新築の購入は、一生に一度のお買い物と言われます。
購入したお家に、20年30年と安心して住み続けるためには「建物の耐久性」と「住み心地の良さ」が重要です。
せっかく家を購入してもすぐに不備が出て修繕をしたり、住み心地が悪くてリフォームをしていては、後々莫大な費用がかかってしまいます。
そのため、家の耐久性や住みやすいデザインを重視したいなら、建物の設計を専門的に行っている「設計事務所」に相談するのがオススメです。
専門家独自の目線から、建て主さん個人にとって住みやすい家を設計してくれます。
中でも、設計事務所の「やしろ設計室」さんは「30年経っても満足出来る家」をポリシーに、建材の厳しい選定や機能性を重視した設計に力を入れています。
本記事では、やしろ設計室さんの八代代表に伺ってきたインタビューを元に、住宅の利便性や住心地の良さに特化した設計のこだわりをご紹介します。
「自分が住めない家は造れない」独立を志した想いとは
スタッフ
八代代表
私が業界に入る前は、家を建てるなんて近所や知り合いの大工さんにお願いする程度の、気軽なものだったと思います。
しかし、私が働き始めたころは、ちょうど建て主さんが住宅に対して夢を持ち始めた時代でした。
スタッフ
八代代表
私は、できるだけ多くの要望を詰め込んだ設計図を書きましたが、結局大工さん(工務店)が工事しやすいように建ててしまい、建て主さんの想定とは違う家が完成するケースがほとんどでした。
当時は、大工さんの下請け的な立場で仕事をしていたので、大工さんに対して意見が出来なかったんです。
スタッフ
八代代表
同時に「こんな建物はもう造りたくない」「理想とする家造りがしたい」と思い、私は設計事務所を退職しました。
その後は、自身が尊敬する加藤武志さんの元で修行をさせて頂いたんです。
加藤さんは、私が目指している「居心地が良く住みやすい家」を設計しており、私は彼の元で6年間勉強した後、自身で設計事務所を開きました。
スタッフ
八代代表
少なくとも私は、当時造られていた建物に「住みたい」とは思えませんでした。
スタッフ
八代代表
造り手のことばかり考えて、実際に住んだ時にどうなるかを考えていないんです。
当時、自身が設計した建物を施工後に見に行ったことがありました。
実物を目の当たりにすると、何とも言えない居心地の悪さに苛まれましたね。
天井の高さや建材はハウスメーカーの基準で設定され、窓の位置も造りやすいように工事されていて、正直ショックは大きかったです。
スタッフ
八代代表
常に自分が住むつもりになって、建て主さんの目線で「どうされたら嬉しいか・住みやすいか」を第一に考えて設計をしています。
見えない部分にこそ気を遣う。機能性を重視したデザイン
スタッフ
八代代表
例えば、どんな建物でも構造計算をします。2階建てまでは行わない会社もありますが、私は必ず行います。
建材に関しても、「業界で良く使われるから」などの理由では使用しません。必ず自分で建材の性能を検証し、本当に良いと思った材料のみを使用しています。
また、柱や梁、雨仕舞いなど、建物が完成すると見えなくなる部分の機能性を重視することで、建物全体の耐久性や安全性を高めています。
八代代表のお話によると、小規模の建物では行われないこともあるそう。
スタッフ
八代代表
雑誌やホームページに載っている写真はスッキリしていて格好良くても、数年してから実際にその建物を見に行くと、雨だれの跡や劣化による変色で見るに堪えない状況になっているお家もあります。
そういうことがないように、少し無骨になる部分もありますが、そう感じさせないデザインをし、長く安心して快適に暮らせるように考慮します。
スタッフ
八代代表
私の場合は、写真写りはあまり意識せず、暮らしている人が実際の暮らしを通して、良さを感じるような設計を心がけています。
なので、妻によく「写真にすると良さが写らない」「写真写りが悪い!(笑)」と言われます。
狭くて広く使える家が理想。利便性と開放感を両立
スタッフ
八代代表
各部屋に行くのが便利で、家のどこにでも手が届きやすい方が住みやすいんです。
ただ、家が狭すぎると窮屈に感じますよね。それではストレスになってしまうので、私は「狭くても広く使える家」を目標にしています。
スタッフ
八代代表
空間が繋がるように設計すると、限られたスペースでも広く使えるんです。
以前、40坪のお家を建て替えした時、もう使っていないお部屋も多かったので20坪にまでスペースを減らしたことがあります。
でも完成後、お客様からは「前よりも広くなった」と言って頂けました。
スタッフ
八代代表
収納は、ただ大きければ良いわけではありません。押入れの奥にしまわれたまま、存在すら忘れられてるモノって沢山あると思うんです。
収納で大切なのは、必要なものを必要な時に取り出し、しまえる利便性です。
その部屋に適した大きさで細かく散りばめて配置しています。
10年保証じゃ意味がない。30年以上経っても住みやすい家を目指して
八代代表
アレって、ほとんど意味が無いと個人的には思っています。
スタッフ
八代代表
スタッフ
八代代表
だからこそ私は、建築時に少し費用がかさんでも「一生使える住みやすい家」を設計したいと思っています。
30年経ってもメンテナンスや修繕が少なくて済むほど耐久性に優れ、リフォームや増築が必要ないほど住み心地の良い家を造ることで、30年以上のスパンで考えた時、結果的に家にかかる費用を抑えられるんです。
スタッフ
八代代表
長い目で見れば、間違いなく最初に費用を使ったほうが安く済むんです。
最後に支払う金額は、大手のハウスメーカーと同じくらい、という話も聞きます。
口コミ、評判
やしろ設計室さんの口コミを見てみると、徹底的にお客様の立場に立った設計が、しっかりと住む方の満足に繋がっている事がわかりました。
完成した時だけではなく、実際に住むにつれて設計の良さが分かる。まさに30年以上に渡り満足できる家を実現されていました。
全て良いものを提案し予算が決まっている中アドバイスをして下さいました!
