株式会社アバン設計

株式会社アバン設計の伊藤様は、地震に強い長寿命の家造りを行っています。また、誰もが安全な家を、高額な費用をかけずに持てる世の中を目指し、画期的な制振装置「BOSHIN(ボウシン)」を開発・特許取得をしています。そんな伊藤様の、家造りへの想いをお伺いしました。

阪神淡路大震災の影響で地震に強い家造りがライフワークとなる

スタッフ

伊藤様は独立して25年と伺っておりますが、それ以前はどんなお仕事をされていたんですか?

伊藤様

零細商工業者の事務局に16年くらい勤めてました。税金の問題とか融資の相談の仕事ですね。その後、鉄工所で施工監理の仕事をしました。図面を作ったり、鉄骨関係の仕事を4年半くらいです。

スタッフ

その後で、独立されたわけですね。

伊藤様

はい。ちょうどバブル崩壊後の時で、阪神大震災の時でした。景気全般が悪くなっていた時代ですね。

スタッフ

25年前と言えば、そういう時代でしたよね。お勤めされてた頃の経験は、独立後も何か役に立ちましたか?

伊藤様

ずいぶん長く商工業者にいまいたけど、無駄になっていませんよ。当時は、社会的に力が無い人達の仕事をしてきましたので、大多数の人達へのパブリックハウスというか、国民の家を造りたいという思考が生まれました。

スタッフ

現在も木造からRC造まで様々な構造の設計をされているそうですが、鉄骨関係のお仕事をされていた経験は、現在の伊藤様のスタンスに何か影響があるのでしょうか?

伊藤様

そうですね。建築には色々な構造がありますけど、皆さんが構造を選択するのは、地震が心配だからなんですよね。25年前の震災の後は、木造よりも頑丈な鉄骨の家を作りたいと考える人が圧倒的に多かったんです。でも、予算が無いから皆さん建てられなかった。その頃から、地震に強い家造りが私のライフワークになったんです。

スタッフ

多くの方が、震災に強い鉄骨の家を建てたいけど、予算不足で叶わない状況だったんですね。

伊藤様

そんな状況だったので「木造で強い家は造れないか?」「既存の耐震住宅は本当に良いのか?」「地震とケンカできる家なんてあるのか?」などといった事を常に考えていました。でも、地震に打ち勝つ方法なんてないんですよね。そこで「地震などあらゆる自然の力とケンカしないで共存できる家はないだろうか?」という発想に至ったんです。

無駄な基礎が増えたせいで、現代の家は高額になっている

事務所の外観

スタッフ

長寿命で地震に強い家を造るために、大切なことはありますか?

伊藤様

少し専門的で難しい話になりますが、力のコントロールが必要です。住宅には、荷重と言って、上に物を乗せる力と、風や地震など横からの力が加わります。力のコントロールは、柱にモーメントをかけないことで実現するんです。

スタッフ

なるほど。住宅には上からと横からの力がかかるので、その力をコントロールできれば強い住宅になるわけですね。でも、素人感覚では柱が多い方が地震に強い家になると思っていたので、そのお話しは驚きです!

伊藤様

柱が多い方が良いという論法もありますが、木は縦方向からの力にはめっぽう強いので、荷重を特定の柱に集中させることで合理的な設計が出来、無駄な基礎を減らせるのです。住宅を購入する皆さんが無駄な費用をお支払いしているのが現状なんです。今の耐震住宅は高すぎると私は思っていますよ。本来は耐震のためにそんなに高額な費用をかける必要ないんです。

スタッフ

不要な基礎が増えて家が高額になってるなんて、考えもしませんでした!もっと費用を抑えて安全な家に住めるなら、それに超したことはないですよね。

伊藤様

はい。そうすれば、年収300万の人が家を持てないなんて問題は無くなります。憲法25条でも“最低限度の生活をする権利”は保証されていますよね。家を持つのは全ての人の権利なんですよ。家って、本来はその土地に合った一番安い材料でも建つものだから、どんな後進国の方でも家を持つのに、日本の皆さんが家を持てないなんておかしな話じゃないですか。

スタッフ

確かに、諸外国の人々に比べて日本人は、家造りを難しく考えすぎなのかもしれません。

日本の伝統工法から耐震へのインスピレーションを受けた

スタッフ

家造りを難しいものにしないためには、どうすれば良いのでしょうか?

