「24時間、快適に過ごしたーい!」
「両親と一緒に住むから、ヒートショック対策を考えなきゃ」
「子どもがアレルギー持ちだから、できるだけきれいな室内環境にしたい」
近年、注文住宅の高気密・高断熱化もあり、全館空調システムを選ぶご家庭が増えてきています。
結論から言うと、新築を考えるときに真っ先に導入を検討したいシステムです。
電気代が高そうなイメージを持たれることが多い全館空調ですが、新たな技術の導入や住宅自体の性能アップもあり、むしろ「省エネ」になるケースも。
家全体が均一な温度や湿度になるため、家族全員が快適に過ごせることがなんといっても最大のメリットです。
本記事では、そんな全館空調の「メリット・デメリット」についてご紹介。 さらに、「人気ハウスメーカーの全館空調」「ハウスメーカー25社のC値・Q値・UA値の比較」についても解説していきます。
この記事を読んで、「全館空調を導入したら快適な生活を送れそうだな〜」と感じていただけたらうれしいです!
全館空調のメリット・デメリット
メリット
まずは、全館空調のメリットを見ていきましょう。
- 家の中を均一な温度に保てるため、快適に生活できる
- 暖房のスペースを設ける必要がないため、間取りを広く取れる。
- 換気の必要がないため、キレイな空気環境を保てる
1つ目のメリット。それは「家の中を均一の温度に保てるため、快適に生活できる」です。 全館空調は、その名の通り「全館を空調コントロール」してくれるシステム。24時間365日「ちょうどいい温度」に保ってくれるので、快適に過ごすことができます。
また部屋ごとの温度差を作らないため、冬に高齢者が起こしやすい「ヒートショック」を防止できるのもうれしいところ。
「全館空調」は、安心・安全の住環境にするための必須システムと言えるでしょう。
2つ目は、「間取りを広く取れる」です。全館空調の室内・室外機は基本的にたった1台。 各部屋にエアコンを設置したり、暖房機器のスペースを別途確保したりする必要がないため、そのぶん「大空間の間取りが作りやすい」といったメリットがあります。
3つ目は、「換気の必要がない」です。全館空調は「第一種換気システム」という換気システムを採用しているメーカーがほとんど。これは、機械が強制換気してくれるというもので、高気密・高断熱の住宅でも安心してキレイな空気環境を保つことができます。
デメリット
次に、全館空調のデメリットを見ていきましょう。
- 電気代が高いイメージがある
- 故障が心配
- 乾燥しやすい
1つ目のデメリットを見ていきましょう。全館空調は基本的に24時間365日の稼働。これだけ動いていると、「電気代がめちゃくちゃ高くなるのでは?」と心配になられる方もいらっしゃると思います。
しかし、近年は全館空調を採用する家は、「高気密・高断熱の住宅」がほとんど。小さいエネルギーで十分な冷暖房環境を得ることができるため、実はエアコンを稼働させるよりも電気代が高くならないケースもあるんです。
引用:匠空調のランニングコストシミュレーション|アキュラホーム
2つ目は「故障が心配」な点です。全館空調を考えた際「故障すると、家の中全部の冷暖房機能が止まっちゃうから心配だわ」と悩まれる方がたくさんいらっしゃいます。しかし、ほとんどのハウスメーカーは2〜10年のメーカー保証つき。
定期的なメンテナンスもしっかりと行なってくれます。定期メンテナンスさえしっかりしていれば、「故障した!」という事態になることはほとんどありません。
3つ目は「乾燥しやすい」点です。全館空調の住宅は、乾燥しやすいとよく言われます。特に冬場の暖房時は、高い温度の空気が送風されるため「喉が痛くなる」と訴える方も。
乾燥に対しては、加湿器の設置や、加湿機能つきの全館空調を選択するといった対策が効果的です。
ハウスメーカーのおすすめ全館空調
エアロハス(パナソニックホームズ)
2019年度の省エネ大賞を受賞した、パナソニックホームズの『エアロハス』。「一年中心地よい空間になっている」と実感されるお客様がたくさんいらっしゃる全館空調です。
エアロハスの特徴は下記の通りです。
床下空間を「自然のフィルター」として活用
「エアロハス」は床下から外気を取り入れる方式。そのため、空気中に含まれる粒径の大きい花粉やホコリなどは、ほとんど床下に落ちてしまいます。これは、沈降効果を利用したいわば「自然のフィルター」。自然現象を利用したものなので、メンテナンスの必要性がないのも魅力的です。
超高性能HEPAフィルターで、微粒子を徹底的に浄化
