新築の間取りで最低限意識する風水は6つ!! 良くない間取りの対処法も解説

風水を取り入れて新築を設計すると、家運(家全体の運勢)が良い方向に向くと言われています。
多くの方が設計の際に意識される風水は、間取りごとの方角です。
8つの方角にはそれぞれ良い方角と良くない方角があり、各部屋との相性を考える必要があります。

とはいえ、家の間取りに関する風水は数が多く、何を採用すれば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
また、方角を気にしすぎるあまり、不自然で住みにくい間取りになってしまうのは本末転倒です。

本記事では、設計の際に最低限意識するべき風水と、間取りが良くない方角になってしまった場合の対処法をご紹介致します。

新築の間取りで意識したい6つの風水

風水とは、紀元前1000年頃の中国で生まれた「運を良くするためのマニュアル」です。
生活を取り巻く環境全てが、運を決定していく」という考え方で、環境学のひとつに分類されます。

風水は環境学のひとつ
風水は、単にスピリチュアルな考え方ではなく、環境学のひとつです。
風水と建物の間取りは、日当たりや風通し、湿気の発生などと密接に関係しています。

今回は、数ある風水の中で比較的取り入れやすく、間取りの上では極めて重要な6つの風水を厳選してご紹介します。
間取りに関する風水は沢山ありますが、まずはこれからご紹介する6つを取り入れてみましょう。

1 避けるべき方角は2つ

家の中で、不吉と言われている方角は北東南西です。
北東は「鬼門」、南西は「裏鬼門」と呼ばれます。

鬼門は、中国古来の考え方で「鬼が通る不吉な道」とされています。
日本でも、「北東」はあまり日当たりが良くない上、湿気が溜まりやすいので、「鬼門」の思想が定着しました。

家の中では、鬼門と裏鬼門に位置しない方がいい間取りがあります。
玄関・キッチン・トイレ」の3つです。

上記の3つは「三備」と呼ばれ、鬼門を特に避けるべき場所とされています。

2 玄関は運気が入る入口

風水における「気」は、玄関から入ってきて家中を巡ります。
そのため、玄関に悪い気が溜まってしまうと、家全体の運気が下がってしまうのです。

ちなみに、風水における「気」には2つの種類があります。

風水における2つの「気」
陽の気」……住まいでは活動のエネルギーとなる。明かり、火、熱などの要素が含まれる。

陰の気」……住まいでは静寂のエネルギーとなる。水、冷たさ、北などの要素が含まれる。

玄関は吉方位(良い方位)に配置して、「陽の気」を入れ込むことが風水では基本となっています。
玄関の吉方位は「東・東南・南」です。

3 リビングは明るく、居心地を良くしよう

リビングや居間は、家族全体の運勢に影響します。
玄関と同じく「陽の気」を取り込むことで、リビングに明るさと居心地の良さが生まれます。

「陽の気」は、明かりのある場所に集まるため、リビングは日当たりを意識しましょう。
リビングが明るく快適な空間となれば、家族全体の交流や仲も深まります。

リビングの吉方位は「東南・南・東」です。

また、「各部屋に行くためにリビングを通る」間取りはオススメです。
リビングに溜まった陽の気が、各部屋全体に行き届くためです。

4 キッチンは、家族のエネルギーを生み出す

キッチンや台所は、家族のエネルギーを生み出す場所です。
「気」の観点から見ると、陽の気であると陰の気であるを同時に使う場所なので、陰の気と陽の気のバランスが不安定になっていると言えます。

陰の気に傾かせないようにするため、キッチンを鬼門に配置するのはオススメしません。
キッチンの吉方位は「東・東南・北西」です。

また、キッチンを「西・南西」に配置すると、西日の影響で夏場に食べ物が腐りやすくなるため、良くない方角とされています。

5 水回りは悪い気が溜まりやすい

トイレや浴室などの水回りは、陰の気が溜まりやすいとされています。
水は、陰の気の性質を持つためです。

そのため、水回りの設備は家のどこに配置しても吉方位になりません
しかし、陰の気が溜まりやすいからこそ、最悪の運勢を回避するために、水回りを鬼門にしてはいけないのです。

