ホームシアターのある家って、あこがれますよね。
家に友人や親戚を招いてみんなで上映会をしたり、1人でゆっくり映画を楽しんだりと夢が広がります。
ただ、いざホームシアターのある家を建てるとなったら、わからないことばかりで知識がない方にとっては、なかなかハードルが高い!
そこで、本記事では、ホームシアターのある家を建てるために知っておいた方がいいことや、必要な機材、注意点など丁寧に解説いたします。ぜひ、チェックしてみてください。
色んな疑問を解決しよう!
まずは、ホームシアターの導入にあたって気になる疑問を解決しましょう。
ホームシアターとは?
ホームシアターとは、家庭にある小型の映画館のようなものです。
大型テレビやマルチチャンネルスピーカーなど、視聴するために必要な機材を家に設置することで、ホームシアターが完成します。
複数のスピーカーのことで、主に3つ以上のスピーカーのことを指します。
どっちがいい?リビングシアターとプライベートシアター
ホームシアターは、大きくわけて2種類に分類されます。
1.リビングシアター
リビングシアターとは、リビングと映画館を一体化させた部屋のことです。
リビングは食事をしたり、テレビを見たりと、人が集まりやすい場所です。
家族や友人、親戚など大勢でわいわい映画を楽しみたいといった方にオススメです。
なお、下記はリビングシアターにした場合のメリット、デメリットです。
メリット | リビングと兼用しているため、テレビを見る感覚で気軽に視聴できる |
---|---|
デメリット | ・生活空間の中にあるため、家族に邪魔されることも ・周囲の家具や家電など、バランスを考えて配置する必要がある |
2.プライベートシアター(専用ルーム)
プライベートシアターとは、映画を見るための、専用の部屋のことです。
プライベートシアターは、実際の映画館に近い音響で映画を楽しめるため、集中して映画を視聴したい方にオススメです。
ただ、その分広さが必要なことや、リビングシアターに比べ、利用頻度が少なくなってしまう傾向にあるのが欠点です。
メリット | 邪魔されず、映画の世界に入り込める |
---|---|
デメリット | ・スペースの確保が必要 ・映画専用部屋のため、リビングシアターより利用頻度が少なくなる傾向にある |
費用相場は?
ホームシアターの費用総額の相場は、10万円弱~1,000万円程度。
導入する機材の質や数、工事の有無等により大きな差があり、ホームシアターの設計や提案費用などのインストール費、設置費用などの工事費、映画を視聴するために必要な機材費の合計で決まります。
例えば、リビングルーム15畳ほどの場所に設置する場合、15万円前後がインストール費として、20万〜50万円ほどが工事費としてかかります。
機材費は、画質や音質など性能がよいほど上がり、最小で30万ほど、最大で数千万円です。
インストール費 | 工事費 | 機材費 |
---|---|---|
15万円前後 | 20万〜50万円 | 30万~数千万円 |
なお、機材をコスパのいいモノにして、工事をしないなど費用を抑えた場合、インストール費、工事費、機材費のトータル費は、最小で約80万円が相場。
機材を性能のいいモノにするなど、クオリティ重視の場合約300万~500万円が相場。
加えて、防音工事を行う場合は約600万~1,000万円です。
部屋の広さはどのくらい必要?
最低でも、6畳ほどの広さが必要です。
ただ、画面との距離が近いと目も疲れるため、快適に楽しむためには、10畳ほどの広さがオススメです。
見た目にもこだわりたい!配線をなるべく見せないためには?
配線をなるべく見せないよう、見栄えにも気を配りたい方は、家の設計段階からプロに相談しておくことをオススメします。
天井や壁の裏側など外側からは見えない部分に配線を通すよう設計、工事をしてもらうことで、配線を隠すことが可能となるからです。
さらに、もっと突き詰めて見た目にこだわる場合は、壁や天井にスピーカーを埋め込むのがオススメです。
埋め込むことで、スピーカーの配線が外から見えず、見た目がスッキリします。
ただ、その分工事費用がかかってしまうのが欠点です。
目安ですが、4つの天井スピーカーを埋め込んだ場合の相場価格は、10万円~20万円程度です。
なお、費用を抑えたい方は、モールで配線を隠すことも可能です。
約1メートルから2メートルの棒状のもので、ケーブルを収納したり隠したりするために使用します。ホームセンターなどで手軽に入手可能です。
具体的なモールの設置方法については、下記サイトに詳しく掲載されていますので、気になる方は参考にしてみてください。
参考 モールを使ったケーブル隠しLet's 気軽にホームシアター
防音対策はどうする?
