内田雄介設計室

内田さん

この記事では内田雄介設計室の代表である内田さんの家づくりに対する想いやこだわりをインタビュー形式でご紹介していきます。

内田さんは「長年に渡って住み続けるからこそ、せっかく建てるお家には愛着を持ってほしい」と言います。
そのため、設計するにあたって期限を設けず、ささいな要望までとことん打ち合わせしてくれるのが特徴です。

あなたと一緒になって、親身に家づくりに取り組んでくれる建築士さんをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。

住宅の設計はお客さまの要望が主体

内田さん

スタッフ

内田さんはどのような家づくりを心がけていらっしゃいますか?

内田さん

住む人に、いかに気持ちよく暮らしてもらうかを大切にしています。
あまり、奇をてらったものではなく、長く愛着を持って住んでもらえるような家にしてあげたいですね。

スタッフ

愛着をもって住めるお家ですか。
施主さんによって要望もさまざまでしょうから、設計するのも大変そうですね。

内田さん

そうですね。施主さんは色んな想いやこだわりを持っていますからね。
もちろん大変ではありますが、できた時の達成感や安堵感は格別ですよ。
長い時間をかけて作るので、クオリティも高いモノができますし、毎度ながら神経をすり減らして組み立てたかいがあったなと思えるんですよ。

スタッフ

とはいえ、プレッシャーを感じたりはしませんか?

内田さん

そもそもミスが許されない仕事なので気は使いますね。
僕はあまり冒険的なことはやらない方ですが、それでも1つひとつきちんと段階を踏んで、取りこぼしなく進めていかないかなければなりませんから。

スタッフ

やはり、注文住宅は完成までに時間も掛かりますか?

内田さん

まちまちですが、先日引き渡したお家は丸3年かかりました。
お客さまによって色んな理由はありますが、急いでつくるよりは納得してもらえるまで、しっかり練り上げてつくってあげたいですね。

スタッフ

しかし、中には無茶な要望を言って来る方もいるのではないですか?

内田さん

もちろん、どのお客様もそれぞれ要望がありますから、それを真摯にうけとめて設計に詰め込んでいきます。
ただし、全部詰め込むのではなく、整理しながら取捨選択して進めていく感じですね。

内田さん

単純に矛盾しているから正しい方を取り入れるのではなく、まずはどんなビジョンを思い描いているのかを汲み取ってあげるのが大切です。お客様の要望を自分もイメージしたうえで、どの要望を取り入れるべきなのか、また入れない方が良いのか、それともどちらの要望も取り入れるべきなのか、といった具合で組み立てていきます。

スタッフ

あくまでお客様の要望が優先されなければならないのですね。

内田さん

そうとも言い切れません。確かに、その時のお客様の好みや要望などは多岐に渡ります。しかし、お家は長年住み続けるものです。なので、その時の好みや流行りにだけとらわれるのではなく、もっと本質的な住宅のあり方だったり、住まい方だったりを掘り下げていくのも大事です。
むしろ、お家の本質的なところに時間をかけてあげると、より良いお家になりますよ。

家づくりの秘訣はお客様の立場で考えること

内田さん

スタッフ

こちらのアトリエも内田さんが設計したマンションの一室だと聞いています。ちなみに、どういったコンセプトで建てられたのでしょうか?

内田さん

なるべく立体感のある造りにしたいなと思って造りました。

スタッフ

お施主さんのご要望だったのですか?

内田さん

そうですね。もともと、ここには3階建ての建物がたっていたのですが、同じくらいのボリュームのマンションを建てたいとのご要望でした。
ただ、予算の関係もあって、なるべく費用を抑える必要があったんですよ。そこで、木造2階建てで建てられる、最大限のボリュームを出して設計しました。
木造2階建てのマンション

内田さんが手掛けた木造2階建てのマンション。木造とは思えないほど大きなつくりの建物です。

スタッフ

なんと、こちらの建物は木造だったんですね。
外観も3階建てかと思うほどの大きさでしたよ。
他にもこだわっている部分はありますか?

内田さん

こちらの建物に限りませんが、バランスは常に意識していますね。
特に、光の量と壁の量はバランスをとるうえで重要です。取り入れる光の量によっては室内の明度が左右されますし、フローリングに木材を使うのであれば壁の色を加味したうえで、どれくらいの広さにするかでお部屋の雰囲気が変わります。

スタッフ

確かに、木のぬくもりがありつつ、明るさの度合いもちょうど良いですね。バランスがとれているとおっしゃられる意味が良く伝わってきます。
素晴らしいお家を建てるにあたって、何かコツがあるのでしょうか?

