後悔しない新築の庭づくり徹底ガイド|DIYについても解説

新築 庭

念願の新築マイホームと庭を手に入れた、そこのあなた。

せっかくの庭だし、そのままにしておくのは勿体ない」と思い、そろそろ庭づくりを始めようとお考えではありませんか?

しかし、初めての庭づくりは知らないことのオンパレード。 何から手を付ければ良いのか分からず、誰しもが右往左往するものです。

本記事では、新築の庭づくりで後悔しないために「考えるべき5つのポイント」「よくある後悔と対策」「DIYによる庭づくり」の3項目に分けて徹底解説していきます

これから庭づくりをされる方は、ぜひ本記事を参考になさってください。

庭づくりを始めよう!まず考えるべき5つのポイント

これから新築の庭づくりを始める方のほとんどは、どんな庭にしようかな」と、漠然としたお悩みを抱えているかと思います。 初めて庭づくりをされる方が、まず考えるべきことは下記の5点です。

庭づくりで大切な5つのポイント
庭の使い道、地面の仕上げ、人の動線、外からの視線と日当たり、庭の広さ

この5点を考えることによって、どんな庭にすべきかイメージが膨らんできます。 それでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

庭の使い道

庭の使い道には、下記のような例があります。

  • 「友人を招いて、ウッドデッキでBBQをしたい」
  • 「花壇に大好きな花を植えて、ガーデニングを楽しみたい」
  • 「子供が気兼ねなく遊び回れる場所にしたい」
  • 「愛犬のためのドッグランをつくりたい」
  • 「テーブルとチェアを置いて、優雅なティータイムを過ごしたい」
  • 「小さな畑をつくって自給自足がしたい」
  • 「ハンモックを設置して昼寝がしたい」etc.

このように庭の使い道は多岐に渡り、人それぞれ価値観が異なるところです。 まずは、あなた自身やご家族にとって理想の『庭』を思い浮かべてみてください。どのような使い道をするかイメージが湧いてきたら、庭づくりの大枠が決まったようなもの

次は、もう少し具体的な部分について考えていきましょう。

地面の仕上げ

地面の仕上げは、庭の第一印象を決定する大切な要素です。 また、庭の使い道に合わせて地面の仕上げを決めることで、使い勝手と安全性が高まり、より快適なガーデンライフを送ることができます。

地面の仕上げには、次の10種の選択肢があります。

10種類の地面の仕上げ
  • 土のまま
  • 天然芝
  • 人工芝
  • 砂利
  • コンクリート
  • 固まる土
  • レンガ
  • タイル
  • ウッドチップ
  • 枕木(まくらぎ)

それぞれ、どのような特徴があるのか確認していきましょう。

土のまま

土のまま

画像出典:GreenForever|お子様も安心して遊べる手間いらずな人工芝のお庭

お家の引き渡しを受けた時点では、庭の土はむき出しの状態です。 「土のまま」であれば、仕上げに新たな施工費用がかかりません。しかし、見栄えが悪い・雨でぬかるむ・乾くと砂ぼこりが発生するといったデメリットがあります。 可能であれば、庭の地面には何らかの仕上げをしましょう

天然芝

天然芝

画像出典: GardenStory|芝生の庭をつくろう! じつは簡単、芝生の張り方&お手入れ

天然芝」の最大のメリットは、自然を感じられることです。天然ならではの美しい艶や色・土の香りを楽しむことが出来ます。 また、施工時にかかる費用が人工芝のおよそ1~2割程度と安価なため、予算の都合で天然芝を選ぶ方も少なくありません。 デメリットは、芝刈りが最低でも年に1度は必要になることや、草むしり、肥料・水やり、といった日常的なメンテナンス作業が発生することです。 また、冬場は枯れてしまうため、美しいグリーンを一年中楽しめないといったデメリットがあります。

人工芝

人工芝

画像出典:GreenForever|お子様も安心して遊べる手間いらずな人工芝のお庭

人工芝」は、施工の下準備として防草シートを張る必要があります。また、人工芝そのものが高価なため、施工時に高額な費用がかかることがデメリットです。 しかし、一度敷いてしまえばその後メンテンスの必要がないことや、一年を通して芝生らしい青々としたグリーンを楽しめるというメリットがあります。 また、グレードの高い人工芝であれば、天然芝と比較しても見た目や触り心地に遜色はありません。

防草シートとは?

