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建築家の中村高淑氏は「建築の可能性」を追求し 、与えられた条件を最大限に生かし、“住んでいること自体が気持ちいい”と感じられる快適で豊かな家づくりを数多く実現してきました。
住む人の趣味趣向やライフスタイル、家族構成、立地、周辺景観、予算……想いや条件は人それぞれに違いますが、安心・安全で快適、コストバランスの良い、普遍的で将来に渡り使い勝手の良い住宅を心がけているそうです。
特に近年は、サステナブル(持続可能性)であることを念頭に、例えオーナーが変わっても愛着を持って長く使い続けられるような「資産価値の高い家」であることを大事にして設計されているとのこと。
過去に設計された家の中には 、建築費用よりも売却額が高かったケースもあるほど。
完成した時はもちろん、将来の相続や売却時にも「資産価値の高い家」、本当のコストパフォーマンスの高い家づくりについて、お話をうかがいました。
「資産価値」にこだわる設計。明日も100年後も価値のある家を
スタッフ
中村さんが、建築に興味を持ったきっかけは何ですか?
中村
小さい頃から建築には興味がありましたが、本当の意味で楽しさに目覚めたのは、大学卒業後に実家を建て替えた時ですね。
私が設計したのですが、思い描いていたものが実際に形になっていく過程に感動したのを覚えています。
中村さんの実家を建て替えた際の設計図。1階が店舗、2階が住居になっています。
スタッフ
大学を卒業してすぐに個人で設計をしてしまうなんて、普通の人には出来ないことですね。その後はどんなお家をコンセプトに設計をされてきたのですか?
中村
条件や要望は様々ですが、共通して安心・安全で快適、コストバランスの良い、普遍的で将来に渡り使い勝手の良い住宅を心がけています。
特に近年は、サステナブル(持続可能性)であることにを念頭に、取り壊されずに長く住んでもらえる家、オーナーが変わっても愛着を持って使い続けられる「資産価値の高い家」であること念頭において設計をしています。
スタッフ
資産価値を重視されているのですね。長く住める家というと、強くて丈夫な家ということですか?
中村
実は少し違うんです。統計によると解体された木造住宅の平均は25年くらいですが、取り壊されるのは住宅が劣化して住めなくなった家ばかりではありません。
オーナー(住む人)が変わったことで、建て替えるケースがかなりの割合を占めるのです。
スタッフ
なぜ、オーナーが変わると建て替えてしまうのでしょうか?
中村
時代の変化もありますが、大きくは次のオーナーの家族構成やライフスタイル、デザインなどの好みや使い勝手が合わないことが大きいのでしょう。
新築時の施主にとっては住みやすくて思い入れもあったとしても 、他の人が「この家に住みたい」と感じるとは限らないんですね。
スタッフ
なるほど。個人にぴったり過ぎる設計は、次の世代に受け継がれにくいんですね。
中村
取り壊されずに次の世代に受け継がれるためには、第三者にも認められる設計でないといけません。
そのためには、施主の新築時の要望を満たすだけでなく、その人の生活や家族関係などの深い背景を探る必要があります。
また、社会問題などから日本が今後どうなっていくのかまでを考えて設計に組み込んでいます。
スタッフ
本当に様々な事を考えて設計されているのですね。
そこまで考えて頂けると、施主さんも喜ばれるのではないですか?
中村
僕が設計した家のなかで、家族の都合やライフスタイルの変化から売りに出された家が3軒ほどあるのですが、ひとつは販売翌日に、ほかも1~2週間で新たな買い主がみつかりました。
しかも、2軒は土地代+建築費用より高く、もう一軒はまずまずの豪邸でしたが売りにくい不景気な時代でも相場よりかなり高く売却ができたんです 。
オーナーさんからは、おかげで次の住み替えがとても楽になったと喜ばれました。
超精密な見積りから生まれる、圧巻のコストコントロール
スタッフ
住宅設計において、中村さんならではの強みはありますか?
