新築住宅でペットを飼いたい!|知っておきたい3つのポイント

犬や猫、小鳥、ウサギ、などなど……
ペットは大切な家族であり、人生を共に歩むパートナーともいえます。

一般社団法人ペットフード協会』が2020年に発表した全国犬猫飼育実態調査によると、犬を飼育している世帯率は11.85%、猫を飼育している世帯率は9.6%
小鳥やウサギなども含めると、3世帯に1世帯はペットを飼っているといわれています。

そこで、今回ご紹介するのは「新築住宅でペットを飼う際に気をつけたいこと」です。

結論からいいますと、新築住宅でペットを飼う際に気をつけるべきポイントは下記の3つとなります。

1.床や壁の傷対策
2.ニオイ対策
3.防音対策

せっかくの新築なのに「家がすぐボロボロになってしまった」「なんだかペットのニオイが取れない……」「ペットの鳴き声が原因で、ご近所さんとトラブルを起こしてしまった」といった事態は避けたいところですよね。

ここからは3つのポイントの詳細を述べていきます。ぜひご参考ください!

床や壁の傷対策

ピカピカの新築なのに、「ペットの爪とぎや噛みつきで、すぐに家がボロボロになっちゃった……」なんてことが起きたら悲しいですよね?

大切なのは、ペットの特徴や習性を念頭に置いた対策をとること。そうすれば、必ずペットと快適に日々を過ごすことができます。

まずはじめに、床や壁の傷対策を見ていきましょう。

【床】

ペットと快適に暮らすためには、床材選びが最も重要です。なぜなら床は人やペットが毎日歩くところ。滑りやすい床ではペットが転んで怪我をしてしまう場合があり、大変危険な状況が生まれかねません。

床材選びで大切にしたいポイントは下記の3つ。

滑りにくい
傷がつきにくい
掃除がしやすいかどうか

滑りにくいということは、ペットの腰や足に負担がかかりにくいということ。犬や猫は家のなかを歩き回る習性があるため、安心して移動できる環境を整えてあげることが大事です。

また、「掃除がしやすいかどうか」という観点も見逃せないところ。ペットが粗相した場合に取り除きやすくなるだけでなく、お子さんが食べ物や飲み物をこぼされたときにも、サッと拭き取ることができるメリットがあります。

床に傷をつけにくい床材でおすすめなのがクッションフロアコルクマットです。クッション材の床は塩化ビニール素材で作られているため、水をはじくものも多いことから、お掃除するのにとっても便利

床材

ペット対応クッションフロア

引用:床材専門店 Floor Bazaar

コルク材のマットの多くはジョイント式になっているため、汚れた部分だけを洗ったり交換したりがカンタンにできるのがうれしいところです。さらに、これらの床材はペットが歩く音を軽減させるメリットもあるので、静かな暮らしも同時に手に入れることができます。

床材2

コルクマット

引用:DIY床材・ウッドカーペットの専門店ELEMENTS

「すでに新築住宅に住んでいる」という方は、ペット用のコーティング剤の使用やカーペットを敷くのが手軽な対策としておすすめです。

床用コーディング剤

滑り止め 床用コーティング剤

引用:株式会社リンレイ

カーペット

犬用マットカーペット

引用:ペット用品通販・ペットライフのペピイ

また、家を建てる前で、「ペットに使う予算にゆとりがある」という方は、『ペット対応フローリング』を導入しても良いですね!

ペット用フローリング

ラシッサ Sフロア・ラシッサ Dフロア耐水・ペット

引用:株式会社 LIXIL

【壁】

愛するペットと暮らす上で、壁の傷対策もとっても大事。それというのも壁は猫が爪をといだり犬がかじったりと、ペットの習性が向きやすいところだからです。

そのため壁材は【表面強化性能】を選ぶのがベスト。爪とぎなどの傷に強いため、安心してペットと暮らすことができます。

壁紙

表面強化壁紙

引用:STYLE DART

また、「汚れたらサッと拭き取りたい」とお考えの方には『撥水機能』がプラスされたクロスをおすすめしています。汚れがつきにくかったり、汚れてもカンタンに拭きとれたりできると、ペットと一緒に暮らす上でストレスをグッと減らすことができますよね。

壁紙

スーパー耐久性[ペット対応]

引用:株式会社サンゲツ

しかし、壁の全面に特殊加工があるものを施工すると、費用が大きくかかるのがデメリット
そのため、ペットが届かない腰の高さまでを特殊加工された壁紙にする部分加工がおすすめです。

また、壁に関連した話をすると「感電対策」は絶対に行なっておきたいところ。

感電対策とは
好奇心旺盛な子犬や子猫がうっかり家電のケーブルを齧ってしまうと大変なことに! 対策としては、「コンセントカバーをつける・ペットが届かない位置にコンセントを設置する」といった方法が挙げられます。

新築だけでなく、ペットの身体も同時に守ることができるお家にしたいですね。

ニオイ対策

室内でワンちゃんやネコちゃんを飼っている方は、日中留守にしていて帰ったときに「なんだかニオイがこもってる……」と感じた経験はありませんか? 留守中にペットが排泄していたりすると、どうしても時間が経ってからの処理になるため、ある程度は仕方ないことです。

しかし、新居への帰宅はできるだけ気持ちが良いものにしたいところ。

そのため、新居でペットを飼う際に忘れてはならないのがニオイ対策です!

