ダイス設計

地元の世田谷を中心に建築のお仕事を子どもたちに広める活動をしている建築士さんがいます。渋谷区笹塚に事務所を構えるダイス設計の代表谷口さんです。
建築の業界を見据えて、若手の教育に力を入れている谷口さんは、東京土建研修センターで一級建築士資格取得のための講義も担当されています。
この記事では、長年にわって谷口さんが見てきた建築の業界について、実際のインタビューをもとに谷口さんの建築へのこだわりや信念をご紹介します。
これから新築を検討されている方はぜひ、参考にされてください。

地域に密着、地元の小学校で人気のワークショップ

体験学習風景

スタッフ

谷口さんは世田谷区の烏山が地元だと聞きました。
地元で建築やまちづくりの活動もされているそうですが何か理由があるのでしょうか?

谷口社長

やはり、地元地域のまちづくりに携わりたいという想いが強いからです。
おかげさまで、地域に貢献する活動がやりたいといってくれる仲間も近くにいるので、一緒にワークショップをさせてもらってます。

スタッフ

ワークショップでは具体的にどのような取り組みをされていますか?

谷口社長

小学校にお伺いし、木材と輪ゴムを使った空間づくりの体験学習をしています。
建築士の仕事について説明したり、実際に木材を使って子どもたちと一緒に骨組みを組んだりして、建築やまちづくりをもっと身近に感じてもらうための取り組みをしていますよ。
いまでは烏山小学校、千歳小学校、武蔵丘小学校をはじめ、世田谷区内の10校ちかくを周るようになりました。
学校によっては授業として6年生が全員参加するので、一度に100人を超える子どもたちを対象に開催することもあります。
体験学習風景

スタッフ

写真を拝見しましたが、子どもたちが目をキラキラさせながら楽しんでいるのが分かりますね。

谷口社長

おかげさまで毎回、生徒や先生たちからご好評をいただけています。
でも実際は子どもたちよりも、自分たちの方が楽しませてもらっているのかもしれません。
学校では建築士がどのようなものかを教えてくれる授業はありませんからね。体験学習を通して、私たちの仕事について知ってもらえるのはうれしいですよ。

スタッフ

ワークショップがきっかで、建築士や大工さんを目指す子どもたちが出てきてくれるとうれしいですね。

顧客の心理はいつの時代も変わらない

代表のインタビュー風景

スタッフ

事務所を立ち上げてから19年も経つそうですが、独立されてから変わったことはありますか?

谷口社長

独立した当初はゼネコン時代にお世話になったお客様からの仕事が多かったですが、次第に住宅の案件を多く受けるようになりました。

スタッフ

最初はどのようなお仕事が多かったのですか?

谷口社長

電波の試験場や商業用の店舗など、大型の施設が多かったですね。

スタッフ

店舗や試験場といった特殊な施設は、安全面などクリアするべき基準が厳しそうですね。

谷口社長

もちろんです。
電波の試験所はやっているところがないので、自分の実績がキッカケで次の仕事に繋がるケースも多かったですね。
MEMO
ダイス設計さんではTDKさんやKOKUYOさん、自治体などから依頼を受け、特殊な試験場を設計されています。自治体からは表彰を受けた実績もあります。また、商業用の店舗ではドン・キホーテをはじめ、大型の商業施設も多く手掛けています。

スタッフ

なぜ、住宅の依頼を受けるようになったのですか?

谷口社長

住宅はやりがいが大きいからですよ。
正直、大変だけど、充実感が全然違います。
長年お付き合いのある企業様からは継続してお仕事をいただけるので、本当にありがたいです。
でも、試験所や商業施設は生活を伴う住む建物ではありません。
一方、住宅の設計は実力もつきますし、やっぱり面白いですよ。

スタッフ

今なお成長し続けようとするこころざし、素晴らしいですね。では、今もむかしも変わらないと思うことはありますか?

