優しい風や陽の光がいっぱい差し込む明るい家はいかがですか?
あんな機能やこんなデザイン、建てる家のことを考えると夢が膨らみますよね。
首都圏での設計活動や栃木県の住宅ブランドで協力建築家をされている雨宮さんは「新築は一生に一度の買い物」だから、お客様に夢を見て欲しいと言います。
予算が限られているから憧れだった設備は見送ろうかな、と考えているあなた、もしかしたら雨宮さんなら予算内であなたの要望を取り入れた家が建てられるかもしれません。
難しい要望も具現化する提案力
スタッフ
雨宮さんは栃木県の住宅ブランド「Karino」の協力建築家をされていると伺いました。
雨宮さん
Karinoは栃木県で70年以上続く建設会社、よろず建設工業さんから声を掛けていただき立ち上げた住宅ブランドです。
立ち上げてからは10年くらいになりますが、Karinoではこれまでに40軒ほどの注文住宅を設計させていただきました。
※栃木県の住宅ブランドKarinoのホームページはこちら
立ち上げてからは10年くらいになりますが、Karinoではこれまでに40軒ほどの注文住宅を設計させていただきました。
※栃木県の住宅ブランドKarinoのホームページはこちら
スタッフ
変わった条件で建てたお家などはありますか?
雨宮さん
南向きに窓をつけてしまうと常に道路から中が見えてしまうので、建物をコの字型に配置して中庭を作り、中庭から採光できるようにした家があります。
敷地のうち2面が道路に面していたので、周囲の視線を気にすることなく無理なく採光するにはどうするか工夫する必要があったので。
敷地のうち2面が道路に面していたので、周囲の視線を気にすることなく無理なく採光するにはどうするか工夫する必要があったので。

2面が道路に面したお家

中庭からは陽の光が差し込んできます
スタッフ
おかげで中庭のある素敵な家になったのですね。
雨宮さんはKarino以外にも横浜や東京でご依頼を受けていらっしゃると聞きました。他にもこれまでに印象に残った家はありますか?
雨宮さんはKarino以外にも横浜や東京でご依頼を受けていらっしゃると聞きました。他にもこれまでに印象に残った家はありますか?
雨宮さん
以前に那須で宿泊施設を設計をさせていただいた施主に、福島のいわき市でも宿泊施設と自宅を設計して欲しいとリピートで依頼を受けたことがあります。造らせていただいた自宅とコテージどちらも印象に残っています。

リピーターのお客様の自宅とすぐそばに建てられた宿泊施設
スタッフ
光がたくさん入ってきそうなご自宅とコテージですね。
どこか非日常を感じるようなデザインですね。
どこか非日常を感じるようなデザインですね。

大きな窓が特徴的な内観
雨宮さん
眼前の海を眺めながら、明るくてリゾート気分が味わえるようなモノにしたいというご依頼だったので、吹き抜けをつけたり、窓を大きくしたりと最高の状態で景色を取り込めるよう工夫しました。
また、各部屋ごとにコンセプトを変えてデザインし大変喜んでいただけました。
また、各部屋ごとにコンセプトを変えてデザインし大変喜んでいただけました。

