新築を建てようと思っても何から着手すれば良いのか分からず、「とりあえずハウスメーカーに資料請求をしてみよう」と考える方は多いようです。でも、実際に資料請求をしてしまうと、しつこく営業を掛けてこられたりしないか心配ですよね。
そこで、この記事では安心してハウスメーカーに資料請求をしてもらうために、資料請求やカタログ請求をするにあたってのポイントをまとめました。ぜひ参考になさってください。
手軽に請求できるハウスメーカーの住宅カタログ
住宅カタログなどの資料請求を利用する一番のメリットは何といっても手軽さです。住宅展示場にわざわざ足を運ばなくても、ネットで申し込みをするだけで施工事例が載ったカタログを、無料で届けてもらうことができます。
多い所では50種類以上。豊富なラインナップから選んで請求
また、メーカーさんによってはコンセプトごとに豊富な種類のカタログを用意しているところがあり、数十種類以上の中から好きなカタログを選んで送ってもらう事ができます。
例えば、豊富なカタログセットを用意しているヘーベルハウスさんでは、なんと50種類以上もある住宅カタログの中から、一度に3つまで好きなカタログセットを送ってもらうことができます。
大手ハウスメーカーの住宅カタログ請求ページ一覧
なお、以下は2021年度のオリコン顧客満足度の調査で人気があった上位23社のハウスメーカーさんの資料請求ページを一覧にしたものです。ぜひご活用ください。
オリコン顧客満足度上位ハウスメーカーの一覧 | ||
スウェーデンハウス |
ヘーベルハウス |
積水ハウス |
住友林業 |
一条工務店 |
三井ホーム |
パナソニック ホームズ |
セキスイハイム |
大和ハウス |
住友不動産 |
トヨタホーム |
アエラホーム |
クレバリーホーム |
ユニバーサルホーム |
ヤマダレオハウス |
アキュラホーム |
アイフルホーム |
タマホーム |
日本ハウス ホールディングス |
ヤマダホームズ |
桧家住宅 |
アイダ設計 |
一括請求サイトなら効率的に取り寄せられる
とはいえ、「CMや広告で名前を知っているだけで、特徴までは分からない」というハウスメーカーさんがあると思います。そこで活用したいのが住宅カタログの一括請求サイトです。 一括請求サイトでは、住んでいる地域や予算、こだわりたいポイントなど、条件を絞って検索ができるので、ある程度自分に合うメーカーさんの資料を一括して請求することができます。
ここでは、特におすすめな「SUUMO」と「ライフルホームズ」の2つのサイトをご紹介します。
1.とにかくたくさん集めるなら「スーモ(SUUMO)」
引用:注文住宅・ハウスメーカー・工務店情報ならSUUMO(スーモ)|SUUMO(スーモ)
1社につき3冊ずつ、最大で一度に30冊のカタログが請求できるので「なるべくたくさんカタログを集めたい」、という方にぴったりのサイトです。カタログ請求以外にも、メーカーや工務店さんごとに実例がWeb上で確認できるのも特徴です。
引用:東京都の注文住宅・ハウスメーカー・工務店一覧|SUUMO(スーモ)
検索結果に出てきた会社さんに、まとめてチェックを入れて請求ができるのも便利です。まさに、一括請求に特化した使いやすいサイトです。
2.エリアを絞って調べるなら「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」
引用:家づくりをはじめよう|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
豊富な掲載数が魅力の大手住宅情報サイトで、スーモ(SUUMO)さんと同じく手軽に資料請求できるのが特徴です。「会社を探す」もしくは「カタログから探す」の2つから検索ができて、「会社を探す」から検索をする場合は、地名を選択していくと対象のメーカーさんが表示される仕様になっています。
「会社を探す」の検索結果
「カタログから探す」を選択した場合は、イメージに合うカテゴリーを選んで、地名を選択するだけでコンセプトに合わせたカタログを表示してくれます。
「カタログから探す」の検索手順
引用:家づくりをはじめよう|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
引用:カタログから探す|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
引用:「平屋住宅」のカタログを探す|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
