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恒栄テクノサービスさんは、無垢の木材を使った家づくりを全国で展開するサイエンスホームの加盟店として、東京都八王子市に事務所を構えられています。
恒栄テクノサービスの堀次浩代表は、自然の素材を生かして人が心地よく過ごせる住まいをデザインすることはもちろん、特に子供さんを持った若い世代のご夫婦でも、自分の家が持てるようにと日々活躍されています。
この記事では、堀次代表へのインタビューを元に、代表のお人柄や家づくりへの想いについてご紹介します。
自然の素材を生かした建築に感銘を受け、家づくりの道へ
インタビューの際に撮らせていただいた写真です。気さくにお話ししてくださった堀次代表。
スタッフ
まずは建築のお仕事を始められるまでのお話を聞かせてください。
堀次代表
私は家が貧乏だったもんで、高校は工業高校に入りました。卒業後はすぐ働くこともできたのだけど、もっと上に行って勉強したいと思いましてね。2年間浪人してお金を貯めて、公立大学に入りました。大学卒業後は、ビルや商業施設ではなく、住宅がやりたいと思ったので、プレハブ工法で住宅をつくっているメーカーに就職して、そこでは30年間お世話になりました。
プレハブ工法とは
プレハブ工法とは、建材などをあらかじめ工場でつくり、現場ではほとんど組み立てるだけで建物を建ててしまう工法です。小規模な小屋や倉庫などは丸ごと工場でつくられ、現場では設置するだけで完成してしまう場合もあります。
スタッフ
建築の中でも特に住宅がやりたいと思われたきっかけは何かあったのでしょうか?
堀次代表
きっかけ、そうですね。私はフランク・ロイド・ライトというアメリカの建築家がデザインする、なんとも言えない郷愁を感じる建築が好きだったんです。それで大学在学中にアルバイトをしてお金を貯めて、アメリカにあるライトの建築学校で勉強しました。
フランク・ロイド・ライトとは
フランク・ロイド・ライトは、ル・コルビュジエなどとともに近代建築の巨匠の一人として数えられるアメリカの建築家です。コンクリートや鉄といった無機物を建築に取り入れたル・コルビュジエに対し、ライトは自然にあるものを存分に取り入れ、自然と調和した建築を手掛けました。
スタッフ
学生時代にお金を工面されながら、アメリカでも建築を学ばれたのですね。
堀次代表
はい。ライトの建築はとにかく凄くてね。例えば彼の作品に「落水荘(らくすいそう)」という、滝の家と呼ばれている家があるんです。その家は岩盤の上に建てられていて、家の下からは滝が流れているんですよ。自然の滝をそのまま取り入れて一つの作品としているんです。
スタッフ
堀次代表
ライトの建築には「柱や梁はこういうものだ」という固定観念がなくて、岩石を柱として使うなど、自然にある石や木をうまく使って、それらを中心とした設計をしていました。私はライトから色々なものを教えられましたが、一番は人が心地よく住まうための環境づくりっていうかな。心地よさのために家はあって、そのためには人工物よりも自然の素材を生かせるような家づくりが重要なのだと教えられましたね。
スタッフ
堀次さんの今の家づくりに繋がるお話ですね。大学卒業後、30年間勤められた住宅メーカーさんをお辞めになられたのには、何か理由があったのでしょうか?
堀次代表
そのメーカーに勤めている間も、自分がやりたいと思う家づくりがしたいという気持ちがあったんです。そこで一念発起して会社を辞めることにしました。ただ、住宅は大半が在来工法で建てられているということで、まずは在来工法で家づくりをしている会社で学ぼうと、別の住宅メーカーに入り、一営業マン、一現場監督として4年間働きました。
在来工法とは
在来工法とは、土台をつくり、柱や梁などの構造材を組んでから、壁を配置していく、日本で最も一般的な工法です。
スタッフ
新しい会社では営業職と監督職を経験されたのですね。
堀次代表
はい。そこで家づくりの現場の事情や、物のつくり方について学び、理解することができました。その後の4年間では、耐震金物や耐震工法の開発に携わって、そのときにサイエンスホームと縁を持つようになり、今に至ります。
無駄を省いて自然の素材をたっぷりと取り入れた家に
「瑞穂町の家」の内観写真。無垢の木材がたっぷり使われたお家です。
スタッフ
堀次さんがサイエンスホームさんと家づくりをしようと思われたのには、何か決め手があったのでしょうか?