リゾート気分が満喫できるオシャレな内観
スタッフ
ご依頼ごとに創意工夫をこらされているのが伝わります。
普段の家づくりではどのようなことを意識されていますか?
普段の家づくりではどのようなことを意識されていますか?
雨宮さん
私共は陽の光だったり風だったりという自然を感じられる家づくりを意識しています。
住宅メーカーさんによっては閉じた環境の中で住みやすさを工夫をされているところがありますよね。
例えば、全館空調をつかって家の中の温度差をなくす方法を採用されてるとか。
住宅メーカーさんによっては閉じた環境の中で住みやすさを工夫をされているところがありますよね。
例えば、全館空調をつかって家の中の温度差をなくす方法を採用されてるとか。
雨宮さん
でも、私共は夏は暑くて、冬は寒いというのがやはり自然だと思います。
もちろん、極端に暑いとか寒いのは快適とは言えませんが。
適度に四季を感じられるような家が心地よいのではないかと思いますね。
もちろん、極端に暑いとか寒いのは快適とは言えませんが。
適度に四季を感じられるような家が心地よいのではないかと思いますね。
スタッフ
具体的にはどのような工夫をされるのですか?
雨宮さん
やはり、自然素材をできるだけ使いたいですね。
床であれば無垢材、壁には調湿効果のある珪藻土や木材など使います。
床であれば無垢材、壁には調湿効果のある珪藻土や木材など使います。
スタッフ
自然素材をふんだんに使った家ですね。
雨宮さん
ただ、自然素材はどうしても高価になるので、予算に合わせて使い分けなければなりません。
予算内で夢の詰まった家を実現するコツ
スタッフ
注文住宅のご依頼を受けるにあたって注意していることはありますか?
雨宮さん
あたりまえのことですが、お客様には予算があります。なので、予算内でより満足度の高いものをご提案しようと常に意識をしています。
それには、メリハリをつけてコストを抑えるのがポイントです。
それには、メリハリをつけてコストを抑えるのがポイントです。
雨宮さん
例えば、子供部屋の仕様はある程度規格化されたものを使って、その代わりリビングの床は無垢材を使うといった具合です。
スタッフ
お金を掛けるべきところと、費用を抑えるべきところはプロの判断が不可欠だと思います。
メリハリを付けるポイントはどのようにして決めるのですか?
メリハリを付けるポイントはどのようにして決めるのですか?
雨宮さん
まずは思いのままに、要望を出してもらいます。
私は最初に必ず「できるだけ要望は言って下さい。夢を見てください」とお客様にはお願いしています。
私は最初に必ず「できるだけ要望は言って下さい。夢を見てください」とお客様にはお願いしています。
スタッフ
どんな夢を語っても大丈夫なのですか?
雨宮さん
問題ありません。
むしろ残らず希望を言ってもらえた方がありがたいです。
予算が2,000万円だとして、最初から総額2,000万円になるご提案とは限りません。
むしろ残らず希望を言ってもらえた方がありがたいです。
予算が2,000万円だとして、最初から総額2,000万円になるご提案とは限りません。
雨宮さん
確かに予算は重要ですが、お客様の要望を設計に取り入れながら進めていくので、100万円、200万円予定よりもオーバーしてしまうケースはあります。
その時にオーバーしたからやらない、というのではなく、どこを削って、どこを残すのかプロの目線とお客さん要望の優先順位をつけながら現実的にどうしたら形にできるのかを提案します。それこそが私の仕事だと思っています。
はじめから、予算を気にして出来ないだろうと夢を諦めて欲しくないのです。
その時にオーバーしたからやらない、というのではなく、どこを削って、どこを残すのかプロの目線とお客さん要望の優先順位をつけながら現実的にどうしたら形にできるのかを提案します。それこそが私の仕事だと思っています。
はじめから、予算を気にして出来ないだろうと夢を諦めて欲しくないのです。
スタッフ
予算が気になって欲しいものが買えない気持ちはよく分かりますね。
雨宮さん
建築に関しても、最近では色々な媒体を通して情報が簡単に手にはいるので、漠然とした情報だけでご自身の要望を諦めてしまう方が多いように感じます。でも、はじめから諦める必要はありません。どんな要望でもまずは相談して欲しいです。
スタッフ
注文住宅を手掛けるうえで、強いこだわりがあるのですね。
雨宮さん
そもそも、諦めから入るのはつまらないじゃないですか。
注文住宅はとても高い買い物です。設計をしている時間も含めて楽しんでほしいと思っています。
注文住宅はとても高い買い物です。設計をしている時間も含めて楽しんでほしいと思っています。
スタッフ
お客様と二人三脚でお家づくりをしていくイメージですね。
雨宮さん
私共が設計しているのは、あくまでお客様の家です。
なのでできた建物を「作品」とは考えていません。
お客様の家です。それ以外は何モノでもありません。
私共は家づくりのお手伝いをさせてもらっているだけなのです。
私が設計したことでお客様に喜んでもらえて、満足して住んでもらえればそれで十分ですよ。
