一級建築士事務所TAD建築設計事務所

社長と外観

誰しも映画などで目にする海外の住宅に憧れを抱いたことがありますよね。
暖炉や煙突、広いベッドルームなど開放的な空間は心の安らぎにもつながります。
神奈川県に、理想の海外の住宅を形にしてくれる手造り輸入住宅工房TADさんがあります。
代表の土屋さんに輸入住宅の魅力やこだわりを伺ってきました。

フェンス越しに見た理想の住宅

家

スタッフ

建築を志したのはいつ頃ですか?

土屋代表

大学に入る前ですね。日本列島改造論があり、建築が勢いのある時代でした。

スタッフ

建築を志した理由は何ですか?

土屋代表

自分で何かつくりたいと思ったんですかね。

スタッフ

大学卒業後の就職先はどのような所だったんですか?

土屋代表

オイルショックで就職難時代でしたが無事に建設会社に入りました。
マンションや商業ビル、教会などを手掛けました。でも仕事として、そんなに魅力的に感じなかったんです。

スタッフ

なるほど。その後はどうしたんですか?

土屋代表

アメリカ住宅に憧れて、輸入住宅の会社へ転職しました。

スタッフ

アメリカ住宅への憧れはずっとあったんですか?

土屋代表

建築会社に務めていた時、私は横浜の本牧に住んでいました。
米軍基地内の米軍住宅をフェンス越しに見たんです。すごい世界があるんだなって思いまして、そこからですね。

スタッフ

輸入会社には何年お勤めしたんですか?

土屋代表

6年です。資材の輸入や作り方のノウハウを学ばせて頂いて、今に至ります。

スタッフ

独立のきっかけは何だったんですか?

土屋代表

輸入住宅の会社で働いていて、もっと本質的なものってなんだろうと考え始めたんです。
考えた結果、豊かな生活を体現するような家を造りたいと思ってヨーロッパ住宅に行き着きました。

スタッフ

日本の住宅で体現しようとは思わなかったんですか?

土屋代表

思わなかったですね。
日本の数寄屋造りや豪華絢爛なアメリカ住宅も素晴らしいんですけど、ヨーロッパの住宅が1番感性に合っていたというか、心に響いたのがヨーロッパ住宅だったんです。

スタッフ

どういった点が心に響いたんですか?

土屋代表

造り方です。アメリカ住宅に比べてヨーロッパ住宅は質素なんです。外観は古いけどインテリアは近代的だったり、ナチュラルっていうんですかね。トータルしてより心に響いたんです。

スタッフ

ヨーロッパ住宅のもつナチュラルとは?

土屋代表

日本のような新建材を使わずに自然のものを使っているんですよね。だから、劣化しても自然というか。味があるというか。
長く住み続けていくことが前提だからなのか、経年劣化でも美しいんです。
劣化しても美しい住宅をローコストで日本でもできないだろうかと長年研究しています。

スタッフ

強い意思のもと独立に至ったんですか?

土屋代表

最初から決めていたわけじゃなくて、徐々に気持ちが移っていったんですかね。豊かな生活を突き詰めると行きついたというんでしょうか。

自分らしい生活のための住宅設計

外観

スタッフ

時代とともに、住宅のあり方は変わったと思いますか?

土屋代表

そうですね。昔はウサギ小屋とか言われた日本の住宅は、寝るためのものと考えられてきました。しかし、現在では家は心地良いものでなければならないと考えるようになったわけです。

スタッフ

最近では家にいる時間が増えた方もたくさんいらっしゃいますしね。

土屋代表

そうなんです。コロナの時代でリモートワークが増えてきて、より家は居心地が良いものでなくてはならないと考えるわけです。1日中家で仕事をするなら、リラックスできた方がいいと思うんです。

スタッフ

建売住宅では物足りなくなるということですね。

土屋代表

建売住宅でも心地よく生活はできると思うんですけど、ライフスタイルに合わせた住宅は注文住宅でしか造れないと思います。一歩先の心地よい住宅という感じですかね。

スタッフ

心地良い住宅を造る上で気をつけていることはありますか?

土屋代表

コストを抑える工夫をすることですね。

スタッフ

具体的な取り組みはありますか?

土屋代表

安くて良いものを直接海外から輸入していました。今は商社で簡単に輸入できるので、安くて良いものを仕入れています。

スタッフ

工法などの工夫はありますか?

土屋代表

今は色々な工法がありますけど、うちは2×4工法(枠組み壁工法)です。
特別何もしなくても、気密性、断熱性、耐震性、耐火性もあります。そのままでも十分な性能を保てるので、2×4工法はコストダウンの1つの方法かなと思ってます。

長く暮らす住宅との付き合い方

外観2

スタッフ

独立後初めてのお仕事は?

土屋代表

叔父の家でした。

スタッフ

どんな家を建てたんですか?

土屋代表

バリアフリーのアメリカ住宅を造りました。

スタッフ

何年くらい前ですか?

土屋代表

30年くらい前です。
今ではバリアフリーは当たり前ですけど、30年前は脚光をあびはじめたころでしたね。

スタッフ

当時は最先端の住宅だったでしょうね。

土屋代表

どうなんでしょうか。でも叔父の家がいくつかの雑誌で取り上げられました。

スタッフ

今でもバリアフリーを取り入れた住宅づくりをなさってるんですか?

