ヘーベルハウスは、ビル建築に採用される頑丈な構造を住宅にも取り入れ、耐震性に優れた家づくりを手掛けています。
また、時代と共にライフスタイルが多様化する中で、異なる世代が快適に過ごせる二世帯住宅に力を入れているのも特徴です。
半世紀に渡り戸建てから集合住宅、賃貸物件など幅広いジャンルに携わり、海外事業や都市開発も行っています。
この記事では、そんなヘーベルハウスの良い口コミも悪い口コミも含めて、中立的な立場から評判をまとめました。ハウスメーカー選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ヘーベルハウスの基本情報
会社名 | 旭化成ホームズ株式会社 |
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本社所在地 | 〒101-8101 東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビルディング |
設立日 | 1972年(昭和47年)11月 |
資本金 | 32.5億円 |
売上 | 7,865億円(2022年3月期連結) |
会社ホームページ | https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/index.html/ |
ヘーベルハウスの坪単価
坪数 | 目安の価格 |
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30坪未満 | 80~150万円 |
30坪台 | 70~150万円 |
40坪台 | 70~140万円 |
50坪台 | 70~135万円 |
60坪以上 | 70~130万円 |
一般的な戸建て住宅30坪台では、坪単価70~150万円となっており、ヘーベルハウスは大手ハウスメーカーの中でも比較的金額は高めです。
しかし、その分標準仕様が充実している点や、高い耐震性能を備えているところを考えると十分納得ができる金額なのかもしれません。
ヘーベルハウスの評判や口コミ14件を厳選して紹介
人気の大手ハウスメーカーであるヘーベルハウス(旭化成ホームズ)に関する評判や口コミを、ツイッターや掲示板などでリサーチした結果をまとめました。
中でも率直な意見として参考になる口コミを厳選して紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ヘーベルハウスの良い評判や口コミ
1.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「性能に対する高い信頼」
1軒目建てた時に色々後悔して売却したので2軒目以降は絶対売却など出来ないので後悔無いようヘーベルハウスにしました‼️
— ゆあ (@yua_sblog) February 28, 2023
価格はしますよね😣
なので私も坪数減らしたり減額出来るとこはしたり色々工夫はしました😅
紹介で行ったので紹介値引きがあったのも大きかったです‼️
既に家づくりを経験して失敗したことがあるお施主さんが「絶対に失敗したくない」という想いで選んだのがヘーベルハウス。やはり、価格面を踏まえても品質への期待が大きいのが分かりますね。
2.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「地震や水害にも強い」
南海大地震が起きた際被害を受ける地域なので耐震性、水害にも強いヘーベルハウスにしました😄
— ゆあ (@yua_sblog) February 27, 2023
それ以上に営業担当の方の優秀さや人柄の良さも大きかったです‼️
ヘーベルハウスの家は、鬼怒川が決壊した時に唯一耐えたことで知られるほど、頑丈な造りになっています。そのため、自然災害を見越してヘーベルハウスを選ぶ施主さんも多いようです。
参考 ヘーベルハウス、鬼怒川決壊に耐える 「家にいたほうが安心だよ」と言われていた ハフポスト NEWS3.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「納得の適正価格」
自分だけが高いのかと不安になりますが、やはりヘーベルハウスは良くも悪くも嘘がつけない価格の仕組みなのは本当な様で良かったです☺️
— ハム好き @ヘーベルハウス4月着工 (@hamu92hamu) February 26, 2023
決して価格は安くはないハウスメーカーですが、良い意味でお客さんたちもそれを分かったうえで選んでいる方が多いようです。一生住み続ける家だからこそ十分にお金を掛けても妥協はしたくない、という方はヘーベルハウスを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
4.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「こだわりが伝わる独自の基礎構造」
色々ググッたけど床下はヘーベルハウスとミサワホーム以外はコンクリート張ってますね。
— 白鳳(ハクホウ) (@hakuho89) February 25, 2023
ヘーベルハウスの場合はこの上にヘーベルコンクリート乗せてさらにモルタル塗布するので完全遮断しており床下は土でも部屋には全く湿気は入らない構造ですね。 pic.twitter.com/hXrzJadKqC
ヘーベルハウスの家は独自の基礎構造で室内への湿気の侵入を抑えつつ、建物が不均等に傾くような不動沈下を抑制する仕組みになっています。
また、ハウスメーカーの中では唯一、基礎を含めた実物大での耐震実験を行っているのも特徴です。
