自然がもたらしてくれる雄大さや癒し効果は、日々の忙しさの中にもホッとで落ち着く時間を与えてくれます。都会にいながらも、自然を近くに感じた生活を送りたいと思っている方は、意外と多いのではないでしょうか。
川崎市にあるStoff一級建築士事務所さんは、自然との共生や素材の持つ温かさを活かした家づくりが特徴の設計事務所です。素材がもつ本来の豊かさや味わいを、生活に取り入れることを大切にされています。
今回は、代表の松原さんに家づくりのやりがい、設計事務所を選ぶポイント、これから家を建てる方へのアドバイスなどについてインタビューさせていただきました。自然を取り入れた家づくりをお考えの方は、ぜひご覧ください。
アントニオ・ガウディの建築との関わり方に感銘を受けて
建築家を志す

笑顔でインタビューに答えていただきました
スタッフ
松原 修さん
ガウディはお金や名誉や自分ためではなく、お施主さんや利用者のために建物をつくっていたんです。中には無償で引き受けた建物もあり、お施主さんのために仕事を全うする奉仕精神に感動しました。また、ガウディは自然を深く研究し、建物に自然界の形や色を取り入れていました。そういう探究心の高さにも惹きつけられましたね。
松原 修さん
スタッフ
松原 修さん
地域との共生も大切にしながら、一緒に最高の家を作る

松原さんのお仕事風景。数多くの選択肢のなかから、たった一つの最高の家を作る。
スタッフ
松原 修さん
実は、大学生の頃にガウディや他の建築家がつくった建物を世界中見て回るうちに、英会話に興味が出てきまして。大学を卒業してからは、一旦は就職しないでニュージーランドへ1年間留学に行っていました。
松原 修さん
本格的な戸建て住宅の設計は、その事務所に入ってからです。
スタッフ
松原 修さん
松原 修さん
お施主さんの要望を100%採用できなくて、心苦しく思ったこともあります。ですが、家づくりについてお施主さんと語り合うことが多かったので、関わりを深く持てたことは良い経験でした。
スタッフ
ちなみに、松原さんがお仕事をされる上でのやりがいは何ですか?
松原 修さん
例えば、間取りや接合部に関してもお施主さんが希望すれば特殊なデザインを用いることもできるし、コンクリート・鉄骨・木造と、構造も自由です。家の形もお施主さんの状況によっては平屋、2階建て、3階建て、二世帯住宅と様々な可能性が考えられます。
松原 修さん
スタッフ
打ち合わせなど、お施主さんと話す機会も多いと思いますが、話す時に意識されていることは何かありますか?
松原 修さん
例えば、極端な話ではありますが『真っ赤な外壁がいい』という要望をいただいたとします。住宅は個人のものですが、家を建てた後は地域の一員としての生活が始まりますよね。
景観法も関わってきますが、街の雰囲気から外れてしまうデザインの家で、お施主さんがずっと暮らしていけるのか。
松原 修さん
素材がもつ豊かさや温かさを活かしたい

松原さんが手がける住宅の特徴やポイントをお聞きしました
スタッフ
松原さんの手がける住宅の特徴や、セールスポイントも教えていただけますか?
松原 修さん
布やビニール製のものが多く使われています。
松原 修さん
スタッフ
素材が変化する様子を見れるのは、長く住む家だからこそ味わえる楽しみでもありますね。
松原 修さん
物ってなんでもそうだけど手入れをしないと使えなくなってしまうじゃないですか。お施主さんにはメンテナンスを楽しむ心持ちを持ってほしいと思っています。
スタッフ
家を建てた後の、修繕や改修の相談もお願いできるんでしょうか?
松原 修さん
メンテナンスをすることで家に対する愛着も大きくなりますし、修繕後は別の家に住んでいるような「新鮮な気持ち」が味わえますよね。
そういう家の変化を味わうことも、戸建て住宅ならではの楽しみ方だと思っています。
スタッフ
技術的なことは、工務店さんなど専門家の方にお任せするのが一番だと思っていました。設計者の方の意見も交えた方がいいとのことですが、それは何故でしょうか。
松原 修さん
松原 修さん
スタッフ
設計事務所は、家づくりの総合窓口のような役割なんですね。
松原 修さん
お施主さんにとって一番いい方法を、一緒に考えられることが設計事務所の強みなので、もっと活用してほしい気持ちはありますね。

松原さんが手がけられた、緑を感じられる家

松原さんが⼿がけられた、自然素材を活かした家
家づくりは関係性が一番大切
スタッフ
松原 修さん
スタッフ
松原 修さん
住宅を建てると、図面通りにつくっても想像と違ったり、いまいち納得ができない箇所があったり、想い描いたものとは違うと感じる「失敗」も残念ながらあります。そういう失敗を避けるために、少しでも疑問に思うことがでてきたら、遠慮して黙っておくのではなくて、お互いの考えを伝え合うことが必要だと思っています。
良い家をつくるためは、良いことも悪いことも言い合える関係性が一番大事ですね。
スタッフ
松原 修さん
話してみて違和感を感じたら、自分に合う人を他で探した方がいいと思っています。
スタッフ
設計者さんや工務店さんとは長いお付き合いになりますから、自分たちに合うかどうかはきちんと見極めた方がいいということですね。
松原 修さん
一生に一回の大きな買い物ですから、建てた後に「ここが気に入らなかった」と後悔したくないでしょう。そのためにも、自分たちが納得できる仕上がりになるまで、家づくりに徹底的に向き合うことになります。すべてが真剣勝負ですよね。
松原 修さん
まとめ

事務所の目の前の神社で笑顔を見せてくださった松原さん
最後まで笑顔でインタビューに答えてくださりました。
お施主さんと向き合う姿勢はもちろんですが、自然との共生や、地域の一員として暮らすこと、そして職人さんたちとのかかわりなど、家づくりのすべてにおいて関係性を大切にされている様子が伝わってきました。
実は、松原さんの事務所は神社の目の前に構えていて、部屋の中でも神社の木々を感じることができる環境なんです。「都市部でも緑を感じられる」ことが、この場所を選ばれた決め手だったと教えてくださりました。自然を身近に感じることを大切にされている、松原さんらしい事務所ですよね。
松原さんの家づくりに興味を持たれた方は、ぜひ問い合わせをしてみてくださいね。
会社名 | Stoff 一級建築士事務所 |
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代表者名 | 松原 修 |
住所 | 〒212-0025 神奈川県川崎市幸区古川町97-1-301 |
電話番号 | 044-571-3614 |
公式HP | https://stoff-aa.jimdofree.com |
営業時間 | 10時〜18時 |
定休日 | 日祝日 |
主な業務 | 建築の企画・設計・監理業務 |
対応エリア | 全国エリア |