真野晃建築アトリエ

高温多湿で緑豊かな自然に囲まれている日本。
せっかく日本でお家を建てるなら、閉じこもりっぱなしの空間よりも、開放的で自然と調和した空間で過ごしたいと思いませんか?

今回ご紹介する真野晃建築アトリエさんは、土地の特徴や周囲の環境を最大限に活かした家づくりを信条とされています。
庭園を始めとした、日本ならではの美しい自然を取り入れた住まいは筆舌に尽くしがたい魅力があります。

そんな住まいを新築にしたいと考えている方は、ぜひ本記事のインタビューをご覧ください。

「モノをつくる力」だけではなく「モノを視る力」を養う

真野さん インタビュー

スタッフ

早速ですが、真野さんが建築に興味を持たれたきっかけを教えてください。

真野さん

中学か高校の時に、「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」という歌を聴いたのがきっかけと言えるかもしれません。
その歌を聴いて初めて「建築家」という職業を知り、それ以来なんとなく頭に残っていたんです。それで大学へ進む時に「建築科に行こうかな」と考えました。
フランク・ロイド・ライトに捧げる歌とは
サイモン&ガーファンクルが1980年に発表した楽曲。曲名の通りアメリカの偉大な建築家である「フランク・ロイド・ライト」氏を哀悼した歌になっています。

スタッフ

歌で建築家という職業を知ったなんて、なんだか素敵なきっかけですね。

真野さん

その前からものづくりに携わりたいとは思っていました。大学に進んでからはランドスケープデザインにも興味がでたのですが、私が進んだ大学には造園学科がなくて。学科選択の時に建築を選び、大学では建築を専攻しましたが、造園と建築は一体のものなので、造園についても自分なりに学んできました。

スタッフ

大学を卒業されてからはどちらに就職なさったのですか?

真野さん

建築設計事務所に入り、10年程いろいろ学んでから独立しました。最初に働いた設計事務所を辞めた後に、9か月余りヨーロッパを旅しながら人々の生活、建築や街を見て歩きました。出会うものが日々新鮮で、たくさんスケッチもしました。節約しながらの旅でしたが、美術館やコンサートでの体験も刺激的でしたね。当時は南回りという空路があったので、日本への帰路インドにも立ち寄りました。

真野さん スケッチ

真野さん スケッチ

真野さんが当時描かれたスケッチ。
古典建築が多く陸続きなヨーロッパは、建築物を描く旅にはうってつけだったとか。

スタッフ

精巧かつ味のあるスケッチですね!建築物のスケッチは、やはり技術の向上に欠かせないのでしょうか。

真野さん

技術というよりも「モノを視る力」を養うために大切なことだと思っています。私は「モノをつくる能力」と同じように「モノを視る力」が大切だと考えているんです。
モノのつくり方や技術は人から学ぶことができますが「視る力」は自分で視て、感じ、考えることによってしか養えないんですよ。

スタッフ

「モノを視る力」ですか。実際に建築物などを見る時には、どういったことを注視するのですか?

真野さん

ただ視るだけでなく、「どう感じたのか」という体験を、記憶に積み重ねていくようにしています。私の場合、建築でもアートでも「良いな・素敵だな」と感じたら、「どこがどう良いのか」を、スケッチや言葉で残して、頭の中で整理するようにしています。そうすることにより、自分の中でデザインの源が豊かになっていくと思っているんです。

スタッフ

感覚で留めるのではなく、言語化をして積み重ねていくことが大事なのですね。

土地と環境を最大限に活かした設計を

真野さん 施工事例

スタッフ

真野さんが設計をする上で、大切にされていることはありますか?

