有限会社エムズワークス

有限会社エムズワークスの代表・松永さんは、ガレージハウスの設計を得意とされているベテランの建築家さんです

お客様の車を見れば、その方の哲学が分かる」と語られる松永さんの家づくりは、車好きのお客様から高い評判を受けています。

また、ご自身も大の車好きであるという松永さん。
松永さんの愛車は、
1977年の『ランチア・ベータ・モンテカルロ』
1964年のホンダの『エスロク』
1988年のシトロエン『BX』
2006年のシトロエン『C4』
といった、4台のラインナップをお揃えになっています。
愛車の名前に反応される車好きの方も、コノイエ読者の中にいるのではないでしょうか?

車をこよなく愛する松永さんの、家づくりへの想いやこだわりを、神奈川県横浜市にある有限会社エムズワークスさんの事務所にてお伺いしてきました。

車好きの松永さんが叶える、車好きのためのガレージハウス

スタッフ

これまで松永さんが設計された住宅を、ホームページで拝見させて頂きました。
どの住宅も「男のロマン」という雰囲気で、本当にカッコいいですよね。
松永さんが設計される住宅には、何か決まったコンセプトがあるのでしょうか?

松永さん

私が設計する住宅は、いわゆる“ガレージハウス”と呼ばれるものが多いです。
理由は単純で、私自身がかなりの車好きだからですね(笑)
車好き同士だと、共通の言語やイメージを共有できるので、同じように車好きのお客様から依頼を頂くんです。
実際に設計をする際も、お客様と気持ちが通じ合ったり、分かり合える部分がとても多いんですよ

スタッフ

ガレージハウスのようにこだわりの詰まった住宅は、憧れですよね。
一方で、建築家とお客様の意見が中々まとまらずに、設計が難航する印象もあります。
松永さんのように車好きの建築家さんであれば、設計もスムーズに進むのでしょうか?

松永さん

大抵の場合、スムーズに進みますよ。
お客様がどんな車に乗っているのかを見れば、そのお客様にどんな空間を提案すれば良いのかが分かるんです

スタッフ

凄いですね。
なぜ、お客様がお持ちの車から、設計の案が浮かぶのでしょうか?

松永さん

車好きの方って、大抵の場合は数台の車を所有しているのですが、お持ちの車の組み合わせには、その人の哲学が大きく反映されているんですよ
難解なことを言っているように感じられるかもしれませんが、車からお客様の好みや思想を読み取ることは、車好きの私にとっては簡単なことなんです。
ガレージハウス

松永さんの設計したお客様のガレージハウス。車の雰囲気とマッチしています。

スタッフ

私は車に詳しくないのですが、乗ってる車にそこまで哲学が反映されるものなのでしょうか?

松永さん

例えば誰でも知ってるベンツでも、2020年とか2015年の最新の車を持っている人は、合理的で新しいものが好きだと分かります
同じベンツでも、古いクラシックの車を持っている人は、ものの真髄を大事にする人だと分かります
建築も同じように、お客様の哲学に基づいたものを設計すると、気に入って頂けることが多いですね。

スタッフ

すごく分かりやすい例えを有り難うございます。
確かにそう言われてみると、車って、その方の哲学が反映されるものですね。
とくに車好き方の場合は、もっと強くこだわりが現れているんでしょうね。

松永さん

そうなんです。
ちなみに、フェラーリなどスポーツカーの愛好家には、2種類の方がいるんですよ。
運転をせずに観賞を楽しむ人と、イジったり運転して楽しむ人です。
車を見れば、どっちのタイプだか分かります(笑)

スタッフ

車の趣味と一口に言っても、色々な楽しみ方があるんですね。
ちなみに、松永さんはどのような車をお持ちなのですか?

松永さん

私は、古い車が好きで、今は4台の車を持っています。
4台と言っても、50万円以上の車は買ったことがないんですよ(笑)
1つは、1977年の『ランチア・ベータ・モンテカルロ』という、日本で走っている車は50台程しかない車に乗っています。
これは、9年前に先輩から譲り受けたものなんです。
あとは、初めて買った1964年製のホンダの『エスロク』。
それから、1988年のシトロエン『BX』と、2006年のシトロエン『C4』です。
ランチア・ベータ・モンテカルロ

松永さんから、愛車をお見せ頂きました。横浜の街に映えます。

レースを楽しむ松永さん

レースで愛車を走らせることもあるそうです。

スタッフ

聞いたことがない名前の車ばかりです。
本当にお詳しいことが分かりましたし、車への愛が物凄く伝わりました。
同じ趣味をお持ちのお客様と、心が通うのがよく分かります。

松永さん

お客様の立場に立った時にも、建築家に分かりやすい特徴があった方が、家づくりを依頼しやすいと思うんですよ
ですから私の場合は、大好きな車、ガレージハウスを特徴にしてるんです。
サーフィンも好きで40年やってるんですけど、サーフィンは上手じゃないので特徴に出来ないんですよね(笑)
サーフィン

車だけでなく、サーフィンも40年楽しまれているそうです。波に乗ってる松永さん、カッコいいです。(南アフリカ・ダーバンビーチにて)

ガレージはライフスタイルの反映された「最高の遊び場」

ガレージは遊び場

スタッフ

素朴な疑問で申し訳ないのですが、駐車場とガレージって、何が違うんですか?