精密機器工場のクリーンルームなどで使用されるHEPAフィルターを採用。空気中に漂う細かなホコリやハウスダスト、浮遊菌を除菌します。また、PM2.5を95%以上低減してくれるのもうれしいところです。
家全体の設定温度に対して、部屋ごとに±2段階の範囲で温度調整が可能
『エアロハス』は、部屋ごとに室温調整ができるのが最大のポイント。手軽に家族のコンディションに合わせた「温度コントロール」を行なうことができます。
優れた除湿能力で、部屋干しも快適に
1時間あたり約3Lも除湿能力があるエアロハス。高温多湿な時期は涼しく感じられ、さらにカビ対策にも効果的です。
全館空調を採用しても、ZEH基準を満たせました。 以前に住んでいた家も全館空調を採用していたのですが、毎月の光熱費が結構かかっていて不満を感じていました。次に住む家は省エネな家がいいと思い、全館空調でもZEH基準を満たすことができるパナソニック ホームズに決めました。
『エアロハス』の魅力はなんといっても、部屋ごとに温度調整が可能な点。±2段階の範囲内という縛りはあるものの、全館空調システムの快適さに加えて「家族のコンディションに合わせた微調整ができる」というのは、この先何十年も暮らしていく生活にとってかなり大きなメリットです。
エアロテック(三菱地所ホーム)
三菱地所ホームの『エアロテック』はたった1台のコンパクトな室内機で、24時間365日、家中清潔な空気と快適な温度で満たしてくれる全館空調システムです。2014年にはエアロテックの「ダクトレイアウトシステム」がグッドデザイン賞を受賞しています。
エアロテックの特徴は下記の通りです。
部屋ごとに快適温度を設定できる
暑がりの家族や寒がりの家族がいたりと、快適に過ごすことができる温度は人それぞれ。エアロテックなら全館空調でありながら、部屋ごとに快適な温度になるようきめ細かく調整できます。
24時間、家中を満たすクリーンな空気
高断熱・高機密の建物にとって、計画換気は必要不可欠です。しかし、外気には花粉や埃、カビの胞子など、家の中に取り込みたくないものが含まれていることも。だけどエアロテックなら、標準装備された高性能除塵フィルターによって10μまでの大きさなら97%もカットしてくれます。
年間冷暖房費用を大幅カット
「エアロテック」は外気の熱エネルギーを有効活用する高性能ヒートアップ方式で、「Cop4.15」を達成。一般的なエアコンによる個別冷暖房の住宅と比べて、冷暖房費の約44%カットを実現しています。 年間冷暖房費の比較についてはこちらをご参照ください。
参考 年間冷暖房消費エネルギー“ゼロ”の家三菱地所ホーム長期10年保証
「エアロテック」の保証は長期10年間。保証期間中は年1回無償点検を実施してくれるなど、充実したサポートをしてくれるのがうれしいところです。
小規模住宅やリフォームでも導入可能
新築だけでなく、既存の家でもエアロテックは導入可能。「新築は小規模住宅を考えている」「リフォームだけど全館空調を取り入れたい」という方は、こちらの『エアロテック Fit』をぜひチェックしてみてください。
参考 エアロテックFit三菱地所ホームYUCACOシステム(ヤマト住建)
ヤマト住建の『YUCACOシステム』は、ルームエアコン1台で全館空調が可能。
引用:全館空調|ヤマト住建
「住まいを心地よく快適に」をコンセプトに、下記の3つのポイントを大切にしています。
快適空間
冬の廊下や脱衣所、夏の玄関も2階も、家中どこにいても室温はほぼ一定。一年を通じて快適な住まいが実現できます。
健康効果
全館空調のため、ヒートショックの要因となる屋内の温度差をつくりません。さらに花粉やPM2.5も除去してくれるため、屋内の空気環境をクリーンに保ってくれます。
低コスト&省エネ
高気密・高断熱の高性能住宅「エネージュ」と掛け合わせることで、他のハウスメーカーの全館空調と比べて導入コストの敷居が低いのが特徴的。たった1台のルームエアコンのため、毎月の電気代も省エネです。
引用:お客様の声|ヤマト住建
「YUCACOシステム」は高気密・高断熱住宅の「エネージュ」だからこそ実現できる全館空調。「新築はヤマト住建で考えている」という方におすすめです。
スマートブリーズ(三井ホーム)
2014年にグッドデザイン賞を受賞している、三井ホームの『スマートブリーズ』。家のすみずみまで「快適で清々しい空気」が循環してくれるため、いつでも快適に過ごすことができます。
