中堅ハウスメーカー厳選5社|価格と品質でハウスメーカーを選ぼう

中堅ハウスメーカー厳選5社

大手ハウスメーカーの多くは高級志向の顧客向けで、価格帯を高めに設定しています。
そのため、新築後に住宅ローンの返済に追われ、生活を楽しめなくなる可能性があります。

しかし、せっかくお金をかけたとしても、必ずしも価格の高さが性能の高さに比例するわけではありません。
大手ハウスメーカーの場合、お金が住宅性能以外に費やされるケースが少なくないためです。

そこで注目していただきたいのが、中堅ハウスメーカーです。
中堅ハウスメーカーのなかには、坪単価50~60万円ほどの中価格帯ながら、高性能の住宅を提供しているところが存在します。

この記事では、中堅ハウスメーカーのなかでも特に実力の高い5社をご紹介いたします。

中堅ハウスメーカーは大手と異なる考え方で価格設定している

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーとの間には、決定的な立場の違いがあります。
それは、お客様に選んでいただく必要があるのかどうかです。

中堅ハウスメーカーの場合、魅力的なメリットを訴求しなければお客様から選んでいただけません。
そのため、手ごろな価格で高性能な家を造ろうと経営努力している会社が目立ちます。

高価格帯の中堅ハウスメーカーも存在する
会社規模は大きくないものの、絶大な人気を背景に高価格を貫く中堅ハウスメーカーも存在します。その代表格なのがスウェーデンハウスです。
スウェーデンハウスは、オリコンランキングの顧客満足度において、大手を抑えて第1位の座を守り続けている中堅ハウスメーカーです。
しかし、中堅ハウスメーカーが高価格帯の商品のみを扱うケースは極めて珍しいといえます。そのため、この記事では中価格帯をメインに取り扱う中堅ハウスメーカーに限定してお話しいたします。

中堅ハウスメーカーは性能に見合う価格を設定している

普通であれば、住宅価格が高くなるほど良い素材を使っていると考えられます。
ところが、大手ハウスメーカーの高価格帯住宅と中堅ハウスメーカーの中価格帯住宅との間に、住宅性能の差があまり見られないケースも少なくありません。

その原因としては、大手ハウスメーカーは利益率を高めに設定する傾向があることが挙げられます。
※ここでの利益率とは売上高利益率のことです。粗利を売上高で割って算出します。

大手ハウスメーカーが利益率を高めに設定する目的は、主に3つあります。

  • 1.あえて高価格にしてブランドイメージを高める
  • 2.CMやモデルハウスの広告費を回収する
  • 3.営業マンなどにかかる人件費を回収する

「1.あえて高価格にしてブランドイメージを高める」とは、「高価格=高品質」と思う人間の心理をついた戦略です。
同じ商品に異なる値段が付いていたら、価格の高い方が何となく高級に見えてしまう心理を利用しています。
高価格商品を打ち出してブランドイメージを高めているからこそ、大手ハウスメーカーは憧れの的になりやすいともいえます。

2と3にある広告費や人件費についても、大手ハウスメーカーにとっては不可欠なコストといえます。
大手の地位を守るためには、常に高い知名度を保ち続ける必要があるからです。

一方で、中堅ハウスメーカーの多くは、大手ハウスメーカーとは異なる考え方を持っています。

  • 1.ブランドイメージよりもまず建物の良し悪しで勝負する
  • 2.広告を打たない代わりに住宅価格を安く抑えてアピールする
  • 3.営業マンよりも職人や素材等にお金をかけて住宅性能を高める

中堅ハウスメーカーの場合、建築以外にかかるコストをなるべく削ろうとする傾向があります。
そのため、大手と比較すると、価格以上に高性能な住宅を造ってもらえる可能性が高いと考えられます。