松永さん

駐車場とガレージが違う一番のポイントは、滞在時間ですね。
駐車場は、車を駐車することが目的のスペースなので、駐車をしたらすぐ家に入ってしまいますよね。
でも、ガレージの場合は住む方のライフスタイルが反映されていて、ガレージで過ごす時間が加わります
ガレージは、駐車場と比べて滞在時間が圧倒的に長いんですよ

スタッフ

なるほど。
確かにそう言われると、駐車場とガレージって似ているようで目的が全く違うものなんですね。
松永さんにガレージハウスの設計を依頼されるお客様は、どのような時間をガレージで過ごされるのでしょうか?

松永さん

皆さん、それぞれにとって有意義な時間を過ごされていますよ。
ガレージでは、何をやっても良いんです
車をイジるだけじゃなく、違う趣味をやっても良いですし。
読書をしたり筋トレをしたり、ガレージにはやりたいことが全部詰め込めるんです。
日本では少し珍しいですが、欧米のガレージには、バーカウンターがある所も多いんですよ。
他にも、キャンプ用のストーブを置いて、お湯を沸かして、珈琲を飲むことも出来ます。
ガレージは、最高の遊び場なんです

スタッフ

ガレージがそんなに自由度の高い空間だなんて、知りませんでした。
秘密基地みたいで、凄く楽しそうです。
想像するとワクワクしてきますね。

松永さん

ガレージは家の中と違って、汚して使っても大丈夫なことも魅力です
木を切ったり、子どもが工作したり、家の中では思いっきり出来ないことが出来るんですよ。
それに、車一台+αのスペースさえあれば、ガレージは出来るんです。
家づくりの際は、ぜひガレージを取り入れて頂きたいですね。

お客様の理想を汲み取り、ライフスタイルを提案する

2台の車

スタッフ

ベテラン建築家の松永さんは、これまで住宅の設計を数多く手掛けられてこられたと思います。
豊富な経験から思う「こうすれば家づくりは上手くいく」というポイントはありますか?

松永さん

家を造る時って、まずはお客様が建築家に依頼をすることから始まりますよね。
その時に、お客様自身がライフスタイルをしっかりとお持ちのほうが、家づくりは上手くいきますよ
そのためには「4人家族だから3LDKが良い」などの間取りではなく「あぁしたい、こうしたい」というライフスタイルのご希望を、お客様には存分に語って頂きたいですね

スタッフ

素人の感覚だと、家づくりって間取りから考えるものだと思っていました。
理想のライフスタイルから家づくりをすることって、大変じゃないんですか?

松永さん

そんなことはないですし、むしろ嬉しいんですよ。
多少は無茶振りをされたほうが、こちらも頑張りがいがありますから(笑)
それに、お客様がこれからどういう暮らしをしたいのかを汲み取って、ライフスタイルを提案することが建築家の仕事であり、職能だと思っています
躊躇なさらずに、理想のライフスタイルを語って欲しいですね。

スタッフ

単純な間取りから住宅を設計されるのではなく、あくまでもお客様の理想のライフスタイルを汲み取って、住宅に反映するというスタンスなんですね。

松永さん

その通りです。
理想のライフスタイルを汲み取った結果、お客様にはご希望されてる条件を根底から考え直して頂くこともありますよ。
最近のお客様にも、いらっしゃいましたね。
図面を描く松永さん

図面を手に取り、丁寧に説明してくださる松永さん。

スタッフ

どんなことがあったんですか?

松永さん

「中庭が欲しい」と希望されていたお客様なのですが、色んな建築家の事務所を回って中庭のプランを作ってもらっていたんです。
ですが、なかなか気に入るプランが出来ずに、私の所にもいらしたんですね。
中庭って、広い土地で造れば合理的なのですが、土地の狭い都会で造ると合理的ではないので、都会の家づくりで中庭を入れると良いプランにならないことが多いんです。
そのお客様の土地は都会だったので、私は思い切って「中庭やめようよ」と提案したんです。

スタッフ

ですが、そのお客様は「中庭」が造りたかったんですよね?
お客様の理想のライフスタイルを汲み取る松永さんが、なぜ中庭をやめることを提案されたのでしょうか?

