space33一級建築士事務所

space33一級建築士事務所の代表・大塚さんは、個人住宅におけるいわゆる「終の住処」や、クリニックの設計を得意とされている建築家さんです

大塚さんは「人が死を迎える場所がどうあるべきか」ということを常に追求しながら、住宅やクリニックを設計されています。
また「お客様の全財産をお預かりしている」という強い責任感を持ちながらお仕事に臨まれています

そんな大塚さんの家づくりへの想いやこだわりを、東京都多摩市にある事務所にてお伺いしてきました。

「祖父の死」から影響を受け、終の住処を追求しようと思った

スタッフ

大塚さんが建築家を志したきっかけは何ですか?

大塚さん

元々、ドクターになりたくて大学受験の際には医学部志望でした。
職業を選択する上で「人の人生に大きく携われる仕事がしたい」という想いが根本にあったんです。
ですが、学力的に医学部まであと一歩届かず建築を専攻することにしました。

スタッフ

そのような経緯があったのですね。
もともとドクターを目指されていた大塚さんが、建築家という職業をあえて選んだことには特別な理由があるのでしょうか?

大塚さん

ドクターを目指していた理由とも共通しているのですが、子供の頃に経験した「祖父の死」から大きな影響を受けています
祖父はガンを患っていて病院で長期入院をした末に亡くなったのですが、入院先の病院の環境が良くなかったんです。
その時に「こんな環境で死ぬのは嫌だな」と強く感じたことが、ドクターや建築家を志そうと思ったきっかけでした。
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インタビュー中の大塚さん。
スタッフからの質問に丁寧に応えてくださいました。

スタッフ

大塚さんが個人住宅の他にクリニックを数多く手がけられているのも、お祖父様がお亡くなりになった当時の想いが影響しているのでしょうか?

大塚さん

そうです。
まだ規模の大きなものは手掛けたことがないのですが、将来的には「ホスピスの設計が出来たら良いな」という夢を持っています
自宅療養で亡くなる方もいらっしゃいますから、個人住宅においても「最後の時間を過ごす場所」として、終の住処を追求したい気持ちが常にあります
ホスピス
ホスピスとは、死期が迫っている患者とその家族の苦痛を最小限にすることを目的とした施設のことです。
緩和ケア病棟とも呼ばれており、専門家のチームが病気による痛みや苦しみを和らげる緩和ケアを行います。

スタッフ

設計のお仕事をする上での、揺るぎないポリシーを感じます。
大塚さんは個人住宅をメインに設計をされていますが、それはなぜでしょうか?

大塚さん

一番の理由は、終の住処を追求したいからです
もちろん、不特定多数が利用する大きな建物にも興味はありますが。
けれど、規模の大きな仕事は複数人のチームで手掛けることが一般的で、細部まで自分で統括することが出来ないんです。
全貌をしっかり把握しきめ細かい設計がしたいので、必然的に住宅の規模の設計が多くなります。

スタッフ

ご自身の想いやこだわりの詰まった設計をしたいというプロ意識の強さを感じます。
ところで、ドクターのお仕事への未練はないのでしょうか?

大塚さん

結果的には、建築家の道を選び良かったと思っています
ドクターは本当に素晴らしいお仕事ですが、病んだ人と向き合う仕事ですので辛い境地に立たざるを得ないこともありますよね。
ですが建築家は、病む前の人に対して病まないような環境をつくる仕事です
人が健康で安全な暮らしが出来る環境をつくれる前向きな仕事が出来て、とても良かったと今では思っています。

病いを抱えたご夫婦のための終の住処づくり

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スタッフ

今まで手がけられたお仕事の中で、とくに思い入れの強かった家はありますか?