会社や店舗ごとの実態に注意を払う

中堅ハウスメーカーにも注意すべきことがあります。
それは、大手と比べて経営基盤が弱い場合がある点です。

新築後も何十年とお付き合いは続くため、会社の経営基盤は無視できません。
依頼するハウスメーカーの経営基盤には、十分注意を払っておく必要があります。

ただし、中堅ハウスメーカーといっても大企業の子会社であれば、経営基盤の問題はほぼありません。

また、中堅ハウスメーカーのなかには、コンビニなどと同じくフランチャイズシステムを採用しているところも少なくありません。

フランチャイズシステムとは、各地の工務店と契約を結び、名前・販売手法・技術・建材の仕入れルートなどをワンパッケージで提供する方法です。
工務店の経営基盤を活かし、全国展開している中堅ハウスメーカーも数多く存在します。

ただし、職人さんや営業担当さんの質は店舗ごとに異なります。
工務店ならではのレベルの高い店舗ばかりではないので、きちんと見極める必要があります。

したがって、中堅ハウスメーカーを選ぶときは会社や店舗ごとの実態を知ることが大切です。

会社ごとの実態に注意して選べば、ハウスメーカー選びの選択肢は大きく広がります。

オススメの中堅ハウスメーカー5社をご紹介

中堅ハウスメーカーに頼むメリットは、コストを抑えて高性能な住宅を造ってもらえる可能性が高い点です。
一方で、経営基盤などには注意を払う必要があります。

そこで、品質・価格・経営基盤などに総合的に考慮して、特に優れている中堅ハウスメーカーを5社ご紹介いたします。

1.桧家住宅

桧家住宅

引用:桧家住宅

フランチャイズシステムを採用し、全国展開している中堅ハウスメーカーです。

最大の特徴は、冷暖房システム「Z空調(ゼックウチョウ)」を打ち出している点。
取り込んだ外気を冷やしたり温めたりする全熱交換器により、家全体を空調します。

1台の全熱交換器で家全体を効率良く空調することで、電気代を抑えられるメリットがあります。

桧家住宅「Z空調」

「Z空調」は、建物と断熱・気密を親会社であるヒノキヤグループ、空調をダイキン、そして換気を協立エアテックが担って開発されました。

引用:桧家住宅

主力商品は、坪単価50~60万円ほどの「スマート・ワン カスタム」
敷地やライフスタイルに合わせて間取りを自由に決められるため、狭小地や変形地にも対応できます。

完全自由設計ではありませんが、コストを削減しつつプランの自由度を高めたバランスの良い商品です。

桧家住宅「スマート・ワン カスタム」

「スマート・ワン カスタム」の建築実例。

引用:桧家住宅

なお、親会社のヒノキヤグループは東証一部に上場しています。
さらに、2020年にはヤマダホールディングス(家電量販店ヤマダ電機のグループ)の子会社となりました。
そのため、経営基盤も盤石です。

会社概要

会社名 株式会社桧家住宅
本社 〒112-0004
東京都文京区後楽1-4-14
後楽森ビル12F
公式HP https://www.hinokiya.jp/
対応エリア 北海道・沖縄を除く全国
※北陸地方など展示場のない地域はある。
主な特徴 ・木造住宅
(在来工法と2×4工法を組み合わせたハイブリット工法)
・耐震等級、劣化対策等級、維持管理対策等級、
断熱等性能等級は最高等級に対応可
・最長30年保証
補足 ・一部「Z空調」に対応できないエリアあり
・外構やリフォームに対応可

2.ユニバーサルホーム

ユニバーサルホーム

引用:ユニバーサルホーム

テレビCMを出しているため、比較的知名度のある中堅ハウスメーカーです。
フランチャイズの加盟店が施工と管理を直接担当することで、高い品質を確保しています。

ユニバーサルホームの代名詞ともいえるのが、地熱床暖房
1階の全面が床暖房になっているため、キッチンや洗面所、脱衣室、トイレが冬でも暖かくなります。

ユニバーサルホーム-地熱床システム

地熱床暖房は、一年中温度が安定している地熱の特性を利用したシステムです。
自然エネルギーを活用するので、電気代も抑えられます。

引用:ユニバーサルホーム

加えて、断熱性・耐火性・防音性・調湿機能などに優れた「高性能外壁材ALC」を採用している点も特徴です。
「高性能外壁材ALC」は10~15年ごとにメンテナンスが必要ですが、そのデメリットを上回る高い住宅性能を実現します。

