お金さえ払えば高価なものは買えますが、イメージした通りの物は簡単には買えません。
M.A.O. – 1級建築士事務所の町田さんは、お客さんとの対話から生まれるイメージやアイディアを大切にしており、これまでにない斬新でユニークな発想を取り入れたお家をいくつも手掛けてこられました。
この記事では、そんな町田さんのインタビューをもとに町田さんの建築に対する想いやこだわりを会話形式で詳しくご紹介していきます。
家づくりではコミュニケーションが欠かせない
スタッフ
町田さん
特に住宅に関しては、実際の住み心地が重要ですね。
スタッフ
町田さん
この事務所で飲み会を開く時もあって、その時は皆さん手料理を持ってきて振る舞ってくれるんですよ。
スタッフ
町田さん
お家は建てて終わりではありませんよ。建てた後でも気軽に何でも相談してほしいですね。
スタッフ
数ある設計の中で町田さんが住宅の設計を手掛けるようになったきっかけはありますか?
町田さん
僕は設計に携わる以上、お施主さんにとって居心地が良い空間を作ってあげたい、という想いがあるので住宅づくりにはとてもやりがいを感じています。
とはいえ、この事務所も僕が設計していますし、お家に限らず色んな建物の相談をしてほしいですね。
スタッフ
照明の具合がちょうど良いからでしょうか?
町田さん
特に、照明を使う時間が多い夜になるにつれて、だんだんと落ち着く空間になるよう設計しました。昼間と違って夜は考え事も多くなりますからね。
夜が更けるとバーを連想させるようなライティングになります。
実際に、外国の方が間違えて入って来られたこともあるくらいです。
スタッフ
ちなみに、お施主さんによって、居心地が良い空間は違うと思うのですが、お施主さんに合わせて空間をデザインするために何か必要なことはありますか?
町田さん
なので、たとえ時間が掛かっても会話のキャッチボールは欠かせません。
スタッフ
お施主さんから好みや要望を引き出すために何か工夫していることはありますか?
町田さん
具体的に何処にどんなこだわりを持って造ったのかをお話すると、自然とお施主さんも「自分だったらどんな物が好きなんだろう」と話を置き換えて考えてくれるようになります。
レコードが好きな人なら音楽の話になりますし、お料理が好きな人ならキッチンの話になります。映画が好きな方でしたら、実際にプロジェクターで流してみてイメージを掴んでもらうこともありますよ。
自由な発想で素材が持つ本来の魅力を引き出す
スタッフ
他にも町田さんが家づくりで大事にしていることはありますか?
町田さん
なので、素材感は大事にしていますね。
スタッフ
町田さん

鏡の代わりにステンレスをはめ込んだトイレ内
スタッフ
素材の質感がより鮮明に伝わってきますね。
町田さん

通常は錆止めとして使われるフェロドールという塗料で塗られたドア
スタッフ
町田さん
スタッフ
町田さん
高級なものを使えば贅沢な空間ができるのは当たり前です。でも、質素な物でうまく置き換えて、よりカッコよく、より素敵に見せられたらもっと贅沢な気がするんですよ。なので、僕は費用面についてもこだわりを持って提案させてもらう事が多いですね。
スタッフ
町田さん
スタッフ
町田さん
スタッフ
町田さん
しかも僕の場合、お客さんと一緒に話をしているうちに会話の中からアイディアが生み出されるケースがとても多いんですよ。
町田さん

ダイニングキッチンの床に人工大理石を使用して、リビングには絨毯を敷くお家を提案されたそうです
スタッフ
町田さん
住宅、店舗に限らず遊び心は大切にしてますね。
お客さんのイメージを形に変える再現性の高さ
スタッフ
町田さん
「なんでシステムキッチンから選ばなきゃいけないんですか?」と、それで僕も既製品から選ばなくても良いんじゃないかと思ってお施主さんと一緒に考えました。
結局、キッチンの設備は造作で一から作りあげました。幅を長くとったり、作業台が動くようにしたり、いろんな工夫を詰め込みましたよ。
スタッフ
しかも、初めて手掛けたお家から、既に型にはまらない自由な発想が始まっていたとは驚きです。
町田さん
もちろん、突拍子がない発想なら何でも良いわけではありません。
本当に大事なのは会話のキャッチボールから色んなアイディアが生まれてくるところにあります。
スタッフ
町田さん
ご自身の好きなインテリアや家具などを起点にどんな空間にしたいか考えてみると面白いですよ。
スタッフ
町田さん
たとえはっきりとイメージができなくても、考えてもらうことが大事ですね。
もし、自信がない時は何でも相談してもらえれば大丈夫です。
僕の場合、「これはできますよ」とか「これはヤメたほうが良いですよ」とはっきり言わせてもらいますから。
何か1つ家づくりではこだわりを持ってほしい
スタッフ
町田さん
全部にお金をかけられるわけではないですし、たとえ出来たとしても勿体ないです。
「こだわるところにはこだわる」というメリハリを付けるのも、僕がこだわっている質素で贅沢な空間に仕上げるためには重要な要素なんです。
スタッフ
新築を検討する際には自分のこだわりを何かしら持つのが大事なんですね。
町田さん
でも、何のこだわりもなければ、誰が見てもおかしくないようにするのが精一杯で均一的なお家になってしまいます。
スタッフ
町田さん
こだわりがいっぱいあっても良いんです。
一緒にたくさん会話をして、整理をして、最終的に一番重要なものが何か見つけて行きましょう。
数ある中から何か1つ、自分が好きな事やゆずれないこだわりが叶えられていれば意外と全てが良く思えてくるものですよ。
値段感と坪単価
坪単価:100万円~
まとめ
町田さんは建築に対する豊富な知識を持っていても、あくまでお客さんのイメージを尊重して設計をされています。
「建築家さんにこんな事を言ったら失礼かな」と思ってしまうようなひらめきやアイディアも、町田さんなら遊び心を持って一緒に楽しんでくれそうです。
こだわりのある、あなただけのお家を建てたい方はぜひM.A.O. – 1級建築士事務所の町田さんに相談してみてください。
会社名 | M.A.O. – 1級建築士事務所 |
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代表者名 | 町田 桂吾 |
住所 | 〒153-0051 東京都目黒区上目黒5-6-29上目黒アパートメント 1F |
電話番号 | 03-5721-6192 |
公式HP | http://mao-archi.com |
営業時間 | 10:00~19:00 | 主な業務 | 建築物の設計・施工監理 / インテリア・家具のデザイン |
対応エリア | 全国(海外も対応可) |