真野さん

周りの環境と建物・生活をどのように調和させるか、どうすれば土地になじむかを大切にしています。住宅には「必ずこうじゃないといけない」というきまりはありませんので、土地や環境と建て主の方の生活を結びつけ、その場にふさわしい佇まいをどのようにつくるか考えています。

スタッフ

真野さんのホームページを拝見した時に「人、街、自然とつながる」というワードが印象に残ったのですが、その言葉に繋がる想いなのでしょうか。

真野さん

そうですね。場所や生活スタイルにより、間取りやデザインは全然違ってきます。例えば高低差のある土地に建つ家は、当然上から見た視線が生まれますから、屋根のデザインも大切にして設計するとか。

スタッフ

その場所ごとに適した構造やデザインがあるのですね。そのお考えに至った理由はあるのでしょうか?

真野さん

もともと「そこにある自然や環境を最大限生かして生活の場をつくること」が住まいづくりの原点、という考えが私のベースにあるんです。自然や環境の中に生活の場を設えていく感覚と言いますか。
この住宅はその考え方をお伝えする例です。もともとこの敷地にあった庭と敷地からの風景を、最大限活かすことを考えました。庭の木は一本も切ることなく残して建物を配置し、敷地からの風景と庭を結び付けるために、全開放する引き込み戸の開口としました。
真野さん 庭園

真野さんは、外の環境を最大限に活かした「庭園」も数多く手がけられています。

スタッフ

非日常感すら覚える美しい庭園ですね。こうやって周囲の自然を活かしてくださるのはお施主様にとっても嬉しいと思います。

真野さん

この景色や自然はもともとこの場所に存在していたものですが、「外で見る景色」と「家の中から見る景色」は全く別物なんですよ。住宅という空間に守られながら見る自然は、一味違ったものになるはずです。
ですので、住宅は景色や自然を引き立ててくれるような役割もあると思っています。

スタッフ

住宅があるからこそ、自然や景色がより魅力的に見えることもあるのですね。奥が深いです。

10年先、20年先まで見据えた家づくりを

真野さん インタビュー

終始和やかに、丁寧にお話しくださった真野さん。

スタッフ

真野さんの今後の展望などはありますか?

真野さん

以前から考えていたのですが、事務所の拠点を東京から地方へ移そうかなと考えています。
都会にいると情報量や仕事が多いというメリットはあるのですが、地方へ移って自然の中で感性を磨いたり、地域づくりに携わったりしたいですね。

スタッフ

自然や環境を大切にされている真野さんらしい展望ですね。それでは最後に、これから新築をお考えの方へアドバイスを頂けたらと思います。

真野さん

家づくりをする時は、現在の環境や価値観だけでなく将来どうなっていくかを考えるのが大切だと思います。
「現在の生活にピッタリだから」「見た目が格好良いから」という理由だけで進めない方が良いと思います。

真野さん

また、設備を導入する時は「流行っているから」という理由ではなく「自分たちの生活に合っているから」という理由で選んでほしいですね。
デザイン性が良くて流行っている設備を入れても、それを使いこなせなかったら勿体ないですから。その先にある生活をイメージしていくと良いのではないでしょうか。

スタッフ

確かに、デザイン性に一目惚れしてしまうことはあるかもしれませんね。そんな時は一度思いとどまって、「本当に生活に必要か」を考えてみようと思います。
本日は、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

まとめ

真野さん 観葉植物

真野さんは「自然や環境の中に生活の場を創っていく感覚」を大切にした家づくりをされています。

多様な視点を持ち、「その人に合っているか」を冷静に判断してくれる真野さんなら、きっとあなたの生活と環境にピッタリな住宅を設計してくださるはずです。

新築をお考えの方は、ぜひ真野晃建築アトリエさんへご相談ください。

会社名 真野晃建築アトリエ
代表者名 真野 晃
住所 〒152-0002
東京都目黒区目黒本町2-27-18-103
電話番号 03-3711-5317
公式HP http://www.mano-archi.jp/
営業時間 10時~18時
定休日:土・日・祝
主な業務 住宅・店舗その他の一般建築および設計監理
対応エリア 全国(別途交通費)