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家は住む人の生活の一部であり、人生を形成するものだからこそ、素材から考え、こだわることが大切です。
木の建築設計の江原幸壱代表は「木」という自然の素材にこだわり、その家に住む人の健康面やリラックスできる空間を考え、その人が本当に住みたいと望んでいる家をいくつも設計されてきました。
この記事では、江原代表へのインタビューをもとに、代表の建築設計に対する想いやこだわり、「木」に対する愛情などを様々な角度からご紹介します。
大学卒業後1年間放浪の旅に。様々な経験が建築設計に活きている
スタッフ
江原代表は大学で建築を学ばれ、卒業後はバックパッカーとして世界を旅されたそうですね。
その後はどのような道に進まれたのですか?
江原代表
大学卒業後1年間は放浪の旅に出ていました。シベリア鉄道に乗ってその先のヨーロッパまで旅し、その頃に日本に関係する仕事に就きたいと何となく思うようになりました。
江原代表が撮られたエストニアの伝統的な民家の写真。世界を旅する中で特に感銘を受けた建物だそうです。
江原代表
帰国後は住宅設計で有名な先生の事務所に入り、「木組み」という金物ではなく木を組んで家を建てる方法について学びました。
スタッフ
世界を旅して得た経験から、建築の道を歩まれるようになったのですね。木組みというと、一般的な建て方とは何かが違うのでしょうか?
江原代表
木組みは1000年以上にわたって流れ伝わる日本の伝統的な構法で、大工さんの知恵が詰まった構法なんです。例えば、木にはそれぞれクセや反り方、曲がり方などの性質があり、日本の木造建築は古来から、木それぞれの性質を考慮して建てられてきました。
スタッフ
江原代表
そうなんです。私もそれを大工さんから教わったんですよ。大学時代、教授について現場を見る機会がありました。教授は図面を描いて「この通りにつくって」と言うんですけど、現場の大工さんは「本当にそれでいいの?いいならそれでつくるよ」と言うんです。よくよく聞いてみると、図面通りでは木が反ってしまって、将来的に必ず雨漏りするようになるとのことでした。
スタッフ
大工さんは図面と木の性質とを見比べて、建物を建てる前から雨漏りする恐れがあることを見抜いていたんですね。
江原代表
その通りです。木組みは木の性質を熟知している大工さんだからこそできる技なんですよ。しかし戦後は、木材同士をボルトなどの金物で留めて家を建てる方法が主流になり、大工さんの知恵が必要なくなってしまいました。そこで、大工さんの知恵を後世に伝えるために、昔から伝わる伝統的構法や木の使い方などをまとめた本を共著で出版しました。
江原代表の著書。お話の中で紹介されているのは写真右奥の『木のデザイン図鑑』。日本の伝統的構法や木の性質などについて詳しく解説されています。
スタッフ
大工さんの知恵や技術がこの本に詰まっているのですね。
江原代表
はい。大工さんに聞き取り調査を行い、情報を集めました。また、林業の取材で渡米した際に、アメリカでの育林の様子と木材の流通についても調べ、まとめてあります。
見直されつつある木と伝統的構法の素晴らしさ
インタビュー中の写真。スタッフと談笑中の江原代表。
スタッフ
江原代表からは木に対する愛情とこだわりを感じます。もともと木や日本の伝統的構法に興味を持たれていたのですか?
江原代表
そうですね。私は、日本のまち並み保存の第一人者であり、日本の伝統文化や職人技術を後世に残す取り組みで有名な吉田桂二先生のもとで、古民家の再生や古材の利用について学びました。木組みで建てられている古民家などの建物からは、当時の職人さん方の知恵や思いが伝わってくるんですよ。奥深いなと思いましてね。吉田先生は建物の釘あとや壁の痕跡を見て「ここに壁があったのを壊して建具にしたんだ」と読み取り、古民家の復元などをされていました。
スタッフ
建物から伝わってくるものがあるなんて、職人さんの知恵と技術の凄さを感じますね。
江原代表
そうなんです。また、昔は機械がなかったので、柱や梁はもちろん、細かい材料もすべて丸太から切り出して刻み、きれいに手鉋(てがんな)をかけていました。一つ一つの材料が貴重だったので、古材を回収して別の建物に使ったり、家の骨組みを取り外して解体して、まったく違う場所で新たに組み直したりしていたんです。
スタッフ
日本の古民家は丁寧に手を掛けて建てられていたからこそ、年を追うごとに味わい深くなり、時を経た今も再利用できるのですね。
古材の梁を利用した住宅の室内写真。新しさの中に味わい深さがあります。
スタッフ
これからいらっしゃるであろうお客様にも、一番お伝えしていきたいのは伝統的構法の素晴らしさと、木という材料の大切さでしょうか?
