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神奈川県相模原市にある座間木工有限会社は、1943年に製材所として設立された歴史のある建築会社です。
優良認定住宅の建築をはじめ、幅広く事業を展開するこちらの会社では、スペックや仕様を変えて一軒一軒お客様の希望に沿った家づくりを心がけています。
今回は、座間木工有限会社の沖義也取締役に、建築士に至った経緯ややりがい、仕事をしているうえで大切にしていることなどを伺いました。
機械系の仕事を経て、建築士の道へ
スタッフ
沖様が建築士という職業を選ばれたきっかけを教えてください。
沖様
大学を卒業してからは機械系の仕事に就いていたのですが、座間木工有限会社が妻の実家で手伝ってみないかと誘われたこともあり、興味を持ったのがきっかけです。
スタッフ
そうなんですね!前の職場ではどのようなことをなされていたんですか?
沖様
1年半くらいの短い期間ではありますが、車のパーツを溶接したりするロボットの操作を入力する仕事に就いていました。新卒で色々なことを覚えながらの作業だったので、学ぶことも多くて面白かったですね。
スタッフ
前のお仕事と比べて建築士としてのやりがいはどうですか?
沖様
そもそもやりがいって自分が今やっている仕事の中で、自分なりに見つけていくものだと思うんです。仕事の分野は違いますが、例えばガスの溶接や電気関係の技術など、前の仕事で得たものは今の仕事にも活かせていますし。そういう意味ではやりがいとしてはどちらも十分にあって、あまり変わらないと思います。
スタッフ
沖様
普段は図面を引くというよりは、現場監督やお客様との打ち合わせ、営業などを主に担当しています。
スタッフ
沖様は建築士の他に耐震診断士の資格も所有しているんですよね。どのような資格なのか教えてもらえますか?
沖様
簡単に言えば、建物が今の耐震基準を満たしているかを診断するための資格です。昭和56年以降は建築基準法が変わっているので、それ以前に建てられた家は今の耐震基準を満たしていない可能性があるんです。基本的には市の方でも診断してもらえますが、それの民間的な資格ということですね。
スタッフ
沖様
実際はほとんどないですよ。そもそも昭和56年以前に建てた家に今も住んでいる人が少ないですから。需要はあまりないですね。
スタッフ
そうなんですね。どうして耐震診断士の資格を取得されたのですか?
沖様
耐震診断士って建物の図面とか構造を見て、耐震があるかどうかを診断するので、そもそも建築士の資格がないと取れない資格なんです。だからこそ、建築士の資格を持っている前提で活かせる資格が欲しくて取得しました。耐震診断士の需要自体は、無いに越したことは無いと思います。でも東日本大震災が起きたことで、耐震に不安を感じた方は意外と多くて。その不安を取り除いたり、安心を与えられる話がお客様にできると良いなと思ったのが一番の理由ですね。
スタッフ
なるほど。では建築士として新築の家を手掛けるときにこだわっていることはありますか?
沖様
毎日暮らす場所だからこそ、採光や家事動線にはこだわっています。自宅を設計する時も、1階部分の採光を3階から調整したり、1階をぐるっと回れるように動線を組んだりと工夫してみました。あとは長く快適に暮らしていただけるよう、長期優良認定住宅の相談も受けていますので、興味がある方はぜひ相談していただきたいですね。
理想は“半歩”踏み込んだ関係
スタッフ
普段お仕事をするうえで、気を付けていることはありますか?
沖様
お客様との打ち合わせの時などは服装に気を付けていますね。新築を多く手掛けていた時は、職人さんと同じ格好で接する機会もありましたが、今はフランクでとっつきやすい服装を心がけています。
スタッフ
確かに爽やかな服装ですね!服装に気を付けるようになったきっかけなどはありますか?
