いリビングで音楽を鳴らせるなら、その方が良いという場合もありますよね。

スタッフ

確かに、オーディオルームを作ると逆にリビングが狭くなったり、何年かしたら物置になってる、なんてこともあり得ますもんね。

安藤様

なかなか自分の想いを言葉にして説明するのは難しいんですよね。
自分もお客様の立場だったら、上手く伝えられないと思うんです。
なので、そこを汲み取ることが大切だと考えています。

スタッフ

では、現場の方々とのコミュニケーションはいかがですか?

安藤様

私の仕事は設計監理で工事は行いません。
実際に工事をするのは、工務店であり現場で働く職人さん達です。
建築家の役割は、音楽で言うと作曲者や指揮者に似ていると思うんです。指揮者は演奏者でもありますが、音は出しませんよね。音を出すのはオーケストラの仕事です。その関係に似ているかもしれません。
お客様の想いを職人さんに伝えるのために、間に立つのが私の仕事なんです。

スタッフ

具体的に職人さんとのコミュニケーションで気を付けてることありますか?

安藤様

その時々の現場のメンバーの能力や良さを生かすということです。
現場によって職人が違うので、必ずしも毎回同じやり方で作るわけではないんです。
職人さんの提案を取り入れて作り方を練り直すこともあるんですよ。

スタッフ

職人さんの提案によって、設計を改良するというのは初めて聞きました。
確かに、人が作っているものだからこそ、それぞれの良さを生かすのは、大切なことですよね。

安藤様

その方が、良い家が出来て、お客様の喜びにもつながるんです。

土地の気候や樹木や地盤などに配慮した、環境を生かす家作り

事務所の外観

スタッフ

別荘も多く手掛けていらっしゃるとお聞きしましたが、住宅との違いはありますか?

安藤様

軽井沢で数件別荘を手がけています。
軽井沢は、夏の避暑地のイメージがありますが、最近は、冬も快適に住めるようにして欲しいという依頼が多いんです。冬は氷点下20度にもなるので、かなり寒いんですけどね。
夏の解放感と冬の暖かさという相反する性能が求めらので、様々な工夫を凝らしています。
気密性が高い木製のサッシを使用したり、断熱ガラスを使ったり。
カーテンの代わりに断熱性が高く明かりも取れる、太鼓張りの障子を提案したこともあります。

スタッフ

寒さや暑さなどの問題があっても、その土地の気候に合わせた工夫やアイデア次第で、快適に過ごせるようになるんですね。
そして、その経験を積まれて来たというわけですね。

安藤様

気候や現地の土地の特徴とか、風景などの魅力を生かすことは私のこだわりの一つです。
敷地にもみじなどの良い木があれば、それを楽しめるように、建物の配置や窓の位置などを考えて設計を進めます。

スタッフ

もともとある素材を活かして頂けるだけでも嬉しいですが、その風景が1番美しく見えるように設計して頂けるなんて、抜け目ないですね。さすがです。
では、コスト面での工夫などはありますか?

安藤様

別荘の場合、斜面など地盤が良くない場所に建てる家を設計することも多いのですが、建物を重くしてしまうと杭が必要になったりして見えないところにコストがかかってしまうんです。
そこでコストを抑える工夫として、1階はコンクリート造、2階は木造という混構造にすることもあります。
コストバランスを考えてその都度構造形式を提案するようにしています。

お客様が求めている本質を見極め、家に縛られない暮らしを提案する

資料

スタッフ

これから、どんな家を作っていきたいですか?

安藤様

長く愛していただける家を作りたいです。
将来、お客様の家族構成や暮らし方が変わった時に、家に縛られる暮らしをして欲しくないと思っています。住む人の暮らしに寄り添って変化させられる、柔軟性がある家であれば、長く愛していただける家になると思うのです。

スタッフ

最後に、安藤様にとって、住宅作りの面白さは何ですか?

安藤様

人はそれぞれに違う常識や要望がありますが、住宅の場合は、一家族ずつ、あるいは一人づつ要望があるんです。
それを読み取ったり組み合わせて作るのが面白いです。
セッションみたいな感じですね。
決められたものを順々に作るのではなく、お客様と職人さん、全員の思いを上手く引き出す仕事です。
そのために1番大切なのはコミュニケーションですね。

口コミ、評判

土地の持つ特性や魅力を活かした設計をされている安藤様の口コミを拝見すると、空間の美しさと快適性の双方にご満足されていることが分かります。

その土地にフィットしたものを提案していただけます

軽井沢の別荘建築で関わりました。
彼の作り出す空間は上質でありながら落ち着きがあり、とても居心地のいいものです。
寒冷地であるという地域柄、単に空間デザインに長けているだけでは上質なものは作れません。そういった意味でも非常に対応力が高く、地元建設会社との協議を通してその土地にフィットしたものを提案していただけます。とても信頼できるデザイナーです。

引用:Houzz|安藤貴昭建築設計事務所

まとめ

作品

お客様が求めていることの本質を見極め、様々な角度からの提案をする安藤様の家造りには、お客様目線の真心が感じられました。
また、お客様の想いをカタチにするため、現場の職人さんとのコミュニケーションを大切にされているというお話しも、印象的でした。
家造りを安藤様にお任せしたい方は、安藤貴昭建築設計事務所までお問い合わせください。

会社名 安藤貴昭建築設計事務所
代表者名 安藤 貴昭
住所 〒156-0042
東京都世田谷区羽根木2-17-8-201
電話番号 03-3324-3119
公式HP http://www.t-ando.net/
営業時間 10:00~19:00
主な業務 建物企画・設計・監理
対応エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉(他要相談)