大塚さん

宇都宮市に在住のご夫婦の終の住処です
お二人からは「この場所を最大限に生かした我々にとって最高の家にして欲しい」そう依頼を受けました。当時奥様は大病を患われていて奥様をいたわるご主人様の思い、そしてお二人の夫婦愛に私は非常に胸を打たれました。
実は、既に大御所の建築家の先生と一年以上計画を進められていたので私の出る幕ではなかったのですが、「何度打合わせ重ねてもしっくりこない」というご相談からのスタートでした。

大塚さん

このようにセカンドオピニオンとしてのご相談も多いのですが、基本的には、他でご契約されているお客様にご提案をすることは控えさせていただくのですが、お二人の強い思い、その背景に使命感を抱いてしまったんです。もの凄いプレッシャーでしたね。

スタッフ

これからご夫婦で過ごされる残された時間のために、どうしても良い家を建てたいというお客様の強い想いを感じますね。
ご満足のいく設計が出来ましたか?
宇都宮の家1

完成した宇都宮の家。
和モダンの素敵なデザインです。

宇都宮の家2

まるで旅館のような癒やしの空間です。

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宇都宮の家3

大きな窓の外には、豊かな自然が広がります。
目の前の情景を切り取った大開口。

大塚さん

とても素敵な佇まいの家が完成しました。
ご夫婦がお住まいの宇都宮は大谷石が日本で唯一採れる場所なので、大谷石をふんだんに使ったヒーリング効果のある家にしました。
「奥様の療養生活が少しでも癒やしの場であってほしい」その想いを形にしました。
この家は無垢材や大谷石、全館空調システムにより玄関に入った瞬間にまるで森林の中にいるような感覚を体感できる家なんです。
大谷石
大谷石とは、栃木県宇都宮市で採掘される石材のことです。
柔らかいため加工しやすく、耐火性・防湿性にも優れているので、建材として利用されている。

スタッフ

奥様は現在もお元気にお過ごしとのこと。ヒーリング効果の影響もあるのかもしれませんね。

大塚さん

これまで携わらせていただいたプロジェクトで、様々な不思議なことがありました
例えば「心臓病を患っている愛猫が、まだ生きているうちに家を建てたい」というご依頼を頂いた時に、余命一年と宣告されていたにも関わらずその家で三年家族と幸せに暮らした猫ちゃんや、又、子宝に恵まれず諦めかけていたご夫婦と家づくりがスタートし、当初は「子供部屋はつくらない方向で」という話で進んでいたのですが、すぐに奥様がご懐妊されたご夫婦もいらっしゃいました。
新居にお引越しされた後「主人の仕事がもの凄く繁盛するようになりました。先生、何か持ってますよ」と言っていただくことが多いですが恐らく何も持っていないと思います(笑)

お客様の全財産をお預かりしている気持ちで仕事に臨んでいる

図面

スタッフ

大塚さんにとって、設計のお仕事のやり甲斐は何ですか?

大塚さん

仕事のやり甲斐はただ一つ「お客様が喜んでくださる姿」です
それも、プレゼン時の反応や引き渡した直後など、表面的な話ではありません。
お客様が暮らし始めて1年、2年と時間が経ってから「あの時には想像もしていなかった、こんな素敵な暮らしが出来ている」といった声を聞くと「良い仕事をしたんだな」と実感します。

スタッフ

一時的な反応だけでなく、実際に暮らしてからの“結果”を評価された時ということですね。
お客様が暮らされてからのことを考えて、その分プレッシャーを強く感じることもありますか?

大塚さん

「やり甲斐がある仕事」というのは同時に「リスクが高く責任も大きい仕事」だと思っています
大きなお金が動きますから、絶対にハズしてはいけません。
メンタルが強くないと出来ない仕事だと思います。でも人の人生に携われて喜んでいただける仕事ですので、とてもやり甲斐を感じていますよ。

スタッフ

大塚さんの責任感の強さがすごく伝わってきます。
設計のお仕事をされる上で、大切にしていることは何かありますか?

