一般社団法人WHAIS

一般社団法人WHAISさんは、女性による女性のための活動を行うプロジェクトチーム。
女性建築家とデザイナーから構成されるWHAISさんでは、住宅の設計から店舗のプロデュース、暮らしにまつわるセミナーや日本茶を広めるプロジェクトなど、多岐にわたる活動をされています。

そんな数々の活動の中心にあるのは、「あなたの夢の伴走者になりたい」という想い。
女性ならではの視点や悩みから、お施主様に対して伴走者のように寄り添ってくださるのが魅力のひとつです。

今回は、WHAISの代表である岡野美紀子さんにお話を伺ってきました。
家づくりや暮らしの悩みを抱えている女性の方々は必見です。

女性による、女性のためのプロジェクトチームとは

集合写真

岡野さん率いる、WHAISメンバーの方々

スタッフ

一般社団法人WHAISさんは、女性建築家さんや女性デザイナーさんで結成されたプロジェクトチームだと伺いました。
そもそも、女性だけでチームを作ろうとしたきっかけは何だったのでしょうか?

岡野さん

立ち上げに至った理由は沢山あるのですが、大きな理由のひとつは「共感を得ながら物事を進められる」という女性の特色が、家づくりをする上で強みになると考えたからです。
そう考えるようになったきっかけは、中小企業家同友会の勉強会でした。
中小企業家同友会とは
全国にある中小企業の社長や経営者たちが集まり、経営学を学んだり意見交換をしたりする場所。
中小企業家同友会は各地域に設けられており、岡野さんは神奈川県の同友会に所属されています。
→詳しくはこちらから

岡野さん

当時、神奈川県には女性の経営者が少なく、同友会にも女性部がありませんでした。しかし、東京や大阪の女性部へ勉強会に行った時、衝撃を受けたんです。
女性のメンバーがとても活発で、女性だけで大きな大会を運営されている姿を目の当たりにして、女性の可能性を強く感じました。それまでは、特に性別による違いなどは意識していなかったと思います。

スタッフ

実際に働く女性の姿を見て、女性による組織づくりに可能性を感じたのですね。メンバーを集めるのは大変ではありませんでしたか?

岡野さん

当時はリーマンショックによる不景気で、アトリエ系の事務所で働く女性建築家さんが数多く独立されていた時期だったんです。
彼女たちは独立してしばらくすると、上手く仕事を貰うことができず、結局下請けの仕事が多くなってしまっていました。

岡野さん

もちろん、下請けの仕事が悪いわけではないのですが、せっかく独立したのに自分の名前で活動できないもどかしさを感じている方は沢山居ましたので、メンバーは次第に集まりました。
女性建築家の居場所、活躍する場所をつくりたいというのも、WHAISを立ち上げた理由のひとつです。

スタッフ

そうだったのですね。現在、一緒に活動されているメンバーはどんな方々なのですか?

岡野さん

WHAISという場所を大切に想ってくれていて、本当に良い人たちばかりですよ。
ものづくりに関しても、私が代表として先頭に立つのではなく、みんなで一緒に取り組んでいます。
また、最近は個人個人が力を付けていますので、それぞれの現場でリーダーになれる人が増えていてとても嬉しいです。

スタッフ

「類は友を呼ぶ」ではないですが、岡野さんがいるからこそ素敵な方々が集まってきているように感じますね。
→メンバーの方々の紹介はこちらから

「共感性」「安心感」が根底にある家づくりの魅力

岡野さん

スタッフ

先ほど「共感性が家づくりの強みになる」と仰いましたが、主に女性のお施主様に対してどのようなアプローチをされているのですか?

岡野さん

お施主様と同じ悩みを共有して、同じ目線に立ちながらお話し合いを進めています。
家づくりはどうしても男性を中心に進められることが多く、女性の意見があまり取り入れられていないように感じるんです。
ですので、私たちが共感や共有をしながら女性のお施主様に対しても深く寄り添っていければと考えています。

スタッフ

現代では共働きも増えてきましたが、お住まいで一番長い時間を過ごされるのは女性が多いですよね。しっかりと意見を取り入れてくれるのは嬉しいと思います。

岡野さん

以前にセミナーを開いた時、「子ども部屋をリフォームしたい」と相談に来られた奥様がいらっしゃいました。
ですが実際にお話を伺っていくと、本当の悩みは「キッチンの使いにくさ」だったんです。築年数は浅かったのですが、奥様にとっては不便だったみたいで。
もしかしたら、ご主人の手前「キッチンが使いにくい」とは言いづらかったのかなと思います。

スタッフ

おそらく、そのお施主様のように本音を伝えられない方はたくさんいると思います。そういう方にとって、WHAISさんはとても頼りになりますね。実際にそのキッチンはリフォームされたのですか?