そんなスマートブリーズは、三井ホームの「業界トップクラスの断熱性住宅」と掛け合わせることで最大限の能力を発揮。1台で家じゅう隅々まで換気し、快適な温度と湿度を24時間保ちます。また、独自のスケジュール運転機能により、「運転モード」と「温度・湿度調整」を時間帯に分けて設定することが可能。省エネ運転を実現できます。
スマートブリーズの特徴は下記の通りです。
高性能フィルターが花粉、ホコリを90%カット、PM2.5にも対応。
「スマートブリーズ」の高性能フィルターは、ホコリだけでなく花粉やカビの胞子、PM2.5も取り除いてくれます。
インフルエンザウイルスの生存率を低減。カビやダニの繁殖も抑制
業界で初めて加湿機能を標準装備した「スマートブリーズ」。加湿しない状態に比べて、5~10%のうるおいを空気に与え、冬場の過乾燥を緩和します。また、24時間、空調・加湿をすることにより、インフルエンザウイルスの生存率を低減。カビやダニの繁殖も抑制してくれる効果もあります。
引用:インフルエンザウイルスの生存率を低減。カビやダニの繁殖も抑制|三井ホーム
また、スマートブリーズには3つのタイプが存在。
- スマートブリーズ・プラス(東芝製)
- スマートブリーズ・エース(デンソー製)
- スマートブリーズ・ワン(ダイキン製)
「三井ホームでスマートブリーズを検討している!」という方は、下記のサイトが詳しく解説しているため、ぜひご参考ください。
参考 三井ホームの全館空調システム「スマートブリーズ」について解説します!マイホーム博士が注文住宅を解説するブログAirRea(アエラホーム)
高気密・高断熱・高遮熱住宅を設計しているアエラホームの全館空調システム『AirRea(エアリア)。「『全館空調換気システム』で我が家がまるでホテルのような住み心地に」をコンセプトに掲げています。
そんな『AirRea』の特徴は下記の通りです。
高機能ダブルエアフィルターで新鮮な空気を供給
高機能ダブルエアフィルターは、インフルエンザウイルスを不活化させ、ダニや花粉などのアレル物質の活動も抑制するとともに、健康被害が心配されるPM2.5の流入を防ぎます。
熱中症のリスクを軽減
夏の暑い日に冷房を使わずに過ごしていると、家の中にいながら熱中症になってしまうことも。AIrReaなら、24時間家中快適な温度に保つから、家の中で起こる熱中症のリスクを軽減することができます。
導入コストも、月々の電気代も驚きのコストを実現
下記の画像をご覧ください。
エアコンをいちいちつけたり消したりするよりも、24時間稼働している全館空調の方が一年中快適に過ごせそうですね。 「リモートワークで住宅が仕事場になっている」という方におすすめです!
全館さらぽか空調(一条工務店)
「夏はさらっと、冬はぽかぽか!一年中快適」を謳っている、一条工務店の『全館さらぽか空調』。夏は除湿し「さらっと涼しく」、冬は保湿し「ぽかぽか暖かく」を実現してくれます。
そんな一条工務店の全館空調の特徴は下記の通りです。
一条オリジナルの小型デシカント技術を採用。
ショッピングモールやビルなどで用いられるデシカント方式除湿機の小型化に成功。パワフルな除湿効果で、まるで避暑地にいるかのような心地よさを感じることができます。
全館床暖房で家中どこでもぽかぽか
一条工務店は「全面床暖房」を採用。リビングはもちろん玄関や廊下、脱衣所やお風呂に至るまで、どこにいても温もりを感じることができます。また、足元から温まるため、つま先から頭までやさしい暖かさに包み込まれるのがうれしいところです。
一条工務店の「全館空調」は換気システムと全館床暖房を組み合わせた、少し特殊なシステム。「冷え性だから、冬場は空調だけじゃ心許ないな…」という方におすすめです。
エアドリームハイブリッド(住友林業)
全館空調システムに、「外気冷房」の機能をプラスさせた、住友林業の『エアドリームハイブリッド』。機械のちからと自然のちからを融合した、ハイブリッドなシステムです。全館空調システムの基本機能はそのままに、外の空気が心地よい時には、「外気冷房」を使って、自然の空気を室内に運び込むことができます。
「エアドリームハイブリッド」の特徴については下記の通りです。
無垢床との相性がぴったり
24時間、家中をまんべんなく空調するため、床や壁などが室温に近い湿度になります。床材が冷たく感じることが少ないため、木の質感を充分に生かしたプランが採用できます。住友林業の魅力は木の質感を活かした住宅。こうしたメリットはうれしいところですね!
