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日本全国で新築やリフォームを手掛けている小野澤裕子建築設計事務所さんの紹介です。
この記事では代表の小野澤さんのインタビューをもとに、小野澤さんが住む人に寄り添ったお家づくりを心がけている理由や実際に手掛けたお家を紹介していきます。
「自分にぴったりの使い勝手が良い家を建てたい」「せっかく新築を建てるなら夢やこだわりを実現したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
住む人の夢を叶えるのが住宅建築
スタッフ
小野澤さんは、なぜ建築家になる道を選ばれたのでしょうか?
小野澤さん
私が子どもの頃、週末になると両親に連れられて戸建て住宅の内覧会に行っていたんです。その時に母がとても嬉しそうだったので、それを見て、子どもながらに「家を建てるという事は嬉しい事なんだ」と思い、漠然とですが建築に憧れをもちました。
スタッフ
素敵なお話ですね。
お母さんが喜ぶ姿を見てご自身でも誰かを喜ばせたいと思ったのですね。
では、実際に住宅の建築を手掛けられてみてどのような所にやりがいを感じますか?
小野澤さん
人の生活に寄り添って何かを考えるのは面白いです。
例えば「忙しくて家事をする時間がない」といった悩みでお困りの方がいれば、家事がやりやすくなるような動線計画などをご提案します。
住む人の生活を想像して、より豊かになるような提案ができるところにやりがいを感じています。
スタッフ
普段の生活に寄り添って使い勝手を考えてもらえるのは嬉しいですね。
小野澤さん
奥様が洋裁教室をされているご家庭の住宅を設計した事があるのですが、以前のお住いではリビングでお教室をやられていたので、リビングには常に生徒さんが使うミシンが何台も置かれたままでリラックスできない状態でした。
そこで、新しいお家では生活スペースとお教室のスペースを分けて、ご家族と生徒さんの動線が重ならないような提案をしました。
動線計画をしっかりとし、生活スペースと分けられたお教室の様子。また、男の子3人兄弟で玄関には靴が多くサッカーボールなども置かれていたので、玄関にはシューズクローゼットとご家族専用の靴が脱げるスペースを設けて整理されたそうです。
スタッフ
まさに、住む人や使う人のスタイルに合わせて提案をされるのですね。
小野澤さん
他にも、猫を飼っていらっしゃったので、専用通路を5ヶ所作り、猫が家の中を自由に移動できるようにしました。また後片付けが楽になるよう猫トイレを人が使うトイレの横に隠して設置しました。
スタッフ
人もペットもストレスなく過ごせるように設計されたのですね。しかしながら、ご家庭によって住みやすい家というのは違うんですね。
設計をされる際に何か意識していることはあるのですか?
小野澤さん
住宅の設計は私の性格に合っていると思います。
細かい性格なので、ほんの数mm(ミリ)でも「もう少しこっちにずらした方が使いやすくないだろうか?」と色々な可能性を探って提案をしています。その時そのシチュエーションで可能な限り考え、検討し、常に最善を尽くしたいです。
スタッフ
住宅の建築では、作品としての価値よりも住む人の使い勝手が大事なんですね。
小野澤さん
もちろん、お家は住む方の暮らしが前提にあるので、要望や使い勝手を実現しつつ見栄えを良くするにはどうしたら良いかを考えます。少なくとも、私は無理に個人的な作風を出そうとは思いません。
小野澤さん
とはいえ、お施主様が普段の生活の中で困っている部分は、できるだけ使いやすくしたいので、ライフスタイルを伺ったうえで、さらに「こうすればもっと使いやすくなりますよ。」といったプラスアルファの提案をするように心がけています。
スタッフ
要望を取り入れてもらったうえで、自身も気づかなかったニーズを引き出してもらえるのは建築家の先生にお家を建ててもらう醍醐味ですね。
小野澤さん
お互いがしっかり納得して進めていくためにも綿密な打ち合わせは欠かせないです。
私の場合、だいたい2週間に1回のペースで打ち合わせをしています。対話の中で知る事や気がつく事も多いので、なるべくこまめにメールで連絡を取り合いますし、お会いした時はささいな会話も大切にしています。
スタッフ
色々な生活スタイルの方がいらっしゃいますからね。
それぞれのお施主様から漏れなく要望を聞き出して家を建てていくのは大変そうですね。
小野澤さん
建築家の友人と話をしていると「この仕事は大変な事が多くて、楽しい事って2割くらいだよね」という話題になります。でも、それだけ大変な事が多くても、あとの2割で得るものが本当に大きいので建築を続けていられるのかなって思います。
小野澤さん
そう考えると私にとってのやりがいは、建物が完成し生活を始められた時にお施主様の喜ぶ姿を見る事なのだと思います。ですので、色々な要望を聞いたり相談にのっている時は想像が膨らみとても楽しいです。
スタッフ
「本当はああしたい、こうしたい」という要望があっても、建築家の先生に相談するのをためらってしまう方は多いと思います。
でも、小野澤さんのように「要望を聞いている時間も楽しい」と言ってもらえると相談しやすいですね。
小野澤さん
ありがたいことに、これまでいくつもご依頼を頂きましたが、当然おなじお家は1軒だってありません。
同じ土地でも住む人が変われば提案する内容は全く違いますからね。要望は遠慮なくいってください。
これからも、しっかり要望を伺ったうえで、その土地、その人ならではのお家を提案していきたいと思っています。
施主さんと二人三脚でのぞむ家づくり
スタッフ
これまで手掛けてきた中で特に印象に残っているお家はありますか?