内田さん

いいえ。振り返ってみると、僕が設計をする時はとにかく集中してやっているというか、のめり込んでいるだけなんですよ。頭を動かして、手を動かして、とにかくがむしゃらにやっている感覚です。
なので、ルールに則ってシステマチックにやっているわけではないんですよ。

スタッフ

注文住宅ですと、毎回建てるお家の条件は異なりますからね。
機械的にはいかないというわけですね。

内田さん

そうですね。お施主さんによって家族構成は違いますし、土地にも特質があります。
なので、そういった色んな要素を重ねあわせてお客さんの立場になって考える必要があるんですよ。

内田さん

僕は3人家族ですが、お客さんによっては2世帯の方や、お子さんがたくさんいる方もいます。ひとり暮らしの方のお家を設計させて頂く時だってあります。
なので、自分が同じ立場だったら、同じシチュエーションだったら、というのをイメージしながら造っていく感覚でしょうか。
でもやっぱり、無意識にそうなってしまっているのかもしれないですけど。

スタッフ

それだけ、お施主さんのことを思って設計されているからこそ、バランスの取れた素敵なお家に仕上がるのですね。

ただ要望を詰め込むだけが仕事じゃない

内田さん

スタッフ

ここまでのお話しで、いつもお施主さんを想って設計をされている内田さんの人柄が十分に伝わってきました。
では逆に、お家を設計していく中で、ここだけは譲れないといったポイントはありますか?

内田さん

譲れないという程ではありませんが、メンテナンス面だったり、建物の性能が落ちてしまうような部分については、必ず納得してもらって、安全かつ快適に暮らしてもらえるような提案はさせてもらいますね。

内田さん

デザイン的には良くても、使い勝手が悪ければ別の提案をさせてもらうこともあります。正直そういったところでの葛藤はありますよ。
確かに、お施主さんの要望を「いいですよ」といって片付けることは簡単です。
でも、長く使うものなのでリスクがあることはできれば避けてもらいたいじゃないですか。
お施主さんがご存知ないところはいっぱいあるので、僕がしっかり提案してあげなきゃいけないと思っています。

スタッフ

おっしゃる通り、安全面や使い勝手に関しては、譲れないというか譲ってはいけない部分かもしれないですね。
さすが、お施主さんの要望を詰め込むだけがお仕事じゃないと言われていたのがうなずけます。
ちなみに、引き渡した後はお施主さんにどのような生活を送って欲しいですか?

内田さん

当然、皆さんお仕事をされていると思いますが、家から一歩でも外に出て仕事をするのってどうしてもストレスが溜まるじゃないですか?
だから、疲れて帰ってきたら家でホッと一息ついてもらって、翌日リフレッシュしてまたお仕事に行ってもらう。
そんな風に、気持ちを整えながら、ゆとりを持って落ち着いた暮らしをしてほしいですね。

スタッフ

内田さんが建ててくれたお家なら、心のよりどころにもなってくれる気がします。
それでは、今後つくってみたい理想のお家はありますか?

内田さん

日本人の心に響くような、そんな建物を造れたらいいなって思います。
モダンなものよりも伝統的というか、古くから日本に根づいているモノや素材を取り入れたお家です。

内田さん

例えば、僕自身はやったことがないのですが、夏に平屋の縁側に座ってスイカを食べるとか、花火をするっていう、日本人が持つ独特なイメージがあるじゃないですか。そういう感情に訴えるようなものを表現できたらいいなって改めて思うようになったんですよ。

スタッフ

たしかに、日本の建築ならではの習慣ってありますよね。

内田さん

若くてエネルギッシュなうちは、無機質でシンプルなデザインを好みがちですが、年齢がある程度いくと体の衰えとも向き合っていかなければなりません。すると、無機質な空間やデザインに耐えられなくなるんじゃないかって思うんですよ。

内田さん

あまりに冷たくてシンプル過ぎるデザインより、木の素材なんかを取り入れた温かみのあるデザインの方が良いなって思う機会が多くなりましたね。
僕自身が年をとってきたせいもあるかもしれませんが。

ただ、自分の好みや趣向が変わっても、住宅にとっての基本的なところや、人の暮らしを支えるという本質的な部分は、自分が設計に携わる以上つきつめて行きたいですね。

スタッフ

内田さんが普段どのように建築と向き合っているのかが良く分かりました
今日はインタビューにご協力いただき、本当にありがとうございます。

まとめ

内田さん

内田さんは、住む人の立場になって考えるからこそ、デザインだけでなく住み心地や普段の過ごし方など、当たり前だけど重要な部分にもしっかり目を向けて設計をされています。
最後まで物腰が柔らかく、やさしい雰囲気でインタビューに対応してくれた内田さん。きっと、あなたの相談も親身になって聞いてくれることでしょう。
これから新築をお考えの方は、ぜひ問い合わせてみてください。

会社名 内田雄介設計室
代表者名 内田 雄介
住所 〒206-0804
東京都稲城市百村1630-6 Laforet2-102
電話番号 042-401-5730
公式HP http://u-architect.jp/
営業時間 9:00~18:00
定休日:土曜日・日曜日
主な業務 建物企画・設計・監理
対応エリア 全国(別途交通費)