外が涼しいときは自然の涼しさを取り入れる[ 外気冷房 ]
外気が涼しい時には「自然のちから」で、外気温が高い時には「機械のちから」で空調できる「エアドリームハイブリッド」。室内が暑く、外気温が低いときには、外気をとりいれる外気冷房機能が働きます。外気の温度を利用して空調するので、環境に優しいのが大きなポイント。さらに「省エネ」なのも魅力的な点です。
「木の家の魅力を十二分に感じたい!」とお考えの方は、住友林業の「エアドリームハイブリッド」がおすすめです。また、「住友林業の実例紹介が知りたい!」という方はこちらをご参考ください。
参考 実例紹介住友林業Z空調(ヒノキヤグループ)
Z空調(ゼックウチョウ)とは、建物の断熱・気密を「ヒノキヤグループ」、空調を「ダイキン」、換気を「協立エアテック」と各社が持つ高い技術のコラボレーションにより実現した「新時代の冷暖システム」。
その高い性能はさまざまなご家庭に支持され、現在「全館空調シェアNo.1(株式会社富士経済出典)、受注実績15000棟(2021年3月)を誇っています。
引用:Z空調|ヒノキヤグループ
一年中、家の温度を快適に保ってくれる新時代冷暖システムは、身体にも家計にもやさしいのが特徴。 特に、下記の3つのポイントに定評があります。
夏のメリット
・家中どこでも快適なため、熱中症・夏バテを防ぐことができる
・部屋全体に快適な空気が循環し、家中涼やかになる
冬のメリット
・天井から床まで均一に温まるため、ヒートショックリスクを抑えられる
・足元からくる冷えを防いで一日ポカポカ
空気循環のメリット
・快適空間システム「ココチE」で24時間いつでもきれいな空気
また、電気代の年間実測値を公開しているのもうれしいところ。「家計にやさしい」ということが具体的な数値で実感できます。
引用:Z空調|ヒノキヤグループ
「Z空調が気になる!」という方は、下記の口コミもぜひご参考ください!
快適エアリー(セキスイハイム)
「あったか×さわやか×きれい」を掲げる、セキスイハイムの通年型空気調整システム『快適エアリー』。汚れた外気が入りにくい高気密なハイムの家に「快適エアリー」を加えると、換気のために窓を開ける必要がなくなり、室内の汚れた空気を排出し、外気は浄化した上で取り込むという「理想的な換気」が行なえるようになります。
そんな快適エアリーの主な特徴は下記の通りです。
花粉や黄砂、PM.2.5を除去して健康的な空気を取り込める
快適エアリーは、空気浄化力と耐久力を兼ねそろえた「新・高性能3層フィルターシステム」を搭載。花粉や粉塵を大幅に除去してくれます。
冷えムラを少なくする独自の空気調整システム
「吹き出し口」と「吸い込み口」を離して設置可能なため、一般のエアコンと比べて冷気が広範囲に届き、効率よく冷房できます。
パワフルな全館除湿システム
快適エアリーの除湿能力は1日最大約40L。家全体を除湿できるため、帰宅時の玄関やお風呂上がりの洗面所などの蒸し暑さを緩和できます。
フロア全体に暖気を届ける空気調整システム
床下空間に冷暖房・除湿ユニットを設置する快適エアリー。床下からじんわり伝わる暖かさと、床面の吹き出し口から出てくる暖気の2つの暖かさが部屋全体に広がるため、空間の温度差が少なくなります。
匠空調システム(アキュラホーム)
アキュラホームの全館空調システム、『匠空調』。小屋裏に設置したエアコン1台からダクトを回し、快適空間を維持します。
そんな匠空調の特徴は下記の通りです。
部屋間の温度差も少なく、ヒートショックリスクを低減
心地いい空気が家全体に行きわたるので、どこにいても快適。急な温度変化によるヒートショックを防止するなど、健康面でのリスクも軽減します。
家の中も外も見栄えスッキリ
匠空調は、室内エアコンが小屋裏にされると共に、室外機もたった1台。見栄えがスッキリするだけでなく、広々とした間取りのリビングも叶えることができます。
24時間全館空調を使っても、光熱費はほぼ同じ!