伊藤様

住宅にかかる力を解析して工法の合理化を図れば、安くて強い家は建ちます。そのためには柱の本数を減らすんです。あとは、自然を受け入れるために床下を開放して風通しをよくすること。そうするとメンテナンスフリーで、ひょっとしたら1000年くらいもつかもしれないね。

スタッフ

1000年ももつ家ってすごいです!何でそんなに長寿命の家が造れるんでしょうか?

伊藤様

そのヒントは日本の伝統工法にあります。1400年の歴史を持つ五重塔とか、日本の伝統的な建物はこれまでずっと地震に耐えて残存していますよね。日本の伝統工法は“石場建て”と言って、限られた本数の柱で荷重を受けて力のコントロールをしているんです。石場建てのメリットはもう一つあって、床下の風通しが良いことです。

スタッフ

なるほど。伝統工法で建てられた建物が実際に1400年経った今も残っているって、すごい説得力です!

伊藤様

はい。現代の家は風通しが悪いので、シロアリが発生したり腐ったりするから、寿命が24年とかすごく短いですよね。まずそれを変えないと、長寿命住宅とか100年住宅というのはありえないんです。

スタッフ

現代の工法においては、似たような構造は無いのでしょうか?

伊藤様

伝統工法と鉄骨は似ていますよ。木造と鉄骨の両方の良いところが経験で分かってるんですけど、鉄骨のいいところは合理的なところです。1本の柱にかかる荷重を計算して柱の本数をコントロールできるので、伝統工法のように柱の本数を減らすことが出来ます。でも、鉄骨は費用が高いんです。

スタッフ

なるほど、鉄骨は庶民にとって現実的な構造ではないんですね。では、伝統工法は建物が1400年もつことが実証されているのに、なぜ現代の工法から消えてしまったんでしょうか?

伊藤様

戦後復興の中で、ベニヤと釘と金物を使って、ひとます雨風しのげる家が建てれれば良いという安易な方法でたくさんの家が造られたんですよ。コスト面でも、その方が安く済むしね。その中で日本は、伝統工法の職人さんをたくさん失いました。伝統工法での家造りは、様々な問題点から現実的には難しくなったんです。

伝統工法の良さを現代の工法に利用するためにBOSHIN(ボウシン)をつくった

BOUSHIN

スタッフ

伊藤様は、耐震装置「BOSHIN(ボウシン)」を開発されたとお伺いしてますが、ズバリ、BOSHIN(ボウシン)とは何かお聞かせください!

伊藤様

板バネの原理を利用した画期的な制震補強金具です。家には、人間と違い自然治癒力がありません。なので、地震によるダメージを蓄積させないためには、速やかに元の形に戻すことが必要なんです。つまり、家には“バネ”が必要なんです。従来の耐震装置は、固めるか減衰するか、という方法しかありませんでしたが、BOSHIN(ボウシン)は復元機能を備えています。

スタッフ

BOSHIN(ボウシン)を装着することで、従来の耐震装置では補えなかった地震によるダメージの蓄積の減少が叶うわけですね!では、なぜBOSHIN(ボウシン)をつくろうと思ったんですか?

