ユウ建築設計室さんの吉田代表は、お施主さんとの対話を大切にされている建築家さんです。
若い建築家さんということもあり、明るく話しやすい雰囲気で打ち合わせがスムーズに行くのが魅力のひとつ。
また、広さや法など、限りある敷地条件の中で快適に暮らせる設計が得意とのことですが、それも話し合いの中で優先順位やお施主さんの希望を整理できるからこそです。
本記事では、そんな吉田代表のインタビューをもとに、これまでに手掛けられた建築や設計のこだわりをご紹介します。
最初の仕事は、父のために設計した喫茶店
スタッフ
吉田さんが建築家を志されたのはいつごろですか?
吉田代表
高校3年生の時ですね。元々デザインが好きだったので、進路を決める際に建築学科を選択したのがきっかけです。
私は出身が北海道なのですが、大学卒業と同時に上京して就職しました。
私は出身が北海道なのですが、大学卒業と同時に上京して就職しました。
スタッフ
ご出身が北海道なのですね。東京ではどんなお仕事をされたのですか?
吉田代表
地場のゼネコンと設計事務所で3年ほど働きました。
設計事務所では、ハウスメーカーの下請けとして図面を描いていたので、図面に対して「ここはもっとこうすれば良くなるのにな」と思うことも多かったです。
設計事務所では、ハウスメーカーの下請けとして図面を描いていたので、図面に対して「ここはもっとこうすれば良くなるのにな」と思うことも多かったです。
吉田代表
そんなことを考えながら仕事を重ねるうちに、「もっと建て主の方の為になる設計がしたい」と思い27歳の時に独立しました。
独立してからは、お客さんに直接ご提案ができるので嬉しいですね。
独立してからは、お客さんに直接ご提案ができるので嬉しいですね。
スタッフ
ハウスメーカーさんだと、ある程度の規格ありきな場合も多いですからね。ちなみに、独立後初めてのお仕事はどんな感じでしたか?
吉田代表
最初に設計をしたのは、仕事をリタイアした父親のために造った喫茶店です。
父は、かねてから喫茶店をやりたいと言っていたので、定年して時間が出来たタイミングで私が提案したんです。
父は、かねてから喫茶店をやりたいと言っていたので、定年して時間が出来たタイミングで私が提案したんです。
北海道の小さな田舎町なので、近所の方が気軽に立ち寄れるような憩いの場として設計しました。
経営目的というよりは、ほとんど趣味としての喫茶店ですね。

吉田さんの地元で建てた喫茶店。小さいながら落ち着ける雰囲気が魅力。
吉田代表
予算が少なかったので、なるべくコストカットして、それでいて木の落ち着く雰囲気は出せるようにしました。
また、少しおしゃれな外観にして、田舎町の中で目立つように工夫しましたね。
また、少しおしゃれな外観にして、田舎町の中で目立つように工夫しましたね。
スタッフ
お父様のやりたかった事を叶えてあげるなんて、良いお話ですね。とても喜ばれたのではないですか?
吉田代表
いえいえ、私としても実績を残さないといけなかったので(笑)。
でもそうですね。父も喜んでくれましたし、設計して良かったと思います。
現在も営業中で、町の方も良く訪れてくれるそうです。
でもそうですね。父も喜んでくれましたし、設計して良かったと思います。
現在も営業中で、町の方も良く訪れてくれるそうです。
狭い土地でも快適な空間を提供
スタッフ
家づくりにおいて、吉田さんが大切にされていることは何ですか?
吉田代表
基本的な部分は、やはり居心地よく住みやすくを意識しています。やはり、長く住んでいくものですので。
吉田代表
あとは、狭小地と呼ばれる限られた空間の中でも快適に過ごせるようにしたいです。
実家の喫茶店もそうですけど、東京でやってた頃は狭小地の依頼が多くて、そう考えるようになりました。
実家の喫茶店もそうですけど、東京でやってた頃は狭小地の依頼が多くて、そう考えるようになりました。
スタッフ
狭小地ですか。確かに都心だと多いですよね。
吉田代表
独立してから初めての住宅設計も狭小地だったんです。
お母さん1人とお子さん2人のご家庭で、3人で暮らすための広さを確保するのが課題でした。
土地は限られているため、縦の空間を意識してロフトや吹き抜けなどを造りました。
お母さん1人とお子さん2人のご家庭で、3人で暮らすための広さを確保するのが課題でした。
土地は限られているため、縦の空間を意識してロフトや吹き抜けなどを造りました。
スタッフ
そうなんですね。お施主さんの反応はどうでしたか?
吉田代表
お施主さんには「吉田さんに頼んで良かった」「これを機にどんどん仕事増やしてよ」と言って頂けて、とても嬉しかったですね。その時はまだ実績の無い自分を信じて依頼をしてくれて、そういう風に言ってもらえたので印象深く残っています。
実際、これをきっかけに依頼も増えて、自信にもつながっていきました。
実際、これをきっかけに依頼も増えて、自信にもつながっていきました。
メリハリと面白味のある提案、設計
スタッフ
吉田さんが、お施主さんに対して大切にしていることはありますか?
吉田代表
家づくりは、当然お施主さんが主体になりますので、しっかりお話を伺いながら設計をしていくことが大切ですね。
そして、その中で面白味のある提案ができるように意識しています。
「ここはどうなっているんだろう」って立体的な楽しみをイメージさせながら。
そして、その中で面白味のある提案ができるように意識しています。
「ここはどうなっているんだろう」って立体的な楽しみをイメージさせながら。
吉田代表
あとは、どうしても予算の都合がありますので、こだわる所にしっかりお金を掛けて、それ以外で上手くコストカットしていくのが大切です。メリハリが重要ですね。
スタッフ
なるほど。実際にお施主さんからはどんなお声を頂いていますか?
吉田代表
自分は今35歳なんですけど、お客さんも同じ世代の方が多いので、よく「話しやすくて良いね」と言われます。
若いと頼りないと思われるかもしれませんが、こういう良い側面もあるのかもしれません。
若いと頼りないと思われるかもしれませんが、こういう良い側面もあるのかもしれません。
スタッフ
では、お客様に対するご要望などはありますか?こだわりが無いとやりづらいとか、逆にありすぎても大変とか。
吉田代表
こだわりが無い方は建築家に頼まないと思うので、基本的にやりづらいことはないですね。
どんなお施主さんでも、とにかく対話が大切なので、その中でしっかり折り合っていければと思います。
住み心地が良くて魅力的な住宅を一緒に造っていきたいです。
どんなお施主さんでも、とにかく対話が大切なので、その中でしっかり折り合っていければと思います。
住み心地が良くて魅力的な住宅を一緒に造っていきたいです。
まとめ
ユウ建築設計室さんのアトリエも吉田代表が設計されています。
今回お邪魔したところ、若者風なモダンな雰囲気もありながら落ち着きがある暖かい建物でした。
吉田代表は、若さが醸し出す明るさと建築に対する誠実さが融合されたような建物を手掛けられているのだと感じました。
話しやすい物腰で打ち合わせもスムーズに行えると思いますので、新築を建てたい方はぜひご相談ください。
会社名 | ユウ建築設計室一級建築士事務所 |
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代表者名 | 吉田 祐介 |
住所 | 〒274-0062 千葉県船橋市坪井町159-20 |
電話番号 | 047-404-9086 |
公式HP | https://yu-architects.com/ |
営業時間 | 9:00~18:00 |
主な業務 | 建物企画・設計・監理 |
対応エリア | 千葉県中心(他要相談) |