土屋代表

要望があればもちろん取り入れますよ。でも、家を建てる人は若い人が多くて、あまり要望がありませんね。ちょっと先の話すぎるんでしょうね。

スタッフ

若い方に多い要望はありますか?

土屋代表

要望というか、コストダウンの点で塗り壁はご自身で塗っちゃいましょう。と提案しまして、そこから結構ご自身でやる方が増えましたね。

スタッフ

提案は、家を建てる前の打ち合わせ段階でするんですか?

土屋代表

そうですね。ペンキだって塗れますよとか提案します。塗りムラとか均一じゃない感じが個性にもなりますし、愛着もわきますしね。おすすめです。

スタッフ

土屋代表のご自宅もご自身で塗ったんですか?

土屋代表

そうです。家内と一緒に塗りました。あとは、メンテナンスなんかも自分でやってます。

スタッフ

海外では自分でメンテナンスする文化なんですか?

土屋代表

そうですね。ホームセンターに行って、トンカチ握って、ペンキ塗って、が当たり前ですね。
残念ながら日本では自分で直す文化じゃないんで、中々ご自身でメンテナンスすることは少ないですね。

スタッフ

難しいイメージがあるからじゃないですかね。

土屋代表

そうですね。でも出来ないことじゃないんですよ。手先が起用な人ならできちゃいます。最初は大変かもしれないですけど、コストを抑えられますし、何より愛着をもって大事に住み続けられますよね。

スタッフ

最終的にはみなさんご自身でメンテナンスするようになるんですか?

土屋代表

大体はそうですね。よっぽど忙しくてできない方は、私が家族と行って塗ったり直したりしていますよ。

スタッフ

塗る以外のこともなさるんですか?

土屋代表

最近ですけど、家具造りも始めました。今までは、設計して大工さんに頼んでたんですけど、今はそんなに大きいものでなかったら造れますよ。
テレビ台
土屋代表が造ったテレビ台

スタッフ

すごいですね。最近はじめたとは思えないですよ。

空間の構成がもたらす豊かな生活

吹き抜け

土屋さんが手掛けた吹き抜けが印象的な
住宅。

スタッフ

家造りのこだわりのポイントはありますか?

土屋代表

空間の構成です。空間を活かす事が豊かな生活のポイントだと思うので。

スタッフ

空間を活かすというのは具体的にはどんな事なんですか?

土屋代表

例えば、平面空間の連続性とか野外空間への開放性を考えたり、上下の連続性として吹き抜けを造るとかですかね。

スタッフ

なぜ空間が豊かな生活のポイントだと思ったんですか?

土屋代表

吹き抜けを造ると1階と2階あるいは3階とでコミュニケーションが取れたり、お互いに気配を感じたりすることができるんですよ。そのような空間の広がりが人の心に安心感や癒やしを与えてくれると思うからです。

スタッフ

大変だなと思うことはなんですか?

土屋代表

お客さんの要望をまとめあげる時は大変です。デザインで相反する要望があった時なんて本当に大変ですね、生みの苦しみみたいな感じです。10人いたら10人のライフスタイルがあるので、それぞれの理想に応えていくのは大変です。でもまとめ上げた時は本当に楽しいんです。

スタッフ

記憶に残ってる依頼はありますか?

土屋代表

ご主人はアメリカ住宅にしたいけど、奥さんはヨーロッパ住宅にしたい、という要望がありました。

スタッフ

どうやってお応えしたんですか?

土屋代表

さすがに外観はどうにもできないのでインテリアで変化を付ける提案をしました。
1階はアメリカで2階はヨーロッパにするみたいな感じです。

スタッフ

それはそれで楽しそうですね。

土屋代表

ですよね。1つの家なのに2カ国の雰囲気を感じることができるんです。

スタッフ

引き渡した後はどのような生活を送ってほしいですか?

土屋代表

インテリアにあった家具とか調度品とか、家にビシッと合ったもので空間を造り上げて貰えると嬉しいですね。

スタッフ

ヨーロピアンな空間に日本人形がポツンとあったらちょっと不思議ですもんね。

土屋代表

そうですね。家に合った住み方というか、空間により合った住み方をしてもらえたら建築家冥利につきます。

スタッフ

注文住宅をお考えの方にアドバイスなどありますか?

土屋代表

頭の中のイメージを伝えるのってとても難しいことだと思うんです。なので、イメージを伝える時は理想とする住宅の写真とかイラストなどがあると、デザイナーはよりイメージを掴みやすいと思います。

スタッフ

最後に土屋代表が思う輸入住宅の良さを教えてください。

土屋代表

外観やインテリアなど自分達の感性に合って共感出来ると、家や家族をより大切にします。
大切に住まわれた家は、20年や30年で解体する事無く、何世代にもわたって住み続けていけると思うんですね。
長く住める質の高い家は、豊かな生活を体現できます。それが輸入住宅だと思うんです。
社長と壁

まとめ

輸入住宅は、豊かな生活と豊かな心を築くものなのかもしれませんね。
ライフスタイルの変化に伴った住宅を手に入れて、今の時代をより良く快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。

会社名 手造り輸入住宅工房TAD
代表者名 土屋 義雄
住所 〒252-0816
神奈川県藤沢市遠藤745-17
電話番号 0466-88-2160
公式HP http://www.tad-koubou.com/
営業時間 10:00~18:00
主な業務 設計事務所
対応エリア 東京・神奈川