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お家の間取りを決める時に、「夫婦で意見が対立してうまくまとまらない」「将来こども部屋が必要になるかもしれない」「客間はどれくらいにしよう」など、色んな悩みでお困りの方は多いと思います。
そんな時、「ご自身の本当にやりたい事、本当に好きな事を優先して欲しい」と志田茂建築設計事務所の志田さんは言います。
志田さんは建てた後に後悔して欲しくない、という想いから徹底したヒアリングをもとに、住む人が本当に理想とする暮らしを汲み取って設計をされています。
一生に一度しかない新築で、絶対に後悔したくないとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
将来を見据えた家づくりではシンプルさが欠かせない
スタッフ
志田さんは設計をされる上で大切にしていることはありますか?
志田さん
一番はやっぱり施主さんの話をしっかりと聞くことです。
聞くといっても流し聞きするのではなく、施主さんが本当に言いたいことを見つけ出すという感覚ですかね。
施主さんは家づくりに詳しいわけではありませんから、どうにかして自分の知っている言葉で要望を表現するしかありません。
なので、実際には建築家であるわれわれに意図する通りに伝わらないケースがありますからね。
スタッフ
施主さんが言っていることを鵜呑みにするだけでは足りないということですね。
志田さん
そのとおりです。だからこそ、打ち合わせの際に「このまま進めて本当に大丈夫だろうか?」「施主さんがやりたい暮らしを、しっかり表現できているだろうか?」と常に緊張感を持って話を聞く必要があるんですよ。
スタッフ
志田さんの設計は、徹底したお客様からのヒアリングがベースになっているのですね。
志田さんはこれまでにも数多くのお家を手掛けていらっしゃいますが、お家をつくるうえで他にも心がけていることはあるのでしょうか?
志田さん
「家はシンプルに作りましょう」というのは私が提案するコンセプトのひとつですね。
人も暮らしも変化します。それに対応できるように家はなるべくシンプルであるのがいいと思います。
それから、シンプルであれば、住む人やその暮らしが美しく映えるような背景になれます。
スタッフ
志田さん
年齢を重ね、家族構成が変わったり、子供が成長して状況が変わったりと、段階ごとに住む人にとって必要なものは変わっていきます。なので、私はあまり複雑な家づくりはおすすめしません。それよりもシンプルでいつの時代にも柔軟に対応できるようなお家にしてあげたいと思っています。
スタッフ
時間の経過にともなって、暮らしも変化していきますよね。
すると、お家は何十年も家族を守らなければなりませんから、それなりに良い建材を使うことも大切だと思います。ちなみに、志田さんはどういった素材をおすすめされていますか?
志田さん
一番は無垢の木です。
例えば、床材に無垢の木を使うと、まず足をのせた時の感触が違います。さらに、木目や独特の質感は視覚も楽しませてくれます。
こうして、無垢に囲まれて暮らしていくうち、次第に住む人の「感覚」が変わっていきます。何十年と生きた本物の木材は住む人の考え方や印象までも穏やかにしてくれる効果があると思いますね。
スタッフ
しかも、無垢材は時間が経つほど味わいが出るといいますからね。
志田さん
無垢材だって傷は付きますし、色もかわります。何かをこぼせばシミになって消えなくなるかもしれません。でも、無垢は時間の経過で劣化しても建材としての質は変わりません。だから、傷や色の変化を「味」として楽しめるんですよ。残念ながら工業系の素材の中には劣化すると質が落ちてしまうものがあり同じようにはいきません。
スタッフ
何十年か経った後に、柱の傷や床に残ったシミを眺めながら家族と一緒に色んな想い出を語らえたら素敵ですね。
好きな事、やりたい事を諦めないで欲しい
スタッフ
志田さんは施主さんにどのような生活を送ってほしいとお考えですか?
