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一昔前までは、ただただ古びたイメージしかなかった古民家。
しかし、最近では、おしゃれな古民家カフェがブームになるなど、その注目度は年々上がってきています。
古民家には、新築では絶対に真似できない、深い味わいがあります。
株式会社小沢工務店様では、そんな古民家の魅力を活かして、風情漂う家づくりを手掛けています。
古民家で使われている木材には、職人さんが鋸(のこ)や釿(ちょうな)を使い、その一本一本に非常に手間ひまが掛けられているそうです。
本記事では、株式会社小沢工務店の常務である保川謙一様が語る、古民家再生の魅力をご紹介しています。
一歩外に出ると作業場があった子ども時代
スタッフ
現存の株式会社小沢工務店様は、保川建設株式会社様と株式会社小沢工務店様が合併して創設されたとお聞きしました。
保川常務
そうなんです。私は保川建設株式会社の二代目でしたが、株式会社小沢工務店と合併して常務取締役となりました。
スタッフ
保川常務は、子どもの頃から建築のお仕事に興味をお持ちだったのですか。
保川常務
"大工の家"でしたから、一歩外に出れば作業場がある、そんな光景が子どもの頃から当たり前の環境でした。
スタッフ
家づくりは保川常務にとって、いつも身近にあったのですね。
株式会社小沢工務店様を継がれたきっかけはあったのでしょうか。
保川常務
私が20代後半ごろ、当時の小沢工務店は、親族で50代以上がほとんどで、これから10年20年先の経営がどうなるかという状況でした。
そんな中で、当時の社長である父から戻ってほしいと言われ、何かできればと努めることになりました。
お客さんの言葉の裏側にある、本当の要望を見逃さない
スタッフ
家づくりにおいて、株式会社小沢工務店様が大切にされていることは何でしょうか。
保川常務
お客さんが住まわれた時に、以前までの暮らしよりもずっと楽しいと感じてもらえる。そんなおもしろさが溢れる家を造っていきたいですね。
"暮らしをもっと、おもしろく"。株式会社小沢工務店の理念です。
スタッフ
おもしろさが溢れる家を造るために、どんな工夫をされているのでしょうか。
保川常務
お客さんの言葉の裏側にある、"本当のご要望"を絶対に見逃さないようにしています。
打ち合わせ当初から、ご自分のご要望を上手く伝えられる方は意外に少ないのですよ。
保川常務
例えば、あるお客さんから、「家が古くなったのでリフォームしたいんだよね」といったご相談を受けた時の話です。
じっくりとお話を聞いてみると、年齢的にやっと落ち着いてきたので、これから過ごす時間が長くなる家を快適にしたかったそうです。
このお客さんの"本当のご要望"は、新しいお風呂やトイレを造ることよりも、いつも過ごすリビングを暖かくすることだと思いました。
スタッフ
お客さんからすると、せっかく費用と時間を掛けても、実際に住んでみて不満が残ってしまうのは嫌ですよね。
保川常務
そうならないために、お客さんとの打ち合わせは、じっくりと時間を掛けるようにしています。
中には「どうしてそんなことをしたいのかな?」といったご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。
そんな時こそ、そのご要望の背後にある、お客さんの想いを知りたいと思っています。
保川常務
例えば、あるお客さんから、「住むわけではないが、実家の家を高くしたい」といったご相談を受けた時の話です。
その家は、先代が近くの山から皆で木を引っ張ってきて、一から造られたそうです。
先代から託された大切な家が、近くの川水で浸水して傷んでしまうのが耐えられない。そんなお客さんの想いを聞いて、私はその家を50センチほど持ち上げたことがありました。
世界に一本しかない木を使う、古民家ならではの深い味わい
スタッフ
今までに手掛けられた家の中で、特に思い入れのある家はありますか。
保川常務
打ち合わせ当初は新築する予定でしたが、最終的には古民家を再生した時でしょうか。
この時は、お客さんや大工さんと一緒になって、「ああでもない、こうでもない」とアイデアを出し合いましたね。
お客さんと新潟県まで古民家を見に行ったり、途中で設計計画を変更しながら、家を少しずつ造り上げていきました。