引用:東京都で建てる「平屋住宅」のカタログを探す|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
引用:東京都千代田区で建てる「平屋住宅」のカタログを探す|LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
ただし、いずれの検索も県名に加えて市や郡などの大まかな地域を選択する必要があるので、建てるエリアが大まかにでも決まっている方向けのサイト構造になっている点はご注意ください。
資料請求を利用する前の心得
さて、ここまで記事をご覧になった方の中には「さっそく住宅カタログの資料請求をしよう」と思った方も多いでしょう。でも実は、手軽に利用できる資料請求にも注意して利用しなければいけないポイントがいくつかあります。事前にしっかり押さえて、快適な資料請求を心がけてください。
「個人情報」は企業にとって貴重な顧客情報
資料請求をするにあたって、みなさんが最も懸念されているのは「後で何度も営業をかけられてしまうのではないか」いった不安ではないでしょうか。実際、入力した情報をもとに電話が掛かってきたり、営業マンが家まで来たりするようになった、という方は多いようです。
もちろん、メーカーさんによっては、資料請求の入力の際に「電話連絡NG」といったチェック項目を設けているところもあり、「昔にくらべて過度な営業は掛けられなくなっている」といった意見もあります。届け先の住所をもとに突然訪問に来るといった無茶苦茶な営業をしていては、そもそも信用問題になりかねませんからね。
電話営業は無視せず早期に対処しよう
しかし、それでも資料請求をした後に一切営業をされないとは言い切れません。実際、入力した情報は個人情報として残りますし、そのうち電話番号の入力が必須になっている会社さんがほとんどです。
メーカーさんによって対応は様々ではありますが、「少なくとも電話の営業が来るかもしれない」といったリスクがあるのは避けられません。 だからこそ、不要だと思った営業に対してはしっかりと断る、という意思表示が大切です。お互いにずるずると引きずらないためにも、意思表示をしっかりすることで、しつこい営業を掛けられないように注意しましょう。
住宅カタログを取り寄せる目安は何冊?
住宅カタログを取り寄せるなら「目安は何冊くらいだろう?」と思った方もいるかもしれません。しかし、資料請求をするにあたって、「どれくらい取り寄せればよい」という目安はありません。 なぜなら、住みたい家は人によって違いますし、選ぶ基準はそれぞれなので一概に決めることができないからです。もちろん、一生に一度の買い物なので、後悔をしないために念入りにリサーチをするのは大切だと思います。
とはいえ、メーカーさんのカタログ全てに目を通すのは現実的ではありません。カタログは冊子になっている場合がほとんどなので、場所を取りますし、読むために時間も必要になるでしょう。結局、「カタログを貰っただけで満足してしまった」「色々と目移りしすぎて決められない」といった事態にならないためにも、資料を請求しすぎないようにしたいですね。
絶対に譲れないポイントを決めよう
そこで推奨しているのが、「住みたい家のコンセプトを絞ってから資料請求をする」という方法です。家づくりは、予算を含めた色々な制約のもとで行う必要があります。そのため、理想や要望を全て叶えるのは非常に難しいです。
「漠然としたイメージを掴むためにまずはカタログを集める」、というのも一つの方法だと思いますが、闇雲にカタログを集める事が目的になりかねません。せっかくなら、事前に家族でどんな家に住みたいかを話しあって、テーマに沿って資料を集める事ができれば余分な資料請求を避けられるかもしれません。
専門家による家づくりの話
なお、新築で失敗しないためには、「譲れないポイントを決めることが重要だ」とお答えになった専門家の方はたくさんいらっしゃいます。当サイトでは、500人以上の建築家さんや工務店の代表に家づくりのポイントなどをお伺いした、インタビュー形式の記事を多数掲載しています。まだご覧になっていない方はぜひ参考にしてみてください。
ハウスメーカーの資料請求についてのまとめ
この記事では、ハウスメーカーさんへ資料請求やカタログ請求をする際のポイントについてご紹介しました。手軽に利用できるハウスメーカーの資料請求を利用して、ぜひあなたの理想の家づくりにお役立てください。
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