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新築を建てようと考えている方の中には、
「趣味が存分に楽しめる家にしたい」
「緑や風などの自然が感じられる家に住みたい」
「トラブルや面倒なくスムーズに新築を建てたい」
など色々な悩みをお持ちの方がいると思います。
そこでご紹介したいのが、住宅を中心に店舗併用のお家も手掛けている、スモールスペース1級建築士事務所さんです。代表の平間さんは住む人の暮らしに合わせて、趣味や仕事に全力で取り組めるお家を提案していらっしゃいます。
この記事では、代表の平間さんのインタビューをもとに平間さんの住宅設計に対する想いを詳しく紹介していきますので、これから新築を検討されている方は、ぜひ参考になさってください。
家づくりでは関わりを大切にしたい
スタッフ
それでは早速ですが、平間さんが家づくりをされるうえで大事にしているポイントを教えてもらえますか?
平間さん
家の中に居ても外との関わりが感じられる空間は大事にしていますね。例えば、どんなに小さくてもよいので庭があると、陽が差した時に木陰が家の中に出来て癒やされますし、風通しが良いお家は外気がたくさん家の中に入ってきて気持ちが良いと思うんです。
平間さんの事務所にも小さな庭があり、自然を感じるとても落ち着いた雰囲気が印象的でした。
スタッフ
確かに、気密性も重要ですが密閉しすぎて息苦しいお家にはしたくないですね。外との接点が感じられると開放的なお家になりそうです。
平間さん
ちなみに私は、何かと何かの間になるところってすごく素敵だな、と思うんですよ。例えば、中と外の間や街と家の間などです。
私の家の周りには植木があるのですが、私が手入れをしているとわざわざ立ち止まって話しかけてきてくださる方がいるんですよ。植木があることで街との接点が生まれているような気がして嬉しくなりますね。
平間さんがお手入れをしているお庭に並んだ植木
スタッフ
もし何もなければお家の前を通る人も素通りしてしまうでしょうからね。
普段の生活の中から何気ない接点が生まれるのは面白いですね。
すると、お家の中でも何か接点をもたせるための工夫をされる事があるのでしょうか?
平間さん
そうですね。
例えば、廊下や階段ホールに少し広さをとって家事や読書のスペースなどを作ると、部屋と通路の間に会話ができる特別な空間をつくることができますね。
スタッフ
お家の中に家族と繋がりを持てる場所があると、距離が縮まってコミュニケーションが取りやすくなりますね。
平間さん
家の設計では特に人との距離感は意識しているかもしれません。
例えば、天井を低くすると隣の人との距離を近く感じやすくなるんです。なので、家族でより団らんを楽しんでもらうために食卓の天井だけ少し低くすることもありますね。
スタッフ
同じ家の中に居ても自分が居る場所によって感じ方が変わってしまうんですね。
平間さん
どんな風に感じるかで提案させていただく内容を変える事もありますよ。以前、お子さんが趣味の楽器を練習するための防音室を作って欲しい、というご依頼がありました。でも、「防音室の密閉された空間に隔離されて、子供が1人で楽器を弾いていて楽しいと思うかな?」と疑問に思ったんです。少なくとも私は嫌だなと。
スタッフ
言われてみると、防音室の中に居ると外の様子は全くわかりませんからね。孤独に感じてしまうかもしれません。
平間さん
そこで、中からも外からもお互いに様子が分かるように、ガラス張りの防音室をつくらせていただきました。ただ、家の外に音は漏れないように設計しましたが、完璧な防音ではなくなるので家の中には楽器の音が聞こえてしまうんですけどね。でも、かえって練習している音が聞こえて来た方が「頑張って練習しているな」という気配が感じられて良いかなと思ったんです。
スタッフ
どんな曲を弾いているのかだったり、どれくらい上手くなったのかだったりが聞こえてきた方がお子さんの成長がわかりますからね。お子さんも誰かに聞いてもらえた方がやる気がでると思います。
それにしても、人との関わりを大切にしている平間さんならではの素敵なご提案ですね。
仕事もプライベートも充実させる「働く家」
スタッフ
平間さんは店舗が併用になっているお家もたくさん手掛けているそうですが、普段手掛けている住宅と比べて気をつけているポイントはあるのでしょうか?
平間さん
店舗部分はお客さんとの接点があるので、人が入りやすくなるように意識して設計させてもらっています。あとは、住宅の暖かみが自然とお店の方にも感じられるようにしてあげたいですね。
スタッフ
ちなみに、これまでにはどのようなご依頼がありましたか?
平間さん
少し前になりますが、ご自宅と美容室が一緒になったお店を設計させていただきました。お一人だけでのんびり営業されるお店だと聞いていたので、モノづくりをしているような人がやっている温かみ溢れる雰囲気のお店にしてあげたくて。
平間さん
ただ、どうしてもカットは1人ずつしかできないので、待合いのスペースが必要でした。「でも椅子を並べるだけではもったいないな」と思って、大きなテーブルとソファーを備え付けて居間のような空間にしたんですよ。庭も眺められるようにして、お客さんが待っている間も居心地良く感じてもらえたら良いな、と思ってデザインさせていただきました。
スタッフ
まさにお家のリビングのような居心地を待合いスペースにも取り入れたのですね。
そういえば平間さんのお家もまた、お住まいと事務所が一緒になった「働く家」になっていますよね?
