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株式会社アイヴィクトの落合光司社長は、若くして大手ゼネコンにて設計業務を担当し、独立後は阪神淡路大震災の復興事業に携わるなど、数々の実績と経験をお持ちです。
社長のもとに多く寄せられるのは、近隣問題や法律の問題で「設計はできない」と多くの設計士さんから断られた案件に関する相談。いくつもの難題をクリアし、お客様のご要望を実現されてきました。
この記事では、落合社長のインタビューをもとに、社長の業務に対する姿勢やこだわり、難題を打開する方法などをご紹介します。
大きな建物から住宅の設計まで手掛ける建築の専門家
事務所正面の写真。可愛らしいイラストが迎えてくれます。
スタッフ
独立前はゼネコンに勤められていたそうですが、独立されてから現在まで、どのような業務を手掛けてこられたのですか?
落合社長
マンションやアパート、公団などの集合住宅、事務所ビルや商業ビルなどの設計や、建築アドバイザー業務などを行ってきました。住宅の設計も何件か手掛けていますよ。
スタッフ
独立されてから、お仕事を受けるまでにご苦労はされましたか?
落合社長
それが、独立した直後から、営業する間もなく大きな建物の設計業務が次々と舞い込んできたんです。それも「手伝って」ではなく「あなたにお願いします」と、いきなり一人で設計を任されました。
スタッフ
それはすごい!すぐに設計を任せられるほどの経験を積まれていたんですね。
落合社長
前職で数多くの設計をこなして、独立したのは40歳のときですからね。
独立してすぐの頃もゼネコンにいた頃と変わらないペースで設計の仕事をして、それから数年は設計した建物の監理業務で忙しくしていました。
建築アドバイザーとは?
建築アドバイザーとは、建物を建てるオーナーさんと、建設業者さんとの間に入り、建築の専門家として、
建物が安全な設計、規準を満たす設計になっているか、お客様の要望がきちんと反映された設計になっているかなどを確認し、第三者の立場からアドバイスをする業務です。
豊富な知識と経験で、難しいご要望も形に
スタッフ
他の設計事務所とは一味違う、アイヴィクトさんの特徴はありますか?
落合社長
うちには、何人もの設計士さんから「条件が難しくて建てられない」と断られて「なんとか相談に乗ってもらえないか」というような仕事がよくきますね。
スタッフ
どんな難題を抱えた案件だったのでしょうか?具体例などはありますか?
落合社長
例えば以前、2階建ての住宅を増築して3階建てに、なおかつホームエレベーターをつけたいというお客様がいらっしゃいました。
ホームエレベーターは基本的に、新築なら設置できるけれど、古い建物内に設置するのは難しいんです。建築基準を満たしているという証明がしづらいですからね。
スタッフ
それで最初から「できない」と断られてしまうんですね。
落合社長
ホームエレベーターだけでなく増築もしたいとのことでしたからね。建物を増築するには面積制限や荷重制限などがあります。
スタッフ
落合社長
でも、できないわけじゃないんです。例えば、エレベーターを建物内に設置するのが難しければ、外側に設置する方法もある。
増築して荷重制限に引っかかりそうなら、建物の余分な部分を取り除く方法もあります。そこで私はまず、実際の建物を見に行きました。
スタッフ
「落合さんなら最後まで諦めずにやってくれる」という噂を聞いた全国のお客様から問い合わせがあるそう。
落合社長
その住宅はたまたま鉄筋コンクリート造で、建物にはデザインとして付けられた余分な箇所がいくつかありました。それを取り除くだけでかなり荷重が減るだろうと思いましたね。
さらに増築部分は木造で作れば軽いだろうと考えました。結局、もともとの建物よりも軽くできると証明できたんです。
スタッフ
すごい!お客様はご要望どおりに増築できたのですね。
落合社長
しかし、まだ基礎の問題があります。基礎は建物の要ですから、何かあっては非常に危険ですし、安全だと証明できなければ、確認申請も通りません。
そこで私は、基礎付近を全部掘って、超音波を使った検査をして、鉄筋の錆や傷などがないかをチェックしました。
それで問題はない旨を伝える書類を役所に提出したんです。
スタッフ
なんだか他の設計士さんたちにことごとく断られてしまったのがわかる気がします。
落合社長
こういうのは普通、住宅を建てるときにはやらないことですからね。それに、建築基準法などの法律を曲げることはできませんから、みんな「きっと無理だろう」と思ってしまうんですよ。
でも何かしら打開策があるはずなんです。私はそれを見つけるのが得意なので、難題がある場合も「できます」と言ってしまいますね。
スタッフ
落合社長
住宅以外の設計も多く経験してきたからこそ策が見つけられるのかもしれません。それに、依頼者の方がどうしたら満足なのか、何を求めているのか。その部分を満たしてあげるのが設計者の役割だといつも考えていますからね。
確認申請とは?
