一級建築士事務所いろは設計室

奇抜なデザインで周囲をあっと驚かせる住宅や、最新技術を搭載した高性能な住宅は、一見すると魅力的ですよね。

しかし、人が何十年と暮らしていく住宅において1番大切なのは、「普通でシンプルな造り」と「住心地が良いこと」なのかもしれません。

そう感じるようになったきっかけは、「普通や当たり前のものを丁寧につくる設計」を信条とされている、一級建築士事務所いろは設計室の橋垣史子さんからお話を伺ったことでした。

橋垣さんがこれまでに手掛けられている住宅は、シンプルながら洗練されたデザインで、なにより「暮らしていく人への想い」が詰まった、温かみのある優しいお家ばかりです。

本記事では、そんな橋垣さんの家づくりに懸ける想いをご紹介していきます。

見た目が格好良い設計よりも、温かみのある設計に惹かれた

事務所

スタッフ

橋垣さんが、本格的に住宅設計のお仕事を始められたのはいつごろですか?

橋垣さん

24歳のころです。建築雑誌に載っていた建築家に憧れたのがきっかけでした。
その建築家の作品や建築のスタイルに惹かれ、直接電話をして「働かせてください」とお願いしたんです。
最初は「スタッフは募集してない」と断られたのですが、履歴書や資料を送って何回かお願いするうちに、誠意が伝わって働けることになりました。

スタッフ

凄い熱意ですね!橋垣さんがそこまで惹かれた建築家さんの魅力とは、何だったのですか?

橋垣さん

人がどうやって暮せば楽しいか、過ごしやすいか」という造り手の想いが滲み出ているような、温かみのある設計がとても魅力的でした。
当時の住宅は、見た目の格好良さを重視したものが多いなか、「人が気持ちよく暮らすこと」を大切にされている珍しい建築家だったんです。

橋垣さん

私は、せっかく住宅を造るなら「人が楽しく暮らせる場所をつくりたいな」という考えを持っていました。
なので、その建築家とお仕事がしたいと強く思いましたし、私もそんな建築家になりたいと思いました。

橋垣さん

スタッフ

橋垣さんご自身も、温かみのある建築スタイルを目指されていたんですね。ちなみに、それまではどんなお仕事をされていたんですか?

橋垣さん

ビルやマンションをメインに手掛ける設計事務所で働いていました。
でも、2年くらいで「ちょっとやりたいことと違うな」と感じて辞めてしまったんです。

スタッフ

「違う」というのは、やはり人の暮らしを重視した設計がしたかった、ということですか?

橋垣さん

そういうことですね。ビルやマンションを設計するときは、オーナーさんと打ち合わせをするので、実際に住まわれる方とお話をするわけでは無いんですよ。
なので、「実際に住む人とお話をして、しっかりと想いを込めた設計をしたい」と考えたんです。それで行きついた先が、「住宅」の設計でした。

スタッフ

それもただの住宅ではなくて、温かみのある住宅ですよね。
私も今回のインタビューで、橋垣さんからは温かく和やかな雰囲気を感じていました。この雰囲気は、橋垣さんの想いから形成されているんですね。

家づくりの楽しさを味わうためには、プロセスの共有が欠かせない

事例

スタッフ

橋垣さんが、家づくりをする上で大切にしていることは何ですか?

橋垣さん

普通や当たり前なものを丁寧に造っていくということですかね。
奇抜なものを造ったり、世の中の人をあっと言わせたりする建築家もいますけど、私は奇抜さにはあまりこだわらないんです。
それよりも、「住んでいて毎日が楽しくなる空間」や「愛着が生まれるようなお家」を造りたいですね。
事例1