個別エアコンで間欠運転をした場合の光熱費と、匠空調を24時間稼働し続けた場合の光熱費を比べると、「ほぼ同額におさまる」というシミュレーションをアキュラホームズは公開しています。
アキュラホームグループの住宅はZEH基準。そのため、匠空調の効果を最大限に発揮できます。
「ZEH住宅を建てようと思っている」
「新築はアキュラホームグループにしたい」
そうお考えの方は、ぜひこちらの施工実例もご確認ください!
参考 お客様の家づくりストーリー注文住宅のアキュラホーム|完全自由設計のハウスメーカースマート・エアーズ(トヨタホーム)
トヨタホームの全館空調、『スマート・エアーズ』。一年中いつでも、家中どこでも心地いい空気があなたの生活を快適に保ってくれます。
スマート・エアーズの特徴は下記の通りです。
換気システム「ピュア24セントラル」
家中の空気を24時間自動的に換気。熱と湿気を回収し、室内にきれいな空気を取り込みます。
花粉やPM2.5などをキャッチ
外気用フィルターが空気中の花粉やホコリをキャッチし、室内への侵入を防いでくれます。家の中では花粉症の症状に悩まされることなくスッキリ爽快。防虫ネットもついているので、虫の侵入が少ないというメリットもあります。
外気を室温に近づけて取り込んでくれる
換気扇本体の全熱交換器を経由して空気を入れ替えるので、室内の「温度・湿度」をキープしてくれます。また、スマート・エアーズの冷暖房効果も保ちながら換気ができるので、いつも快適です。
スマホを使って「スマート・エアーズ」のオン・オフが可能
HEMSを活用すれば、スマホで全館空調のオン・オフが可能。旅行など長期間外出する際は、帰宅前にスマホで全館空調の電源を入れることで、快適な空間に帰宅することができます。
「トヨタホームで新築を考えている」という方は、こちらの体験者の声もぜひご参考ください!
参考 スマート・エアーズ「澄みごこち体験者の声」トヨタホームエアテリア(ミサワホーム)
「こころエア&すこやかインテリア」を掲げる、ミサワホームの全館空調『エアテリア』。トータルな空気環境ソリューションで、365日24時間、快適で健康的な暮らしをサポートしてくれます。
引用:エアテリア|ミサワホーム
そんなエアテリアの特徴は下記の通りです。
熱交換型24時間フロアセントラル換気システムを搭載
標準装備の「熱交換型24時間フロアセントラル換気システム」は、高気密設計を活かして住まい全体を効率的に換気。屋内の汚れた空気を排出し、屋外の新鮮な空気を取り入れます。
天井埋め込み型プラズマクラスターイオン発生機をご用意
さまざまな効果を実証している「プラズマクラスター技術」採用のイオン発生機で、いつもキレイで安心な空気環境を実現できます。
引用:エアテリア|ミサワホーム
業界最高レベルのシックハウス対策をしているミサワホームは、屋内の汚れた空気を排出し、屋外の新鮮な空気を採り入れる全館空調と相性ぴったり。常に新鮮な空気で過ごせるため、アレルギーをお持ちのお子さんも安心して暮らすことができます。
全館空調システム(アイフルホーム)
『健康に、そして安心して暮らせる住環境に」を掲げている、アイフルホーム。
アイフルホームの全館空調システムについては下記の通りです。
「PM2.5への対応」微粒子用高性能フィルターを搭載
大気に含まれる2.0μm以上の微小粒子状物質を約95%捕集。外気の汚れをしっかり取り除き、クリーンな給気を実現します。
「省エネ熱交換換気」により、冷暖房負荷を低減
ロスナイエレメント(熱交換器)により、本来なら換気の際に捨てられてしまう「室内の暖かさや涼しさ」を再利用。約6〜8割の熱エネルギーを回収しながら換気するので、夏期・冬期における冷暖房負担をかなり低減してくれます。
ハウスメーカー25社のC値・Q値・UA値比較
それでは、快適な全館空調を実現させるための「住宅の性能」についてカンタンにご説明しましょう。 多くのハウスメーカーは「高気密・高断熱性」など住宅性能の高さをウリにしています。しかし、本当に住宅性能が高いと判断するには、客観的な指標を見なければいけません。
そのため、ここでは住宅性能の代表的な指標である「C値・Q値・UA値」の一覧比較をご紹介。