湿気が溜まりやすい場所なので、風通しの良さを重視しましょう。
オススメの方角は「北・東・西・東南」です。

また、トイレや浴室を玄関の近くに配置するのも、風水的には良くありません。
玄関から入った気が、水回りの陰の気と混ざって家中を巡るためです。

6 欠けた間取りは避けたい

間取りの一部が欠けていることを「欠け」と言い、風水の世界では良くない間取りとされています。
また逆に、間取りの一部が出っ張っていることを「張り」と言います。

引用:実践できる家相建築の知恵―11 | 社団法人家相建築設計推進協会

家を四角形として見た場合、へこんでいる部分が「欠け」、出っ張っている部分が「張り」だと考えてください。

欠けは風水的に良くない間取りですが、張りは方角によっては良いとされています。
以下は、欠けと張りの吉凶を方角別にまとめたものですので、参考になさってください。

方角 欠けの吉凶 効果
健康運の低下 子孫衰退
北東(鬼門) 家庭環境の悪化 相続運の低下
家族衰退 向上心の低下
南東 大凶 人間関係の不振 商売の破綻(はたん)
大凶 仕事運の低下 事故の増加
南西(裏鬼門) 家庭運の低下 主婦の病気
西 金運の低下 社会運の低下
北西 大凶 金運の低下 家長の社会的な破綻(はたん)
方角 張りの吉凶 効果
大吉 夫婦円満 子孫繁栄
北東(鬼門) 健康運の低下
大吉 健康運の向上 一家の繁栄
南東 大吉 社会的信用を得る
社会的信用をなくす
南西(裏鬼門) 大切な人に先立たれる
西 少しの張りで夫婦円満 金運の向上
北西 大吉 金運の向上

また、張りと欠けの複合などによっても運勢が変わるため、詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。

参考 家相の良い家は「欠け」「張り」が重要!八方位の張り欠けのルール | 風水・家相が気になる人の家づくり風水・家相が気になる人の家づくり

間取り以外に実践すべき風水とは

ここまでは、間取りを考える際に意識するべき風水をご紹介致しました。
しかし、家を建てる以上どこかは必ず鬼門になるため、全てが吉方位になるような完璧な間取りは存在しません

方角にこだわり過ぎて、不自然で住みにくい間取りにしてしまうのは本末転倒です。

方角と間取りが上手くいかない時は、別の風水で家の運気を上げてみましょう。
一つの方法にこだわりすぎず、柔軟に風水を取り入れていくのが大切です。

部屋の方角ごとにラッキーカラーを配置する

まず、各部屋の色にこだわってみましょう。
壁の色やインテリアを、部屋のある方角に合わせた色合いにすることで、運気を上げることが出来ます。

玄関のラッキーカラー

運気の入口である玄関には「玄関マット」を置くのがオススメです。
方角によって玄関マットの色を選ぶと、運気向上に繋がります。

方角 ラッキーカラー 関係する運勢
ピンク、銀 恋愛運、人間関係運
北東 白系、茶色 不動産運、転職運
青系、緑 仕事運、成長力
南東 緑系、オレンジ 縁談運、人間関係運
黄緑、オレンジ 周囲の評価、美意識
南西 黄色、茶色 家庭、金運
西 黄色、ピンク 金運
北西 ベージュ、クリーム色 出世運

キッチンのラッキーカラー

キッチンは、家族のエネルギーを作り出す場所です。
壁や調理器具、小物類の色合いにこだわってみましょう。

方角 ラッキーカラー 関係する運勢
白系、アイボリー、オレンジ 仕事運、全体運
北東 白系、茶色 収穫運、金運
緑、茶色、赤 健康運、家族運
南東 黄緑、オレンジ色 金運
黄緑、ベージュ 人気運、ステイタスの向上
南西 黄色、赤、ベージュ 恋愛運、結婚運
西 白、黄色、ピンク 子宝運、インスピレーション
北西 ベージュ、クリーム色 人間運、旅行運

リビングのラッキーカラー

リビングは、家族全体の運勢に関わる場所です。
絨毯や壁紙、インテリアなどに取り入れてみましょう。

方角 ラッキーカラー 関係する運勢
茶色、黄色 貯蓄運、子宝に恵まれる
北東 白系統 変化運、相続運
青、黄色 仕事運、勉強運
南東 ベージュ、緑、ピンク 恋愛運、出会い運
白系、緑 美容運、人気運
南西 茶色、ピンク 家庭運、女性の運気
西 黄色、茶色、白 金運、商売運
北西 茶色、白、ベージュ 出世運、ギャンブル運

トイレのラッキーカラー

トイレは、陰の気が溜まりやすい場所です。
壁紙やマットレス、便座カバーなど、ラッキーカラーを積極的に取り入れてみましょう。

方角 ラッキーカラー 関係する運勢
明るい緑、ピンク 職業運
北東 白、ベージュ、茶色 学業運
緑、青系 健康運
南東 オレンジ、黄緑 財運
黄緑、ベージュ 人気運
南西 ベージュ、黄色 家庭運、金運
西 黄色、白 子孫運
北西 ベージュ、ピンク 協力者運

お風呂のラッキーカラー

お風呂もトイレと同様に、陰の気が溜まりやすい場所です。
壁の色や浴槽などの色にこだわってみましょう。

方角 ラッキーカラー 関係する運勢
ベージュ、クリーム色 夫婦運
北東 住人の全体運
白、青、緑、赤 仕事運、恋愛運
南東 緑、オレンジ 人間関係運
家庭運、健康運
南西 白、ベージュ、緑 人間関係運
西 白、クリーム色、ピンク 金運、家庭運
北西 緑、ベージュ 出世運