なのでできた建物を「作品」とは考えていません。
お客様の家です。それ以外は何モノでもありません。
私共は家づくりのお手伝いをさせてもらっているだけなのです。
私が設計したことでお客様に喜んでもらえて、満足して住んでもらえればそれで十分ですよ。
設計士は憧れの家を建てたい人の強い味方
スタッフ
あくまでお客様が主体にあるのですね。
雨宮さん
家を建てるには、お客様にお金を出してもらわないといけないですし、お客様の要望を十分に満たした設計も必要です。もちろん、施工会社も必要です。
そもそも施工会社がいいもの作ってあげたい、と思っていなければ良いお家はできません。
設計も工事も自分達の利益だけを求めてしまったら、ろくなものができませんからね。
最終的に、お客様が良いお家に住めたことで、設計した自分も施工会社さんも感謝されれば、みんなが幸せになると思います。それが一番の理想です。
そもそも施工会社がいいもの作ってあげたい、と思っていなければ良いお家はできません。
設計も工事も自分達の利益だけを求めてしまったら、ろくなものができませんからね。
最終的に、お客様が良いお家に住めたことで、設計した自分も施工会社さんも感謝されれば、みんなが幸せになると思います。それが一番の理想です。
スタッフ
お客様を最優先に考える姿勢、家づくりに限らずあらゆる商売でもそうあるべきかもしれませんね。
雨宮さん
私は独立して18年が絶ちました、でも毎回「コレが最後の依頼かもしれない」という気持ちでやっています。
私の持っている知識を活かし、施主にとってより良いものを造ろうという思いでこれまでやってきました。
私の持っている知識を活かし、施主にとってより良いものを造ろうという思いでこれまでやってきました。
スタッフ
雨宮さんの経営に対する理念のようなものでしょうか?
雨宮さん
目の前の仕事をとにかく一生懸命にやれば、また将来の仕事にも繋がると信じてやってきただけです。
やっぱりお客様にとっても一生に一回の買い物ですからね。
もちろん、2002年の創業当時から気持ちは変わっていません。
やっぱりお客様にとっても一生に一回の買い物ですからね。
もちろん、2002年の創業当時から気持ちは変わっていません。
スタッフ
強い信念が伝わってきます。
お客様からお喜びの声も多いのではないですか?
お客様からお喜びの声も多いのではないですか?
雨宮さん
よく言われるのは「自分たちがこうしたいと漠然と思っていたことにプラスアルファーの提案をして、より良いものを提供してもらえた」と言ってもらえることがあります。
スタッフ
嬉しいお言葉ですね。
雨宮さん
お客様は建築に関しては素人なので、考えている要望が上手く説明ができない方も多いです。しかし、たとえ漠然としたイメージしかなくても、具体的な形にしてあげられるのが設計者の仕事だと思っています。
スタッフ
雨宮さんの建築に対する使命感といったところでしょうか。
建築家の先生に設計を依頼するのは、敷居が高いと思っていましたが、雨宮さんにはいろいろと相談にのってもらえそうですね。
建築家の先生に設計を依頼するのは、敷居が高いと思っていましたが、雨宮さんにはいろいろと相談にのってもらえそうですね。
雨宮さん
もちろんです。
私は敷居が高いと思って、設計士を利用しない方がいるのが残念です。
中には有名な建築家も居ますが、私どもは「会いに行ける設計士」です。
家に関するお悩みは気兼ねなく相談してほしいですね。
私は敷居が高いと思って、設計士を利用しない方がいるのが残念です。
中には有名な建築家も居ますが、私どもは「会いに行ける設計士」です。
家に関するお悩みは気兼ねなく相談してほしいですね。
値段感と坪単価
坪単価:75万円~
お家の規模にあわせて柔軟に対応
雨宮さんが相談を受ける家は、25坪から35坪ほどのお家が多いそうです。
一方で広い家では60坪以上の家も手がけられています。機能や設備面だけでなく、家の大きさにあわせて様々なご提案が可能とのことです。
一方で広い家では60坪以上の家も手がけられています。機能や設備面だけでなく、家の大きさにあわせて様々なご提案が可能とのことです。
まとめ
お客様が主役であり、ご自身は脇役に徹する。家づくりにおいてはお客様の要望を具現化するサポート役なのだとおっしゃっていた雨宮さん、まさに家づくりの名脇役だと確信しました。
雨宮さんの前では、大きな夢も小さな夢もめいっぱいに語れそうです。
せっかく建てる家だから絶対に妥協したくない、という方はぜひ雨宮さんにご相談されてみてください。
会社名 | 一級建築士事務所UGUARCHITECTS |
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代表者名 | 雨宮 靖 |
住所 | 〒224-0021 横浜市都筑区北山田5−6−2−606 |
電話番号 | 045-873-1655 |
公式HP | http://www.ugu-arch.com/ |
営業時間 | 9:00~19:00 | 主な業務 | 住宅・店舗設計・監理 |
対応エリア | 首都圏及び全国 |