ペットの「体臭・食べこぼし・排泄にともなうニオイ」を防ぐためには、トイレグッズの活用やペット用品のこまめな洗濯はもちろんのこと、消臭機能のある建材設備の活用が効果的。

ここでは、消臭効果のある建材設備で代表的な2点をご紹介します。

消臭クロス
傷や汚れがつきにくい壁紙に並んで人気があるのが、消臭機能のある壁紙です。光触媒反応により、悪臭を半永久的に消臭してくれる『光触媒壁紙』が人気となっています。
壁紙-4

光触媒壁紙(サンゲツ)

引用:有限会社インテリアVAN
24時間換気システム
こもったニオイを逃すためには、換気システムの導入が有効。新鮮な空気を室内に取り込み、空気の循環を促すことで、嫌なニオイを外気に追いやることができるからです。現在は新築住宅には必ず24時間換気システムを設置するよう義務づけられているため、これから新築を建てられる方は特別にオプションをつける必要はありません
そこで、消臭のため第一に考えるべきなのは「どこにペットのトイレを設置するか」ということ。空気の流れをうまく利用することでより効果的な消臭効果が生まれるからです。新築にペットと住むことがあらかじめ決まっている方は、「トイレスペース」についてメーカーや工務店さんに相談してみると良いでしょう

家を建てると、「新築見に来たよ〜」と友人や親戚が訪れます。ペットのニオイ対策をしっかり行なって、万全の体制で迎えたいものですね。

補足:散歩後のケアについて
犬と暮らす場合だと、散歩が日課になりますよね。
ニオイ対策には、お外で汚れた身体をすぐにキレイにすることも大切です。お外にカンタンに足を洗える水場の設置をしたり、浴室やトイレが玄関に近いような間取りにしたりと、散歩後のケアが行ないやすい工夫も考えましょう。

防音対策

意外と見落としがちなのが、戸建て住宅のペットの騒音対策です。

「マンションと違って別に気にしなくていいでしょ〜」とお思いになられるかもしれませんが、犬の鳴き声は約90dB、猫の鳴き声は約75dB、ニワトリの鳴き声は約100dB。これは、環境省が発表している基準によれば大きな騒音源として扱われるレベルなんです。

dB(デシベル)とは
音の強さを表す単位。音の強さは空気の圧力変動の大きさによって表されるが、この方法によると扱う数が大きくなりすぎるため、対数を用いて扱いやすい単位にしたもの。騒音の目安によく使われる。

家族にとっては気にならない大きさの音でも、ご近所にとっては「騒音」になりかねません。そのため、ペットの鳴き声によるご近所トラブルを防ぐためには、事前に対策を練っておくことが大切です。

よくある対策には、「夜は窓を開けない防音カーテンや防音材を設置する」といった方法が挙げられます。

遮音カーテン

遮音(防音)カーテン

引用:ニトリネット

これから新築を建てる方や、これからリフォームされる方であれば、窓を「防音性が高い二重窓・三重窓」にするのもおすすめ。音が漏れにくくなるだけでなく、断熱性能をグッとあげることができるため、冬でも部屋の温度を高く保つことが可能です。

二重窓

内窓(二重窓・二重サッシ)

引用:株式会社 LIXIL

まとめ

本記事では、「新築住宅でペットを飼う際に気をつけたいこと」をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

ペットと新築で快適に暮らすためには、「床や壁の傷対策・ニオイ対策・防音対策」が大切になります。新築の家をいつまでもキレイに保ち、ペットと楽しく毎日を過ごすお役に少しでも立てればうれしいです。

また、本サイト『コノイエ』では、【工務店・ハウスビルダー・建築家・設計事務所さん】のインタビューを多数掲載しています。
大好きなペットとこんな家に住みたい
自分の暮らしに合った個性的なお家を建てたい
そんな想いを実現するための勉強に、ぜひご活用ください。

参考 「工務店・ハウスビルダー」の記事一覧 | コノイエコノイエ 参考 「建築家・設計事務所」の記事一覧 | コノイエコノイエ