防草シート

画像出典:HomeCenterValor|防草シートの敷き方

防草シートは、雑草の繁殖を防ぐための資材です。除草シート、雑草シートと呼ばれることもあります。 人工芝などの施工をする際に、下地として地面に敷くことで日光を遮断し、雑草の光合成を防ぎます。

砂利

砂利

画像出典:DIYer(s)|庭に砂利を敷く!化粧砂利の施工例とオシャレな庭作りのヒント

砂利」には、雑草対策になる・水はけが良い・劣化しづらい・歩いた時の音によって防犯対策ができる等のメリットがあります。また、様々な色・形・大きさがあるのも嬉しいポイント。 一方で、歩きにくい・ベビーカーや自転車を押しにくい、落ち葉やゴミの掃除がしづらい、といったデメリットがあります。

コンクリート

コンクリオート

画像出典:シビルジャパン|メンテナンスフリーのお庭

庭の地面を「コンクリート」で覆うことで、雑草の繁殖を完全に抑えることができます。 また、耐久性が高い・汚れたら洗える・水はけが良いといったメリットがあるため、車の駐車や洗車に適しています。 ただし、日光の照り返しが強くなったり植物の地植えができなかったりと、庭の使い道によってはデメリットもあります。

固まる土

固まる土

画像出典:にしはら造園|固まる土の5つのメリットと4つのデメリットとは?

固まる土」とは、土にセメントを混ぜてあるものです。 コンクリートのように地面を完全に覆うことができるので、防草効果が高く掃除もしやすいといったメリットがあります。また、ホームセンター等で気軽に購入でき、DIYでの施工がしやすいことも特徴です。 耐久性が低いことがデメリットなので、駐車場や人が頻繁に歩く場所への使用はおすすめできません。

レンガ

レンガ

画像出典:香月園|レンガアプローチ

レンガ」は、主原料の粘土を素焼きにしたものです。ナチュラルな風合いがメリットである一方、強度が低く汚れやすいというデメリットがあります。 また、ホームセンターなどで一つ数十円で手に入るので、DIYにチャレンジしやすいこともメリットです。花壇やアプローチなど、庭の一部だけレンガにするのもおすすめです。

タイル

タイル

画像出典:ザ・ガーデン|お庭のタイルテラスが家族のお気に入りの場所

陶磁器製の「タイル」は、色・形・柄などデザインに様々なバリエーションがあることがメリットです。庭に個性を出したい方におすすめです。 しかし、耐荷重がないため割れやすく、駐車場などに使用することはできません。 また、なめらかな質感のタイルは滑りやすさを伴います。人の通り道に敷いた場合、雨の日などに滑って転倒する恐れがあります。

ウッドチップ

ウッドチップ

画像出典:LOVEGREEN|たくさんの利点がある!ウッドチップ・バークチップをガーデニングに使おう。

杉やヒノキといった天然木を原料とする「ウッドチップ」は、木の香りによるヒーリング効果、消臭・殺菌・防腐・防虫効果がメリットです。 ペットの糞尿のニオイ消しにもなるので、ドッグランへの利用がおすすめです。また、土の保温・保湿にも効果的なので、ガーデニングにも適しています。 しかし、経年劣化で土に還るため定期的な補充が必要になることや、天然木であるため虫の餌となりうることがデメリットです。

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枕木

枕木

画像出典:ウッドデッキ専門店リーベ|ガーデニングの枕木でおしゃれな庭をつくろう

枕木」は、花壇の土留めやアプローチの歩道など、庭づくりの様々な場面で用いられる板状の資材です。 天然木の枕木の場合、特有の風合いを楽しめるメリットがある一方、腐食しやすいデメリットがあります。木目を模したコンクリート製の枕木であれば、腐食の心配はないでしょう。

新築の庭が石だらけ!どうする?

