一級建築士事務所ゆくり設計室

松山さん

せっかくお家を建てるなら、デザインだけじゃなく使い勝手にもこだわって建てたい方は多いと思います。
そこで、お勧めしたいのが日本全国で新築戸建ての設計を手掛けている一級建築士事務所ゆくり設計室さんです。
代表の松山さんは「家の使い勝手の良さは住む人それぞれで違う」とおっしゃっており、一人ひとりの生活スタイルに合わせてオンリーワンの住宅設計をされています。
この記事では松山さんの住宅設計にかける想いをインタビュー形式で詳しく紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。

父親に憧れ建築の道を志す

スタッフ

松山さん、本日はインタビューよろしくお願いします。
さっそくですが、建築の道に進まれたきっかけを教えていただけますか?

松山さん

実は、私の父は内装屋さんで78歳の今でも現役で仕事をしているのですが、昔から父の仕事ぶりを見て「家の中の空間を良くするのは素敵な仕事だな」と憧れていたのがきっかけです。
父に認められたい気持ちもあって、当時は「自分もインテリア関係の仕事をやりたいな」と漠然に考えていました。

スタッフ

お父様の背中を見て、松山さんご自身も建築の道を選ばれたのですね。

松山さん

今では父から「こんな時はどうしたらいいだろう?」と相談を受ける事もありますし、図面を書いてほしいと頼まれることもあります。

スタッフ

憧れのお父様と一緒に仕事ができるなんて素敵ですね。

松山さん

そうなんです。
私が設計したこの自宅兼事務所が出来た時も、わざわざ福岡の実家から見に来てくれて。
「あそこの納まりはもっとこんな風にできないだろうか」「ここはこんなやり方もある」と職人の目線で色々とアドバイスをしてくれました。

スタッフ

ましてや娘さんが建てたお家とあっては、つい口を出したくなってしまうでしょうね。

松山さん

気持ちは私も分かりますよ。
やっぱり、建築の業界でお仕事をしている人はオタクが多いですから。みんな建築オタクや住宅オタクなんです。
私も建築家の友人と新聞の広告欄に載っているお家の間取を見て「この位置のドアはもっとずらした方が使いやすいのにね」なんて話で盛り上がりますよ。

スタッフ

よほど建築がお好きなんですね。
松山さんの住宅建築に対する愛情が伝わってきます。

つい料理がしたくなる清潔で快適なキッチン


スタッフ

ちなみに、住宅の建築では特にどういったところにこだわっていますか?

松山さん

先程の話でいうと、私はキッチンオタクなんです。
なので、キッチンは使いやすさにこだわって一から図面を書いて造作させてもらっています。

スタッフ

システムキッチンを実際に売っている営業さんは男性の方が多いですからね。
女性目線で設計されたキッチンは使いやすさにも期待してしまいます。

松山さん

キッチンにマットを敷くのか、スリッパは履くのかでも使う人によって丁度よいキッチンの高さは変わります。
さらに、ご主人もお料理をされるのか、ご主人の身長はどれくらいかによっても提案するキッチンは変わります。

スタッフ

確かに、人によって使いやすい高さは違うはずですよね。
画一的な設備として売られているキッチンが必ずしも自分に合っているとは限らないと思います。

松山さん

それだけではありません。
料理を作る方が、普段どんな事を考えてお料理をされているのかも大事です。

松山さん

以前、ご家族の都合でアルミの鍋が一切使えないご家庭からご依頼をもらった事があります。
そのご家庭はお米を炊くのも、煮物をするのも全て土鍋で調理されていました。
なので、土鍋をたくさんお持ちで、収納する場所と乾かす場所が必要だったんです。

スタッフ

土鍋は収納するのに場所を取りますからね。
ご家庭ごとに提案するキッチンが違うのも納得です。

松山さん

ご家族ごとに作法が違いますからね。
それを楽しくお話をしながら汲み取っていくわけです。
例えば、会話の中で「料理が好きで振る舞うのが趣味なんです」という方ですと、手作りの料理を職場や友人のお宅に持っていくためにタッパーを沢山お持ちの場合があります。

