富永譲+フォルムシステム設計研究所

建物の設計を専門的に行う建築設計士は、ハウスメーカーの設計とは異なり、住まわれる方1人1人に合わせた独自の設計をしてくれる事で人気を博しています。

今回ご紹介する富永譲+フォルムシステム設計研究所さんの富永さんは、機能性重視の建築ではなく、住む人が本当に心地よいと思える美しい設計を手掛ける設計士さんです。

また、コストカットを図らず素材のクオリティにこだわっているため、本当にお客様の予算に見合った品質のお家を設計してくれます。

本記事では、50年以上建築に携わってきた富永さんならではの設計のこだわりや、手を抜かない素材選びの信条をご紹介していきます。

美しく、住心地が良い家の価値を伝えたい

富永社長 対談

スタッフ

富永さんが、家造りで大切にされている事はなんですか?

富永さん

建物としての住みよさと見た目の美しさを大切にしています。
今の住宅の多くは機能性が重視されていますけど、あまり「美しさ」にはフォーカスされていない気がするんです。
でも、人間の本能として、美しさへの欲求は必ずあると思うんですよ。

スタッフ

住宅の美しさを実現するには、何が必要ですか?

富永さん

やっぱり、使いやすくて美しい「自然素材」を使いたいですね。
見た時に「綺麗だなあ」って思ってもらえて、お客様に喜ばれる家造りを目指してます。

スタッフ

自然素材というと、無垢の木などの事ですか?

富永さん

そうですね。自然素材はコストが掛かるので敬遠されがちなんですけど、素材にこだわるのは凄く大切なんです。

例えば新建材でも、木目がプリントされていれば見た目は木材に見えますけど、湿気が溜まるとすぐに建材の表面がつるつるになります。

でも本物の木なら、湿気がある時は水分を吸って、乾燥している時は水分を出してくれるので、室内の湿気を調節してくれます。
そういう作用があるから、建物の居心地が良くなるんです。これは、本物の木にしか出来ません。

スタッフ

確かに、建材で大切なのは見た目だけでは無いですよね。

富永さん

新建材だと、ただの材料としてそこにあるだけなんです。そこに自然特有の効能はありません。
でも、お客様に自然素材の良さを伝えるのは難しいんです。

やっぱり、新建材を使う方がコスト的を抑えられますから。
実際に住んでみないと住心地の良さは伝わりにくいので、コストに魅力を感じる方が多いのも分かります。

富永さん

だからこそ、僕たち建築家が良い建物を造って、素材の良さを体感する場を提供しないといけないと思いますね。
実際に自然素材を体感してくれれば、良さや価値を分かってもらえると信じていますので。

コストに見合った良い家を。建築家に依頼をするメリットとは

建物 模型

スタッフ

家を建てる人にとって、設計士さんに依頼をするメリットはどのような部分ですか?

富永さん

原価率の高さは魅力のひとつだと思います。つまり、コストパフォーマンスですね。
お客様が支払う金額にしっかり見合った素材を選ぶので、建物のクオリティは高いですよ。

スタッフ

ハウスメーカーさん等と比べて、どのくらい原価率が高いのですか?

富永さん

ハウスメーカーの原価率は大体50%くらいです。3,000万円のお家を建てるなら、原価は1,500万円以下に抑えなければいけません。
自分は若い頃、ハウスメーカーの開発に携わっていたのですが、その原価率の低さに驚きました。

富永さん

しかし設計士に依頼をすれば、80%くらいの原価率は出せます。これは結構大きな差だと思いますよ。
多くの方は、50円のものを100円で買ってるわけですから。実は損な買い物をしてしまっているんです。

スタッフ

そんなに違いがあるのですね。

富永さん

それが、設計事務所の強みですね。
大手のハウスメーカーだと、家を建てるにも営業費や施工費、広告費など莫大な費用が掛かるので、多くの利益を出さないといけません。
結果的に、お客様が支払った金額には釣り合ってない建物が出来てしまうんです。

資源を無駄にしない。昔に学ぶ再生の精神

スタッフ

建築において、大切にされている意識はありますか?

富永さん

「資源を無駄にしない」という事ですね。新しく家を建てたいと思ったら、なるべく古い家を再利用したいです。

スタッフ

再利用というと、リフォームやリノベーションですか?

富永さん

そうですね。実は僕が今住んでいる家も、昔にリノベーションをしたんですよ。
つい最近、建築雑誌の『住宅特集』で取り上げて頂いたことがあります。
富永社長 雑誌

建築雑誌『住宅特集』の2020年2月号に掲載された、富永さんのお宅。昔の事例ながら、リノベーションの方法は画期的だったとのこと。

スタッフ

立派な日本家屋ですね。

富永さん

67年前に建てた家を、35年前に自分で設計してリノベーションしたんです。

僕の場合は、家の半分は壊さないで残しておく方法を採用しました。資源の有効活用ですね。

スタッフ

資源を大切にされているんですね。リノベーションだと、思い出も残せるから良いですよね。

富永さん

そう、それも大切な気持ちです。建物を壊しちゃうと完全に無くなっちゃうので、やっぱり寂しいですよね。
僕の事例の場合は木造家屋で軽かったから、曳屋(ひきや)と言って家をそのまま持ち上げて移動させることで、古い家も壊さずに残したんですよ。

スタッフ

30年以上も前から、そんな大掛かりな工事をされていたんですね。時代の先を行っている感じがします。

富永さん

リノベーション自体は最近注目され始めましたけど、「再利用」というのは日本古来からある考え方なんです。

例えば、伊勢神宮は20年に1度建て替えます(式年遷宮)。すると取り壊された古い素材は、全国各地の神社を建てるための材料として再利用されます。
特に伊勢神宮などの神社では良い木材が使われているので、再利用しないで廃棄するのはもったいないです。
昔からこうやって再利用してきた歴史や「絶対に無駄にしない精神」があったのに、今の人は簡単に壊して廃棄してしまうので悲しいですね。

スタッフ

古い建物でも全部取り壊さない方が、建築のコストも抑えられますよね。

富永さん

そうですね。例えば親から相続した家も壊さずにリノベーションすれば、建築の費用は抑えられます。
木造家屋は、古くなっても建材を再利用したり、建物の一部を残しておけるのが大きな強みです。
それに、新建材で量産している今の家より、古い家の方が良い木材を使っている場合が多いんです。

ゼロから建てるより、古い木造家屋を再利用した方が、ずっと安くて丈夫なものができますよ。

値段感と坪単価

坪単価:70~120万円

住宅のこだわりによって価格は異なる
どの素材を使用するか、どんな構造の家にするかでも費用は変わるため、坪単価の相場は70万円~120万円と幅があります。
ただし、お客様の予算をベースにして設計を提案していますので、「このくらいで建てたい」といった要望も相談してみましょう。

まとめ

富永さんは、建築業界に長年携わってきた独自の視点で、他社よりも建物のクオリティと美しさを重視した住宅を設計しています。
資源を無駄にしたくないという業界に対する真摯な姿勢は、社長の家造りに対する意識の根幹にもなっているように感じました。

本当のコストパフォーマンスとは、価格の安さだけを重視すれば良いのではありません。
支払う金額にしっかりと見合ったお家を設計してほしい方は、ぜひ一度ご相談されてはいかがでしょうか。

会社名 富永譲+フォルムシステム設計研究所
代表者名 富永 譲
住所 〒145-0073
東京都文京区本郷4-12-16
電話番号 03-3811-4159
公式HP http://www.formsystem.co.jp/
営業時間 10:30~18:00
主な業務 住宅・公共各種設計
対応エリア 全国(交通費・宿泊費別途)