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AKA建築都市研究所さんの川田社長は、お客様が上手く説明できない理想もしっかりと掘り下げて、住みよく快適なお家を設計されている建築家さんです。
お客様の気付かない部分や慣れまでを踏まえて提案していくので、完成後に「ここが使いづらい」と言われたことが無いといいます。
本記事では、AKA建築都市研究所さんの設計に対するこだわりや、社長自身の建築観の礎になっている建築物などをご紹介します。
一生に一度のお買い物。全てを出し切って後悔したくない方は、ぜひご覧ください。
自分の建築観を変えた、とある美術館との出会い
川田社長、モンゴルにて。
スタッフ
川田さんが、建築家になろうと思ったきっかけは何ですか?
川田社長
やはり小さい頃から、ものづくりが好きだったということはあるでしょうね。
小学生の夏休みの課題工作では、「寝ながら読める読書台」を造って、賞を頂いたこともあります。
自分が思ったことをカタチにして表現するのが好きでしたね。
スタッフ
小さい頃からものづくりが得意だったのですね。
具体的に建築家を目指したのは、進路を決める高校生くらいですか?
川田社長
そうですね。進路としては大学の建築学科に進学しましたが、当時はまだ建築について漠然とした感覚でしか捉えられていませんでした。
大学3年生の時に、1人アメリカ横断の旅行をする機会があり、様々な建築物を見てまわったことで自分の建築に対する考え方が固まってきたように思います。
その中でも特に強い衝撃を受けたのは、ルイス・カーンの「キンベルアートミュージアム」でした。
フォートワース郊外の公園の一角に設けられた独特な美術館です。
スタッフ
海外へ行かれた経験があるのですね。キンベルアートミュージアムは、どのような点が素晴らしかったのですか?
川田社長
建物の計画としてはとてもシンプルで、事前に図面などを見ていたときにはそれほど凄い建築物とは思えませんでした。
しかし、実際に中にはいってみると、ものすごく豊かな空間が広がっていて驚いたのです。
あのシンプルな図面は全て、この豊かな空間を実現するために極限まで練られたものだったということに気がついた途端、鳥肌がたちましたね。
キンベルアート美術館の内装
スタッフ
それは、実際に見に行かれたからこそ分かる衝撃なのですね。旅行といえば、社長はバイクがご趣味だと伺いましたが、旅やアウトドアがお好きなのですか?
川田社長
若い頃から旅は好きですね。
アメリカ旅行もそうですが、学生の頃は、国内でも北海道から九州までツーリングで旅行したりしていました。
景色を眺めながらバイクを走らせると、「自分が夢見る最終目的地を探している」ような感覚になるのが好きなんです。
決して見つからないのではと思いつつ、いつか何処かで自分にとっての理想郷のような場所に出会えるのでは?という期待感が私の旅の楽しみかたですね。
スタッフ
なんだか、川田さんの人生観にも繋がっているような気がしますね。美術館に強く影響を受けたとのお話でしたが、住宅では見た目と内装のどちらを重視されるのですか?
川田社長
それは恐らく、私にとって永遠のテーマと思います。
建築学的に内部と外部は一体的であるべきという人もいますし、そうではない素晴らしい建物も沢山あります。
私はプロジェクトごとに計画内容や周囲の環境に応じて最適な解となるように設計をおこうので、どちらが重要かというよりもトータルでまとまりのある住宅を目指しています。
スタッフ
あくまでお客様によって、柔軟な設計を心がけているんですね。
慣れや気付かない部分までを考慮した提案力
スタッフ
川田さんが、設計において大切にされていることは何ですか?
川田社長
新規のお客様も多いですので、初めは依頼主の背景が分からない中、どのような生活を望んでいるのかを汲み取っていくことが大切だと考えています。
打合せを重ねていくなかで、「それだったらこのような考えもありますよ」といったスペシャリストとしての提案を心がけています。
するとお客様がそれに対して反応をしてくれる、このやりとりを重ねていくことで、設計の密度があがり、結果としてお客様にとって快適で使いやすく、居心地のよい提案ができるのかなと思います。
スタッフ
提案と反応の積み重ねで、より理想のお家に近づけるイメージですね。提案をする際のポイントなどはありますか?