大塚さん

常に大切にしていることは「お客様の全財産をお預かりしているんだ」という意識です
全財産をお預かりしているということは、その人の人生そのものをお預かりしていると言っても過言ではありません。
そういう気持ちがあれば、自己満足的な設計をすることは絶対に出来ません。

大塚さん

設計は全てにおいてバランスが良い必要があります
構造や仕様、デザインなどのバランスもそうですし、それらを叶える上でのコストバランスもそうです。
「私がこれからつくろうとしているものは、お客様の人生そのものである」ということを常に意識しながら、設計させていただいています
模型

「お客様の全財産をお預かりしている」という気持ちを持っていれば、自己満足的な設計は絶対に出来ないと語られる大塚さん。

スタッフ

おっしゃる通りですね。
大塚さんほど責任感の強い建築家さんでしたら、お客様も安心して依頼することが出来ると思います。

家づくりは土地探しから相談をすることが大切

大塚さん2

スタッフ

コノイエ読者の中には、これから家づくりをしようとお考えの方も大勢いらっしゃいます。
そういった方々に何かアドバイスを頂けますか?

大塚さん

家づくりを始めようとしているみなさんが、建築家やハウスメーカーなどに声を掛けるタイミングについて以前から気になっていました。
というのも、土地を購入してから初めて家づくりについて話を聞いて回られる方が大多数なんです。
もし土地から購入するご予定があるのでしたら、土地を購入する前に一刻も早く建築家などの家づくりのプロに相談をした方が、賢い家づくりが出来るんですよ

スタッフ

確かに家づくりについて相談をするタイミングは、不動産屋で土地探しを終えてからのイメージがありました。
なぜ、土地探しから相談した方が良いのでしょうか?

大塚さん

建築家の目で見た良いと思う土地と不動産会社の優良物件は、全然違うものなんです
日本の土地は東南の角地が一番価値があるとされていて、又、整形地で道路付けのよい土地が、誰もがいいと感じる土地です。でもそんな土地は高い。
実は、わざわざ高い土地を買わなくてもコストパフォーマンスの良い土地があるんです。

スタッフ

不動産屋は土地を売ること自体が目的ですから、建築家さんのようにその先の家づくりまで見据えた土地探しをしてくださるわけではないですもんね。

大塚さん

そうなんです。
土地を購入し、いざ家づくりをスタートした時に、後悔されるお客様がとても多いです。
例えば総予算が5,000万円のお客様の場合、2,000万円あれば自分たちの希望の家を建てれると仮定して、3,000万円の土地を買ったとします。
ですが、蓋を開けてみたら想定外の諸費用がかかり1,500万円ほどしか建物にかけられず、希望の家を建てられなかったという話は珍しくありません。

大塚さん

そうやって後悔される方々を今までたくさん見てきましたので、土地を買う前にぜひご相談にいらして頂きたいと思います。
土地を買う前でしたら総予算を失敗や後悔のないように配分できますし、土地選びのアドバイスもして差し上げられますので

スタッフ

確かに、予算配分は素人では難しいかもしれません。
早い段階で相談することがいかに大切か、よく分かりました。

大塚さん

「相談するには早すぎるかな?」と思われることがあるかもしれませんが、そう思わずに早い段階から一度相談されると良いと思います
例えば「3年後に家づくりを考えています」という段階でも良いんです。
そこで契約するかどうかは別として、まずは一緒に動いてくれる立場の人間を見つけられると心強いと思います。
ぜひお気軽に相談にいらして頂き、後悔のない賢い家づくりをしていただきたいですね。

まとめ

大塚さん3

大塚さんは、人が死を迎える場所がどうあるべきかを追求し、終の住処やクリニックを設計されています。

また、お仕事をするにあたり「お客様の全財産をお預かりしている」という強い責任感をお持ちの建築家さんです。

大塚さんに家づくりをお願いしたい方は、space33一級建築士事務所さんにお問い合わせください。

会社名 space33一級建築士事務所
代表者名 大塚あや
住所 〒206-0013
東京都多摩市桜ヶ丘2-42-29サクラスタジオ
電話番号 042-337-1510
090-6182-9561(大塚)
公式HP http://www.space-33.com
営業時間 9:00~18:00
主な業務 住宅、クリニックetcの設計監理
対応エリア 離島以外