家族4人暮らしで25坪という狭小住宅を手掛けられた事例。
「家族の繋がり」と「開放感のある空間」を重視し、2階部分に吹き抜けを作られたそう。

事例2

太陽の光をたくさん取り入れながらも、家の前を通る電車からの視線をカットした事例。
おしゃれな格子が特徴的です。

スタッフ

お客さんそれぞれの過ごしやすさを重視されているのですね。
室内の造りはシンプルながらとてもお洒落で、落ち着きそうな雰囲気が伝わってきます。

橋垣さん

ありがとうございます。そして、こういった空間の造り方以上に大切にしているのは、造るプロセスをお客さんと共有することです。
つまり、「誰がどうやって造っているのか」ということですね。

橋垣さん

設計者との関係もそうなのですが、家づくりにおいて「この大工さんが建ててくれたんだ」とか「この会社さんが壁を塗ってくれたんだ」ということが分かると、より家づくりが身近になると思うんです。

スタッフ

確かに、ハウスメーカーさんで家を造ると、誰が建ててくれたかまでは分かりませんよね。橋垣さんの家づくりは、お客様と造り手の距離が近いのですね。

橋垣さん

そうですね。お客さんが1年2年と時間を掛けて「私たちのために造った家」という実感を重ねていくと、その記憶が家の端々に残っていくんですよ。
それを時折思い出しながら暮らしていくと、家に対する味わい深さや愛情が生まれるんじゃないかなと思っています。

家づくりのイメージを膨らませる模型作り

橋垣さん

スタッフ

実際に住まわれる方と相対するために、住宅設計に行きついたと仰っていましたよね。橋垣さんは、お客様とどんな風に打ち合わせをされるのですか?

橋垣さん

最初に図面を見せられても住んでいるイメージが湧きにくいと思うので、立体的な模型でイメージを膨らませていきます
一般的によく使われる模型は実寸の1/100サイズのものが多いのですが、それだと室内まで良く見えないので、私は1/50サイズのものを作っています。

「ここはこうやって繋がる」、「家具を置くとこのくらいのサイズ感になる」といったイメージが鮮明になるようにしていますね。

模型

橋垣さんがいつも作られている模型。

スタッフ

確かに、普通の模型よりも少し大きいですね。見た目に関しても、植え込みまで再現されていて凄いです。
この模型を作るのって、とても大変そうに思えるのですが、どのくらいの期間で仕上げているのですか?

橋垣さん

通常のものは、大体2、3日で作成します。作るのはもちろん大変なんですけど、模型を作っている時は楽しいですね!
言うなれば、建設の疑似体験ができるんです。自分が設計したものが現実になっていく作業ですから、私もワクワクします。

スタッフ

先ほどからお話を伺っていると、本当に家づくりが好きなんだなという想いが伝わってきます。
これからお家を建てるお施主様に対しても「家づくりを楽しんでほしい」という想いはありますか?

橋垣さん

そういう想いはあります。何千万円という費用をかけて建てるのに、簡単に手早く造ってしまうのはもったいないですから。
自分で好きな素材や間取りをじっくり考えて、大工さんや協力会社、設計士とも親密になれたら、きっと完成した家に愛着が湧きますよね

橋垣さん

やっぱり設計士としては、お客さんに末永く住んでいってほしいという想いがあるんですよ。
長く住んでもらうためには、家づくりを楽しく進めていって、住む人が愛着を持てる家を造ることが大切だと考えています。

「この人と家づくりがしたい!」という気持ちを大切に

橋垣さん

スタッフ

これから、「お家を建てたい!」と考えている方へ向けて、家づくりのアドバイスを頂きたいです。

橋垣さん

お家の性能や見た目の良さも大事なんですけど、何より「この人と一緒に家を造りたい!」という気持ちを大切にしてほしいと思います。

家を造っていく途中で「この人ちょっと嫌だな」って気持ちが湧いてきたら、そのお家に対して嫌な思い出が出来てしまいますよね。
なので、人間性や性格も含めて、相性の良い人と出会えたらすごく良いと思います。

スタッフ

家づくりは、「人」との相性が大切なのですね。そういった理想のパートナーと出会うためには、どのようなことをすれば良いのでしょうか?

