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おしゃれな外観が目を惹くことが多い建築家さんの注文住宅。
もちろんそんな外観も重要ですが、内装の細かい部分にまで配慮が行き届いた設計だとさらに住みやすいお家になりますよね。
そのためには、住む家族全員にとって納得できるデザインと、住み心地の良さが両立していることが重要になります。
今回は「シンプルかつディテールの細かな空間をつくりたい」と語るe do design 一級建築士事務所の江ヶ崎雅代さんからお話を伺いました。江ヶ崎さんは全国で住宅設計に加え、店舗やオフィス、幼保施設などの設計・インテリアデザインを手掛けられています。
当記事では、江ヶ崎さんが住宅を手掛けるようになったきっかけや、建築に対する想いを紹介します。
インハウスデザイナーを経て独立。生活に密着するデザインを
スタッフ
はじめに、江ヶ崎さんがなぜ建築のお仕事を選ばれたのかお聞かせください。
江ヶ崎さん
高校生の時に生活に関わる仕事をやりたいと思い、大学で生活デザインコースを専攻した後、大手のオフィス家具メーカーさんに入社しました。
そちらではオフィスのレイアウトやエントランスのデザイン等、インテリアの仕事を手掛けていました。
江ヶ崎さん
4年半ほど勤めていたのですが、オフィス業界でも建築家さんのデザインが増えてきたこともあり、インテリアのみならずもっと川上の方からデザインの仕事をしてみたい、と思い独立を志しました。
スタッフ
その後、独立も視野に入れながら設計事務所に転職されたのですね。
江ヶ崎さん
そうですね。独立するにあたってまずは住宅ができなければと考え、都内の事務所で3年ほどノウハウを積んでいました。
主人の事情で都内から土浦に移る運びとなったことや、ちょうど一人目の子どもが産まれたこともあり、そのタイミングで独立を決めました。
住まい手に合った空間を提案できる“ディテールの積み重ね”
スタッフ
江ヶ崎さん
完成までに1年以上など長い時間をかけるお仕事なので、その中でコミュニケーションを積み重ねていくことや完成した時に喜んでいただいた瞬間が最大のやりがいだと感じますね。
スタッフ
ありがとうございます。
では次に、住宅を手掛ける上で大切にしていることはありますか?
江ヶ崎さん
お施主さんのご要望を取り入れながらうまくバランスを取ることが大切だと思っています。
敷地の条件やコストをとっかかりにしながらもお施主さん方が重要視しているポイントをうまく取り入れて代弁していきますね。
また、お施主さんがご夫婦であることが多いのでおふたりの意見の違いをすり合わせることも重要です。
スタッフ
ご夫婦で意見が食い違ってしまうことがあるんですね。
江ヶ崎さん
上手くお二人で決めるポイントを役割分担していらっしゃる方もいれば、話していくうちに「私それぜんぜん好きじゃない」「そんなの選ぶの!?」といった話になることは起きてしまいますね。
江ヶ崎さん
やはりお二人で好みが違う方も多いので、ご自身たちで決めて納得していただけるように、こちらでさりげなく導線を用意することもありますね。
私がすべて決めてしまうのではなく、自分たちで決めたという感覚を持っていただくことは大事ですから。
スタッフ
それは中々大変ですね。ご夫婦であるだけにお話がエスカレートしたり、夫婦ならではのお悩みが出てきたりすることもあるのではないでしょうか。
江ヶ崎さん
奥様から「客間を広くしてしまうとお姑さんを呼ばなきゃいけないから客間は狭くしてください」なんてことを後でこそこそっと言われたり(笑)。
そうなると、客間を狭くしてあげながらその分他の部屋を広くした上で旦那様には上手くご説明したりして。
スタッフ
旦那様の前ではあまり言えないようなご要望ですからね(笑)。
江ヶ崎さん
ご夫婦の話で言うと、女性だからこそ話しやすいという面を求めてくださるお施主さんもいらっしゃいますね。
旦那様から、女性であれば妻の話もちゃんと聞いてくれるんじゃないかという面でもお声掛けしてもらうことがあります。
江ヶ崎さん
後は、お施主さんの住む家を手掛ける際も自分が「こんな家に住みたい」と思えるような設計をしていますね。
江ヶ崎さん
自分もいち生活者で子育て世代でもあるので「こうした方が使いやすいかな?」「ここにいて気持ちいいかな?」「狭すぎたり広すぎたりバランスが悪くないかな?」といった感覚は大事にして設計しています。
スタッフ
お施主さんのご要望を取り入れつつも、自分も快適だと感じられるお家をつくるということですね。
スタッフ
江ヶ崎さんが手掛けられる建物のセールスポイントを教えてください。
江ヶ崎さん
外装や建物の設計のみならず、家具やブラインドを含めた内装までトータルでデザインをご提案できることだと思います。
通常の設計事務所さん等の場合、仕事内容に含まれていないこともあり室内の家具やその配置まで厳密に考慮することは少ないんです。「カーテンや家具が、せっかくの建築にマッチしていない」といったことも散見されます。
江ヶ崎さん
なので、例えば「窓のデザインやスクリーンカーテンはこうできます」や「ここの家具のカラーコーディネートはこういうのが合います」といった細部まで室内からの視点をご提案出来るのは私の強みになる部分ですね。
スタッフ
住宅もオフィスも店舗も、内部空間全体をデザインしていただけるんですね。
家族の雰囲気を感じられる空間。家にいる時間を楽しんでもらいたい
スタッフ
今まで手掛けられたお家の中で、思い入れのあるお家はありますか?