鬼門のある部屋の対処法

家の玄関、キッチンなどが鬼門になってしまっても大丈夫です。
鬼門は鬼の通り道として恐れられていますが、実は神様が通る神聖な場所でもあります。

鬼門のエリアを整えて、神様たちに気持ちよく通って貰えれば、何の問題もありません。
なお、ご紹介する対処法は鬼門以外でも実践出来る方法なので、運気をより上げる為にぜひお試しください。

鬼門の玄関

玄関には「陽の気」を入れないといけません。
そのため、まずは玄関に明かり(照明)を設置して、隅々まで掃除をしましょう。

良い気を呼び込むためには、邪気(汚れ)を落とし、明るい雰囲気を演出するのが大切です。
同じ理由で、たたき(床部分)に靴などが散らかっているのもアウトです。
すっきりした印象を保つことを心がけましょう。

また、「災難が去る()」という意味のある猿の置物や、今年の干支に関係する物を置くのも効果があります。
ただし、戌年であってもの置物はオススメしません。
犬は家を守るために、玄関から入ってくる全ての気を追い返してしまうからです。

鬼門の玄関対策
  • こまめに掃除を心がける
  • 照明で明るくする
  • たたき(床部分)に靴を置きすぎない
  • 魔除けのお札を貼る
  • や今年の干支に関する置物を置く
  • 鬼門のトイレ

    玄関と同じく、トイレ内を清潔に保つことが運気を上げるコツです。
    トイレなどの水場は「陰の気」が充満しやすいため、窓を開けるなどの換気は欠かせません。

    また、トイレ内にトイレットペーパーをむき出しで積み上げている場合は、棚などに入れて保管しましょう。
    紙は「木の気」を持つため、陰の気である「水の気」を吸い込んでしまうからです。

    そして、トイレ内に水の気を充満させないために、トイレの蓋は閉めておきましょう。
    清潔感を保ち、「水の気」を充満させないのがポイントです。

    鬼門のトイレ対策
  • 常に清潔に保つ
  • こまめに換気を行う
  • トイレの蓋を閉める
  • トイレットペーパーはむき出しにしない
  • トイレマットスリッパを使用する
  • 鬼門のお風呂

    トイレと同じく、水場であるお風呂も「陰の気」が溜まりやすい場所です。
    浴室のこまめな掃除や換気はもちろん、使っているボトルや椅子なども清潔に保ちましょう。

    また、お風呂は一日に付いた「邪気」を祓う神聖な場所でもあります。
    心身ともに汚れを落とすために、シャワーで済ますよりも浴槽に浸かるのがオススメです。

    また、バスタオルを数日使い回す方もいますが、風水的には毎日取り替えましょう。
    バスタオルには身体から拭き取った邪気が付いていますので、邪気の付いたタオルで身体を拭くのは避けたいです。

    鬼門のお風呂対策
  • こまめな掃除や換気を行う
  • バスタオルは毎日取り替える
  • なるべく浴槽に浸かる
  • 鬼門のキッチン

    キッチンは、陽の気である「火」と陰の気である「水」が混在する場所で、気のバランスが不安定になっています。
    また、使用した食器の汚れやゴミが発生するため、悪い気が溜まりやすい場所でもあります。

    そのため、鬼門のキッチンでは「換気や風通しの良さ」がポイントになります。
    換気扇を常に稼働させたり、窓を明けたりして風通しを良くしてください。

    また、不浄な気が漏れないように、ゴミ箱は蓋付きがオススメです。

    鬼門のキッチン対策
  • 常に換気を行う
  • 食器調理器具を放置しない
  • 南西のキッチンでは、窓にカーテンを掛ける
  • 蓋付きのゴミ箱を使用する
  • 全ての鬼門に使える対処法

    最後に、特定の場所ではなく、全ての鬼門に効く対処法をまとめてご紹介します。

    どこでも使える鬼門対策
    観葉植物を置く」……悪い気を吸い取り良い気を吐きだす。
    ヒイラギを飾る」……鬼を祓う効果がある(節分などでも使用)。
    盛り塩を置く」……悪い気を吸収する。1週間~10日で交換。
    水晶を置く」……邪気を吸い取る。水回りとも相性がいい。
    凹面鏡を置く」……負のエネルギーを吸い取る。曇らないように注意。

    まとめ

    家の運気を高めるために、風水の活用はオススメです。
    風水は単にスピリチュアルなものではなく、「自分で周りの環境を良くしていく考え方」なので、興味のある方は積極的に取り入れてみましょう。

    ただし、鬼門や裏鬼門にこだわりすぎるのは禁物です。
    方角を意識するあまり、不自然で住みにくい間取りになってしまうのは本末転倒です。

    実現できるところは積極的に取り入れ、厳しい部分は他の風水でカバーしてみましょう。
    理想の住まいを想像しつつ、運気の高いお家を設計してみてください。