君島建築有限会社

君島さん

栃木県宇都宮市の君島建築有限会社さんは、腕の良い大工さんがつくる「本物の家」が自慢の工務店さんです
無垢材を使用した、建築家との家づくりをされています。

バブル崩壊後、日本の家づくりは新建材が主流となりました。
価格が安く合理的であることのみが良しとされる時代の中、君島さんは先代であるお父様の代から続く「大工さんの高い技術力」を生かすことに原点回帰されました。

そんな君島さんの家づくりへの想いやこだわりを、インタビューにてお伺いしてきました。

歌手になる夢を捨て、会社を継ぐことにした

スタッフ

君島さんが建築に興味を持ったきっかけは何ですか?

君島さん

この君島建築は私の親父が昭和43年に設立した会社で、私は二代目なんですよ。
親父は大工で、一級技能士という資格を持っていました
それで、職業訓練所から上がってきた大工の見習いが、毎年うちに住み込みで修行に来ていたんです
そんな環境で育ったこともあり、大学は建築学科に進みました。

スタッフ

お父様は、とても立派な大工さんだったんですね。
カッコいいです。

君島さん

親父はバリバリの大工でしたね。
でも私自身は、当時は全く会社を継ぐ気がありませんでした。
実を言うと「歌手になりたい」という夢を持っていて、そのために東京の大学に入ったんです

スタッフ

歌手ですか!
では、東京に出てからは建築の勉強に専念するというよりも、歌手になるための修行をされていたのでしょうか?

君島さん

そうですね。
東京で6、7年くらいは歌手として下積みの活動をしていました
六本木の飲み屋で、R&Bを歌うバイトをしていたんです。
その活動がメインになってしまったので、東京に出てきて2年ほど経った時に大学は中退してしまいました

スタッフ

六本木で歌っていたなんて、カッコいいですね!
ですが君島さんは現在、こうして建築のお仕事をされていらっしゃいますよね。
どのような転機があったのでしょうか?

君島さん

あるレコード会社からデビューの話があったのですが、それが「演歌」だったんです。
演歌をカラオケで歌うことはありましたが、演歌でデビューはしたくありませんでした。
そのことがきっかけで、歌は辞めることにしたんです
でも親には歌を辞めたことをなかなか言えなくて、しばらくは東京で全く違う仕事をして過ごしました

君島さん

ちょうどその頃に、先輩から「プロダクションをやってみない?」と真剣な仕事の誘いがあったんです。
ですが、東京にプロダクションをつくってしまったら、もう宇都宮に戻ることはできなくなってしまいます
その時に初めて、「やっぱり親父の会社は私が継がなきゃいけない」「宇都宮に戻らなきゃ」という想いが頭の中に浮かび上がってきたんです
それで、宇都宮に帰ってきました。

大工の技術を生かした、本物の家づくり

スタッフ

宇都宮に帰られてから、すぐにお父様の会社に入ったのですか?

君島さん

まだ若かったこともあり、すぐには会社に入りませんでした。
六本木にいた頃のノウハウを活かして、宇都宮で飲み屋をひらいたんです。
今で言う、若者が集まるバーのような感じの店です。
その後しばらくしてから、ご縁あって知り合いと一緒にユニットバスの代理店を君島建築の出向社員として始めました
それが、建築の仕事に足を踏み入れたきっかけです

君島さん

ユニットバスの代理店を2年くらいやった頃に、本格的に会社を継ごうと考えました
でも、どのような形で継ぐかが問題でした。
図面を描くのが好きではなかったので建築士の資格を取る気は全くありませんでしたし、大学に入り直す気もありませんでした。
大工の仕事は高卒くらいから修行をしないと厳しいので、もう20代後半の自分には無理だったんです。

スタッフ

それで、どうされたんですか?

君島さん

不動産の勉強をすることにしたんです。
まずは先輩の会社に入って、不動産の仲介の仕事を経験しました。
不動産の経験は、今でも強みになっています
土地から探しているお施主さんもたくさんいらっしゃいますので。
不動産の仕事を続けている当時の仲間に電話を一本入れれば、良い土地がすぐに見つかるんですよ

スタッフ

建築のお仕事の入り口として不動産を選んだことが、吉と出たんですね!
ところで、不動産のお仕事を始めてから、君島建築でのお仕事はどうなりましたか?

君島さん

ちょうどその頃はバブルが崩壊して、ローコスト住宅が出てきたりハウスメーカーが強くなったりして、工務店の地位が危ぶまれていたんです。
そんな中で「君島建築がどうやって生き残るか」ということを、不動産の仕事をやりつつ考えていました

スタッフ

大変な時代だったんですね。
それで、どうされたんですか?