橋垣さん

やはり、たくさんの人と建物に出会うのが良いと思います。
建築家に連絡をするのは勇気が要ると思いますが、家づくりは一生に一度のことですから、じっくりと人探しをしてほしいですね。

橋垣さん

それこそ、こういったインタビューが読めるサイトは良いですよね。
他にもいろんな会社さんの記事があると思うので、じっくりと調べてみてはいかがでしょうか。

橋垣さん

スタッフ

ありがとうございます。ちなみに、橋垣さんがお客様と打ち合わせる時に意識していることはありますか?

橋垣さん

なるべく自然体でいようと思っていますね。取り繕わないというか。
1年2年とお付き合いする方の前で、変に格好付けるのは良くないと思っています。
それこそ相性を見極めてもらわなきゃいけないのに、こちらが取り繕っていたらダメですよね。

スタッフ

それは私も感じていました。自然体というか、本当に話しやすいですよね!
家づくりのパートナーを探す際には、ぜひ橋垣さんにも相談してほしいと思います。

値段感と坪単価

坪単価:80万円~

家の価格はさまざま
橋垣さんが手掛けるお家は、おおむね30坪前後の規模が多いそうです。
全体の価格としては3,000万円~4,000万円ほどのお家が多く、安価なケースでは2,000万円台のお家もあるとのこと。

口コミ、評判

“普通 だけど 普通じゃない家”に設計していただけた

住んでからは、生活を家に合わせるのではなく、今までの生活にあった家を考えていただき、光と風と、夏も冬も快適にシンプルでかつ住みやすくホッとできる”普通 だけど 普通じゃない家”に設計していただけたと家族一同とても満足しています。橋垣さんのお陰でこの1年半とてもたのしく家づくりを体験することができました。本当にありがとうございました。

決めた予算に極力合わせる提案、相談をじっくりしてくださった

橋垣さんのセンスを信頼し安心して甘えていましたが、さらに誠実さを感じたことは、決めた予算に極力合わせる提案、相談をじっくりしてくださった事。大変ありがたく感じました。憧れはあっても手に届くかは分からないですものね。疑問や質問にも丁寧にお答えいただきました。橋垣さんの選んでいただいた地元の工務店さんも大満足。今も点検に来たくださいます。

橋垣さんに巡りあえて、本当によかった

これまでは家に自分を合わせて暮らしていたのを、自分の暮らしに合うように家をつくる、というのは贅沢な体験でした。同世代だけど違う分野でプロフェッショナルでやってらっしゃる姿に共感しましたし、毎回の打ち合わせや家具工房への遠征など、気持ちよいやりとりをしながら一緒につくりあげていった感じがします。
もちろん完成結果は…本当に本当に素敵!!で、とても気持ちのいい家です。無垢の木と漆喰、それらを生かしたデザインが、目も心も穏やかにしてくれます。間取りも変わって機能的で明るくなりました。たくさんの本が収まる本棚や光に向いたキッチン、床暖房など、細かいところも快適です。ずっと住み続けたい住まいで大満足です。橋垣さんに巡りあえて、本当によかったなと思います。同じような希望や好みの方が橋垣さんとお家に出合えるといいなと思います。

無垢の木と漆喰、それらを生かしたデザイン

無垢の木と漆喰、それらを生かしたデザインが、目も心も穏やかにしてくれます。間取りも変わって機能的で明るくなりました。たくさんの本が収まる本棚や光に向いたキッチン、床暖房など、細かいところも快適です。

引用:いろは設計室 | houzz

まとめ

橋垣さん

橋垣さんの作品を見ていくと「普通でシンプルなこと」が一番大切なのかな、と思えてきます。

持ち前の温和な雰囲気がそのまま住宅にも反映されていて、とても温かみのある設計が魅力的でした。

家づくりのパートナーをお探しの方は、ぜひいろは設計室さんへご相談ください。

会社名 一級建築士事務所 いろは設計室
代表者名 橋垣 史子
住所 〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町1-11-604号室
電話番号 090-7718-8925
公式HP https://iroha-design.com/
営業時間 9:00~17:00
主な業務 注文住宅、リフォーム設計、管理
対応エリア 全国