スタッフ

タッパーのように軽いものだと、キッチンの上の戸棚に入れがちだったりしますよね。
でも、あまり高いところに入れていると、使う頻度が多いと取り出すのが大変そうです。

松山さん

「今はこうやって使っている」でも、それが新しいお家では必ずしも同じでなければならないとは限りません。変わっても使えるようなフレキシビリティが必要なんです。
他にもお料理で乾物をたくさん使う方ですと、手順の中で使いやすいポイントに用意されているのが望ましいと思うんです。動線を配慮して少しでも使いやすくなるように工夫してあげたいですね。

スタッフ

乾物なんかは物によって使う頻度が違うので、「あれ、いつどこにしまったかな?」とあちこち探し回る羽目になるんですよね。
使いたい時に使いたいものがあるのはありがたいと思います。
ちなみに、キッチンを設計されるうえでのポイントはどういったところにあるのでしょうか?

松山さん

特に、いつも片付いている状態を保って、清潔に使ってもらえるようには意識していますね。
やっぱり、清潔で片付いているキッチンだとお料理もしたくなるじゃないですか。

こだわりのキッチンを公開、使いやすさの秘密に迫る

スタッフ

もし、よければ実際に松山さんが使われているこちらのキッチンを拝見させてもらえますか?

松山さん

もちろんですよ。
松山さん

通常よりもゆとりを持って設計されたキッチン

スタッフ

ずいぶんと広く感じますね。

松山さん

そうですね。一般的なキッチンの大きさよりも広いと思います。
うちは、主人も料理を手伝ってくれるので2人で料理する事が多いんですよ。
なので、2人で作業をしても余裕ですれ違えるように広めにスペースを取っています。

松山さん

私は女性建築技術者の会という取り組みに参加していて、そのセミナーを家でやった時は10人くらいでお料理を作りましたがストレスなく使えましたよ。

スタッフ

せっかく新築を建てたら、大勢まねいてお家で料理をしたり、ホームパーティをしたりできたら素敵ですね。
他にもこだわっているポイントはありますか?

松山さん

そうですね。
後はちょっとした物がすぐに置けるスペースは大事にしていますよ。

杉を使ったカウンタースペース。
水気の多い場所ではカビにくいヒノキを使っているところもあり、素材を使い分けて少しでも清潔に使えるように配慮されていました。

スタッフ

冷蔵庫の奥の物を出したい時なんかにちょっとしたスペースがあると助かりますよね。
これも、片付いている状態を保つ上では欠かせないポイントですね。
ちょっと気になったのですが、食洗機をお使いなんですね。

松山さん

はい。実は食洗機の位置にもこだわりがあって、食器を予洗い(よあらい)するシンクが食洗機の位置と少し重ねて配置してあるんです。
こうすると、シンクで下洗いした食器の水が床にしたたり落ちなくて済むんですよ。

食洗機の位置とシンクを重ねているので、水が床に落ちないように配慮されています。

スタッフ

なるほど。細かいところまで動線を計算して設計されているのですね。

松山さん

ただ、このキッチンはあくまでも私のカスタムメイドです。
私の食や嗜好に合わせて、私が使いやすいように設計しています。
でも、お施主さんごとに使い易いキッチンは違います。なので、お話をしながらアイディアを盛り込んで、その人だけのオリジナルキッチンを作らせてもらうんです。

スタッフ

さすが、ご自身でキッチンオタクとおっしゃるだけあって、素晴らしいこだわりが詰め込まれているのが分かりました。

松山さん

実は、ご紹介しきれていないポイントはまだまだあります。
うちは主人の理解もあって、ご依頼に来てくれる方には収納の中も全部お見せして紹介しているんですよ。
やっぱり、どんな家を建てているのかは実際に生活している家族を見てもらうのが一番早いですから。
少しでも興味を持っていただけた方には、ぜひ見に来てほしいですね。

厳しい制約にも柔軟な発想で応える使命感


スタッフ

設計をされる中で大事にしている事はありますか?