沖様
お客様ともっと親密になりたいと思ったのがきっかけですね。工務店とお客様という関係はどうしても変わりませんが、そこからもう半歩踏み込んだ仲になれたら良いなと思っていて…。
スタッフ
沖様
一歩踏み込んじゃうと行き過ぎかな、と(笑)でも踏み込まないと、いつも遠慮されてしまって、何かあった時に力になれないので、半歩を心がけています。「近くに来たからちょっと寄ってみたよ」って気軽に話せる関係が理想ですね。ある程度親しくなることで、何かあった時もすぐに力になれますし、何十年経っても自分が担当したお客様のアフターケアもしっかりとしていきたいと思っています。
スタッフ
沖様
ありがとうございます。現場監督をしている時も、やっぱり半歩踏み込むことを心がけています。近隣に対しても、きれいに掃除したり、笑顔で挨拶したりすることは当たり前のことですが、半歩踏み込めればもっと気軽に接して、仲良くなれると思うんですよね。
スタッフ
お客様以外の方との距離感も大事にされているんですね。
沖様
前の現場では知らない人に話しかけられて、30分以上雑談したこともありました。でもそこから仕事につながることも少なくは無くて。「実はリフォームしたいんだよね」とか、気軽に話しかけてもらえると嬉しいです。
大学の非常勤講師も務める
スタッフ
沖様
はい。母校の関東学院大学で、木材加工の非常勤講師もしています。
スタッフ
沖様
中学の技術の先生になるために必修の講義で、ノミやノコギリを使って木材を加工する基本的な使い方の実習や、木材加工の歴史などを教えています。
スタッフ
すごいですね!どういった経緯で講師になられたんですか?
沖様
学生時代にお世話になった教授から声をかけていただきました。もともとOB会などに参加していたのですが、ある時教授に講義をしてみないかと誘われて…。あれやこれやと非常勤講師になっていましたね(笑)
スタッフ
沖様
仕事と両立しながらなので、最初のころはやっぱり大変でしたね。木材のこともあまり詳しくなかったので、大工さんや業者さんに教えてもらったりもして…。でも普段の仕事と同じで、講師をしていく中で、何か仕事に生かせることは無いか模索しながら今は楽しくやらせてもらっています。自分なりのやりがいは見つけられたかな。
スタッフ
最後に、これから新築を考えているお客様にアドバイスをお願いします。
沖様
いざ家を建てるという状況になっても、なかなかイメージが湧かないという方も多いと思います。なのでまずは「家に何が欲しいのか」を明確にした方が良いと思っています。「家は三回建てないと満足しない」ってよく言いますよね。これは住み始めてから「ああすればよかった」「これも欲しかった」とか要望が次々と出てくるからだと思うので。「何が」「どこに欲しいのか」はしっかりと明確にしておくことをオススメします。
見学レポート
今回は沖様が設計・建築を担当したご自宅を見学させていただきました。
奥様をお客様に見立てて、色々な要望な形にしたというマイホーム。
いったいどんなこだわりが詰まっているのでしょうか。
沖様のご自宅
玄関に一歩入ると、まずその明るさにびっくり。3階の窓から採光し、明るく日差しが入るように設計されたそう。リビングもしっかりと採光されているので、全体的に明るい空間が広がっていました。
奥様のリクエストで、玄関からリビング・ダイニングをつなぐ入り口からダイニングテーブルが見えないように、扉の角度を調整。また、1階は全ての部屋をぐるっと回れるように動線が整備されています。これなら雨の日でも、子どもが思いっきり室内で走り回れそうです。
奥様リクエストで作られたスペース。
他にも至る所で要望が形になっているのがわかります。一番驚いたのが、収納の多さ!和室の畳の下やリビングやダイニングのデッドスペースなど、本当に至る所に収納が配置されていて、すごく便利そうでした。お掃除が苦手な方にも嬉しいですね。
3階にはパラペットに6畳くらいの広いベランダも。外から見えないスペースなので、夏はビニールプールを置いたり、テントを設置したりすれば家族みんなで楽しめますね。
座間木工有限会社のインタビューまとめ
人が見て「良いな」と思ってくれる家をつくりたいと話してくれた沖様。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ対策で外出する機会が減るなか、家の設計・建築について考える機会も多かったそう。
今後は自宅で仕事ができるスペースを必要とする人や、玄関に手洗い場が欲しいという人も増えてくるのではないか、と色々な可能性を模索していました。
依頼は基本断らないスタンスだという座間木工有限会社。他社に断られた方もぜひ気軽にリフォーム、新築など相談してみてください。
座間木工有限会社の詳細情報
会社名 |
座間木工有限会社 |
所在地 |
〒252-0325 神奈川県相模原市南区新磯野1-18-5 |
代表者名 |
安藤宏 |
電話番号 |
046-254-3322 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
公式HP |
https://www.zamamokkou.com/ |
対応する工事 |
建築一式工事業、資材販売 |
対応エリア |
神奈川、東京、埼玉、山梨、千葉、静岡など |
その他 |
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