江ヶ崎さん
独立してから初めて設計したという意味でも、今の自宅が一番思い入れのあるものかもしれません。
事務所と兼用しているので、お施主さんに自宅に来ていただいて打ち合わせを行う際、「こんなふうになりますよ」といったことを提示できますし。
スタッフ
実際にデザインが見えると、お客様としても安心感があると思います。
スタッフ
次に、手掛けられたお家でどのような暮らしをしてほしい、といったお考えはありますか?
江ヶ崎さん
家族が一緒にいるような距離感は保ちつつ、その家で家族全員窮屈な気持ちでなく楽しめるように過ごしてほしいです。
みんなバラバラなことをして過ごしているけれど、それぞれが心地良いなと思ってリビングにいる。そんな空間が造れたらいいなというのはありますね。
江ヶ崎さん
以前、小学校から高校生までのお子さんを持つお施主さんにそれぞれ子供部屋をご用意したお家を設計したんです。お子さん方から「個室が欲しい!」という強い要望がありまして。
スタッフ
年頃のお子さんでしたらお部屋は欲しくなりますよね。その結果お子さんが部屋にこもり気味になったりしてしまうイメージもありますが……。
江ヶ崎さん
でも、できあがってみると意外とお子さんたちはみんなリビングや中庭で過ごしているそうなんです。皆ドアを開けたまま部屋を行き来しているらしいです(笑)。
江ヶ崎さん
⾃分の部屋が欲しいと⾔っていた年頃の⼦が家族と楽しそうに過ごしていて、私に「中庭で過ごすのが好きなんです」なんて⾔ってくれたので嬉しかったですね。
(お家の中庭。皆さんそれぞれ本を読んだりその隣で遊んでいたりと仲良く過ごしているそうです。)
スタッフ
最後に、これからお家を建てる方にアドバイスをお願いします。
江ヶ崎さん
家づくりをされていると、ご要望をメーカーさん等に伝えてみたら「これはできません」「お金がすごくかかりますよ」と言われてしまったり、ネットで調べるとそれに関してネガティヴな情報が出てきたり……。つまづくことはいろいろあるかもしれません。
江ヶ崎さん
それに直面した時「これは諦めなきゃいけない」とか「これは仕方ない」という気持ちを残したまま妥協してしまうのではなく、そういったことを一緒に解決してくれるようなパートナーを見つけられるといいなと思います。
スタッフ
パートナーをきちんと探して、自分が納得できるように選ぶことが大事なんでしょうか。
江ヶ崎さん
そうですね。自分が嫌だと思う、納得できないと思うものを抱え続けるのではなく、自分の考えをポジティヴな方向に持っていってくれる相手を見つけていただいて、楽しみながらお家をつくってもらいたいです。
値段感と坪単価
坪単価:80万円前後
e do design 一級建築士事務所のインタビューまとめ
江ヶ崎さんのお客様への思いや、家族への細かい気配りが伝わってきました。
細部まで配慮が行き届いた家で家族とのびのび過ごせれば、家にいる時間ももっと楽しくなりますよね。
江ヶ崎さんと一緒にお家をつくってみたい方は、ぜひe do designさんにご相談ください。
e do design 一級建築士事務所の詳細情報
会社名 |
e do design 一級建築士事務所 |
所在地 |
〒300-0034 茨城県土浦市港町3−7−7 |
代表者名 |
江ヶ崎雅代 |
電話番号 |
029-886-3502 |
営業時間 |
9:00~17:00 不定休 |
公式HP |
https://edodesign.jp/ |
対応する工事 |
建築設計(住宅、集合住宅、別荘、幼保施設、福祉施設、 オフィス、宿泊施設、店舗、ショールーム等) インテリアデザイン(店舗、オフィス、ショールーム等) インテリアコーディネート |
対応エリア |
全国 |
その他 |
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