岡野さん

もちろんです。でも、まずは子ども部屋のリフォームを徹底的に設計しました。
そうした方が、奥様がご主人に紹介しやすいと思うんです。結果的にそのご家族にはとても信用していただけて、良いリフォームになりました。

スタッフ

最初に言われたとおりに子ども部屋しかリフォームしていなかったら、奥様の悩みは解決しませんでしたよね。同じ女性目線だからこそ引き出せたご要望なんだと感じます。

多岐に渡る活動の中で異彩を放つ「和っ茶プロジェクト」

表彰状

お茶屋さんを設計した際の感謝状

スタッフ

WHAISさんは住宅づくり以外にも様々なお仕事をされていると伺いましたが、現在はどのような活動をされているのですか?

岡野さん

まず、住宅以外では店舗や病院、商業施設などの設計を行っています。また、家づくりや暮らしにまつわるセミナーや勉強会も開催していますよ。
他にも「和っ茶プロジェクト」という日本茶を応援するプロジェクトや、女性建築家、女性事業家への支援など様々な活動に取り組んでいます。

スタッフ

本当にお仕事が多岐にわたるのですね。その「和っ茶プロジェクト」というのが個人的に気になります。

岡野さん

「日本茶の美味しさを伝えたい!」という想いから始まったプロジェクトで、様々なイベントに参加しています。
お茶をより楽しく味わってもらうために、「和っちゃん」という茶運びロボットも制作したんですよ。
和っちゃん

ロボットエンジニアや木工職人との共同開発により誕生したという「和っちゃん」。
和っちゃんにお茶を運んでもらった人は、思わず笑顔で話しかけてしまうとのこと。

スタッフ

これは可愛らしい!デザインや技術力もさることながら、発想が面白いですね。
ところで、「和っ茶プロジェクト」を進めることになったきっかけなどはあるのでしょうか?

岡野さん

もともとは、お茶のパッケージをデザインされている方と一緒にお仕事をしたのがきっかけですね。
今は家庭でお茶を飲まれる方が少なくなっていることもあり、パッケージも工夫されているんです。
お茶のパッケージ

メンバーの方がデザインされたという、お茶のパッケージ。
従来のデザインとは一風変わったものになっています。

岡野さん

であれば、もっと日本茶を色んな方に楽しく飲んでもらうために、お茶屋さんの設計にも携わったんです。
そうするうちにお茶屋さんの設計依頼が増えてきて、最終的には今のプロジェクトを立ち上げるまでになりました。
→WHAISさんが設計されたお茶屋さん

スタッフ

WHAISさんはお茶屋さんの設計も数多く手がけていますよね。確かに、こんな場所でお茶を飲んだら美味しいだろうなって感じます。
6マルプロジェクト

WHAISさんでは他にも、60歳からの暮らしを一緒に考えていくプロジェクトも進めているそうです。
住宅設計に限らず、数多くの活動をされているアグレッシブさが印象的でした。

「夢の伴走者」として、どこまでも女性に寄り添っていく

スタッフ

ホームページを拝見した際に「夢の伴走者」というキャッチコピーが目に入ったのですが、あれは岡野さんが考えられたのですか?

岡野さん

いえ、私だけで考えたものではなく、セミナーや勉強会を通じて中小企業診断士の方々と一緒に考えていきました。
私たちの立ち位置や方針を改めて考えた時に、事業を通じて色んな方と寄り添って活動をしていきたいなと思ったんです。それが、私たちの存在価値なのかなと思っています。

スタッフ

どの活動、設計に関しても「人に寄り添う」というスタンスが根底にありますよね。素敵な活動ばかりで驚かされます。
そんなWHAISさんが、これからやってみたいことはありますか?

岡野さん

先ほどの「和っ茶プロジェクト」もそうですが、新しい活動を成功させていきたいですね。
また、WHAISのメンバーも活性化させていきたいと思っています。若い女性建築家やデザイナーを支援するという意味でも、若いメンバーを迎え入れたいです。

スタッフ

お施主様やWHAISメンバーの皆さん、そして働く女性など様々な人に対する深い愛情が伝わってきました。
岡野さん、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。

まとめ

ロゴ

岡野さんの穏やかなお人柄もあり、インタビューは終始和やかなムードで進んでいきました。

女性のため、誰かために尽くしたいという活動の数々は、どれも印象的なものばかり。
人の心に寄り添い本音を引き出してくれるWHAISさんとの家づくりは、きっと素敵なものになるはずです。

女性はもちろん、男性のお施主様も、よりよい暮らしを追求したいと感じたらぜひWHAISさんへご相談ください。

会社名 一般社団法人 WHAIS
代表者名 岡野 美紀子
住所 〒223-0059
神奈川県横浜市港北区北新横浜1-7-8
電話番号 045-522-8577
公式HP http://www.whais.jp/
営業時間 9:00~18:00
主な業務 住宅・店舗・オフィスの設計・デザイン・コンサルティング・施工
店舗・商品等のグラフィック・ホームページの作成・運用
公共のイベントの企画・運営補助
各プロジェクトの計画・実行
対応エリア 全国(遠方の場合は要相談)