石だらけの庭

画像出典:GreenSnap|「土は入れられない」と言われた私の庭づくり奮闘記。

新築の庭の地面に石がゴロゴロと転がっている」というトラブルは、珍しいことではありません。中には、いざ庭づくりをしようと地中を掘った際に「大きな岩やコンクリート片が出てきた」「ガラス片や金属片などのゴミが出てきた」というケースもあるようです。

実は、こういったトラブルはよくあることで、多くの方が頭を悩ませています。

あまりにも状態が悪く庭づくりが困難な場合は、泣き寝入りをせずに土地や建売住宅を購入した会社に問い合わせをしてみましょう。無償で土の入れ替えをしてもらえるケースもあるようです。

なお、ご自身で石を取り除き庭づくりをしようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。参考になるブログがありますので、よろしければご覧ください。

参考 「土は入れられない」と言われた私の庭づくり奮闘記。 |GreenSnap(グリーンスナップ)GreenSnap 参考 石だらけの庭を家庭菜園の畑にするのはマジ苦行 - 心も体も暖かい家づくり心も体も暖かい家づくり

人の動線

日々の暮らしに溶け込む実用性が高い庭をつくるためには、人の動線を考えることも大切です。

人の動線を考える際は、「子供やペットの安全性」「家事のしやすさ」の2点に注意しましょう。

子供やペットの安全性 庭で遊ぶ様子が、リビングやキッチンから確認できるか。
転がったボールなどを追いかけて、道路に飛び出す恐れはないか。
家事のしやすさ 洗濯物を庭に干す場合、面倒な移動距離や段差がないか。
草むしりや植木の手入れ、デッキの掃除などが大変ではないか。

実際に庭を使用する際に危険や苦労がないか、人の動線について考えてみましょう。

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外からの視線と日当たり

庭を道路に対してどのくらい開(ひら)けた感じにするかは、ご家庭によって好みが分かれるところです。

プライバシーやセキュリティを重視するご家庭の場合、庭に目隠し用の背の高いフェンスや生け垣を設ける必要があるでしょう。しかし、あまり厳重に囲ってしまうと、閉鎖感が生まれたり日当たりが悪くなったりするため注意が必要です。

外からの視線と日当たりの両面から考えることが大切です。

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庭の広さ

これから家を設計する方は、庭の広さから決めることもできます。

庭は、使い道によっては広いほうが良い場合もありますが、狭いほうが手入れがラクという場合もあります。 敷地に対して家と庭の比率をどうするか、庭の使い道から振り返り、考えてみると良いでしょう。

よくある失敗とその対策

新築の庭づくりでよくある失敗には、下記のような例があります。

対策もあわせてご紹介しますので、これから庭づくりをする方は参考になさってください。

想像以上に手入れが大変

Aさん

植物の手入れが大変。こんなにたくさん植えなければよかった。

庭づくりの後悔で最も多いのは、「思ったより手入れが大変」という声です。

優雅なイメージのガーデニングも、植物の手入れに慣れていない方にとっては難しい作業となります。庭の木は最初からたくさん植えず、手入れに慣れてから本数や種類を増やしていくのが得策です。

また、憧れの天然芝も想像以上に手入れが大変です。枯らしてしまったり手入れが追いつかなくなったりして、人工芝に張り直す人もいるほど。地面の仕上げも慎重に選びましょう

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水道管が埋まってて植栽できない

Bさん

水道管が浅い場所に埋まっていて、好きな場所に木を植えられない。

水道管が地面の浅い場所に埋まっていることは、建売住宅ではよくあることです。

植物は地中に向かって根を張るため、木を植えたり家庭菜園をつくる場合は地面にある程度の深さが必要になります。しかし、施工を希望する箇所に水道管が埋まっている場合、その場所に植物を植えられないことがあります。

いざ作業に入ってから気づいては遅い場合もありますから、どのあたりに水道管が埋まっているのか事前に売り主に確認を取るようにしましょう。これから家を建てる方の場合は、施工会社などに植栽を予定している箇所を伝えておくとよいでしょう。

予算が足りなくなった

Cさん

庭にかけられるお金がなくて、庭づくりができない。

庭を含む外構にかかる費用は、家本体にかかった費用のおよそ10%と言われています。例えば、2000万円の家を建てた場合、外構にかかる費用はおよそ200万円です。しかし、建売住宅を買う方も注文住宅を建てる方も家本体に予算をかけるあまり、庭を含む外構工事に予算が回せなくなるケースが多くあります。