参考 地震に強い・耐震性(2階建て) ヘーベルメゾン5.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「妥協を感じさせない施工内容」
ただの極安ガレージなのに基礎ゴッツイなぁ
— おみかんさん (@_Milan_072) February 25, 2023
ヘーベルハウスはプレハブガレージでも手を抜けないのね pic.twitter.com/h1TO8R5xc5
ヘーベルハウスはプレハブガレージでもしっかりとした基礎を作ってくれるので、企業スタンスが信頼できるとの声もあります。徹底して耐震性の高さにこだわっているからこそ、品質に対する評価が高いのも頷けますね。
6.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「アフターフォローが手厚い」
ヘーベルハウスに住んでます。 防音性や遮熱性も高く快適ですね。 入居後荷物の移動等でがっつり床に傷をつけてしまいました。 ショックで落ち込みましたが、点検時に話しをしたら無償で直していただけました。 ここの方々抽象的な悪口ばかり…あ、トラブルが多いみたいで大変ですね。 早くいろいろな意味で問題が解決されること祈ってます。
ヘーベルハウスの家は耐震性だけでなく、住み心地に関わる基本的な性能に対する信頼も魅力のひとつ。定期点検に伴うアフターフォローが手厚いところもポイントです。
7.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「電気代が節約できて財布に優しい」
東京都世田谷区に約2年前にヘーベルの3階建を購入しました。 家族3名とも住み心地は気に入っており、寒いとよく聞きますが、未だ1月に入ってもエアコンは時々使うくらいのレベルです。 そのため電気代もそれほど高額にはならず12月15,250円でした。更に太陽光発電で3,000円戻ってくるような感じです。 立地に左右されると思いますがご参加まで。
一般的に室温が20度を下回ったあたりから暖房を使い始めるご家庭が多いので、11月の後半にはほとんどの地域でエアコンが使われているでしょう。
しかしながら、断熱性が高い新築のお家であればエアコンの使用時期を遅らせたり、頻度を下げたりすることができるので、長期的に電気代などのランニングコストが抑えられます。
こうした実際の住み心地に関する口コミは、メーカーごとの基本性能を比較する際に参考になりそうです。
中立的な口コミや評判
8.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「施工内容が不透明」
なぜ天井にはグラスウール(ロックウール)で、壁にはネオマフォームなのか、営業担当の説明聞いたら納得するかしないかは別として理由はあるんだなと思った。 うちの営業はネオマフォームはカビが発生しないとは言っていなかったし、ウール系の断熱を批判もしていなかった(むしろネオマ以外のところはウール系ですと初めから言われた)。そこは営業個人のやり方だから何とも言えないけどね。
ヘーベルハウスで使われているネオマフォームは、発泡プラスチックを使った断熱材です。本来、同様の素材を使った断熱材は石油を原料としている場合が多く、火災の時には非常に危険です。
その点、ネオマフォームは耐火性に優れており、経年による劣化が25年で8%と他の断熱材と比較しても少ないのが特徴です。
参考 ネオマフォーム商品ラインナップ ネオマフォーム・ネオマゼウス【旭化成の断熱材】9.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「メンテナンスコストが割高?」
メンテナンスコストが安くなると思ってヘーベル選ぶなら止めた方が良いです。 我が家は20年以上ですが 10年のメンテナンス時に200万弱 20年のメンテナンス時に600万 15年ぐらいの時に水回り交換で200万ぐらい払ってます。 既に1000万超えです。 近所の積水、ダイワ、工務店などで建てた人に聞いてもここまで高額な話は聞きません。 メンテナンスコストを承知でデザインや三階建ての自由度などを優先して選ぶなら有りと思いますが。
家のメンテナンス費用は場合によって高額になるケースがあります。とはいえ、一般的な戸建て住宅であれば30年で400~500万円が目安になるので、総額1,000万円を超えるのは少し高い印象です。
外観に目立った劣化がなくても屋根裏や床下、壁内などが傷んでいて予想以上に修繕費が掛かってしまうケースも少なくないのでご注意ください。
掲示板等でのヘーベルハウスの悪い評価や個人の感想
ここからはヘーベルハウスの悪い評価についても掲載していますが、あくまでも個人の感想です。過剰に参考にするのではなく、詳細についてはご自身で情報を確認してから判断するようにしてください。
10.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「品質チェックが不十分」
浴室に入るといつも床がギシギシ言うので…
— subaru‗toyota (@LexusSubaru) January 30, 2023
ユニットバスメーカーのTOTOに見に来てもらった…
プラスチックの束の奥に…
意味不明な接ぎ木した木の束…
浴室を設置した業者さんいわくこれは接地してませんと…#旭化成クオリティ#旭化成#ヘーベルハウス pic.twitter.com/IGjqXnDf3K
新築の工事にはさまざまな業者が携わります。この口コミを見ると、浴室の施工を担当した下請けの業者に問題があったのでしょうか?