志田さん
お家を建てたご自身が、ちゃんと幸せだと思える生活を送って欲しいですね。
せっかく新築を建てるのですから、ご自身がやりたかったことを実現してほしいです。
後になって、「本当はこうしたかったんだ」といった後悔だけはして欲しくないですね。
スタッフ
志田さん
実は以前、別のところでお家を建てた方が「家族のために間取りを考えたんだけど、やっぱりちょっと違った」となげいている方がおられました。私はそれを聞いて、とても残念な気持ちになったんですよ。
だからそうじゃなくて、「まずは自分のことを考えてください!」と次第に訴えるようになっていきました。
まずは自分がどうしたいかを明確にして、ひとつでもふたつでもいいからそれを実現して欲しいです。そうすれば、ご自身が幸せになって、毎日が嬉しくなりますからね。
志田さん
本当にしたい事が実現したら満足できます。だから家族のこともおおらかにみてあげられるようになります。そこから良い連鎖が生まれると私は思うんです。
全部は無理だとしても、1つでも2つでも、建てる人がやりたいと思うことを実現してあげられるお手伝いができたら良いですね。
スタッフ
お家づくりで最初にやるべきことは、他の誰でもない自分にとっての幸せについて目を向けることだったんですね。
志田さんは住宅設計を多く手掛けていらっしゃいますが、住宅づくりにこだわる理由が少しわかったような気がします。
志田さん
やっぱり、家づくりは直接お客様が喜んでいる姿が見られますし、それがうれしいです。だから楽しいですよ。
スタッフ
それでは、これまで手掛けてこられたお家のなかで、特に印象にのこっているお家はありますか?
志田さん
あるお家のリフォームを任せて頂いたことがあるのですが、そのお家は建ててから2年しか経っていないお家でした。ご依頼にこられた当初、施主さんは建てたばかりのその家を売り、もう一度新しく家を作りたいと言うお話しでした。それくらい家の事がイヤになっていました。
スタッフ
せっかく建てた新築をわずか2年でリフォーム、よほど何か気にされていたのでしょうか?
志田さん
詳しくお話を伺ってみると、その施主さんは木の家が作りたかったらしいのですが、自由設計と聞いていたあるメーカーに実際に頼んでみると違ったみたいです。自由設計だから、素材も自由に決められると思っていたんです。
志田さん
伺ってみるとそんなに悪い家ではなく、リフォームで「木の家をつくりましょう」と提案しました。家の床材を変えたり、色をかえたり、特別なにか大きな手を加えたわけではありませんでしたが、「志田さんが設計をやり直してくれたおかげで、木の家になった」といって、リフォームした後はとても喜んでくれましたね。
実は、このリフォームのご依頼をきっかけに、全部は無理でも「本当に好きな事を実現する」事が、家づくりでとっても大切な事なんだと意識するようになりました。
スタッフ
建てる側の都合ではなく、建てる人に寄り添ってヒアリングを徹底する、まさに志田さんの設計スタイルの原点になる出来事があったのですね。
スタッフ
では最後に、これから新築を考えている方にアドバイスをお願いします。
志田さん
そうですね。まずは、あまり考え過ぎないで、誰かに相談をしてみるのも良いかもしれません。
ネットにはいろんな情報があります。でも「これは自分にとって本当に必要?」と判断できる基準を持っていないと、次第に他の誰かが「良いよね」と言っているもを、自分にとっても良いものだと思い込んでしまう恐れがあります。
すると、最終的には良いと思って集めていた情報が、実は違ったなんてことになりかねません。
だから、最初はあんまり一生懸命になって情報を集め頭を固くしてしまう前に、一度くわしい人に相談をしてみるのもいいと思います。
志田さん
新築にしてもリフォームにしても、形は何であれご自身の理想の生活を実現することが重要です。
家づくりに取り掛かる前には、ご自身の好きな事と、嫌いな事を改めて理解して欲しいです。それが価値基準になります。
誰かが良いと言ったから良いと思い込んでしまわないように、自分の価値基準を持って取り組んでください。
志田茂建築設計事務所のインタビューまとめ
志田さんは最後に「住宅づくりは、とことん住む人に寄り添わなければいけない。こちらが主張をしすぎるのではなく、住む人の気持ちを受け入れて、支えてあげる。それがシンプルで美しいお家に繋がるんですよ」と語ってくれました。
最後まで、建てる人に好きなことを実現して欲しい、という強い想いが伝わってくるインタビューでした。
理想の生活を実現したいあなた、ぜひ志田茂建築設計事務所の志田代表に相談してみてください。
志田茂建築設計事務所の詳細情報
会社名 |
志田茂建築設計事務所 |
所在地 |
〒164-0013 東京都中野区弥生町1-30-6 |
代表者名 |
志田茂 |
電話番号 |
03-3376-7896 |
営業時間 |
9:00~19:00 |
公式HP |
https://s-coco.net/ |
対応する工事 |
住宅の設計 |
対応エリア |
一都三県(全国も可能) |
その他 |
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