山縣洋建築設計事務所

喫茶店のテラス席で飲むお茶や、登山や釣りの途中で食べるご飯など、外で味わう食事が特別に感じたことはありませんか?
もしそんな特別感が、日常の中でも味わえたら素敵ですよね。

本記事でご紹介する山縣洋建築設計事務所さんは、外の空間や外の空気を家の内部に取り込む設計が得意な設計事務所。
テラスやバルコニーなどを造って外部を取り込んだり、室内にいても外の景色を楽しめるような大窓を設置したりすることで、爽やかな空気や美しい四季をダイレクトに感じることができるそうです。

毎日の暮らしが楽しくなるお家を設計してほしい方は、ぜひご覧ください。

建築への知的好奇心が、設計の原動力

スタッフ

まずはじめに、山縣(やまがた)さんが建築に興味を持たれたきっかけを教えてください。

山縣さん

最初に興味を持ったのは高校生の時です。当時はよく新宿へ遊びに行っていたのですが、建設中だった超高層ビルが段々と出来ていく様が面白くて、建築に興味を持ちました。
でも、本格的に「設計を仕事にしたい」と考えたのは、大学を卒業してからですね。

山縣さん

大学の卒業旅行で西ヨーロッパの建築物を見て周ったとき、ロンシャンにあるコルビュジエの教会を目の当たりにして、深く感動したんです。
光の取り入れ方や空間の持つ力に圧倒されまして、建築の持っている力を改めて実感しました。
教会

当時訪れたというロンシャンの教会。

スタッフ

写真越しでも迫力が伝わってきますが、現地での出会いとは比べ物にならない気がします。
やはり、実際に体験して培った感覚というのは大切ですか?

山縣さん

大切です。ただ写真や雑誌を見るだけじゃなくて、実際に体験しないと分からない感覚はあると思います。それは肌感や空気感、音や匂い、明るさや大きさなどもそうですね。
私は、自分が体験して心地よいと思った空間を造っていきたいと考えていますので、今でもなるべく色々な体験をするようにしています。

スタッフ

実際に衝撃的な体験をされて、設計の道に進まれたほどですもんね。
ちなみに山縣さんにとって、設計のやりがいや楽しさは何ですか?

山縣さん

敷地条件やお客さんの価値観が、一人ひとり違うということですね。全く同じ土地や全く同じ価値観を持つ人には二度と巡り合いませんから、毎回違った建物を設計することができます。
その人の価値観や土地ならではの設計ができるのは楽しいですね。

スタッフ

お施主様の要望や土地に対して、臨機応変に対応されるのは大変なことだと思います。
設計では、苦労されることも多いのではないですか?

山縣さん

私にとっては設計、建築の全てが楽しいので、特に苦労は感じていません
たとえ難しい条件下での設計でも、その難しさを手掛かりにして設計を進めていけば良いんです。どんな状況でも前向きに捉えて、やりがいや楽しさを見出していますよ。

スタッフ

設計に向き合う姿勢が素敵です。千差万別なご依頼でも楽しさを見いだせるのは、山縣さんのご経験や技術力ゆえですよね。

山縣さん

というより、毎回違うことに挑戦する方が面白いんですよ。
私は、建築は旅に似ていると思っています。自分がやったことの無い条件での設計は、これまで行ったことの無い場所を旅するような、そんなワクワクに似ていますね。

山縣さん

また、私は子どもの頃から好奇心が旺盛で「見たい、知りたい」と思ったことは体験しないと気が済まない性格なんです。
その好奇心が、今の設計の原動力にもなっていると思います。

外の空間や空気の心地よさを共有したい

山縣さん 自宅

山縣さんのご自宅の外観

スタッフ

先ほど「自分が心地よいと思った空間を造りたい」と仰いましたが、山縣さんにとっての「心地よさ」とは何ですか?

山縣さん

私は、外部の空間や外の空気を心地よいと感じます。気候にもよりますが、外の空気は室内の空気に比べて、爽やかで気持ちが良いですよね。
私は街を散歩するときも、喫茶店に入ろうと思ったらテラス席があるお店を探してしまいます。人混みや密な場所は苦手でして(笑)。

スタッフ

確かに私も、お店のテラス席に座れると少し得をした気分になったりしますね。では、「外の空間」や「外の空気」を設計にも取り入れているのですか?

山縣さん

取り入れていますよ。例えばバルコニーやテラス、縁側のような「外部を内部に引き込んだ」空間を造るようにしています。
また、室内にいても外の景色やお庭を眺められるように、窓を大きく取って視界を広げるような工夫をしています。

山縣さん

例えば、私の自宅は緑地で建てたこともあり、外にテラスを造ったり、内部をガラス張りにして外の景色を楽しめるようにしました。過ごしやすい季節は、テラスでご飯を食べたりもしますよ。
山縣さん 自宅

山縣さんのご自宅。周囲の環境を活かし、外部空間や室内から外を感じられる空間を造られています。

スタッフ

「外の空間を取り入れる」とは、こういうことだったのですね。外部空間が心地よさそうなのはもちろんですが、室内にいても開放的な景色を楽しめるのは良いですね。

山縣さん

そうなんです。また、外部空間を内部に取り込むことで、四季をダイレクトに感じられるのも魅力のひとつです。
季節によって気持ちの良い場所や時間帯が違うので、そういった楽しみ方も見出してほしいですね。

山縣さん 自宅

山縣さん 自宅

秋は紅葉、冬は雪景色も楽しめるそうです。

得意な設計も難しい設計も、幅広く対応

スタッフ

実際には、これまでどのような住宅を設計されたのですか?