松山さん

住宅を建てるにあたって、お施主さんの思想もありますし、予算の問題もあります。
なので、設計者は色々な考え方や仕様、設備についての正しい知識をしっかりと勉強する必要があります。その上で、可能な限りその人に合った提案ができなければいけないと思っています。

スタッフ

確かに予算や土地の条件によってはお家を建てる事すら厳しい場合もありますからね。

松山さん

以前ご依頼を頂いた方で、まわりを住宅で囲まれた19.7坪にお家を建てられた方がいました。
スペースが限られていたので、「駐車場は作れないかもしれない」「光が入らないかもしれない」と色々な不安を抱えていらっしゃいましたが、それらの制約をクリアしてご満足いただけるお家を提案させていただいたと思います。

松山さん

どのようなご依頼であっても、せっかく依頼に来て頂いてるのですから、なんとかしてあげたいですし、厳しい状況でも設計の力でなんとかしますよ。
そのために私達がいるので、遠慮なく頼ってほしいですね。

スタッフ

力強いお言葉、心強いです。
今後はもっと取り組みを強化していきたいことなどありますか?

松山さん

私が掲げているコンセプトの1つに”グリーンと暮らす家“というのがあります。
都会にお住まいの方ですと、地面もほとんどコンクリートで自然に触れる機会がない方も多いじゃないですか。なので、小さくても緑を取り入れて自然と共存してもらえるお家を増やして行きたいですね。

スタッフ

暮らしの中に緑があると気持ちが良いですし、外に出られないような状況でもリフレッシュになりますからね。

松山さん

一方でバルコニーがあっても枯れた鉢植えがそのままになっていて、防水のメンテナンスすら怠っているお家もありますよね。そういったお家は、せっかくのバルコニーが素敵な空間ではなくなっていて残念に思います。

松山さん

洗濯物を干すのはもちろんですが、バルコニーはそれ以外の使い道もあって良いと思うんです。
家族で食事を楽しむ場としても良いですし、お仕事をされる場としても使えますよね。
もっとグリーンを取り入れて豊かな暮らしを送ってもらえる、そんなお手伝いが出来たら良いですね。

スタッフ

新築や建て替えが難しくても、バルコニーのリフォームなら少ない金額から始められそうです。
松山さんのおっしゃる”グリーンと暮らす家”がもっと増えていくと良いですね。
では、最後にこれから新築を検討されている方たちにメッセージをお願いします。

松山さん

「家は買うものだ」という意識で探してしまうと、想像力がストップしてしまいます。
実際、家というのは作るものです。そして、つくるというのは自由です。せっかくですから、家づくりのタイミングでこれまでの暮らしを整理して向き合ってみること。「これからの暮らしをどうやっていこうか」とフルに想像して納得がいくまで考えてほしいですね。
ぜひ、そのお手伝いをさせてもらえたら嬉しいです。

スタッフ

松山さん今日はインタビューにご協力いただきありがとうございます。

まとめ

松山さん

インタビューの最後まで笑顔を絶やさず、どの質問にも楽しそうに答えてくれた松山さん。
松山さんは「お家はつくっている時も楽しく、暮らしはじめてからも楽しい物にしてあげたい」と話してくれましたが、松山さんご自身もまた家づくりを心から楽しまれているのが伝わってきました。
これから、新築を建てたいとお考えの方は、ぜひゆくり設計室の松山さんに相談してみてください。
必ず親身になってあなたのお家づくりをサポートしてくれるはずです。

会社名 一級建築士事務所ゆくり設計室
代表者名 松山 千晶
住所 〒343-0046
埼玉県越谷市弥栄町1-172-14
公式HP https://yukuriarch.com/
営業時間 10:00~17:00
主な業務 ■住宅・店舗・事務所の設計・監理
■新築・リノベーション
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