株式会社河野建築デザインの代表取締役・渡邉さんは、お客様ひとりひとりの想いを叶える家づくりをされています。
そのためには、お客様が何を求めているかを汲み取って、お客様の全てを知った上で提案をすることが大切だとお考えです。
また、株式会社河野建築デザインさんはテーマパーク内の建築物などでよく見受けられる「モルタル造形」を得意とされており、個人住宅だけでなく個性豊かな店舗や施設も手がけられています。
そんな渡邉さんの家づくりへの想いやこだわりをお伺いしてきました。
ただ建てるのではなくデザインを取り入れた建築をつくりたい
スタッフ
渡邉さん
商業デザインというのはパッケージや車のデザインなど、世に出ている商品のデザイン全般のことです。
「特にこれ!」という具体的なことまでは考えていませんでしたが、商業デザインの仕事をしたいと漠然と思っていました。
ですが、当時の自分のやりたいことはさておき建築の道に進みました。
スタッフ
渡邉さん
もともと「河野建築デザイン」は母が立ち上げた会社で、「河野」という名前は母の旧姓なんです。
スタッフ
渡邉さんは、創業当初からお手伝いをされていたのでしょうか?
渡邉さん
それからは社長である母を手伝いながら二人三脚で頑張っていました。
私が後を継いだのは10年前くらいです。
スタッフ

河野建築デザインさんには現在、フランスとアメリカで修行をされてきたデザイナーさんが所属されているそうです。
渡邉さん
建築の道に進みましたが、その中でもデザインすることはやりたいと思っていました。
日本のメーカーから出ている建築材料や住宅設備などは、デザイン性の高い商品が今でこそ多くありますが当時はほとんどなく、デザイン性の優れた輸入の商品を取り入れながら家づくりをしていました。
そうやってデザインにこだわってつくった家は建売であってもすぐに売れたので「やっぱりデザインは建築の中で重要なものだ」と実感しましたね。
スタッフ
渡邉さん
ある時にマンションのリフォームをご依頼頂いた際には、お客様からデザインについて「ある程度お任せします」というお話を頂きました。
そのリフォームではお客様からもご満足して頂けましたし、初めてデザインのコンテストに応募して大賞を取りました。

コンテストで大賞を受賞したリフォーム後のマンションのお写真。
お客様のご希望で和風なデザインにしたそうです。
お客様の全てを知った上で将来のことまで考えるのが家づくり
スタッフ
渡邉さん
表面的な部分でなはくお客様のライフスタイルを見せて頂き、お客様の全てを知った上で、20年、30年先の将来のことまで考えて設計をします。
家づくりとはそういうことだと思います。
スタッフ
渡邉さん
例えば、奥様が家事が好きじゃなかったり片付けが苦手だったとしたら、そういう部分をフォローしていくような間取りやレイアウトを考えるようにしています。
スタッフ
渡邉さん
お客様にヒアリングシートの記入をして頂き、それを拝見した上でこちらから質問をして、さらに深めていきます。
お客様からは「10年経っても住みやすい」「10年経ってもデザインが新しい」と言って頂けるので、お客様の希望に寄り添うことができたのだと実感しています。

渡邉さんが手がけられた家の事例です。
自然素材の木がふんだんに使用されています。
スタッフ
渡邉さん
普遍的な自然素材を組み合わせることで、古さを感じさせない家づくりが叶います。
朽ちてはいきますが、美しく朽ちていくんです。
スタッフ
これまで渡邉さんが手がけられて来た中で、とくに思い入れのある家はありますか?
渡邉さん
オーナーさんとデザインの打ち合わせをしている中で、北海道の富良野にある喫茶店が「何とも言えない雰囲気で良かった」とお話を伺っていました。
しかし「何とも言えない雰囲気」は現地でしか感じることが出来ませんから、私も実際に富良野の喫茶店に行ってきたんです。
冬の北海道だったのですごく寒いし、吹雪で飛行機もなかなか離陸できずに大変だったのを覚えています(笑)
でも行ってみたら、オーナーが「こういうことを伝えたかったのか」ということがよく分かりました。
スタッフ
お客様が伝えたかった雰囲気というのは、どんな感じだったのでしょうか?
渡邉さん
つまり、自然と一体になれるような室内空間なんです。

