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建物の設計を専門的に行う建築設計士さんは、パッケージ化された住宅とは違い、住まわれる方個人に合わせた唯一無二の設計をしてくれます。
田中剛建築設計室さんの田中社長は、ニューヨークで8年間修行をした経歴を活かし、固定観念に囚われない柔軟な設計と独創的なデザインが人気の設計士さんです。
「こだわりが無いのがこだわり」と話す田中社長は、自分のスタイルは押し付けず、とことん施主さんの要望に寄り添った設計を心がけています。
本記事では、そんな田中社長のインタビューを元に、建築に対する柔軟な対応力と経験が織りなす独創的な設計をご紹介します。
個性的な環境で鍛えられた、海外留学時代
ニューヨーク留学時代の田中社長。
スタッフ
田中社長は、いつごろから設計士を志されたのですか?
田中社長
高校生の時ですね。その後は建築の専門学校へ進んで、卒業と同時にアメリカのニューヨークへ留学に行きました。
スタッフ
田中社長
専門学校時代に、建築の巨匠である黒川紀章さんの事務所でアルバイトをしていたのですが、仲間に留学を志す人が多かったので、周囲にも影響されました。当時は若かったので勢いもあったかもしれません。
スタッフ
ニューヨークでは、どのような経験を積んだのですか?
田中社長
ニューヨークの設計事務所で、8年ほど働きました。
当時のニューヨークには最先端の建築物だけでなく、劇場や美術館などのエンターテイメントも充実していたので、感性を磨くには良い場所でした。
アメリカの有名な建築家、フランク・ロイド・ライトの作品『落水荘』にて。
田中社長
日本に帰ってきてからは、今と別の設計事務所で6年ほど働いてから独立しました。
やっぱり、アメリカと日本の建築は違うので、日本の建築をちゃんと知ってから独立しようと思ったんです。
スタッフ
そうなんですね。建築に関して、国ごとの難しさはありますか?
田中社長
建築に関して言えば、アメリカの方が難しいかもしれません。アメリカは、それぞれの州や地区ごとで建築に関する規定があるので、それを守らないといけないからです。日本で言うと、京都市に近いですね。
あとは国柄なのか、アメリカの施主さんは個性的で自己主張の強い方が多いです。
なので、建築に対する要望への柔軟な対応力や、プロとしての説得力はかなり鍛えられましたね。
京都市の建築ルール
京都市では、街の景観を保護するために、建物のデザインや構造に関する細かい規定があります。建築の際には、このルールを守らないといけません。
「建築にルールはない」。経験から生まれた柔軟な設計力
スタッフ
海外留学の経験から、どんなこだわりを持って設計をしていますか?
田中社長
「こだわりがない」のがこだわりですかね。建築においてはルールを決めません。
ニューヨークに居た頃の師匠からも「Architecture without rules(ルールの無い建築)」を教えられたので、それは今でもモットーにやっています。
スタッフ
田中社長
建築のルールはこちらが最初から決めるものじゃなくて、お客さんと作っていくものです。
それこそ若いころは、自分のこだわりが強すぎました。
敷地を見ただけで「こんな家を造りたい」って決めつけちゃうんです。でも、それは駄目ですよね。
自分のやりたいことや我を通すと、どうしても住む人にとっては住みづらくなってしまいます。
スタッフ
なるほど。では、実際にどんなお家を設計されているのですか?
田中社長
例えば、20年近く前に設計した自身のアトリエがあります。
田中社長が設計したアトリエ。現在も使用しているとのこと。
田中社長
これは狭小住宅といって、狭い敷地の中で建てた住宅です。
小さい土地でも、こじんまりと部屋を小さく分けるのではなくて、大空間を造ってから個室を設ける意識で、家を大きく使っています。
かなり密集した住宅地ですけど、中庭も造って開放感も演出しています。
スタッフ
窓の使い方も独創的ですね。当時だと斬新な設計だったのではないですか?
田中社長
珍しい造りだったと思いますよ。近所の人は「どんな変わった人が引っ越してくるのか」なんて思ったんじゃないですかね。
でも結果的に、お隣さんのご主人がこの家を見て「面白い」と気に入ってもらえたんです。そのおかげで、建て替えの時には私に設計を依頼して頂けました。
スタッフ
実際に設計を見て気に入って頂けるのは嬉しいですね。海外留学の経験が活かされたデザインというか、独創的な意識を輸入したように見えます。
田中社長
そうですね。「家は自由に造っていい」という意識は輸入したと思います。
建築はワガママに!夢物語を叶える場所へ
スタッフ
これからお家を建てる方に、何かメッセージはありますか?
田中社長
家造りに、固定観念は外してください。「こんなことは出来ないんじゃないか」なんて思う必要はありません。
自由に夢物語を描いてください。まずは予算も気にせずわがままに、自分の思うままに、気持ちを素直に設計士にぶつけてみてください。
田中社長
最近はネットで簡単に情報収集ができるので、色々惑わされるかもしれません。
ですが、世間の情報よりも、「住まわれる方がどう感じるか」が大切なんです。
だから自分は、お客様の感性や好み、意見、要望を核に設計します。家造りの場では、遠慮してはだめですよ。
値段感と坪単価
坪単価:110~150万円
総工費の平均は4,500万円くらい
住宅によって金額に幅はありますが、平均的な総工費は4,500万円くらいです。
安い場合では2,500万円、中には1億円の住宅も手掛けたそうです。
ただし、予算によっても設計は変わりますので、打ち合わせの際にご相談ください。
一級建築士事務所田中剛建築設計室のインタビューまとめ
田中さんは、施主さんに対して「建築はもっと自由に、ワガママでいい」という思いを持たれています。
施主さんの意見を柔軟に受け入れた上で、プロとして最高の設計を提案していく姿勢は、田中さんの経験が為せる業なのかもしれません。
何十年と住み続ける住宅の設計に、自分の思いの丈をぶつけたい方は、ぜひ田中剛建築設計室さんにご相談ください。
一級建築士事務所 田中剛建築設計室の詳細情報
会社名 |
一級建築士事務所 田中剛建築設計室 |
所在地 |
〒179-0075 東京都練馬区高松6-28-5 |
代表者名 |
田中剛 |
電話番号 |
03-3996-1185 |
営業時間 |
9:00~18:00 |
公式HP |
http://tt-arch.jp/ |
対応する工事 |
建物の設計・監理 インテリアデザイン |
対応エリア |
首都圏 他エリアは応相談 |
その他 |
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