外構にかかる費用についても念頭に入れ、予算を立てるようにしましょう。

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DIYによる庭づくり

庭づくりをする方法は、次の3つの選択肢があります。

  1. 家を建てた(購入した)ハウスメーカーに依頼する。
  2. 造園工事・外構(エクステリア)工事などの専門業者に依頼をする。
  3. DIYでつくる。

このうち、DIYでの庭にづくりに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。結論から申し上げますと、庭づくりはDIYで施工することも十分に可能です。 まずは、DIYのメリット・デメリットを確認していきましょう。

DIYのメリット・デメリット

DIYのメリットは、下記の3点です。

  • 業者に依頼しないぶん、費用を節約できる。
  • DIY作業そのものを趣味として楽しむことができる。
  • 手づくりした箇所を、家族の思い出として残すことができる。

また、DIYのデメリットは下記の3点です。

  • 休日などに作業を行うため、完成するまでの期間が長い。
  • 作業に手間がかかり、時間を取られる。
  • 素人がつくったぶん、仕上がりに粗(あら)が出る。

DIYでできること

庭づくりに必要な作業のほとんどは、DIYで行うことができます。 ただし、難易度が低いものから高いものまで多岐に渡りますので、DIYを行う際はどれを行うかよく検討する必要があります。

DIYで出来ることには、次のようなものがあります。

DIYでできること
地面の仕上げ、花壇・家庭菜園づくり、ウッドデッキ、植栽etc.

施工の種類ごとに、必要な道具・つくり方・おすすめ度を下記にまとめてみました。

地面の仕上げ

庭づくりの中でもとくに面積が大きい地面の仕上げも、DIYで行うことができます。

施工の種類 必要な道具 つくり方 おすすめ度
天然芝
  • 天然芝のシート
  • 培養土
  • 目土
  • スコップ
  • レーキ
  • ほうき
  1. 砂、培養土を地面に敷き、スコップやレーキを使って凹凸を整える。
  2. 天然芝のシートを敷く。
  3. 芝の上に目土を被せ、ほうきを使ってなじませる。
  4. 水をたっぷりと与える。
★★★
人工芝
  • 人工芝
  • 防草シート
  • U字釘
  • 山砂、珪砂
  • 定規
  • 油性マジック
  • スコップ
  • レーキ
  • トンカチ
  • ハサミ
  • カッター
  • ジョイントテープ
  1. スコップを使用し地面を平らに均したら、上から山砂を敷き、叩いて固める。
  2. 防草シートを敷き、はみ出たところをハサミでカットしたらU字釘で固定する。
  3. 上から人工芝を敷き、はみ出たところをカッターでカットする。
  4. 人工芝同士の接合部はジョイントテープで留め、U字釘で固定する。
  5. 人工芝のめくれを防ぐ珪砂を、上からたっぷりとかける。
★☆☆
砂利
  • 砂利
  • 防草シート
  • 山砂
  • U字釘
  • トンカチ
  • スコップ
  • レーキ
  • ハサミ
  1. 防草シートの施工までは、人工芝と同じ。
  2. 上から砂利を3~4cm程度の厚みに敷き詰める。
★★☆
固まる土
  • 固まる土
  • コテ
  • スコップ
  • ジョウロ
  1. スコップを使って、地面を固める。
  2. 固まる土を撒き、コテを使って均等に均す。
  3. ジョウロで水を撒き、乾くのを待つ。
★☆☆
コンクリート
  • セメント
  • 砂利
  • コテ
  • スコップ
  • 木枠
  • バケツ
  • マスク
  • ゴーグル
  • ゴム手袋
  1. 地面の土を掘り下げ、下地となる砂利を敷き、スコップで固める。
  2. コンクリートを流す木枠を設置する。
  3. バケツにセメントと水を入れ、練って生コンクリートをつくる。
  4. 生コンクリートが乾かないうちに、手早くコンクリートを木枠に流し入れる。
  5. 雨水を流すための勾配をつけつつ、凹凸のないようにコテで均す。
  6. 数日かけて乾かし、木枠を外す。
☆☆☆

コンクリートの施工は難易度が高いため、初心者にはおすすめできません。 一方で、天然芝は下準備や施工が簡単なため初心者におすすめのDIYです。ただし、施工後の手入れが大変でなので、人工芝・砂利・固まる土なども視野に入れ、よく考えた上で選択しましょう。

