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着るたびに着心地が良くなっていくお気に入りの洋服。使い込むほどに手に馴染み、素材の味わいが出た革製品。
時間とともに色あせた分だけ魅力が増し、古くなっても大切にしたいものってありますよね。
それと同じように「家もくらしてきた時間と共に魅力になる家を作りたい」と語るのは、角田佳瑞彰建築設計事務所の角田代表。
角田代表は、住む人が本当に心地よいと思える家づくりを追求している建築家さんで、風の抜け方、光の取り入れ方、生活動線、経年変化による素材の成長や愛着を大切にされています。
本記事では、そんな角田代表のインタビューをもとに、家づくりのこだわりやお施主さんに対しての接し方をご紹介します。
住めば住むほど魅力が生まれる家をつくりたい
スタッフ
角田さんは、子供の頃から建築家を志されていたのですか?
角田代表
子供の頃は建築家という職業を知らなかったので、特別に意識したことはありませんでした。
でも、昔から絵を描いたり、モノを作ったりすることが得意でした。
スタッフ
幼いながらに才能の片鱗は見せていたわけですね。具体的に仕事にしようと思ったきっかけは何ですか?
角田代表
高校を卒業して「自分の得意なことを活かして人の役に立ちたいな」と考えて、建築の専門学校へ入学しました。
学校では建築を学びながら、その奥深さや、素敵な建物に住まう人たちの喜びを知って、建築の世界へのめり込んで行きました。
スタッフ
ものづくりが得意だったことを活かしたのですね。専門学校を卒業されてからはどうされたのですか?
角田代表
専門学校を卒業してからは、工務店で5年間、設計事務所で6年働きました。
周りからは遠回りをしたねとも言われました(笑)。しかし私には、工務店で学んだことも良い経験だったと思います。
角田代表
工務店の経験を通して工事側の家づくりに対する考え方も理解できましたし、よりお施主さんの要望を実現する手段が増えたことで、私自身の視野が広がったように思います。
スタッフ
施工側の立場が分かったことで、角田さんの設計や考え方に幅が出たんですね。ちなみにずっと住宅をメインに手がけられているのですか?
角田代表
そうです。設計事務所に勤めていた頃から住宅の設計が多かったです。
スタッフ
建築には商業施設や公共施設、ビルやマンションなどもあると思いますが、住宅を主に手掛けるのはなぜですか?
角田代表
住まう方の暮らし方・過ごし方の数だけそれぞれ異なる住まいが生まれるからです。その方にふさわしい住まい・空間作りに携わることがとても楽しく大好きです。
難しい要望を解決していくたびに新しい発見があり、私自身も成長させてもらっています。
角田代表
そしてなにより、住宅は人の暮らしの基本です。人にとって一番身近な存在であり、毎日安心して帰ることができる場所、私たちを守ってくれるところですから。
スタッフ
住まわれる人の傾向によっておうちは千差万別ですからね。では、角田さんが考える家づくりのこだわりはありますか?
角田代表
くらしてきた時間と共に味わいが出てくる家づくりです。
スタッフ
角田代表
長い時間を経て色あせていくことは、家への愛着にもつながると思うんです。身の回りになかなか捨てられないモノってあるじゃないですか。使い込むほどに良い風合いが出てくる革製品とか。
角田代表
あれは綺麗なままだから取っておきたいのではなくて、自分が使ってきた痕跡があるからクタクタになっても愛着があって捨てられないのだと思います。
私としては家もそうであってほしいですね。使い込まれて馴染んでいくことで、風格のある家を造りたいです。
お施主さんの「好き」に全力で応えるのが建築家
スタッフ
角田さんは、お施主さんに「こんな風に暮らしてほしい」というお考えはありますか?
角田代表
住まいというのは人それぞれ暮らし方が異なると思いますので、こういうカタチの中でこう暮らして欲しいという一方的な思いはありません。「そこに住む人がこう暮らしたいから、敷地や周辺環境、光、風、一緒に暮らす家族の方のことを考えながら読み解きカタチにしていく」という考えを大切にしています。
それでもどんな風に暮らして欲しいかと答えるなら、気持ち良くのびのび暮らして欲しいと考えます。
スタッフ
あくまで、住まわれる方が主体なのですね。では、これまでに印象深かった設計はありますか?