業者の選定や施工基準がエリアごとに異なるのは多少仕方がないのかもしれませんが、現場の管理や品質チェックはヘーベルハウスにしっかりして貰いたいですね。
11.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「隙間風は仕方がない」
断熱材を厚くしても意味がないのがヘーベル。 断熱材と石膏ボードどの隙間から、基礎からの吹き抜ける冷たい風が入る。 断熱されているなら、コンセントカバーを外したら外気温度の冷たい風は入らない。 築2年なのに低能。 工事責任者と、メンテ担当に質問したが「ヘーベルの性能で冷たい風が入るのは仕方がない」との返答であった。(録音データ有り)
12.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「不具合に対する対応がイマイチ」
ヘーベルは構造上 断熱性能は低くなります。 私の家でも行いました。 コンセントガバーを外して確認すると、冷たい冷気が流れきます。 外気温度と変わりません。 ヘーベルの担当者に聞いたところ、接骨ボードと断熱性材の空間と基礎を完全に塞ぐのは不可能との返答でした。 築1ですが残念です。
本来、外気を取り入れるのは給気口です。しかし、十分な気密性が保たれていないと、他の場所から外気が入ることになります。
そのため「コンセントの穴から隙間風が入る」といった声は、ヘーベルハウスに限らず稀に新築をした方から上がっているようです。しかし、根本的な対策は難しくコンセントの裏に防気カバーをつけて対策をしている、といった方も少なくありません。
13.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「気密性に対する不安」
へーベルのスカスカ問題。 キッチンの換気扇を回すと特に感じますね。冬はスースーしてさらに寒い。 その間、室内ドアが閉まりにくくなる。 相当、家全体に気流が発生してるのだと思いますよ。
建築基準法では全ての建物に換気システムを導入することが義務付けられているのが現状です。
そのため、室内に空気の流れが生じること自体はむしろ自然な状態といえますが、こちらの口コミのように「ドアが閉まりづらい」といった症状が出ているのであれば、もしかすると根本的な気密性が十分に保たれていない可能性も考えられます。
14.ヘーベルハウスで家を建てた人の口コミ「説明もなく勝手な変更」
うちは契約図面と実際の出来上がりが違ってた。 地面の高さが数十センチ程違う。 図面より急勾配になってしまったせいで、車は入れ辛いし、伸縮ゲートも最後まで閉まらない。 大体、引き渡しの時に何も説明がなかったんだから、契約図面と違うなんて気が付きようがない。 傾斜角度を瞬時に分かる施主なんている? しばらく経って気が付き、支店に電話しても「引渡し時に印鑑押した」とか「しばらく使っていた」などと言われ、弁護士対応に・・・その後「H社は合意済みと認識しております」との文書が届いた。 >>15449さんの言ってる「竣工図」は揉めてから貰ったんだけど、図面も勝手に書き替えられてた。 竣工図が合っているから問題ないという向こうの言い分、未だに理解出来ない。
新築は掛かる金額も大きいので大事な問題がスルーされてしまうと、口コミにあるような大きなトラブルに発展してしまうケースがあります。
些細なことも説明してもらうよう事前にヘーベルハウスの担当者と関係値を築いておくなど、可能な限り慎重に進めていきたいですね。
ヘーベルハウスの評判や口コミまとめ
優れた耐震性をはじめ、性能面での信頼が厚いヘーベルハウスはお値段も他のハウスメーカーに比べて割高です。
しかし、実際に建てられた方の多くは、金額面に対しても納得して選ばれている方が多いようです。
一方で、「冬は寒い」といった断熱性や気密性を指摘する意見もいくつかありました。
施工面に関しては、徹底したこだわりを感じさせるところもあり、適正価格で総合的に質の高い家づくりをしているメーカーだといえるでしょう。
ヘーベルハウスはこんな方におすすめ!
- 適正価格で高性能な家を建てたい
- 耐震性を重視したい
- 品質にこだわりを持って施工をしてほしい
ヘーベルハウスをおすすめしない人
- 高い気密性はゆずれない
- できるだけコストを抑えたい
- 施工内容も細かく把握したい