伊藤様

一つは、建築基準法の弱点を補う工法を考えなくてはいけないと思ったからです。国の基準だと、とにかくガチガチに固い建物が良いということになってるから、皆さん訳も分からず柱を増やしたり壁を多くしたりするんです。でも、完成した時は一番頑丈と言われている耐震等級3となってる家でも、1回地震にあったら2回目は崩れることもあるんです。それを安全とは言いませんよね。

スタッフ

高い金額を出して頑丈な家を造っても、何度か地震を経験するとダメージが蓄積されて2、3回目は崩れてしまう可能性があるんですね。怖いです。

伊藤様

そうなんです。だから、地震とケンカするのではなく、力をコントロールしたり、力を逃がす家を造る工法を考えたんです。工務店もBOSHIN(ボウシン)を使用した耐震に目をつけてくれていて、現在は2000棟に使われているんです。嬉しいことです。

スタッフ

BOSHIN(ボウシン)って2000棟も使われているんですね!これからも、どんどん増えていきそうです!

伊藤様

そうなってくれると嬉しいです。BOSHIN(ボウシン)は、従来の構造・工法にプラスするだけなので、リーズナブルです。コスパがいいんですよね。地震に強い家に住むために、皆さんが無駄に高い費用を払わなくてはいけない現状をどうにかしたいんですよ。伝統工法は現実的には難しいし、鉄骨は費用が高くて皆さんが建てられるわけではないですし。

スタッフ

伝統工法と新しい耐震技術の組み合わせによって、コストダウンが叶うんですね。

伊藤様

はい。伝統工法をやっている設計事務所もあるんだけど、最近は、伝統工法のシンプルさと合理性を神格化する傾向があるから、特殊な付加価値となってしまっています。設計料が2、3倍になったり。本来そこまで費用はかからないのに、その金額をお客様が払うのはおかしいと思うんです。

耐震性とコスパを兼ね備えた建物をベーシックなものにしたい

掲載された新聞

スタッフ

伊藤様のお客様について、どんな方々なのか教えてください。

伊藤様

BOSHIN(ボウシン)だけで考えると、全国で250の工務店が取り扱ってくれています。うちで設計した住宅にはBOSHIN(ボウシン)が標準装備でついてきますよ。

スタッフ

全国で250の工務店ってすごいですね!これから、どんな方にBOSHIN(ボウシン)を利用して欲しいですか?

伊藤様

多くの方にとって家造りは人生で1回でしょう。だから、その1回をを大切にしたい人には是非、BOSHIN(ボウシン)を使って貰いたいです。わずかな費用で家が長持ちするんだからね。家は皆さんが持つものだからこそ、高すぎるローン組んだり費用面で人生かけて欲しくないんです。だから、できるだけ費用を抑えたいんです。そうすれば、今までビール1缶で我慢してたのを2缶飲んだって良いとか、人生が少し豊かになるでしょう(笑)

スタッフ

建築士さんのそういうお気遣いは、庶民にとって本当に有難いことです。では、伊藤様がこれから建てたい家はどんな家でしょうか?

伊藤様

BOSHIN(ボウシン)を使用した耐震へのビジョンを完成形にしたいです。現在の建築の法律では、石場建てにする場合は基礎と柱を固定するという縛りがあるんですけど、稼働性のあるBOSHIN(ボウシン)を足元に付ければ問題をクリアできるかもしれないと考えているんです。もしそれを規格化できたら、耐震性とコスパを兼ね備えた建物がベーシックになるかもしれない。

値段感と坪単価

坪単価:55万円~65万円

コスパの良い坪単価
一般的に建築家の先生に注文住宅の設計をお願いした場合、一番多い金額帯は70万円代と言われています。優れた耐震性を備えた住宅を建てられることを考えても、コスパの良い坪単価です。

まとめ

事務所風景

誰もが安全な家に住めるようにしたいという強い信念を持ちBOSHIN(ボウシン)を開発した伊藤様は、できるだけ費用を抑えつつ地震に強い家造りをしています。
一生に一回の家造りを伊藤様にお任せしたいという方は、株式会社アバン設計にお問い合わせください。

会社名 株式会社アバン設計 
代表者名 伊藤 昌幸
住所 〒270-2254
千葉県松戸市河原塚431-39
電話番号 047-311-3344
公式HP http://www.avantnethome.com/
営業時間 9:00~17:00
主な業務 設計施工管理
対応エリア 松戸市から車で1時間圏内