また、「1000のひらめき」と名付けられたプランでは、10種類の外観、100種類の間取りからユーザーが選べるようになっています。
このプランは、36,000棟を超える実例を参考にして一級建築士が考案しました。

高い自由度を保ちつつプランを絞ることで、坪単価を50万円ほどに抑えています。

ユニバーサルホーム「1000のひらめき」

「1000のひらめき」で、コストを抑えつつ設計の自由度も確保。
ちなみに、外観は5タイプ×各2色です。

引用:ユニバーサルホーム

なお、ユニバーサルホームは2016年の年末に飯田産業の子会社になりました。
建売住宅の大手である飯田産業とタッグを組んで事業を拡大しています。

会社概要

会社名 株式会社ユニバーサルホーム
本社 〒104-0032
東京都中央区八丁堀二丁目7番1号
八丁堀サンケイビル5階
公式HP https://www.universalhome.co.jp/
対応エリア 全国
※モデルハウスは北海道や沖縄にもある。
主な特徴 ・木造住宅(木造軸組工法+金物工法)
・地熱床暖房
・最長30年保証

3.富士住建

富士住建

引用:富士住建

対応エリアは関東のみですが、それでも年間約800棟の施工実績を誇る中堅ハウスメーカーです。

最大の特徴は、「完全フル装備の家」を打ち出して、標準仕様の設備をハイグレードタイプにしている点。
高価な設備を一括で仕入れることで「完全フル装備の家」を実現しています。

また、一般的なハウスメーカーと異なり、生活に必要な設備をすべて用意している点も特徴として挙げられます。
キッチンやテレビ付きシステムバスのほか、一般的なハウスメーカーではオプション扱いになるエアコン、LED照明、カーテンなどもすべて用意してもらえます。

富士住建「完全フル装備の家」

「完全フル装備の家」は設備のグレードを落とすと、むしろ価格が上がる可能性があります。
色などは自由に選べるので、グレードを落とさないようにしましょう。

引用:富士住建

また、広告費や人件費を徹底的にカットしています。
維持費のかかるモデルハウスや豪華なカタログをつくらず、契約前の訪問営業も行わないスタイルを貫いています。

さらには、値引きキャンペーンを一切行っていません。
すべてのお客様に対して公平に住宅を提供するため、あらかじめ利益率を極力抑えているからです。

そのため、値引き交渉が苦手な方でも安心して相談することができます。

富士住建「埼玉ショールーム」

埼玉ショールームの内観。
店舗がショールームを兼ねていて、「完全フル装備」を実際に確認できるようになっています。
ちなみに、坪単価は約50万円が目安です。

引用:富士住建

なお、富士住建はFJホールディングスに属しています。
グループ会社が不動産事業を行っているため、土地探しからサポートできる点も強みの一つになっています。

会社概要

会社名 株式会社富士住建
本社 〒362-0021
埼玉県上尾市原市1352-1
公式HP https://www.fujijuken.co.jp/
対応エリア 関東全域
※ショールームも関東の各都県にある。
主な特徴 ・木造住宅(木造軸組工法、2×4工法)
・ハイグレード設備が標準仕様
・住宅性能表示制度8項目で最高等級に対応可
補足 ・建築後のリフォームに対応可
・土地探しと外構工事に対応している関連会社あり
・地域の清掃活動や植樹活動といった社会貢献活動を実施

4.ヤマト住建

ヤマト住建

引用:ヤマト住建

日本の住宅を世界基準に引き上げることをポリシーにしている中堅ハウスメーカーです。
省エネやCO2削減などで優れた住宅を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を何度も受賞しています。

特に「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」の大賞を受賞した「エネージュUW」は、高気密・高断熱に秀でた同社の看板商品となっています。

ヤマト住建「エネージュUW」

「エネージュUW」の外観。
坪単価は60万円ほどです。

引用:ヤマト住建

また、建物自体を頑丈にするとともに、制震ダンパー「evoltz(エヴォルツ)」を付けて揺れを吸収する仕組みを取り入れています。
耐震性が優れている点も、ヤマト住建の造る家の特徴として挙げられます。

このような実績の割に、世間にはあまりヤマト住建の名は知られていません。
その理由は、広告費のかさむCMなどを控えているからです。
徹底してコストを削減することにより、商品の価格を安く抑えています。