川田社長
たとえばキッチンの計画で言うと、建物の配置やダイニングの位置などからおよそのキッチンの位置が決まりますが、キッチン内部の動線は今まで過去にご自身で利用されてきた配置をベースにされるお客様が多いです。
特にご実家のキッチンなどは長年利用してきているため、ある種「慣れ」のようなものが生じていて、細かい部分の使いにくさなどは忘れてしまっていることがあるかもしれません。
川田社長
そのため、それまでの慣れを踏まえた上でご家族のライフスタイルに合わせた提案を心がけています。
模型やパースなどを使って新しい空間に対して想像力を補うような提案とすることで、実際に完成してから「使いづらい」と言われたことはありませんね。
動線とは
建築における動線は、住んでいる人が建物の中でどう動いていくかを表した経路のこと。
ヒアリングによりこの経路をはっきりさせ、それを元に設計を行っています。
スタッフ
ヒアリングでは、例えばどんなことを訊かれるのですか?
川田社長
例えば、朝起きてから毎日のルーティンとなる行動とその順序についてヒアリングすることがあります。
お手洗いにいって顔を洗い、キッチンで朝食の準備をし、いつ着替えて外出時に持って行くものをどこから取るとか・・
それら全ての動線と行動を明確にした上で、どれが一番効率が良いかと一緒に考えていきます。しかし、その最短ルートをそのまま計画に反映させると無理のある家になってしまいます。何故だかわかりますか?
スタッフ
直線が一番短くなると思うので……障害物の無い平らな造りになってしまうからですか?
川田社長
その通りです。実際にはそのような計画が成立するような敷地がいつもあるわけではないですよね。
従って、「最短の動線を踏まえた上で建物全体で使いやすく快適な家にするには?」ということを考えて提案するのが私の仕事ですし、場合によってはあえて別な要素を挿入することでゆとりのある豊かな空間を目指すこともあります。
お客様のご希望は遠慮無くぶつけてもらいたいですね。
どんな条件下でも快適に暮らせる、住宅設計の難しさと面白さ
スタッフ
川田社長
お家が出来上がった時も嬉しいんですけど、建ててからしばらくして訪れた時に、快適そうに住まわれている姿を見た時が一番嬉しいです。
実際に住んだ方から喜びの声が聞けるのは、この仕事のやりがいです。なので、デザインに関しても雑誌受けするようなものよりは、実際に住む方が住みやすい家が良いですね。
スタッフ
家を建てたことで、お客様が快適に過ごされてることが喜びなのですね。反対に、住宅設計の難しさはどんなところにありますか?
川田社長
例えばオフィスなどであれば、基本的に就業時間内に利用することを想定して作ればよいですよね。
でも住宅の場合、24時間、人がそこで暮らしていくことが前提になります。
昼も夜もどんなときでも快適に過ごせるような環境にすることが住宅設計の難しさだと思います。
川田社長
そしてその価値観は、将来的に技術が発展しても「住まい」である以上、変わらないはずです。
ですので住宅は「そこで暮らす」という条件を前提にしなければならないため、様々な種類の建物の中でも難しい部類だと思っています。
スタッフ
なるほど。では、川田さんがこれから挑戦してみたいことはありますか?
川田社長
漠然と考えているアイディアはいくつかあるのですが、その中でも近年話題になることが多い空き家をどう活用していくのかということに興味がありますね。
ただ古くなったからという理由で全て取り壊してしまうのではなく、再利用できるものは積極的に残した上で、新しい価値を今の時代のニーズと技術で融合するようなものを造っていきたいと考えています。
スタッフ
確かに空き家は、全国的に問題になっていますよね。広く実現するようになったら素敵だと思います。
川田社長
これからの日本で時間をかけて取り組むべき課題であると思っています。
日本の昔からの住宅の部屋は、西洋などの住宅と比べて、TPOに併せて一日のなかでも使い方を変えていくことができるフレキシブルな空間です。
この日本独自の空間の使い方はこれからの時代のニーズにあわせ、柔軟に対応させることが出来る大きな可能性があると考えています。
AKA建築都市研究所のインタビューまとめ
川田社長は、お客様が要望を上手く伝えられなかったとしても、じっくりと提案と反応の積み重ねをしていくことで、着実に理想に近づけるお家を造られています。
ご自身が旅好きというのも、社長の建築観と人生観が現れているようで納得させられる部分でした。
自分の理想に近づけるために、じっくりと良いものを造っていきたい方は、ぜひAKA建築都市研究所さんへご相談ください。
AKA建築都市研究所の詳細情報
会社名 |
AKA建築都市研究所 |
所在地 |
〒113-0022 東京都文京区千駄木3-3-13-401 |
代表者名 |
川田高史 |
電話番号 |
03-5834-2512 |
営業時間 |
9:00~19:00 |
公式HP |
https://www.astronautkawada.jp/ |
対応する工事 |
建物企画・設計・監理 |
対応エリア |
東京・神奈川・千葉・埼玉(他、要相談) |
その他 |
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