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「せっかく家を建てるのなら、性能の高い材料や商品を取り入れたい」という方は多いと思います。しかし、いくら性能がいいものでも自分にとって合わなかったら意味がありませんよね。
杉浦事務所の杉浦さんは、商品が、人にとって良い影響を与えられるかどうかを実際に経験した上で、住む人に合う素材や材料を選んでくれる建築家さんです。
この記事では、杉浦さんの設計へのこだわりと空間を重視する想いをお伺いしました。
新しいお家でストレスのない生活をしてほしい
スタッフ
ホームページに載っている杉浦さんが手掛けた住宅、とても新鮮に感じました。こんな間取りやデザインもあるのかと。
どんなコンセプトのもとで、設計を手掛けられているのですか?
杉浦さん
私が建てた家を、見た人に新しい感覚を与えられたらいいなと思っているので、既成概念にとらわれていないデザインを意識しながら設計しています。
スタッフ
杉浦さん
大学で建築を学んでいた頃、建築家が建てた作品を見る機会がたくさんありました。見たことのないデザインの建物を見るたびに、新鮮な気持ちになっている自分がいて、「人は無意識のうちに自分の常識を決めてしまっている」ことに気づいたんです。
建築に関して例えると、間取りの形はいくらでもあるのに、「間取りはこの形が当たり前」と認識しているので、無意識に家づくりの可能性を制限してしまっているんです。
スタッフ
なるほど。でも無意識なので、なかなか気づけないですよね。
杉浦さん
なので、新しい表現や形を使って提案し「こんなこともできるんだ!」と選択肢の幅を広げてあげるようにしています。家づくりだけでなく、生活の中での新しい発想にもつなげられれば嬉しいです。
スタッフ
杉浦さん
建築の仕事をし始めてからエコを意識しているので、自然素材を使った材料を提案しています。
スタッフ
杉浦さん
大学卒業後がちょうどバブルの時代だったんです。便利なものをたくさん開発していく反面、自然を破壊したり汚染したりしていくのを見ていて嫌な気持ちになったんです。そこから漠然とですけど、自然を大切にしたいなと思うようになりました。
スタッフ
そうなのですね。自然素材にはどんな効果があるのでしょうか。
杉浦さん
とくに自然素材を使った壁材をおすすめしているのですが、簡単に言うと、室内環境を整えることができるんです。
私の家にも使っているのですが、湿度調整や消臭、アトピー、花粉症にも効きますよ。
スタッフ
杉浦さんも愛用されているのですね。
一番のお気に入りポイントはなんですか?
杉浦さん
季節問わず、空気が澄んでいるところです。
冬は窓を締め切って暖房をつけると、乾燥して空気が悪くなりますよね。でも、壁が湿気を出してくれるので、すごくしっとりした空気になって気持ちよく過ごせるんです。
スタッフ
空気が乾燥したら加湿器を使うしかないと思っていましたが、壁材で解決できるのですね。居心地のいい空間になるうえに、エコや節電にもなりますよね。
ちなみに原材料はどんなものが使われているのですか?
杉浦さん
いろいろあります。とくに火山灰から作られているシラス壁がおすすめです。
参考
シラス壁(吸放湿性能に優れた100%自然素材) – 株式会社アールデザインシラス壁(吸放湿性能に優れた100%自然素材) – 株式会社アールデザイン
スタッフ
杉浦さん
住宅で最初に使った壁材がシラス壁でした。建てて2、3年した頃そのお宅にお邪魔したんです。外は梅雨でジメジメしていたのに、室内に入った瞬間「カラッとしててすごい!」と実感しました。値段は高めだけど効果はすごくいいです。
スタッフ
自然素材だからこそ、体への負担にならないのも素敵ですよね。
杉浦さん
とくに、お子さんがぜんそく持ちだったり、空気の変化に敏感な方にはおすすめです。私が体感したように、お施主さんにもぜひ味わってほしいと思います。
デザインと構造設計の組み合わせで外と一体感のある家づくり
スタッフ
杉浦さん
お施主さんによって違いますが、共通しているのは、環境の良さを自分のものとして楽しむめるような家だと思います。
スタッフ
杉浦さん
そうですね。1つの部屋からつぎの部屋にどう自然につなげられるかを意識しています。
それには開口部の場所が重要なため、デザインだけではなく、空間の構造にも力を入れてますよ。
スタッフ
部屋や他の空間をつなげるのはドアや窓の位置が重要なのですか。
テレビ番組『建もの探訪』に放送された物件
杉浦さん
外の空間をたくさん取り入れることで光や風が入り、複数ある部屋を自然につなげられるので、家と外が一体と感じられるのだと思います。
スタッフ
外とのつながりを増やすことで自然と一体化したような空間になるのですね。閉ざされている空間より、ひらけた空間のほうが居心地も良さそうです。
杉浦さん
家にいても、外のように空気が澄んでいる感覚でリラックスしていただければ嬉しいですね。
スタッフ
杉浦さんは、意匠(デザイン)だけでなく構造設計も大切にされているのですね。
杉浦さん
小規模の2階建て木造住宅の場合、構造設計を必ずやる必要はないのですが、私は専門の方に必ず依頼しています。
家は住む人の命を預かっているわけですから、住みやすいデザインだけではなく安全性もしっかり保証してあげたいのです。
構造設計とは
建築設計のうち大きく3つに分けられる「意匠設計」「構造設計」「設備設計」のうちの1つで、建物の安心・安全性の確保をする上で欠かせないのが「構造設計」です。
日本は、豪雨や台風、地震による被害が多くあります。このような自然災害から命を守るために、生活に欠かせない建物の安全性はとても重要です。
参照元:構造設計とは?
スタッフ
家を建てるとき、デザインを重視して構造設計をしない建築家さんもいらっしゃいますよね。でも、デザインと構造両方やるのが当たり前だと思っている方は多いと思います。
法律的に必要なくても必ず構造設計をしてくれるなら、お施主さんは安心してお任せできそうですね。
スタッフ
これから家を建てる人に向けてアドバイスをお願いします。
杉浦さん
まず自分がなにを大事にしたいかを整理して、どんな暮らしがしたいのかを明確にすることがおすすめです。そうすれば、いろいろなデザインや材料の情報に振り回されず、目的に向かってスムーズに家が建てられると思います。
杉浦事務所のインタビューまとめ
杉浦さんは、「なるべく余計なものが無いシンプルな家を目指している。じゃないと空気が澄んでいる感覚は表現できない。まだまだ勉強していかないと。」とおっしゃっていました。
室内と外の境目を感じない家をとことん追求されているので、健康に気を遣った自然素材を選びたい、開放感のある家にしたいという方にはぴったりな建築家さんです。
まずは、杉浦さんが手掛けた住宅を見て、自然と繋がっている家はどんなものなのかを見てみてはいかがでしょうか。
杉浦事務所の詳細情報
会社名 |
杉浦事務所 |
所在地 |
〒230-0072 神奈川県横浜市鶴見区梶山2-32-13 |
代表者名 |
杉浦宏幸 |
電話番号 |
045-271-5670 |
営業時間 |
10:00~19:00 |
公式HP |
https://www.hsugiuraarchitects.com |
対応する工事 |
建物企画・設計・監理 |
対応エリア |
東京都・神奈川県(他応相談) |
その他 |
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