松永さん

話を聞いているうちに、そのお客様は「中庭が欲しい」のではなく「中庭“のような空間”が欲しい」ということが真意であると分かったんですよ
つまり、プライバシーを保ちつつ光が入る空間のことですね。
それだったら、プライバシーを守れる空間にハイサイドライトなどの光の入る窓をつけた方が、空間を合理的に使えるんです。
プライバシーを保ちつつ光が入る空間が欲しいのに「中庭」という言葉に騙されると、良い空間が作れないんですよ。
それをお客様に提案をしたんです。
ハイサイドライトとは
天井の高い部屋や吹抜けの、壁の上方に付いている窓のこと。
窓が高い位置にあることで、太陽光が上方から降り注ぎ、明るい空間になる。

スタッフ

なるほど。
私も含め建築の素人は「プライバシーを保ちつつ光が入る空間=中庭」と安直に考えてしまいがちです。
そんな中、間取りとして中庭を造ることを目的とするのではなく、本来の目的まで立ち返ってアドバイスをして頂けるのは、さすがですね。

松永さん

立体的に家づくりを考えてあげることを心掛けてます
一番大切なのは、お客様が「何が欲しいか」ではなく「何をしたいか」ですね。
つまり、先程お話しした「間取りではなくライフスタイルから家づくりを考える」ことに繋がるんですよ。

豊かな空間を叶える、建築家ならではの工夫を凝らした家づくり

ガレージハウスの外観

スタッフ

お客様それぞれのライフスタイルを汲み取った家づくりをされる松永さんですが、どの住宅を設計する際にも共通するこだわりはありますか?

松永さん

素材を素材らしく使うことが私のこだわりです
家を造る時は常に「素材に対してなるべく嘘をつきたくない」ということを思っていて、木は木らしく、鉄は鉄らしく、アルミはアルミらしく、使うことを心掛けています
例えば、よくある“〇〇調”と木目を模してあるプリント合板は、なるべく使いたくないと思っていますね。
元の素材が木だったらまだ良いんだけど、中にはアルミに木のプリントを貼り付けてるのとかもあるんですよ。
触ると全く木の素材感ではないんですよね。

スタッフ

確かに、木も鉄もアルミも、その素材ならではの良さがありますもんね。
本来は不揃いな節が味としてある木目も、プリント合板では均一だったり不自然だったりしますし。
どんな素材を使うかは、家の雰囲気を大きく左右するでしょうから、大切ですよね。

松永さん

そうですね。
あとは「面積ではなく空間で考えましょう」ということもお客様にはお伝えしています。
空間を考える時は、対角線の方が目線が抜けるので、同じ面積でも広く感じるんですよ。

スタッフ

同じ敷地面積でも、より広く見えるような設計をしてくださるということですね。
都心は土地が狭いので、工夫をしてくださることは大変有り難いです。

松永さん

そうですね。
あとは、空間を考える時は「縦・横・高さ」の三次元で考えることがポイントになります
家の中で、ちょっとした高さの変化を付けると、目線の変化が生まれて、豊かな空間になるんですよ
例えば、スキップフロアを作ったり、天井に高低差を付けたり、床下収納を作ったりして、家の中に高低差を付けるんです。
家の中での高低差までは、ハウスメーカーなどでは考えてくれないと思うので、建築家ならではのアイデアだと思いますね。

スタッフ

ただ暮らすだけではなく、豊かな空間にするための工夫までして頂けるなんて、さすがです。
建築家としての確かな経験をお持ちの松永さんは、とくにガレージハウスをご検討の方にとっては、心強い存在ですね。
これから家づくりをしようと思っているコノイエの読者の皆さんに、松永さんから是非、アドバイスをお願いします。

松永さん

夢と希望を捨てないこと」です。
家づくりは、現実的に考えるほど、叶えたいライフスタイルを諦めなければならないことが増えるものです。
ですが、マイナスに考えると家づくり自体が嫌になってしまいますから、夢と希望を捨てずに、叶えることを目指して欲しいです。
お客様の夢と希望を叶えるために建築家がいるわけですから、頼って欲しいですね
是非、理想のライフスタイルを相談しにいらしてください。

値段感と坪単価

坪単価:70万円~

コスパが良い
「坪単価70万円~」という価格は、建築設計事務所に注文住宅を依頼する際の平均的な価格です。
理想のライフスタイルが反映された、こだわりの詰まったガレージハウスを建てるならば、決して高い金額ではないと言えるでしょう。

まとめ

松永さんの仕事風景

松永さんのガレージハウス造りは、車好きのお客様から高い評判を受けています。
お客様の車を見れば、その方の哲学が分かる」というお話がとても印象的で、ご自身の車への愛の強さから、同じように車好きのお客様と心が通うのも納得でした。

また、建築家としての豊富な経験も、頼りがいがあるものです。

松永さんに家づくりをお願いしたい方は、有限会社エムズワークスさんにお問い合わせください。

会社名 有限会社エムズワークス
代表者名 松永 基
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