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東京都墨田区にある柳田繁穂一級建築士事務所の柳田様は、計算し尽された高いデザイン性に定評があります。建築の基礎である土木から、現代的なデザインまで、幅広い知識を網羅した柳田様の、家造りへのこだわりをお伺いしました。
物造りを仕事にしたかった
スタッフ
柳田様
もともと絵描きになりたかったんですけど、高校3年生の進路を決める時に、お金を稼げる職業を目指すか悩んでたんだすよね。それで色々調べて、建築家という職業を知りました。兵庫出身だったので、大阪の大学で建築を学びました。
スタッフ
数ある職業の中でも、建築家を選んだのは何故ですか?
柳田様
もともと建築を見るのが好きで、世界を回って建築を見てたんですよ。アメリカ2、3箇所とか、カナダ横断、あとはヨーロッパは色々行きましたね。ゴシック建築が好きだったんですよ。
スタッフ
もともと好きだった建築を仕事に選んだわけですね。では、なぜ建築の中でも住宅を造ろうと思ったんですか?
柳田様
住宅は人間のスケールに対して一番密接な建造物であり、最終目的だからです。建築をやるなら住宅というのは決めていました。小学生の時に、隣のお爺さんの家に行くための渡り廊下を造ったのが最初です。(笑)
スタッフ
小学生で渡り廊下を造るなんて凄いですね(笑)今では立派な建築家の先生になられたわけですが、独立をされて何年目くらいになるのでしょうか?
柳田様
2002年なので、今年で独立18年目ですね。なんとなくですが、幼稚園の頃から自分は自営業になるだろうと思っていたんですよ。
独立のために基礎から様々な経験を積んだ
スタッフ
建築家として独立するまでにいくつかの会社にお勤めされていますが、何か意図があったんですか?
柳田様
はい。私が建築家になる前提には独立することがあったので、独立するなら基礎から何でも知っておきたかったんです。なので、最初は土木の会社に勤めて、土木のことを学びました。CADが学べる会社で働きながら、ついでにCGも勉強したり。ハウスメーカーに勤めたのは東京に出てからですよ。
スタッフ
東京で一番最初に働いた会社では、何を学びましたか?
柳田様
最初は“箱根の彫刻の森美術館”に作品を出してる先生のデザインの会社でした。そこでデザインを1年間学びました。
スタッフ
働きながらデザインを学ばれていたんですね!デザインを学んで良かったことはありますか?
柳田様
それまでデザインには七転八倒していたんですけど、実践を重ねたことで、敷地を見ればデザインが浮かぶようになりましたね。
私を好きになってくれないとwin-winの関係にならない
スタッフ
柳田様
ホームページを見て来て下さるお客様の場合は、最初の打合せで3時間くらいお腹いっぱいになるまで話します。で、契約まで進めずに終わらせちゃいます。
スタッフ
ホームページを見て来られるお客様と、そのような打合せの方法を取られるのには、何か理由があるんですよね?
柳田様
はい。過去に「他の事務所が電話に出なかったから君に電話した」という案件があって、そういう始まり方のお客様の場合は、良いお別れの仕方ができないって経験で分かってるんです。私を好きになってくれないと、win-winの関係にはならないんですよ。
スタッフ
お互いに納得した上で契約したいということですね。では、打合せの内容で意識していることはありますか?
柳田様
固定概念を一回崩してあげるのが一番のポイントです。設計事務所の経験がない一般のお客様の場合、これから住む将来の家を造るのに、今住んでる自宅のイメージから足を出せない場合が多いんです。
スタッフ
柳田様
ライフスタイルに合った家を造るにあたって、一番優先順位の高い空間を、一番豪華にしてあげたいんです。そのためには限られた空間で何かを妥協しないといけない。リビングも寝室も両方広いというのは無理な話で、たとえ寝室が狭くても豊かな空間になることを提案できればと思ってます。
スタッフ
家造りは人生最大の買い物とも言いますし、色々な注文をされるお客様も多いと思いますが、出来る事と出来ない事の説明は、どのようにされていますか?
柳田様
しっかりプレゼンします。トークだけでは納得していただけないので、目で見える形で、絵と表で説明します。プレゼン学も勉強していたんですよ。
その人を見てデザインを決める
スタッフ
ご自身の事務所で打合せをされる建築家さんが多いと思いますが、柳田さんは打合せでお客様のご自宅に伺うとお聞きしました。それは何故でしょうか?
柳田様
その人のライフスタイルに合わせた家を造るためです。
スタッフ
その人のライフスタイルに合わせるとは、例えばとんなことですか?
柳田様
例えば、依頼主の個人主義の在り方と夫婦の在り方を考えたりします。多くの場合は夫婦のベッドルームは1つですけど、仲が悪そうならベッドルームを2つに分けるかとか。逆に、仲が良いのに訪問したご自宅のベッドルームが別々の人は、個人主義が強いとかが分かります。
スタッフ
個人の価値観が反映される部分ですから、かなり大事ですよね。
柳田様
はい。あとは、玄関に花が飾ってあるか水槽があるかとか、カレンダーはどんなものか、リビングやダイニングに何が置いてあるかで、その人の趣向が分かります。
スタッフ
素晴らしい心がけですね!では、それぞれのお客様の趣向を踏まえた上で、柳田さんご自身のデザインのこだわりはありますか?
柳田様
デザインは常に古くなると思っていて、打合せで模型を持っていく頃にはこのデザインは古いと思ってるくらいです。なので、常に新しいデザインを見て、そこから考えます。その代わり、自分というバイアスをかけるので真似することは無いです。
スタッフ
デザインへの探求心が凄いですね。では、柳田様にとって住宅とは何ですか?
柳田様
守りの空間であり育てる空間です。個人においては自己研鑽ができる、集団においては家族の絆が深まる、この2方向があります。どんな空間が落ち着くのかはお客様の自宅を見れば分かりますが、それをお客様に提供できればと思っています。
固定概念を崩してお客様のライフスタイルに合った家を叶えたい
スタッフ
これから新築を建てるお客様に何かアドバイスはありますか?
柳田様
まずは固定概念を崩して欲しいですね。建築は四角じゃないといけないとか、壁は壁紙じゃないとダメとか、そういうレベルの話ので止まってしまう方が多いんです。同じコストで、もっと良い住宅が建てられることをご説明するんですけど、そこで頭が固まってる人の場合はどう説得してもそれ以上前には進まないんです。
スタッフ
固定概念を崩すことで、より柔軟な発想で、より良い家造りが出来るということですね。
柳田様
その固定概念を崩して、お客様のライフスタイルに合った家を叶えるのが仕事ですから、このインタビューを読んで、私のところでやってみたいと思って貰えたら有難いです。
スタッフ
そうですよね。では最後に、柳田様ならではの強みを教えてください!
柳田様
他の事務所には、その事務所らしいカラーがありますよね。でも、うちは無色透明なんです。お客様のライフスタイルに合わせて、その中に柳田ブランドがある、という感じです。
柳田繁穂一級建築士事務所のインタビューまとめ
幼少期から独立を意識していた柳田様は、建築家として基礎から様々な経験を積み重ねており、また、常に新しいデザインを追い求めていらっしゃいます。
建築家として必要な知識を網羅している柳田様に、家造りをお願いしたいという方は、柳田繁穂一級建築士事務所にお問い合わせください。
柳田繁穂一級建築士事務所の詳細情報
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