小野澤さん
それぞれに思い入れがあるので、どれも印象深いです。
スタッフ
では、強いて言うなら特にお施主様に喜んでもらえたかもしれないというお家はありますか?
小野澤さん
それでしたら、長野県でリフォームをさせてもらった70歳のご婦人のお家は大変よろこんでもらえました。後々の事を考えてバリアフリーにしつつも内装のデザインにこだわりたいというご要望だったので、色々と相談をしながら好きな雰囲気を探り、以前のお家で使っていた建具や照明器具を活かすようにデザインしました。
以前のお家で使われていた玄関のランプも「思い入れがあって捨てたくない」とのことだったので、お部屋のアクセントとして飾られたそうです。また、天井の梁は化粧梁という方法を使って木目をむき出しにすることで、木のぬくもりが感じられるデザインになっています。
スタッフ
小野澤さん
実はこちらのお家は外観も可愛くリフォームさせてもらったのですが、そのせいでカフェと間違えて訪ねてくる方がいるそうなんです。
でも、それがかえって喜んでもらえたみたいで、少し前に様子を見に伺った時に「リフォームをしたおかげで、色々な人が家に来てくれるようになったよ」と嬉しそうに話してくださいました。
MEMO
小野澤さんは(一社)東京建築士会の
福祉まちづくり・バリアフリー特別委員会に所属されており、寿命が4年伸びる家をコンセプトに高齢の方が快適に過ごせる家づくりなども勉強されています。ご紹介した長野のお家では、特に断熱材にこだわってリフォームをされたそうです。
スタッフ
小野澤さん
また、別のご依頼では「桜の並木沿いに土地を買ったので家にいながらお花見ができるようなお家にしてほしい」という相談を受けた事もあります。
小野澤さんが設計された広いバルコニーから桜並木が一望できるお家の様子。お施主様の要望もあり、とことん見晴らしにこだわって設計をされたそうです。
小野澤さん
桜と空がよく見えるように、2階には窓をいっぱいとって部屋から桜を満喫できるデザインにしました。本当に良い敷地だったので、玄関を開けたらすぐに桜並木が目に飛び込んでくるように1階の間取りも工夫しました。
スタッフ
土地の魅力を最大限に活かした素晴らしいお家ですね。
内装も素敵です。
小野澤さん
実は、予算で足りないところがあったので「塗装は自分たちでやりましょう」と提案し、床と天井の塗装はお施主様に塗ってもらいました。
施主施工で床の塗装をされている様子。
スタッフ
小野澤さん
はい。若い方ですと予算的に厳しいこともあるので、少しでも工事費を抑える為に施主施工を提案します。木部のオイル塗装は難しい作業ではないので、一緒にやりながら覚えてもらう感じです。そうすると、住み始めてからのメンテナンスも自分達でできるようになります。
スタッフ
自分たちで手を加えたお家なら思い入れも強くなりそうですね。
小野澤さん
そうなんです。ご自身たちで施工をしてもらうと、より愛着が湧くようで大切に使ってくれている感じはあります。
数年経ってからお家に訪れた時に、大切に使ってもらえているのを見ると感動します。
スタッフ
では最後に、これから新築を検討されている方にアドバイスをお願いします。
小野澤さん
せっかくお家を建てるなら、みんなが使いやすい物ではなく、自分のためにカスタマイズされたお家に住んでほしいです。
私にご依頼頂ければ、楽しく実現できるよう、お力添え致します。
注文住宅やご自宅のリフォームをお考えの方は私に限らず設計事務所に依頼し、設計者と共につくりあげることをおすすめしたいです。
小野澤さん
建売りのように、既に建っている物を買うのに比べて、ゼロからお家を建てる事は大変な部分もあります。でも、協力して1つ1つ問題を乗り越えてできあがったお家は、世界に1つだけの他とは比べられないものになっているはずです。
スタッフ
ハウスメーカーのお家は、本当に自分たちがやりたい事を実現しようと思うと、オプション扱いになって結局は金額が高くなってしまうこともあると聞きます。いずれにしても、新築を依頼するところを選ぶ時は注意が必要ですね。
小野澤さん
建てる人の生活スタイルに親身に寄り添ってお家を建てられるのは設計事務所しかないと思います。
ぜひ、ご自身に合った建築家さんを見つけて素敵なお家を建ててほしいです。
スタッフ
小野澤さん、今日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
値段感と坪単価
坪単価:80万円~
使い勝手とデザインを両立したお家が坪80万円~
お家の大きさや土地の条件など、さまざまな制約によって坪単価は変わります。詳しい金額はお見積りを出してみないとわからないので気になる方は相談されてみてください。
小野澤裕子建築設計事務所のインタビューまとめ
インタビューの間、手掛けたお家の話を嬉しそうに語ってくれた小野澤さん。
どれも自分のお家かのようにニコニコしながら話す小野澤さんの姿がとても印象的でした。お施主様の事を親身になって考えているからこそ、家造りでは苦労も喜びもお施主様と一緒に分かち合う、そんな小野澤さんの人柄がよく伝わってくるインタビューでした。
これから、新築を建てるにあたって不安や悩みをお持ちの方は、ぜひ小野澤裕子建築設計事務所さんに相談してみてください。
小野澤裕子建築設計事務所の詳細情報
会社名 |
小野澤裕子建築設計事務所 |
所在地 |
〒206-0034 東京都多摩市鶴牧1-8-4-101 |
代表者名 |
小野澤裕子 |
電話番号 |
042-400-7776 |
営業時間 |
10:00~19:00 |
公式HP |
https://onozawa-archi.com/ |
対応する工事 |
住宅設計・新築・リフォーム・店舗デザイン |
対応エリア |
日本全国 |
その他 |
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