江原代表
ええ。それと今はほとんどの材料が工場で作られていて、材料自体も木材から工業製品に変わってきています。極端に言えば木の良さを全部殺していると思うんです。木は特性を活かして使用すれば、人にとっていい作用を及ぼす成分を放出したり、木そのものの生命力で家を守ってくれたりする効果があるんです。
スタッフ
それは、人の「健康面」において良い作用を及ぼすということでしょうか?
江原代表
はい。例えば、森林浴が健康に良いと言われるのは、木から出る成分が人に良い作用を及ぼすからです。「木の家」は木を活かして建てているので、住みながらにしてリラックス効果を感じられます。また、木がもともとの生命力を発揮すると、害虫やカビを寄せ付けません。このような木の成分は、今後どんどん見直されてくるでしょうね。
自然のながれ、気の流れを読む風水を取り入れることもある
事務所の書棚。江原代表は建築だけでなく、マーケティングやコーチング、風水など、さまざまな学問に触れられています。
スタッフ
ずっと気になっていたのですが、江原代表は「風水建築」に興味があるんですね。
江原代表
はい。建築については一通り学んで、もうちょっと足りないものは何かと考えたときに、お家やご家族の将来の運勢をより良くするために、風水を勉強してみようと思ったんです。
スタッフ
江原代表
そうなんです。ただ、勉強し始めると結構難しいですね。風水は統計学と言われていて、平城京も平安京も江戸の城下町も、風水をもとに設計されているんです。
スタッフ
風水も古くから日本の建築にとって大切なものだったんですね。具体的にはどのように風水についてのアドバイスをしていただけるのでしょうか?
江原代表
まずは住む人の風水のこだわりを聞いて採り入れます。その上で自然の流れや気の流れを読んで、玄関など色々なものの方角を決め、将来の幸運を見据えた設計にしていきます。風水を考慮する場合はそれなりにコストもかかりますので、風水にこだわりたい場合は敷地の選定の段階から相談していただければ対応したいと考えています。
家族が幸せになる家を建て、美しい街並みを実現していきたい
スタッフ
江原代表の今後の夢や目標について聞かせてください。
江原代表
吉田先生のところで教わっていた頃から、美しい街並みについてずっと学んできました。数年前までは日本で美しい街並みをつくるのは諦めていましたが、ここへ来てもう一度チャレンジしたいと思っているんです。具体的にはここ流山市で、環境や街並みに配慮した家ができることを望んでいます。流山市で美しい街並みを作り上げるために、私が関わる家が100棟できることを目指しています。
スタッフ
流山市に江原代表が手掛けた美しい街並みができるのを楽しみにしています。最後に、代表はどんなお客様と一緒に家づくりをしたいと思われますか?
江原代表
家族の将来の夢を持っている方ですね。明確な希望を持った方と一緒に家をつくりたいです。また、住む人が心から望んでいる家を一緒に考え、想像し、設計することが建築家の仕事であり、「良い家」を作る基盤になると思っています。私自身も、目の前のご家族の幸せを大切に、ご家族同士パートナー同士の愛を大切に思いながら、将来を想定して設計しています。
スタッフ
素晴らしいですね。一人でも多くの方に「本当に住みたい木の家」を建てていただきたいです。
江原代表
そうですね。お近くで新築をお考えならぜひお気軽にご相談ください。
値段感と坪単価
坪単価:70万円~
木組住宅の坪単価は70万円から
木の建築設計さんでは、木組住宅であれば、坪単価70万円から相談に乗っていただけます。家の構造や素材によって坪単価は変動するそうです。
木の建築設計のインタビューまとめ
江原代表は、「家族の幸せが第一」と考えられており、「木」という素材を大切にしてお家の設計に携わられています。
家は生活を営む空間というだけでなく、そこに住む人の価値観や想いも反映されるものです。衣食住という言葉にも表されるように、「家」は人が生活していく上で必要な基盤です。だからこそ素材からこだわり、住む人が安らげる空間を作り上げることが、より良い暮らしに繋がります。
自分が心から望む「本当に住みたい木の家」を見つけたい方は、ぜひ木の建築設計さんに相談してください。
木の建築設計の詳細情報
会社名 |
木の建築設計 |
所在地 |
〒270-0161 千葉県流山市鰭ヶ崎13-2-404 |
代表者名 |
江原幸壱 |
電話番号 |
080-4006-1122 |
営業時間 |
9:00~19:00 |
公式HP |
https://kinokenchiku.net/ |
対応する工事 |
木組の住宅設計、木組住宅リフォーム |
対応エリア |
全国 |
その他 |
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