スタッフ
そのようにして造られた家は、細部までこだわりがありそうですね。
保川常務
家づくりは文字通り"家を造る"のであって、"家を買う"わけではありません。
みんなで一緒になって造ること自体が、おもしろい暮らしの一部だと思っています。
スタッフ
株式会社小沢工務店様が手掛けられる家には、どのような特徴があるのでしょうか。
保川常務
家づくりに関わる全ての職人さんが、一緒になって家を造り上げていくことでしょうか。
職人さんと一口に言っても大工さん以外に、左官屋さんや板金屋さんなど、沢山の専門家がいるのですよ。
保川常務
特に古民家再生では、図面通りに現場が進まない時が多いので、その都度みんなで知恵を絞り合っています。
例えば、あるお客さんから、「室内の壁に、竹を節が見えるように埋め込みたい」といったご相談を受けた時の話です。
竹の節と節の間を塗装したり、虫が湧かないように竹を煮沸するなど、一つ一つの作業にとにかく手間ひまを掛けましたね。
スタッフ
株式会社小沢工務店様では、古民家再生のご依頼が多いのですね。
古民家再生の魅力は何でしょうか。
保川常務
古民家を再生した家は、新築では絶対に真似できない、深い味わいがあります。
職人さんの細やかな技術が、古民家の造形に"静かな美しさ"すら与えています。
スタッフ
古民家には、職人さんの技術が盛り込まれているのですね。
保川常務
古民家で使われている木材は、その一本一本に非常に手間ひまが掛かっているのですよ。
釿(ちょうな)と呼ばれる斧を使い丸太を削って柱やはりにしたり、大きな鋸で手びきして板をつくったりしていきます。
そのようにして世界に一本しかない木が出来上がっていくのです。
スタッフ
保川常務
伊勢神宮では、20年に一度建て替えをする時に、日本全国から大工さんが集められます。
その中でも特に有能な大工さんの仕事は、ひたすら木を削るだけとされているほどです。
スタッフ
実際に古民家を再生された時のお写真をお見せいただけますか。
保川常務
こちらの写真は、リフォーム前後の"外観"になります。
保川常務
こちらの写真は、リフォーム前後の"内観"になります。
スタッフ
見た目がまるっきり違っており、非常に驚きました。
綺麗なだけではなく、古民家ならではの風情も残ってますね。
保川常務
スタッフ
保川様がやりがいを感じられる瞬間は、どんな時でしょうか。
保川常務
他の工務店さんでは断ってしまうような、難しいご依頼を実現できた時でしょうか。
どんなご依頼でも絶対に諦めたくないのです。
スタッフ
最後に、お客さんに向けてメッセージをいただけますか。
保川常務
古民家は、日本の風土に合うように、さまざまな知恵をつめこみながら、長い時間をかけて造られた、とても大切な文化です。
もし、そんな家を手に入れることができるのであれば、いつまでも大切にしていってもらいたいですね。
見学レポート
今年3月に改修を終えたばかりの、古民家を再生して民宿として活用している家を実際に見学してきました。

外観は風情漂う昔ながらの日本家屋でした

玄関を入るとすぐに広い畳の間があり、畳の良い香りがしました

お風呂は檜(ひのき)をふんだんに使っており、檜の良い香りがしました
株式会社小沢工務店のインタビューまとめ
株式会社小沢工務店様では、お客さんの言葉の背後にある、本当のご要望を大切にされていました。
特に古民家再生に力を入れており、そこには深い味わいのある家づくりがありました。
本記事をご覧になって、古民家再生にご興味をお持ちになった方は、ぜひ株式会社小沢工務店様にお問い合わせされてみてくださいね。
株式会社小沢工務店の詳細情報
会社名 |
株式会社小沢工務店 |
所在地 |
〒297-0026 千葉県茂原市茂原1047-9 |
代表者名 |
小沢恒夫 |
電話番号 |
0475-26-6636 |
営業時間 |
8:00~18:00 ※定休日は、日曜・祝日になります。 |
公式HP |
https://www.ozaco.jp |
対応する工事 |
新築、リフォーム、民家再生、社寺建築、造園、外構、庭の手入れ |
対応エリア |
千葉市以南(事務所から車で1時間30分圏内) |
その他 |
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