堀次代表
サイエンスホームはプレハブ的な工法でローコストを実現しながら、施工上の無理・無駄を省いた家づくりをしていました。その結果が真壁(しんかべ)の建物だと言うんです。
真壁とは
真壁とは、日本の伝統的な壁のつくり方を指しています。柱と柱の間に壁が収まっているために、家の構造材である柱や梁が表に見えるつくりになります。
現在では多くの住宅が、真壁に対して大壁(おおかべ)でつくられており、柱や間柱のような構造材を壁が覆っているため、見た目はフラットな壁になります。
堀次代表
家づくりはつくり手のわがままでお金を掛けさせられている箇所がたくさんあります。そこを排除すれば、浮いたお金で床・壁・階段・建具にまで国産ヒノキの無垢材を使ったり、窓に遮熱・断熱性能が高いLow-Eガラス(ローイガラス)を採用したりできるんです。
「瑞穂町の家」の内観写真。建具までふんだんに無垢材が使われています。
スタッフ
なるほど。サイエンスホームさんはお客様によりメリットのある家づくりをされていたのですね。
堀次代表
そうなんです。無垢の木材は、触れることでリラックス効果もありますし、湿度を調節する力もあります。さらにヒノキにはダニを寄せつけない成分も含まれているんです。自然の素材は人に優しく、特に子育ての環境なんかにはピッタリなんですね。
スタッフ
無垢の木材は見た目が素敵なだけでなく、果たしている役割がたくさんあるのですね。
堀次代表
はい。自然の素材は良いとわかっていても、金銭面の問題でなかなか使うことができない場合もあります。それが今では、自然の素材をふんだんに使ったお家が提供できている。これは私にとって、幸せの一つですね。
若い世代の「家を持ちたい」という夢を実現
スタッフ
堀次さんが家づくりをする上で大切にされていることを教えてください。
堀次代表
住宅メーカーの中には「暖かい家」や「地震に強い家」をキャッチコピーとしているところもあります。でもそれは、私にとっては当たり前のものなんです。私たちが手掛けている住宅は、ローコストでありながら、断熱性能や耐震等級はどこにも引けを取りません。その上で、そこから先をいかにつくり込んでいくかなんですよね。
スタッフ
なるほど。具体的にはどのように家づくりを進められているのでしょう?
堀次代表
例えば、私は設計の提案をするにしても「こういうものを考えました、どうですか?」というやり方は一切しません。お客様は「あれもしたいこれもしたい、こうだったらいいな」という思い、あるいは「この不便さを直したい」という思いをたくさん持っているんですね。私はそれを、ご夫婦で考えにズレがある場合は整理して、専門的な知識や法的な知識を踏まえて、実現できることの優先順位を、バランス良くつけていく。お客様が思い通りの家をつくる、お手伝いをしているんです。
スタッフ
お客様のさまざまな思いをしっかりと受け止め、一緒に考えながら、家づくりを進められているのですね。
堀次代表
はい。また、できるだけ空間の大きさや、人の動きである「動線」がイメージできるように、図面や模型も用意します。模型などを見ながら一生懸命考えていただければ、素人の方でもひと月ほどで建築の専門学校1年修了時くらいの理解度で、家づくりについて考えられるようになるんですよ。
暮らしやすさに関わってくる「動線」。堀次代表は、実際の空間をイメージしてもらいやすいように何度も模型を作り直しながら打ち合わせされているそうです。
スタッフ
堀次代表
そうなんです。家って、生まれたときから住んでいるので、実はそこまで難しいものではないんですよ。また、近頃のお客様は、土地からお探しで、収入もそう多くなく、子供さんが2人くらいいらっしゃる方が多いです。みなさん「どうすれば家が持てるのだろう?」とお悩みなんですね。私としては、特にそのようなお客様の力になりたいと思っています。
スタッフ
確かに、マイホームを建てたいけれど、子供もいて、お金に余裕もない中で、どうしたらいいかわからない若い世代が多いと聞きます。
堀次代表
住宅メーカーさんはそういうお客様を嫌がるんです。どうしても時間がかかってしまうのでね。「土地が決まったらまた来てください」と、こういう対応になるんです。けれど、どんな家をいくら位で建てられるかわからなければ、不動産屋さんに行っていい土地を見つけても、契約まではできませんよね。
スタッフ
そうですね。きちんと支払いできるか不透明ですもんね。
堀次代表
そこで私は、一週間以内で家の素案と予算計画書をつくって、その上で家づくりをするかしないかを決められるようにしています。こんなことは誰もやらないんですよ、時間がかかるし、大変ですからね。それならば私がやろうと。こういうおせっかい屋さんがいないと、若い人たちが家を持ちたいと思ってもなかなか進めませんからね。
スタッフ
堀次代表
そうですね。大変でも、結果的にお客様が「こんなにいい家になるとは思わなかった、ありがとう」と言ってくださるのが本当に幸せなんです。でもそれは私じゃなくて、お客様お二人が一生懸命考えた結果なんですよ。私こそありがとうと、生きがいをいただきましたと言いたいですね。
スタッフ
素敵な光景が目に浮かぶようです。家を持ちたいけれど、諦めようかと悩まれている方もぜひ、堀次さんに相談してみていただきたいですね。
恒栄テクノサービスのインタビューまとめ
マイホームは憧れるけれど、収入の少ない自分たちには難しい。そう思われている方は多いのではないでしょうか。堀次代表は、そんなお客様にこそ、諦めず、相談してもらいたいとおっしゃっています。
お客様から「120点の家ができた、ありがとう」と言葉をもらうことが生きがいだという堀次代表。そんなつくり手の方と家づくりができるなんて、幸せですよね。
なお、恒栄テクノサービスさんでは、モデルハウスの宿泊体験も受け付けられているとのことです(詳細はこちら)。自然の素材をたっぷりと使ったお家づくりをお考えでしたらぜひ、恒栄テクノサービスさんを訪ねてみてください。
恒栄テクノサービスの詳細情報
会社名 |
恒栄テクノサービス |
所在地 |
〒193-0942 東京都八王子市椚田町514-19 |
代表者名 |
堀次浩 |
電話番号 |
042-659-1871 |
営業時間 |
9:00~18:00 |
公式HP |
http://www.koei-ts.com/ |
対応する工事 |
木造注文住宅設計建設、耐震・制振リフォーム、屋根リフォーム |
対応エリア |
東京、神奈川、千葉、埼玉 |
その他 |
ご連絡の直通番号: 090-1056-6291 |
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