角田代表
どのお家も印象深いのですが、とても音楽好きなご主人が住まわれるお家が印象に残っています。
CDや楽器を沢山持っていて、それをとても大切にされている方でした。
角田代表
計画では壁に大きな見える収納を造って全部飾ることにしました。こういう風に何かしら「自分はこれが好きなんだ!」というものを大切にしている暮らし方は素敵ですよね。
そしてその「好き」にしっかりと向き合って応えていくのが建築家だと思っています。
スタッフ
その人が本当にしたい暮らしをするのが一番ですよね!建築家さんに依頼する醍醐味は、家を自由に設計できることだとしみじみ思います。
家づくりはワガママに楽しんで
スタッフ
角田さんが、お施主さんと話す時に気をつけていることはありますか?
角田代表
まだうまくまとまっていない要望だったり、家族に配慮して言いにくいことだったり、難しそうな要望なので私に遠慮して言えなかったりすることがあると思うんです。
普段なかなか言いにくいことや言葉にできない想いを、会話やコミュニケーションを通して汲み取るようにしています。
その上で「こうしてはいかがですか?」と提案することで良い話し合いになっていくことが多いです。
スタッフ
緊張したり遠慮したりして本音が言いづらいことは確かにあるかもしれません。でも角田さんとしては、もっとお施主さんから自由に色々意見を言ってほしいのですか?
角田代表
そうですね。良い意味でワガママになっていいと思います。
「どうせできないだろうな」と考えて妥協したり我慢したりするよりも、まずは「私はこう暮らしたい!」というイメージがあれば教えて欲しいです。抽象的でもいいですし、具体的に「今の家のここが使いづらい」などでもいいです。いまの暮らしの中で抱えているどんなに細かいストレスも、伝えてみることが大切です。
角田代表
また、住んでいく中で「こうしておけば良かった」って壁にぶつかることもあると思うのですが、私たち建築家は経験からそれを踏まえた提案ができます。
なので、ワガママを言いつつ、ある程度を建築家に任せてくれれば良い家はきっと造れると思います。
スタッフ
なんだか、角田さんの家づくりに対する姿勢から、建築が本当に好きなんだなということが伝わってきます。
こんなことを聞くのは失礼かもしれませんが・・・ズバリ、建築って楽しいですか?
角田代表
楽しいですよ!小さい頃からずっと携わっていますが飽きたこと、嫌になったことなど一度もありません。
それぞれのお施主さんごとに毎回新しい課題や発見がありますし、どんな難しい要望も解決方法は必ずあります。毎回難しいけど楽しいなと思って設計しています。
家を住みやすくするアイデアや解決策は常に頭で考えていると思います。
仕事以外の日常生活の中からも気付きやアイデアが浮かびますので、寝ているとき以外はずっと暮らしの何かしらを考えながら生活している気がしますが、全く苦になりません(笑)。
スタッフ
まさに天職ですね。お施主さんも、角田さんのように真摯に家づくりを考えてくれる方だと安心されると思います。
一級建築士事務所角田佳瑞彰建築設計事務所のインタビューまとめ
家づくりは、もっと施主さんがワガママになって良いとお話しくださった角田代表。
お施主さんが言いづらい部分を汲み取ったり、常に住宅をより良くしようと思考を巡らすその姿勢には、建築に対する並々ならぬ誠実さを感じました。
一生に一度のお買い物とされる新築を、信頼できる建築家に依頼したい方は、ぜひ角田佳瑞彰建築設計事務所へご相談ください。
一級建築士事務所 角田佳瑞彰建築設計事務所の詳細情報
会社名 |
一級建築士事務所 角田佳瑞彰建築設計事務所 |
所在地 |
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町4-16-2 |
代表者名 |
角田佳瑞彰 |
電話番号 |
0422-27-6644 |
営業時間 |
9:00~18:00 |
公式HP |
https://www.kakutastudio.com/ |
対応する工事 |
建物の企画、設計監理 |
対応エリア |
全国 |
その他 |
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