防音対策としては、壁や天井に防音材を埋め込む、窓ガラスやドアを防音性の高いものにするといった方法があります。
また、スピーカーの下にカーペットを敷いたり、防音カバーをつけることで音漏れを軽減することが可能です。
設置において最小限必要なモノ
次に、ホームシアターを設置するにあたり、必要な機材についてご紹介します。
1.プロジェクター/大型テレビ
プロジェクターは、映像を映すために必要な機材です。
以前は、プロジェクターとスクリーンの組み合わせが一般的でしたが、近年テレビが高画質化したことにより、プロジェクターの代わりとして大型テレビを使用する方も増えてきています。
下記が、プロジェクター、大型テレビで視聴した場合のメリット、デメリットです。
プロジェクターと大型テレビ | プロジェクター | 大型テレビ |
---|---|---|
メリット | ・大型テレビに比べ安価 ・白い壁に映す場合、スクリーンが不要 |
・画質がいい ・明るい場所でも見やすい |
デメリット | ・明るい場所では見にくいため、対策が必要 ・投影距離の確保が必要 | プロジェクターに比べ高額 |
2.スクリーン/白い壁
映像を映すためにはスクリーン、または、白い壁が必要です。
スクリーンがなくとも白い壁に映像を映せば視聴できます。
ただし、白い壁だと、画質は若干落ちてしまいます。画質にこだわりのある方は、スクリーンの購入を検討しましょう。
3.スピーカー
映像だけでなく音を楽しむためにも、スピーカーは用意しておきたいところです。
ホームシアター用のスピーカーは、置くタイプや天井に埋め込むタイプ、吊り下げるタイプなど設置方法もさまざまです。
下記、スピーカーの種類について詳しくご紹介します。
スピーカーの種類
置くタイプ
置くタイプのメリットは、耳と同じ高さに設置することができること。
そうすることで、音像がくっきりし臨場感たっぷりに音や映像を楽しむことができます。
音楽などを再生した際、目の前で歌を歌っていたり、楽器を演奏していたり、といったイメージが湧く様子のことです。置くタイプのスピーカーは、大きくわけて2種類です。
サウンドバータイプ
サウンドバーは、棒状の内蔵スピーカーのことで、主にテレビの前に置いて視聴するスピーカーです。
複数のスピーカーがケースにまとまっているため、基本的に単体で設置することが可能です。
マルチスピーカータイプ複数のスピーカーを組み合わせたスピーカーをマルチスピーカーと呼びます。
最低2つ以上、最大で7つ以上のスピーカーが必要で、数が多いほど音の再現率も上がります。
2.1chスピーカー/マルチスピーカータイプ
2つのスピーカーとサブウーハーがセットになったスピーカーで、2.1ch(チャネル)スピーカーと呼びます。
2.1chというのは、2がスピーカーの個数で、1の部分がサブウーハーの数を表しています。オーディオスピーカーとして紹介されることが多いですが、映画用としても使用可能です。
重低音のみを再生するスピーカーのことです。重低音を聴くことで、「身体に響くような感覚を味わえる」と言われており、アクション映画の爆発音などよりリアルに体感できます。
2.1chスピーカーは、サブウーハーを備えたスピーカーの中で1番安価で、狭い場所、ワンルームほどの広さにも設置可能です。
5.1chスピーカー/マルチスピーカータイプ
5つのスピーカーとサブウーハーがセットになったスピーカーです。
前方左右に2つのスピーカーと中央に、中音域用のセンタースピーカー、後方左右に2つのスピーカー、そして重低音のサブウーハーの組み合わせです。
重低音に加え、中音域も加わることで、より音の広がりを感じられ映画鑑賞用には最適と言われています。
ただ、スピーカーの数が多いため、8畳ほどの広さが必要なこと、さらに値段も高額なのがネックです。
7.1chスピーカー/マルチスピーカータイプ
7つのスピーカーとサブウーハーがセットになったスピーカーで、5.1chスピーカーにプラスして、サウンドバックと呼ばれるスピーカーを2つつけた構成です。最もスピーカーの数が多いため、スペースが必要なこと、費用が高いのがネックですが、まるで「映画館で再現されるような音を体感できる」と言われています。
天井に取り付けるタイプ
このタイプは、スピーカーを天井に設置するため遮るものがなく、部屋の中であれば「どこでも同じように聴こえる」のが長所です。
ただ、置くタイプに比べ、上から音が聞こえるので違和感がある、上の階に聞こえてしまうといったデメリットもあります。
一体型の天井スピーカー
2つ以上必要なスピーカーを、1つにまとめたスピーカーです。