中村
バランス感覚でしょうか。特にいわゆるコストコントロール、適正な建設費と費用対効果、価格の交渉には一定の自負があります。
例えばこの自邸ですと最高で6000万円くらいの見積りから3300万円までと半額近くまで下げることができました。
ここは建築家の自邸なのでちょっと特殊かもしれませんが 、一般のクライアントの家でも査定と減額案によって当初の見積りから1500万円くらい下がるケースが良くあります。
スタッフ
以前の見積りの半額ですか!それは凄いですね。そこまで大胆に安くなったということは、建物の構造を変えたのですか?
中村
この家の場合には初期案は全てを鉄筋コンクリート造で検討をはじめて、木造、鉄骨造、それの組み合わせ混構造、ほとんどの構造方式の組み合わせをシミュレーションしました。
結果的には、最も安いわけではありませんが 、1階を鉄筋コンクリート造、2階3階をちょっと特殊な木造とした混構造を採用しました。
ですが、プラン自体は初期案からほとんど変えていません。
緻密な設計が材料ひとつひとつの精査を可能にする圧巻の見積図書。
一軒の住宅で使われる部品点数は1万点以上にも及ぶのだそうです。
中村
我々は詳細な100枚以上の詳細な図面をもとに相見積りにかけます。
提示された各社の見積りは同じ図面で柱一本の金額をはじめ 、使われる主要な材料やスペックも指定してありますから 、同じルールでひとつひとつの価格を査定し、具体的な減額案を提示して施主に変わって工務店と価格の交渉にあたります。
スタッフ
これは相当緻密な見積りですね。しかもプロである中村さんが価格交渉してくださるとなると、お客様にとっては本当に心強いですね。
中村
よく、建築家に依頼すると設計料が高いと言われるんですけど、このコストコントロールだけで元は取れると僕は思っています。
しかも、ちゃんと資産価値が高い住宅が完成するので、将来の相続や売却を考えたら、建築家に頼んだ方が圧倒的にコストパフォーマンスが高いんですよ。
建築は夢のある仕事。楽しい家造りと人生を
スタッフ
施主さんと打ち合わせをする際に、気を付けていることはありますか?
中村
ヒアリング漏れが無いように気をつけています。
ヒアリングも、ただ施主さんの言うことを全面的に受け入れるんじゃなくて、要望の本質を咀嚼することが大切ですね。
施主さんも家造りは初めての方が多いので、要望の本質を理解した上で「こういうことじゃないですか?」とプロとしてより高めた提案を重視しています。
スタッフ
素晴らしいですね。では最後に、住宅を建てようと考えている方に伝えたいことはありますか?
中村
資産的な話も色々としましたが、やっぱり建築は夢のある仕事だと思います。人のこれからの生活と生き方を形成して、次世代に繋げるものなので。
中村
あと、僕は他の建築家が創った家にもお邪魔することがあるんですが、建築家が創った家って本当に楽しいです。
家を買うには、高いお金が掛かります。どうせ同じくお金が掛かるなら、建築家と一緒に創った方が絶対に良いです。
楽しい家に住めば、人生も楽しくなりますよ。
株式会社中村高淑建築設計事務所のインタビューまとめ
中村さんは、施主さんの深い背景から社会問題までを考える設計によって、高い資産価値を持つお家を実現されていました。
また、緻密な見積りと長年の交渉術により、施主さんにとことんコストパフォーマンスの高い住宅を提供されています。
将来のことも考えて、本当に資産として優秀なお家を設計してほしい方は、ぜひ中村高淑建築設計事務所さんへご相談ください。
株式会社中村高淑建築設計事務所の詳細情報
会社名 |
株式会社中村高淑建築設計事務所 |
所在地 |
〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘4-26-27 |
代表者名 |
中村高淑 |
電話番号 |
045-532-4934 |
営業時間 |
10:00~22:00 |
公式HP |
https://nakamura-takayoshi.com/ |
対応する工事 |
建築企画・設計・監理 |
対応エリア |
全国で対応 要望があれば海外も可 |
その他 |
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