上記では取り上げていないハウスメーカーも記載していますが、各社の「大体の数値」がわかることをゴールにしていただければ幸いです。また、「C値・Q値・UA値」の詳細な説明については下記の記事をご参考ください。
ハウスメーカー25社のC値・Q値・UA値一覧|比較時の注意は3点ハウスメーカー25社のC値・Q値・UA値を比較
C値 | Q値 | UA値 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
クリアすべき基準 | 1.0 | 1.6 | 0.46 | HEAT20 G2グレード相当 |
現状の最高基準 | 0.2 | 1.0 | 0.26 | HEAT20 G3グレード相当 |
アイフルホーム | 0.54 | 0.32 | 関東の場合。 | |
アエラホーム | 0.47 | 0.39 | クラージュ標準プランの試算値。 | |
一条工務店 | 0.51 | 0.25 | 「i-smart」モデルの場合。 | |
ウェルネストホーム | 0.2 | 0.28 | ||
FPの家 | 0.97 | 0.37 | 東京モデルの場合。 札幌モデルはQ値0.44、UA値0.16。 |
|
クレバリーホーム | 0.28 | 「ENELITE」の場合。 | ||
サンヨーホームズ | 1.9 | 0.5 | 鉄骨系。 | |
住友不動産 | 1.48 | 0.42 | Q値は「J・SKY SMART」、 UA値は「2x6住宅」の場合。 |
|
住友林業 | 1.92 | 0.46 | ||
スウェーデンハウス | 0.7 | 1.14 | 0.42 | |
セキスイハイム | 0.99 | 『シェダン』札幌モデルハウスの場合。 | ||
セルコホーム | 0.492 | 0.37 | 「THE HOME」の場合。 | |
ダイワハウス | 2.15 | 0.6 | 鉄骨系。 | |
トヨタウッドユーホーム | 0.8 | 0.34 | 「Forwarding Stage - 2×8」の場合 | |
トヨタホーム | 1.8 | 0.70 | 鉄骨系。 | |
ミサワホーム | 1.8 | 0.42 | 鉄骨系。高断熱仕様の場合。 | |
三井ホーム | 1.98 | 0.46 | 2016年モデル「グリーンズゼロ」 の場合。 |
|
パナソニックホームズ | 2.7 | 0.6 | 鉄骨系。 | |
桧家住宅 | 0.8 | 断熱材「アクアフォーム」を 使用した場合。 |
||
フィアスホーム | 0.58 | 0.88 | 0.32 | 2015年モデル『アリエッタDS』 の数値。 |
ヘーベルハウス (旭化成ホームズ) |
2.7 | 0.6 | 鉄骨系。 | |
北洲ハウジング | 0.94 | 0.23 | UA値は 「PREMIUM PASSIVE HOUSE」 の場合。 |
|
ポラスグループ | 1.6 | 0.5 | HaScasaの2×6工法の場合。 | |
ヤマダホームズ | 1.0 | 1.28 | 北海道・寒冷地向け SPシリーズの場合。 |
|
ヤマト住建 | 0.5 | 0.28 | 「エネージュUW」の場合。 |
※一部の数字は、HEAT20やZEHといった制度から推測しています。
※赤字は「現状の最高基準」をクリアした数字です。ただし、セキスイハイムは札幌モデルなので除外しています。
※アキュラホーム・飯田産業・木下工務店・積水ハウス・タマホーム・三菱地所ホーム・ユニバーサルホームは、データが見当たらなかったため一覧に載せていません。
ハウスメーカーの全館空調の比較についてのまとめ
この記事では「全館空調のメリット・デメリット」「人気ハウスメーカーの全館空調」「ハウスメーカー25社のC値・Q値・UA値一覧」をご紹介しました。全館空調は「家族が365日24時間ずっと快適に過ごせる最高の空調システム」。
この記事を読んで「全館空調を取り入れたくなった!!」と思っていただけたら幸いです。
また、当サイト『コノイエ』では、新築住宅を建てる際に役立つ情報がたくさん掲載されています。
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そんな方は、コノイエをぜひ参考にしていただけるとうれしいです!