音は左右両方の耳から聞こえてくるのが一般的なため、スピーカーは2つ以上必要と言われています。
その2つのスピーカーを1つにまとめたのが、一体型です。
分離型に比べ音質は劣りますが、スピーカーが1つしかないため、見た目がスッキリして見えるのが特徴です。
分離型の天井スピーカー
スピーカーが2つに分離されたタイプです。
一体型に比べ、音の広がりを楽しむことができると言われています。
設置方法
天井スピーカーは、天井に埋め込むタイプと吊り下げるタイプがあります。
埋め込みタイプ
上記の写真の天井、白色の丸い2つがスピーカーで、埋め込みタイプの天井スピーカーを使用しています。
このタイプは、天井に穴を開けるため工事費用がかかります。
家を建ててから設置工事を行うと、工事費用が高くなることが多いため、新築時に取り入れるのがオススメです。
天井と一体化させるため、違和感なく周りと溶け込ませることができるのがメリット。見栄えを気にされる方に向いています。
吊り下げタイプ
設置するための工事が不要なのが、メリットです。
反対にデメリットは、吊り下げるため、天井の周りに合せたデザインを選ぶ必要があることです。
おすすめ天井スピーカーを扱っているメーカー
popIn Aladdin(ポップイン アラジン)
popIn株式会社さんはpopIn Aladdin 2という、天井に取り付ける照明器具、シーリングライトを販売しています。
シーリングライトの中にスピーカーが内蔵され、スッキリした見た目が特徴です。
最近できたブランドで歴史は浅いですが、有名人などの口コミで話題に。
取り付けしやすいなど今流行のメーカーです。
YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAは楽器、音響機器メーカーとして有名なため知っている方も多いのではないでしょうか?
130年以上の歴史があるメーカーで、BGMスピーカーは、世界中のホテルなどで使用されています。
TOA(ティーオーエー)
羽田空港や成田国際空港等の放送機器は、このメーカーです。
天井スピーカーは、特に埋込スピーカーが人気で、設置しやすい仕組みになっています。
プロジェクターの選び方
ここでは、初心者の方でも比較的安価で導入しやすいプロジェクターの選び方についてご説明します。
プロジェクターを購入する際は、主に下記4つをチェックしてください。
- 明度(輝度)はどのくらい?
- 解像度(パネル画素数)とアスペクト比はどのくらい?
- コントラスト比はどのくらい?
- 設置タイプは?
1.明度(輝度)はどのくらい?
明度(輝度)とは、色の明るさの度合のことです。
プロジェクターの明度は、lm(ルーメン)と呼ばれる単位で表され、lmの数値が高いほど、映像がはっきり見えます。
画質重視の方は、1,500lm以上がおすすめです。
さらに、日中の明るいリビングなどで使う場合は、2500lm以上が推奨されています。
2.解像度(パネル画素数)とアスペクト比はどのくらい?
解像度とは、画像や映像のきめ細かさを表す数値のことで、パネル画素数とも呼びます。
解像度が高いほど細かい部分も鮮明に映すことができ、画質もよくなります。
プロジェクターは、小さな光の点が集まることによって映像化され、この光の点が多ければ多いほど、鮮明に映る仕組みです。
解像度は、1,920×1,080というように表され、これは光の点が、横に1,920個、縦に1,080個並んでいるという意味になります。
そして、この縦、横に並んでいる数の比率を表したものをアスペクト比と言います。
縦、横にどのくらい光の点があるかを示した比率のことです。
家庭用のプロジェクターでよく採用されているアスペクト比は、16:9。
解像度は、854×480です。
プロジェクターを選ぶ際は、この解像度とアスペクト比が明示されているので、必ず確認しておきましょう。
3.コントラスト比はどのくらい?
コントラスト比とは、最も明るい部分と暗い部分の差を表したものです。
1,000:1というように表記され、左側の数値が大きいほど、明暗の差がより鮮明に見え、くっきりとした映像になります。
例えば2,000:1と1,000:1なら、2,000:1の方がコントラスト比が高い、という認識です。
コントラスト比は一般的には、高い方がよりはっきりとした画質になると言われています。
ただ、人によってはギラギラして見え、逆に見づらいといった方もいらっしゃいます。
そのため、コントラスト比を重視するよりかは、他の解像度などで商品を選ぶことをおすすめします。
4.設置タイプは?