君島さん

生き残るためには、「普通の工務店ではダメだろう」と思っていました。
そこで、原点に戻って考えてみたんです。
その時に気づいたことが「うちには、親父の弟子がたくさんいる!」ということだったんです。
当時はバブル崩壊で価格の安い新建材が流行っていましたが、君島建築は「本物の家」をつくるほうにシフトしていくことにしたんです
家中のすまい
家中のすまい

施工事例「家中のすまい」

スタッフ

素晴らしい決断ですね!
本物の家をつくるために、どうされたんですか?

君島さん

まずは設計事務所と一緒に仕事をすることにしました
うちには何でもできる大工がいて、お施主さんのご要望に答えられる技術があったからです
それが、本物の家をつくるために始めた最初の一歩ですね。

お任せできる人かどうかの見極めをすることが大切

スタッフ

君島建築さんのホームページを拝見しましたが、ブログが素敵ですね。
目線や言葉遣いが、良い意味で工務店さんらしくないと感じました。

君島さん

ブログは女房が書いています。
女房は収納アドバイザーの資格も持っていて、手描きの図面をつくることもあるんです。
お施主さんがもともとお持ちの家電の寸法を女房が全部教えてもらって、それをどんな風に新しい家に入れるかお施主さんと相談するんです

スタッフ

奥様もご一緒にお仕事をされているんですね。
持ってる家電のサイズを生かして新しい家をつくってもらえるなんて、お施主さんはすごく嬉しいでしょうね。

君島さん

うちは既製品を使わずに、全てオーダーでつくるんです
キッチンも脱衣所も、棚まで全てつくります。
うちの大工は家具もつくれるんですよ
家具屋で買うと高いから、うちでつくったほうが良いんです。

スタッフ

完全フルオーダーの家ということですね。
素敵です。

君島さん

そうです。だから、同じ家は一軒もありません
「君島建築の仕様」というのはありますが、全て内容が違うんです。
例えば、脱衣所に棚をつくるとしたら「棚の中に入れるのはタオルだけですか?下着も入れますか?」「他に何か入れるものはありますか?」とお伺いして、お施主さんごとに変えるんです
焼杉の家
焼杉の家

施工事例「焼杉の家」

君島さん

もしかするとお施主さんの中には、ここまで細かいことを考えて家をつくるとは思っていなかった人もいるかもしれません。
単純に「無垢材が好き」という理由でうちに来る人もいますから。

スタッフ

君島建築さんは、大工さんの腕を活かせる木を使った家をつくられているんですもんね。

君島さん

そうですね。
大工の技術力が一番の強みです
うちは大工を外注せずに、君島建築の社員にしているんです。
うちはそれくらい、大工を大事にしているということです

スタッフ

大工を社員にしている会社は、最近ほとんどありませんもんね。
君島建築さんが大工さんを大事にしていることが、よく分かりました。
これから家を建てたいと考えているコノイエの読者に、君島さんからアドバイスをお願いします。

君島さん

家づくりを依頼する相手が、お任せできる人かどうかの見極めをすることが大切です
「納得できる」「信頼できる」ということは、「コミュニケーションが取れる」ということです。
コミュニケーションが一番大切なので、相手がどんな風にコミュニケーションを取ってくれるかよく見てください

君島さん

うちではお施主さんを呼んで、女房の料理を振る舞うんです。
そうやってコミュニケーションをしっかり取るので、打ち合わせは長いですし、工期も長いです。
効率は悪いのですが、そうじゃないとダメなんです。
その証拠に、うちは一軒もクレームがないんですよ
モデルハウス

君島建築有限会社さんのモデルハウスです。

モデルハウス

内装もとてもオシャレです。

スタッフ

素敵ですね。
家を建てた後もお施主さんとの交流はあるんですか?

君島さん

うちは建てた家に定期保証がなくて、「何かあったらすぐ電話してね」とお伝えしています。
なので、何もないと電話がくることはありません。
でも、2019年にモデルハウスをつくった時にこれまで建てた家のお施主さんをお招きして、感謝祭をひらいたんです
そこに色んな人が来てくれて、すごく嬉しかったですね
これからもお施主さんに喜んで頂けるような家づくりをしていきたいと思っていますので、お気軽に相談にいらしてくださいね。

値段感と坪単価

坪単価:50万円~

まとめ

モデルハウスの予約

君島建築有限会社さんは、大工さんの腕を生かした「本物の家」をつくられている工務店さんです。

コミュニケーションを大切にする君島建築有限会社さんでは、細やかな配慮がなされた完全フルオーダーの家づくりが叶います。

君島建築有限会社さんに家づくりをお願いしたい方は、お気軽にお問い合わせください。

会社名 君島建築有限会社
代表者名 君島進
住所 〒321-0951
栃木県宇都宮市越戸1-9-33
電話番号 028-661-0502
公式HP http://kimi-ken.com/
営業時間 9:00~18:00
主な業務 住宅設計、施工
対応エリア 栃木県内