昨年、八代先生に設計をお願いし土地探しから相談させて頂きお家を建てました! こちらの事情で当初の話し合いスタートからだいぶ遅れての着工になってしまい、やっと建ったとても気持ちの良い素敵なお家です! 私どもの、込み入った事情の問題も、きめ細やかにサポートして下さり、専門外のことまでご相談してしまい、ともに専門家の方の所まで足を運んでくださったりと、本当にお世話になりました。 子世帯と私の母との2世帯住宅の建築だったのですが、ライフスタイルの違う2つの世帯の日頃の生活、生きやすさを考慮し間取りや一つ一つの素材、全て良いものを提案し予算が決まっている中アドバイスをして下さいました! 工務店さんも、とても素晴らしい方を紹介して下さり、すべての出会いに感謝です! 本当にありがとうございます! 家族を温かく守ってくれるこの八代先生のお家を子どもたちに引き継げること、親として誇りに思います!
八代さんがいかに私たちのことをよく考えてくださったかがわかります。
高齢になってからの家づくりでしたので、何かと不安なことが多かったのですが、八代さんには色々と相談に乗っていただけて、安心して設計をお願いすることが出来ました。 おかげさまで、冬は暖かく、夏は風通しがよく毎日快適に過ごしています。 また、使い勝手も良くて、すぐに新居での生活に慣れました。 住み始めて3年経ちましたが、いまだに発見があり、八代さんがいかに私たちのことをよく考えてくださったかがわかります。 今でも時々「八代さんにお願いしてよかったね」と主人と話しています。 家を建て替えてよかったです。八代さんに頼んで本当によかったと思っています。
住めば住むほど良さが分かる不思議な家です。
松戸に家を建ててもらって、もうすぐ2年になります。 住んでみての感想を箇条書きにしました。 ・敷地面積は狭いのに、何故か広く感じてリラックスできる ・実際に動ける範囲が広く、段差もなくて生活が楽 ・照明のバランスが美しい ・窓のデザイン性が高く室内に居て外を見た時に気持ちがいい ・天井のデザインが美しくて気持ちがいい ・床の肌触りがよく、寝転んだ時に気持ちがいい、天井を見上げるのもいい ・玄関や各部屋の収納が丁度よいサイズで使いやすい ・欲しい所にコンセントがある ・照明のスイッチがわかりやすい ・トイレやお風呂や台所にストレスがない ・掃除がしやすい ・冬は暖かく、夏は涼しい ・カビや結露と無縁 ・外壁が汚れない傷がつかない ・大人数が集まってもそれぞれがリラックス出来る ・住んでいて疑問や不具合があった時に、今でもすぐに対応してもらえる 八代さんに設計していただいて本当に良かったと思っています。 住めば住むほど良さが分かる不思議な家です。 お家相談の段階から私達の話を沢山聞いて貰えたこと、その後にライフスタイルを尊重した設計を提案していただけたこと、家が建ってから今でもお家のメンテナンスをしていただけるのも有り難いです。 これからも長いお付き合い、よろしくお願いします。
まとめ
やしろ設計室さんは、実際に住む方の立場になって「30年以上満足出来る家」を設計するために、様々なこだわりを持っていました。
住まわれる方の安全性や、生活をしていく中での利便性に特化した設計は、ハウスメーカーや工務店の設計とは一味違います。
また、やしろ設計室さんでは月に数回の建築勉強会(無料)や、設計に関する無料相談も行っています。
新築に関して具体的なイメージが決まっていなくても参加できますので、長い年月を安心して過ごせるマイホームを設計してほしい方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
会社名 | 一級建築士事務所 やしろ設計室 |
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代表者名 | 八代 国彦 |
住所 | 〒144-0052 東京都大田区蒲田5-43-7ロイヤルハイツ蒲田207 |
電話番号 | 03-6715-7881 |
公式HP | https://yashiro-sekkei.com/ |
主な業務 | 新築、リフォーム各種設計 |
対応エリア | 大田区を中心に全国で対応 |