プロジェクターは、主に3種類の設置タイプ、「ポータブルタイプ」「据え置きタイプ」「天吊りタイプ」に分類されます。
下記はそれぞれの、メリット、デメリットをまとめた表です。
ポータブルタイプ | |
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メリット | 持ち運びできる 外から見えないよう収納できる |
デメリット | 他のタイプに比べ、低画質な場合が多い |
据え置きタイプ | |
---|---|
メリット | 他のタイプに比べ、高画質な場合が多い |
デメリット | サイズが大きめで、持ち運びには向かない |
天吊りタイプ | |
---|---|
メリット | 天井に固定するため、スペースを取らない |
デメリット | 電源の配線工事や落下防止対策が必要 |
どのタイプがいいなどはないので、重視したいことは何かで、選んでみてください。
おすすめプロジェクター
それでは、プロジェクターの選び方について学んでいただいたところで、ここからは人気のプロジェクターを販売する、メーカーをご紹介します。
天吊りタイプ!見た目にこだわりたい人や、最近流行りの製品を購入したい方は、popIn(ポップイン)株式会社の商品がおすすめ。
おすすめ天井スピーカーを扱っているメーカーでもご紹介しましたが、popIn株式会社さんが販売するpopIn Aladdin 2(ポップイン アラジン)は、スピーカーだけでなく、プロジェクターも内蔵しています。
天井照明用の配線器具、引っ掛けシーリングがあれば、自分で取り付けることも可能。電源ケーブルは不要です。
色々な種類のプロジェクターと比較して決めたい方は、プロジェクターの代表メーカーEPSON(エプソン)の商品がおすすめ。
画質にこだわりたい方用、お昼も使用したい方用、持ち運びしたい方用など、様々な種類のプロジェクターを販売しているEPSONさん。幅広いラインナップから、プロジェクターを選ぶことが可能です。
スクリーンの選び方
スクリーンを選ぶ際は、主に下記の4項目をチェックしてみてください。
- 種類は?
- アスペクト比は?
- マスクは有り?無し?
- スクリーンの大きさは?
1.種類は?
種類は大きく分けて、3つに分類されます。
電動タイプ
スクリーンが、リモコンを押すことで上から下へ降りてきます。初期設定を行うことで、毎回同じ高さで止めることが可能。
便利さを求める場合は、一番おすすめです。
ただ、価格は他のタイプに比べ高額となります。
手動タイプ
電源不要で、手動でスクリーンをしまったり、降ろしたりします。
手を動かす手間はありますが、電動タイプに比べ安価です。
掛け軸タイプ
縮めてしまっておくことはできませんが、価格は他のタイプに比べ安い場合が多いです。
プライベートシアターなど、専用の部屋がある方におすすめです。
2.アスペクト比は?
前述のプロジェクターでも、家庭用は16:9の比率が多いとご紹介させていただきましたが、スクリーンでも16:9(ワイド)を選ばれる方が大半です。
3.マスクは有り?無し?
スクリーンの周りに黒いフチがついている場合は、マスク有り、ない場合がマスク無しのスクリーンです。
黒いフチが有る(マスクが有る)ことで、映像が締まって見えるのが長所です。
一方、欠点は部屋のインテリアに馴染みにくいことです。
そのため、「マスクの有るスクリーンを購入したいけど、内装も気になる」という方は、電動タイプや手動タイプなど「スクリーンを収納しておくことができるタイプ」がオススメです。
4.スクリーンの大きさは?
スクリーンサイズを決めるには、実際に視聴する場所からスクリーンまでの距離を測る必要があります。
一般的には、視聴距離(cm)÷3が目安サイズで、大きめの画面で見たい方、映画館で前の方で見るのが好きな方は、視聴距離(cm)÷2.5が目安サイズです。ちなみに、通常、商品のサイズは、センチで表記されておらず、インチで表記される場合がほとんどです。
下記は、おすすめのインチサイズです。よろしければ、参考になさってください。
視聴距離 | 250~270cm | 280~300cm | 310~330cm | 340~360cm | 370~390cm | 400~420cm | 200~240cm |
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インチサイズ | 80インチ | 90インチ | 100インチ | 110インチ | 120インチ | 130インチ | 140インチ |
おすすめスクリーン専門店
スクリーンは、プロジェクタースクリーン専門店、シアターハウスで購入するのがオススメです。
シアターハウスさんは、様々なタイプのスクリーンを豊富に揃えており、これまで10万台以上売り上げてきた実績があります。
インチサイズや画面比率(アスペクト比)、製品タイプを絞って検索できるようになっているため、色々な選び方が可能です。
ホームシアター導入にあたり注意すべきこと
ホームシアターを導入するにあたり、いくつか注意しておきたいことについてご紹介します。
プロジェクターを天井に設置する場合は照明器具に注意!