ちなみに、ヤマト住建は広告の代わりに口コミを重視しているところが特徴的です。
「お友達紹介キャンペーン」と題して、実際にヤマト住建で家を建てたお客様に、新たなお客様をご紹介していただく活動を行っています。
価格や品質に対して自信があるからこそ、実現できる手法です。

なお、ヤマト住建は注文住宅のほかに分譲住宅事業・リフォーム事業なども手がけていて、経営は安定しています。
また、不動産流通事業も行っているため、土地探しからサポートできる点も強みとなっています。

会社概要

会社名 ヤマト住建株式会社
本社 〒651-0083
神戸市中央区浜辺通5丁目1番14号
神戸商工貿易センタービル18階
公式HP https://www.yamatojk.co.jp/
対応エリア 近畿エリア(兵庫・大阪・京都・滋賀・和歌山・奈良)、
関東エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城)、
岡山、愛知
※上記は住宅展示場・営業所の所在地。
主な特徴 ・木造住宅(木造軸組工法+金物工法+パネル工法)
・最大30年保証
補足 ・土地探しに対応可
・2016年以降、熊本地震、九州北部豪雨、岡山県豪雨、北海道地震、
台風15号・19号災害などでボランティア活動を実施

5.古河林業

古河林業

引用:古河林業

林業と住宅業を兼ねている中堅ハウスメーカーです。

古河林業の最大の特徴は、国土の約1/6,000に相当する自社林を保有している点です。
林業で調達した良質な国産材を住宅業に用いています。

さらには、自社のプレカット工場で家づくりも効率化。
経営努力により、国産材を使いながらも坪単価50~60万円ほどで家を建てられるようにしています。

古河林業-国産材一覧

秋田杉、伊勢ヒノキ、青森ヒバ、北海道・岩手県産カラマツといった高級な国産材を自前で調達しています。

引用:古河林業

また、自社一貫体制を敷き、設計から施工、引き渡しまでのすべてを自社で行っています。
施工は古河林業の専属大工が行うため、品質が安定しやすいのも強みです。

さらには、契約者を対象に「大黒柱ツアー」を行っているのもユニークな点です。
お客様自身が古河林業の保有林に足を運び、プロのサポートを受けながら大黒柱とする木を選ぶことができます。
大黒柱は家のシンボルとなる建材なので、思い入れが一層深まることでしょう。

古河林業「大黒柱ツアー」

「大黒柱ツアー」の紹介ページ。
家づくりが一層楽しくなりそうなアイデアです。

引用:古河林業

なお、古河林業は明治期の1875年に創業しました。
同社の属する古河グループは従業員33万人を抱える巨大企業なので、経営基盤も盤石です。

会社概要

会社名 古河林業株式会社
本社 〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-2-3
丸の内仲通りビルディング
公式HP https://www.furukawa-ringyo.co.jp/
対応エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・三重・宮城
※上記は展示場の所在地。
主な特徴 ・木造住宅(木造軸組工法+モノコック構造)
・木材は100%国産材を使用
・自社一貫施工
・最長50年保証
補足 ・秋田、宮城、三重に6,500ha超の自社林を保有

まとめ

この記事では、中堅ハウスメーカーのなかでも特に実力の高い5社をご紹介いたしました。

中堅ハウスメーカーでも、価格と品質において優れているのは以下の5社です。
(ハウスメーカー名をクリックすると、該当記事に戻ります)

1.桧家住宅 「Z空調」により家中を効率良く空調して電気代を節約
2.ユニバーサルホーム 地熱床暖房で1階全面どこでも暖かい住宅を実現
3.富士住建 「完全フル装備の家」でハイグレード設備を安く導入
4.ヤマト住建 徹底したコストカットで高気密・高断熱住宅を安く提供
5.古河林業 100%国産材・自社一貫体制で高品質な住宅を保証

価格と品質を重視するのなら、大手よりも中堅ハウスメーカーの方がお勧めできる場合は少なくありません。
各社の実力を見極めて、理想の家づくりを実現できるハウスメーカーを選びましょう。

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