打ち合わせやイベントでも使われるという事務所の様子。居心地の良さが伝わってきます。
平間さん
この事務所はもちろん仕事でも使うのですが、プライベートも充実させたいなと思いながらデザインしました。
ちなみに、私はバイオリンを弾くのが趣味なのですが、お家で他の方とも一緒に演奏ができるようにカウンターの下には電子ピアノを備え付けてあるんですよ。普段は見えませんがカウンターテーブルを持ち上げるといつでも演奏できるようになっています。
こういった趣味の部分も取り入れていくと暮らしがもっと楽しくなると思います。
スタッフ
趣味が溶け込んだお家に憧れる人は多いと思います。
でも、家族の事を考えるとあまり思い切った事はできないかもしれないですね。
平間さん
工夫次第では限られたスペースでも色々な趣味を実現することができますよ。以前、釣り好きの旦那さんがいらっしゃって、釣ってきた魚の鱗を落とせる水回りや、釣りで使う道具が干せる場所をガレージとお家の間に省スペースで作らせていただきました。
スタッフ
魚の臭いを嫌がる方は多いですからね。でも、魚の下処理から道具の片付けまでが中間スペースで完結するのであれば、家の中に臭いを持ち込む心配がありませんね。
平間さん
しかも、下処理が済んだお魚は奥さんがキッチンで調理してすぐ食べてもらえます。新鮮なお魚がみんなでおいしく食べられるならご家族も一緒に楽しめますよね。
スタッフ
旦那さんが釣ったお魚の話で会話も盛り上がりそうですね。
限られた制約があっても、お施主さんの趣味や暮らしに寄り添って様々な提案をしてもらえるのは心強いと思います。
平間さんのご自宅兼事務所で開催されたイベントの様子
平間さんは「働く家」をコンセプトにした住宅づくりに力をいれており、店舗併用の住まいに関するイベントも開かれています。
良い現場でつくる住み続けたくなる家
スタッフ
素敵なお家を建てるために様々な創意工夫をされているのですね。
ちなみに、他にも住宅の設計をされるうえで大切にしていることはありますか?
平間さん
住宅の建築では、「お施主さん」「設計者」「施工会社さん」の3者が足並みを揃えて家づくりができると本当に良いお家になります。
そのためには、お施主さんの事だけでなく、施工会社さんの事も考えて設計をする必要がありますし、施工会社さんには真剣にお家を建ててもらえる雰囲気を作って行かなければいけないと思っています。
スタッフ
何か現場の監理で注意されている事があるのでしょうか?
平間さん
やっぱり、良い雰囲気の現場では「あれもやってあげたい」「これもやってあげたい」と、造り手も良い家を建てるために積極的に頑張ってくれるようになります。すると、気持ちの良い仕事ぶりがまたお施主さんに喜んでもらえて、好循環が生まれるんですよ。
スタッフ
皆が笑顔で気持ちよく建てられた家と、トラブル続きでガッカリしながら建てた家とでは、これから住むお施主さんの心持ちも違うでしょうからね。
平間さん
なので、現場を管理する私はお施主さんにも、施工会社さんにも嫌われてはいけないと思っています。
もちろん、常にプロとしての提案ができなければいけないので「言いなりになる」のとは違います。
スタッフ
特に、お施主さんは建築に関して詳しくない方がほとんどでしょうから、プロの目線から確かなアドバイスがもらえないと不安だと思います。
平間さん
私の事を嫌いになってしまったら「嫌いな人が造った家だ」と思いながらこの先住み続けなければいけなくなります。そんな思いはしてほしくないので、お施主さんとの関係は大切にしますし、提案の仕方は気をつけていますね。
スタッフ
商業的な建物と違って、住宅は暮らしが関わりますからね。住宅ならではの難しさがありそうです。
職人さんたちの対応についても気をつける事があるのでしょうか?
平間さん
職人さんたちにも「あの建築家の言うことは聞きたくない」「あの現場に行くのが苦痛だ」と思われながら建ててもらっていたら絶対に良い家にはならないので、信頼関係は重要です。
とはいえ、ただ気に入ってもらえれば良いのではなく、私がまず仕事で応えて「自分たちもしっかりやらないとダメだ!」と思ってもらわないといけません。
スタッフ
馴れ合いではなく、しっかり役割を果たした上で獲得できる信頼は厚いでしょうね。平間さんが強い責任感を持って建築に臨まれているのが伝わってきます。
では、最後にこれから新築を検討されている方に何かアドバイスをお願いします。
平間さん
お施主さんにはお家を建てている現場を時々見に行って、大工さんたちともお話をしてほしいですね。ぜひお施主さんも参加してもらって、お家に愛着をもって家づくりを楽しんでもらえたら嬉しいです。
値段感と坪単価
坪単価:80万円~
スモールスペース1級建築士事務所のインタビューまとめ
平間さんが手掛けたお家は色々な雑誌にも取り上げられています。
質問には最後まで明るく笑顔でお答えいただいた平間さん。
インタビューを通して、どうすれば住む人が幸せになるかを真剣に考えて提案されているのが伝わってきました。
使い勝手や使う人の気持ちを追求して考え出される平間さんのお家にご興味を持った方は、ぜひスモールスペースさんに問い合わせてみてください。
スモールスペース1級建築士事務所の詳細情報
会社名 |
スモールスペース1級建築士事務所 |
所在地 |
〒354-0041 埼玉県入間郡三芳町藤久保 |
代表者名 |
平間千恵子 |
電話番号 |
049-259-2114 |
営業時間 |
9:00~19:00 |
公式HP |
https://small-space.jimdo.com/ |
対応する工事 |
設計・設計監理 |
対応エリア |
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 |
その他 |
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