垂れ下がりタイプの電灯は、映像をスクリーンに映す際、遮られて邪魔になることがあります。
プロェクターを床や棚に置くか、天井に張り付く薄めのシーリングライトを設置するといった対策をしてください。なお、下記は薄めのシーリングライトです。
光漏れに注意!
映像は、光漏れを防ぎできる限り暗くした状態で視聴することで、光が漏れている状態よりも、よりはっきりと映ります。
そのため、シアタールームのカーテンは遮光カーテンにするのをおすすめします。
音漏れに注意!
新築時では、吸音材を壁に設置するなど家の設計段階で色々と対策が可能ですが、自分でできる、また、注意しないといけないこともあります。
スピーカーの音が漏れるのは主に窓と壁からですが、サブウーハーなど低音を出すスピーカーは、床に振動して音が漏れると言われています。
置くタイプのスピーカーを購入された方は、床に音を振動させないよう棚など高さがある場所に置く、床に置く場合はカーペットを敷く、といった工夫をすることで音漏れを軽減できます。
また音漏れは、24時間換気システムなどの換気設備からも発生します。
24時間室内の空気を循環させる仕組みのことで、すべての住宅では、この24時間換気システムの設置が義務づけられています。カビや結露の発生防止、また、「シックハウス」という、新築に住んだ際起こる体調不良などの症状を防ぐことを目的に義務化されました。
防音カーテンを使ったり、カバーをつけるなどの対策をしておきましょう。
おすすめホームシアター施工業者
新築でのホームシアター導入は、一般的に、施工実績のある工務店、ハウスメーカーに相談しながら進めていきます。
なお、より完成度の高いホームシアターにしたい方は、「ホームシアター専門業者に間に入ってもらう」、「ホームシアターの設置について深い知識を持ったインストラクターに相談する」といった方法を取られる方もいらっしゃいます。
ホームシアターに関してあらゆる提案をする、専門家のことです。お金はかかりますが、その部屋にあったホームシアター機器や配置の仕方など、プロの目線でアドバイスしてくれます。
そこで本章では、最後におすすめのホームシアター専門業者、ハウスメーカーをご紹介します。
トムテック/ホームシアター専門業者
トムテックさんは、ホームシアターに必要な機材から、費用の見積り、ネット環境の確認から設置、アフターフォロー等、ホームシアター構築に関わる全ての工程に対応している会社です。
東京都新宿区にあり、ハウスメーカーとの打ち合わせや現場確認なども入念に行っています。
詳細情報
会社名 | 有限会社トムテック |
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住所 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-16-15 1F |
電話番号 | 03-3200-4450 |
公式HP | http://www.e-hometheater.jp/ |
ホームシアター工房/ホームシアター専門業者
コンテック株式会社さんが運営するホームシアター工房は、東京、名古屋、大阪を拠点に、2002年にオープン。
プロジェクターなどの機材は一般的に1年保証ですが、ホームシアター工房で機材を購入した場合は5年間保証、その間の修理は無料です。ホームシアターの設置までは、何回か打ち合わせが必要ですが、昨今の流行り病を考慮し、ZOOM(ズーム)やSKYPE(スカイプ)など非対面での打ち合わせが可能です。
詳細情報
会社名 | コンテック 株式会社 |
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住所 | 〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-11-10 |
電話番号 | 0120-86-4649 |
公式HP | https://www.ht-kobo.jp/ |
新築でホームシアターを導入する時のポイントについてのまとめ
ホームシアターの導入は、新築時と一緒に行うことで壁裏に配線を通すなど、見栄えもきれいな「ホームシアターありきの内装」にすることが可能です。
ぜひ、「ホームシアターのある家に住みたい」とお考えの方は、一度ハウスメーカーなどのプロに相談してみてください。
仮に、予算等の関係で、ホームシアターの設置をしないことになった場合でも、後でやっぱり導入したいとなるかもしれません。そういった場合、前提の知識があればリフォームや自分でDIYする際など、ホームシアターの導入に活かせるはずです。
ぜひ、まずは気軽に相談してみてください。