建物の新築時や大規模な修繕・増築時には、
建物や地盤がきちんと建築基準法に適合しているか、自治体や自治体から指定を受けた機関に確認してもらう必要があります。その手続きを「建築確認申請」といいます。
お客様のご要望を満たし、入居する方々に配慮したデザインに
震災復興事業に携わり、贈られた感謝状。
スタッフ
落合社長
私が好きなのは、単純な箱物の中にも何か仕掛けがあるようなデザインですね。
周りに他の建物や道路があった場合に、プライバシーを守りながらもいかに光を取り入れるかを考えて、建物の内側に中庭を設けるとかね。
スタッフ
落合社長
そうなんです。ただ、一番大切にしているのは、お客様が求めているものは何かということと、きちんと効率がいい設計になっているかということですね。
また、奇をてらったようなデザインじゃなくて、やさしい雰囲気というか、周囲に溶け込むようなデザインになるようにしています。
スタッフ
落合社長
建物を建てるときには面積の制限や建物全体の重さの制限など、さまざまな制約があります。
例えば、最大限の面積を生活スペースとして確保できるようにするとかね。
スタッフ
住む人にとって「効率のいい」建物になるよう配慮されているんですね。
落合社長
昔、集合住宅の設計をしたときには、役所に交渉して区の指導要綱を変えてもらったこともあります。
他の区ではとっくに認められていることが認められず、入居者の方に不利な条件での設計を強いられたので、「このような条件では入居する方々が困ってしまう。入居する人が来なかったら、区にとっても損害ではありませんか?」と訴えました。
スタッフ
それで指導要綱が変わり、他の区と同じ条件で設計できるようになったんですね。
落合社長
誰も得しない条件でしたからね。いずれは訂正するときが来ただろうけど、早く変えられればそのほうがいいですから。
あのときに声を上げておいてよかったんじゃないかと思います。
近隣対策も大切な仕事の一つ
スタッフ
その他にも、設計に関して何か大切にしていることはありますか?
落合社長
確認申請がおりて、建物が建てられることになっても、忘れてはいけないのが近隣対策です。
近隣の方々に嫌がられてしまえば、建物が建った後にみんなが困ることになってしまいます。建て始めからの対策が肝心なんですよ。
スタッフ
落合社長
ご近所の方は、何かを不安に感じて役所に申し出ているわけです。ですから、建物の建設工事が始まる前から、正直に、丁寧に、そしてマメに、何でも役所に報告しておくんです。忍耐が必要な作業ですけれどね。
スタッフ
落合社長
適当にやっている業者だと、役所も近隣からの意見をそのまま受けて、注意を促してくるでしょう。
でも、きちんと報告しておけば、「あそこの業者さんはちゃんとしてるから安心ですよ」と役所が味方してくれるんです。役所からそう聞けば、近隣の方々も安心できますからね。
スタッフ
近隣の方々はもちろん、設計をお願いしたお客様も安心できますね。
株式会社アイヴィクトのインタビューまとめ
株式会社アイヴィクトさんには、住宅だけでなく、オフィスビルや商業ビル、マンションや福祉施設まで、あらゆる建物の設計を依頼できます。
また、特に難題を抱える住宅の増築やマンションの設計などに対しても、粘り強く対応してくださいます。設計に関することでお悩みの方はぜひ、アイヴィクトさんを訪ねてみてはいかがでしょうか。
株式会社アイヴィクトの詳細情報
会社名 |
株式会社アイヴィクト |
所在地 |
〒142-0062 東京都品川区小山2-5-1-102 |
代表者名 |
落合光司 |
電話番号 |
03-6426-4510 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
公式HP |
https://www.aivict.jp/ |
対応する工事 |
建築設計および監理業務、不動産管理・コンサル業務 開発企画設計業務、内装監理業務、アドバイザー業務 |
対応エリア |
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・福島県・ 栃木県・山梨県・大阪府・兵庫県・その他全国対応 |
その他 |
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