山縣さん

先ほどの「外の空間」に関連付けてご紹介すると、木更津で建てた140坪ほどのお家があります。
外部周りは壁で囲まれているのですが、内部に大きな丸い穴を開けて、庭のような外部空間を造りました
また、内部はガラス張りになっていて、家の中から外の空気や景色を楽しむことができます。
木更津の家

上から見ると、家の中心に丸い開放部があるのが分かります。

木更津の家

山縣さんのご自宅でも見られた大きなガラス面。

スタッフ

外周の壁でプライバシーも守りつつ、敷地の中心に大きなお庭を造られたのですね。敷地の広さを活かされていて魅力的です。でも、これだけ敷地が広いとお庭の掃除や手入れが大変そうですね。

山縣さん

そうですね。ですから、植物や床面を工夫して、あまり手入れが必要のない庭にしています。アイビーという雑草の生えない強い種を採用したり、床のコンクリート面を増やしたりしているんです。このお家にお住まいのご夫婦は共働きで忙しい方なので、特に喜んでいただけました。

スタッフ

そこまで配慮していただけるんですね!ちなみに、他にもご紹介いただける事例はありますか?たとえば珍しい条件で建てられたお宅などがあれば、拝見したいです。

山縣さん

そうですね、珍しい条件だと斜面地で建てたお家があります。
普通、斜面地を買った場合は造成して平らにするのですが、私が「斜面地のままでも良いんじゃないですか?」と提案したんです。
造成の費用が抑えられれば、その分コストカットが出来るじゃないですか。安くてユニークな土地が買えたのは良かったと思います。
斜めの家

傾斜地に建てられたお家。

斜めの家 内装

お家の内部。傾斜地とは思えぬ並行感です。

スタッフ

外観はなんだか不思議な感じもしますが、内装の床面は全く傾いてないですね。土地の費用を抑えつつ個性的なお家を建てられて、お施主様も喜ばれたのではないですか?

山縣さん

そうですね、そのお客さんにはとても喜んでいただけました。
竣工後に「今の感動を忘れないように生活していこう」と仰っていたのが印象的でしたね。

スタッフ

どうしても暮らしていくと、次第に感動は薄れていきますもんね。それを忘れないようにしてくださるなんて、素敵なお施主様だったのですね。

家づくりは、人生を見つめ直す良い機会

山縣さん

スタッフ

山縣さんが今後考えている展望などはありますか?

山縣さん

若い頃はがむしゃらに頑張ってきましたので、これからは一つひとつの設計をじっくりと楽しみながらやっていきたいですね。
設計の仕事は生涯続けていきたいと思っていますので、これからも続けていくためにはどうしたら良いかを考えています。

山縣さん

コツコツとじっくり打ち込むことが好きな性格なので、その昔は陶芸家になりたいと思ったこともありました。
ですので、「建築家」というよりは「設計をする職人」になれれば良いなと思いますね。

スタッフ

確かに、お話を伺う中で山縣さんの「職人魂」のようなものを感じました。設計や建築に対して真摯に向き合われているのが伝わります。

スタッフ

では最後になりますが、これから新築を建てる方へ向けて、なにかアドバイスを頂ければと思います。

山縣さん

家を建てるということは、「自分がどう生きたいか」を考えることでもあると思うんです。
ですので「自分が家に何を求めているか」「どういう生活がしたいのか」をご家族でよく話し合うのが大切だと思います。

山縣さん

普段の生活ではそんなこと考えてもみませんから、人生を見つめ直す良い機会だと思います。
床暖房やIH、完全空調など、どうしても機能的なご要望になってしまいがちですが、もっと本質的な「生活」を考えてみると良い家づくりになると思いますよ。

スタッフ

「何が欲しいか」ではなく「どう過ごしたいか」という考え方が大切なのですね。
本日は貴重なお話をありがとうございました。

まとめ

山縣さんは、ご自身が心地よいと思った空間を設計しながらも、あくまで柔軟にお施主様のご要望を取り入れ、叶えてくださいます。

どんな条件やご要望に対しても「楽しい」という気持ちを持って設計をしてくれる山縣さんは、あなたの声にも必ず耳を傾けてくれるはずです。

山縣さんの外部空間を活かした家づくりに魅力を感じた方は、ぜひ山縣洋建築設計事務所さんへご相談ください。

会社名 山縣洋建築設計事務所
代表者名 山縣 洋
住所 〒214-0034
神奈川県川崎市多摩区三田1-26-28ニューウェル生田ビル302
電話番号 044-931-5737
公式HP http://www5d.biglobe.ne.jp/~yoy/
営業時間 10:00~18:00
主な業務 住宅の設計監理
対応エリア 全国