軽井沢の別荘の外観です。

大きな窓から軽井沢の大自然が見えます。
素晴らしい眺めですね。
スタッフ
実際に設計・施工をされてみて、どうでしたか?
渡邉さん
色々と大変なことがあって本当に苦労しましたが、やりがいがありとても楽しかったです。
モルタル造形で時間の経過と共に出てくる味わいを再現する

まるでテーマパークのような世界観です。
スタッフ
渡邉さん
例えば昔のヨーロッパの建物のような古さを、新しい建物にわざと再現することができるんです。
本来であれば時間の経過と共に出てくる味わいを、エイジングという塗装の技法を用いてつくるんです。
テーマパークのデザインは、ほとんどモルタル造形でつくられていますよ。
スタッフ
渡邉さん
予算が限られていたので全体的に施すことはできませんでしたが「表通りから見えるところはモルタル造形にしましょう」という提案をしました。
子供達に夢を与えられるようにと考えてつくりましたが、完成した時には子供達だけでなく親御さん達まで大変喜んでくださいました。

保育園とは思えない雰囲気の外観です。

こんな夢あふれる保育園なら親子で毎日通うのが楽しくなりそうですね 。
スタッフ
渡邉さん
あとは、入園してくれる子供達に配るために、保育園の想いや姿勢が伝わる絵本をつくりました。
内容的には「何でこの建物を建てたのか」ということが分かるようなストーリーです。
建築家は絵本と関係のない職業ではありますが、保育園の想いや姿勢と建物がリンクするものをつくりたかったんです。
保育園の理事長さんもそういった考え方が好きな人だったので、提案したら受け入れてくださいました。
スタッフ
渡邉さんが、お客様のことを本当によく考えてくださっているのが伝わります。
今までのお客様の中で、その人ならではの特徴的な家づくりをした思い出はありますか?

お話にあった絵本の実物を拝見しました。

ページを開くとこんな感じです。
渡邉さん
もちろん、素人が塗るのは難しいことですし、家族みんなで塗ると仕上がりにそれぞれの性格が出ます。
でも、それはそれで味です。
仕上がりうんぬんよりも、家族みんなでつくった思い出や自分で塗った経験が残るので、良い家になりましたよ。
スタッフ
ご家族にとっては、一生の思い出に残る家づくりとなったでしょうね。
最後に、家づくりを検討中の読者の方々にアドバイスをお願い致します。
渡邉さん
家をつくろうと思うと、工法や設備について色々な勉強をすると思います。
すると、どうしても「こういうのがいい」「ああいうのがいい」と工法や設備のほうに目が行きがちです。
そうならないために「何のためにつくるか」の根本を忘れないことが大切です。
スタッフ
渡邉さん
昔からよく「家は三回建てろ」と言われることがありますが「何のためにつくるか」がしっかりあれば三回も建てる必要はないと思います。
根本的な部分を大切にしながら、一緒に家づくりをしていきましょう。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
値段感と坪単価
坪単価:65万円~
そのため、かかる費用もどんな家を建てるかによって異なります。
詳しくは、お問い合わせください。
まとめ
株式会社河野建築デザインさんは、モルタル造形の技術を得意とされている工務店さんで、住宅だけでなく個性あふれる店舗や施設の設計までも手がけられています。
また、渡邉さんはお客様ひとりひとりの想いを叶える家づくりをされています。
お客様が何を求めているかを汲み取って、お客様の全てを知った上で提案をすることが大切だとお考えです。
そんな渡邉さんの家づくりには、お客様ひとりひとりを思いやる心遣いが感じられました。
渡邉さんに家づくりをお願いしたい方は、株式会社河野建築デザインさんにお問い合わせください。
会社名 | 株式会社河野建築デザイン |
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代表者名 | 渡邉一成 |
住所 | 〒215-0005 神奈川県川崎市麻生区千代ヶ丘6-8-48 |
電話番号 | 044-953-6002 |
営業時間 | 9:00~18:00 | 主な業務 | 総合建設業 |
対応エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県 (事務所から約1時半圏内) |