新築の水道引き込み工事費用はいくら?相場や費用項目を解説

新築を建てる際、予算に組み込むのを忘れがちな「水道引き込み工事」の費用
家具やオプションの費用とは違い、予想外に掛かる費用に驚いてしまう人もしばしば。

そこで本記事では、水道引き込み工事費用の相場や適正価格に近づけるための方法などをご紹介します。
「本当にこの見積りで契約しても大丈夫かな……」と不安を抱えている方は、ぜひご確認ください。

水道引き込み工事費用の相場は30万~50万ほど

水道引き込み工事に掛かる費用相場は30万~50万円程度だと言われています。
しかし、水道引き込み工事は水道本管から敷地内までの距離で金額が変わるため、実際の費用は敷地の状況次第です。

なお、1m引き込むためには1.5万~2万円ほどの費用が掛かります。つまり、水道本管から敷地内まで30mの距離があれば45万円~60万円程度になる計算です。
中には水道管を50m以上引き込むケースもあるため、敷地の状況を事前に確認しておきましょう。

水道のないところに家を建築予定なのですが、水道管を50mも引き込まないといけないため、全部で約160万円もかかりそうです。
加入金20mm ¥157.000
道路引き込み工事費 ¥120.000
本館延長工事延長50mバルブ一個取付 ¥1.200.000
書類申請手数料(給水)¥37.000
消費税 ¥67.850
合計 ¥1.582.350

水道引き込み料金が高くて嫌になります。|引用:教えて!住まいの先生

また、水道引き込み費用以外にも「給水申込納付金」と「手数料」が発生します。
水道工事を行う際には、「基礎工事費」「水道管の延長費用」「給水申込納付金」「各種手数料」の4つが費用項目として発生するため、事前に心構えをしておきましょう。

水道引き込み工事の内訳
「基礎工事費」……水道管の引き込み工事に掛かる費用
「水道管の延長費用」……水道本管と敷地の距離が遠い場合に、水道管を延長させる費用
「給水申込納付金」……水道を新しく引き込む時に水道局へ払う申込み費用
「各種手数料」……申請や設計に関する手数料

既に水道管が引き込んである場合も注意が必要

敷地内に既に水道管が引き込んである場合、基本的に水道引き込み工事は必要ありません
ただし、場合によっては水道管ごと新しく交換することがありますのでご注意ください。

例えば、水道の引き込み管が古いタイプの場合。古いタイプの口径は13mmが一般的なのに対し、現在の口径は20mmが主流です。古いタイプの引き込み管を使い続けると、水圧との兼ね合いで蛇口やシャワーの勢いが弱くなってしまうことがあるため、新築を機に交換する方も多くいらっしゃいます。

また、水道管自体が劣化している場合も交換が必要です。交換する場合の費用は、新たに水道引き込み工事をする際の費用と変わらないとお考えください。

水道工事費が高くなる原因とは

水道工事の見積書を見て「思ったより高い……」と感じているあなた。その金額が本当に適正価格なのか気になりますよね?
続いては、水道工事の費用が相場よりも高額になってしまう原因を解説していきます。自分がそれらに当てはまっているかを確認していきましょう。

水道本管から住宅までの距離が遠い

上記でも少し触れましたが、水道本管から住宅までの距離が遠いほど、工事費は上乗せされていきます
1mにつき1.5万円の工事費が掛かる場合、本管と敷地まで100mの距離があれば150万円になり、20mの距離なら30万円になります。

周囲に建物が少ないような土地に建てる場合、水道本管との距離が遠くなる可能性があります。そのため、土地購入の際には水道本管との距離を確認しておきたいところです。

家の前に県道、幹線道路が走っている

家の前の道路が県道幹線道路の場合、引き込み工事費が割増しになることがあります。

県道・幹線道路とは
【県道】……正式名称「都道府県道」。都道府県内の主要道路のうち、知事が認定した道路。
【幹線道路】……全国において、主要な道路網を形成する道路。

つまり、「県道」も「幹線道路」も交通量の多い重要な道路ということです。
そういった交通量の多い道路は、普通の道路よりも耐久性が高く、アスファルト舗装が厚めに設計されています。頑丈に設計されている分、溝を掘るのに時間がかかるため、費用が割増しになる一因になります。

自分で水道工事業者を探す場合は

ハウスメーカーや工務店で家を建てる場合、基本的には会社が斡旋した水道業者が工事を担当します。
しかし、施主側がどうしてもと言うなら、水道業者を施主自身で選定することが出来ます

「ハウスメーカーの見積書に納得がいかない」「昔から付き合いのあるところにお願いしたい」という希望がある場合は、メーカーに相談をしてみましょう。
ここからは、ご自身で業者を探す時のポイントを解説致します。

指定給水装置工事事業者を探す

どこの業者に頼めば良いか分からない」とお考えの方は、まずは地元の指定給水装置工事事業者を調べてみましょう。
水道引き込み工事を行う場合、基本的に指定給水装置工事事業者しか工事の許可が下りないためです。

指定給水装置工事事業者とは、市や区の水道局、または都道府県の企業庁から、給水装置工事を適正に施工できると認可された業者のことです。「水道局指定工事店」とも言います。

複数の工事業者から見積りを取る

せっかく自分で工事業者に依頼をするのであれば、複数の業者から見積書を出してもらいましょう
なぜなら、複数の見積書を比較することで、初めて工事費用の相場が確認できるからです。

相場が判明しないと、出してもらった見積書が「適正価格」なのか「不当な請求」なのか判断することが出来ません。相場を確認する意味で、見積もりは必ず複数の会社に出してもらいましょう。

まとめ「ライフラインの確認をお忘れなく」

新築というと、どうしても住宅の間取りや性能に目が向きがちですが、生活をする上で欠かせない「ライフライン」の確認もお忘れなく。
どういった手続きが必要なのか、どれくらいの費用が掛かるのか。しっかりと予算と計画に含めて家づくりを考えていきましょう。

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