谷口社長

顧客心理だと思います。
お客様にとって住宅の新築は人生で一番おおきな買い物です。
だから、お客様は絶対に失敗したくないわけです。
すると自然に「どこか良いところ知らない?」と少しでも安心して頼めるところをご自身で探すようになります。

これだけネットが普及した今でも、どなたかのご紹介でお仕事を受けるケースがほとんどですよ。

スタッフ

分かるような気がします。

谷口社長

特に、注文住宅では結局のところ信用が最も重要です。
でなければ単純に値段の比較になってしまいます。
建売りならそれでも構いませんが、注文住宅では皆さんこだわりを持って依頼してこられます。

これまで関わらせてもらったお客様に「いいところを知っている」といって紹介もらえるのは大変ありがたいことであり、何にも変えられない自分の強みになっていると思います。

建築業界をになう次世代への想い

スタッフ

建築の業界をになう、次の世代の方たちへアドバイスはありますか?

谷口社長

自分が今も建築士としてやれているのは、お客様に恵まれてきたからです。
たくさん仕事をさせてもらい、経験ができたからこそ次の仕事に繋がってきました。
なので、これからの世代の方たちには、良いお客様にめぐりあうために若いうちから自分自身を鍛えていって欲しいですね。
でなければ、お客様の依頼に対してちゃんと答えがだせませんから。
MEMO
谷口さんは東京土建さんが運営する一級建築士の講座で講師としても活動されています。ダイス設計で働く皆さんも東京土建に所属されているそうです。

谷口社長

若手を育てていくのも私たちの役割です。
昨日できなかったことは今日できるようになってもらう。その積み重ねが、ひいては本人のためになりますし、働いている事務所のためにもなります。

スタッフ

若い世代の教育にも力をいれているのですね。

谷口社長

良い人材は大手にとられてしまいがちです。
職人さんたちの世界も同じだと思いますが、小規模でやっている会社が継続していこうと思ったら、実力ある若者を自分たちで育てていかなければなりません。
若手が不足している現状、頭の痛いところではありますが、最前線で建築に携わる者としてやるべき課題だと思っています。

デザインよりも優先するべきは機能性

スタッフ

実際に設計のお仕事をされるうえで、こだわりはありますか?

谷口社長

何よりもまず、機能面においてお客様の望んでいる以上の提案をしたいと思っています。

自分たちの提案によっては「なんだ、提案してくれた設計の方がもっと上手く使えそうだ」といって喜んでもらえます。
せっかくなら、期待以上に喜んで欲しいですからね。

スタッフ

いい意味で期待を裏切られるわけですね。

谷口社長

われわれはデザイナーですが、家づくりでは何よりもまず、良いお家を作って差し上げなければなりません。
そのためには、機能が十二分に備わっていて、そのうえで美しいというのが理想です。
せっかくお家を建てるのであれば、長くきれいにしておきたくなるお家で過ごして欲しいじゃないですか。
また、そうすることでお家は長もちしますよ。
MEMO
谷口さんは商業施設や試験場などを手掛ける際は、建物の寿命を延ばしてあげる設計をされています。
特に、商業施設は中身の店舗が変わっても小規模な改修で建物が使えるよう設計に工夫をするそうです。建物を購入した方に損をしてほしくないという思いがあるからだといいます。

スタッフ

期待していた以上の仕事をしてもらえると他の人にも勧めたくなります。
だから、ダイス設計さんでは広告や宣伝に頼らずとも、お客様の紹介でお仕事が絶えずに続いて来られたのかもしれませんね。

まとめ

子どもたちとワークショップを楽しむ谷口さんの写真からは、谷口さん自身が心から建築を楽しんでいるのが伝わってきました。
これからの世代に向けて教育に力を入れている谷口さんの周りでは貴重な人材が育っているようです。
インタビューの依頼について問い合わせをした時も、事務所のスタッフさんが丁寧かつ誠実に電話対応をしてくださいました。
建築士さんに設計の依頼をするのはハードルが高いとお考えの方も気軽に相談できそうです。これから新築をお考えのかたはぜひ、ダイス設計さんに問い合わせてみてください。

会社名 株式会社ダイス設計
代表者名 谷口充良
住所 〒151-0073
東京都渋谷区笹塚1-22-2 KMビル3F
電話番号 03-5738-7065
公式HP https://www.dice77.com/
営業時間 9:30~18:30
主な業務 建物の建築・構造・設備に関わる設計業務及び工事監理業務
対応エリア 全国