花壇・家庭菜園

花壇・家庭菜園は、比較的簡単につくれるうえ、オリジナリティを出すこともできるのでおすすめです。

施工の種類 必要な道具 つくり方 おすすめ度
花壇・家庭菜園
  • レンガ
  • モルタルの材料
  • トンカチ
  • ハケ
  • コテ
  • バケツ
  • 砂利
  • スコップ
  • 木板
  1. 花壇・家庭菜園をつくりたい場所を10cmほど掘り下げ、砂利を敷く。
  2. バケツで練ったモルタルで、レンガ同士を接合しながら積み重ねていく。
  3. 花壇が好みの形・大きさになるまで繰り返す。
  4. 水をつけたハケで表面にはみ出たモルタルを取っていく。
  5. モルタルが乾いたら完成。
★★☆

なお、モルタルで固定せず、コンクリートブロックを並べるだけの簡易的な花壇をつくることもできます。ただし、倒壊しないよう注意が必要です。

ウッドデッキ

ウットデッキは、庭づくりをする多くの方の憧れですよね。そんなウッドデッキも、DIYでつくることができます。

施工の種類 必要な道具 つくり方 おすすめ度
ウッドデッキ
  • 木材
  • 塗料
  • ドリル
  • インパクトドライバー
  • ノコギリ
  • ヤスリ
  • 水平器
  • 鉛筆
  • サシガネ
  • ビス
  • キリ
  1. 設置箇所の寸法を図り、図面を作成する。
  2. 木材の寸法をはかり、寸法通りにノコギリでカットしていく。
  3. 腐食防止のため、木材に塗料を塗る。
  4. 木材をインパクトドライバーで留めながら基礎をつくる。
  5. 基礎の上に床張りをしていく。
★☆☆

上記のような天然木のウッドデッキは施工が難しく、経年劣化が起こるため定期的なメンテナンスが必要になります。 なお、劣化しづらい人工樹脂でできた組み立て式のウッドデッキも通販サイトなどで販売しています。

参考 ウッドデッキの木材からキットまで激安価格RESTA

植栽

植栽は、よほど大きな木でもない限り簡単に植えることができます。

施工の種類 必要な道具 つくり方 おすすめ度
植栽
  • スコップ
  • 好きな木
  1. 木を植えたい場所をスコップで掘る。
  2. 掘った穴に木を入れ、土を盛る
  3. 水をたっぷりと与える。
★★★

サイズの大きな木を植える場合は、2名以上で協力して行いましょう。また、植える場所は日当たりの良い場所にすることも大切です。

その他

上記はあくまでもDIYの代表例です。その他にも、フェンスや玄関までのアプローチ(小道)などアイデア次第で様々なものを手づくりすることができます。 また一方で、DIYを行うにあたり、建築基準法によって許可を得る必要があるものも存在します。庭づくりにおいて許可が必要となる可能性があるものは、下記のようなものです。

許可が必要なものの例
面積が10㎡を超える物置・小屋・ガレージ、屋根のついたウッドデッキ・テラスetc.
「庭づくり」と「建築基準法」の関係

建築基準法の第6条では、面積が10㎡(約6畳ほど)を超える建築物を建てる際に「建築確認申請」を行うことが義務付けられています。そして、面積が10㎡を超える建築物の施工を行うためには、建築確認申請をした結果「確認済証」の交付を受ける必要があります。

庭づくりにおいては、面積が10㎡を超える建築物をDIYで建てるのは稀なケースかと思いますが、可能性があるとすれば、10㎡を超える物置・小屋・ガレージなどが考えられるでしょう。また、ウッドデッキやテラスなどは屋根が付いている場合のみ「建築物」の扱いとなるため、10㎡を超えるものの場合は建築確認申請が必要となります。 ※建築物の定義…「屋根があり、3方以上外周壁や建具で囲われていること」「基礎等で土地に固定されていること」「居住、作業、貯蔵等に利用できる状態にあること」の3つの条件を全てを満たしているもの。

参考 建築基準法索Gov法令検索

新築時のDIYについて詳しくまとめた記事もございますので、興味のある方はご覧ください。

新築DIY非公開: 初めての新築DIY|できることは何?失敗しないための基礎知識

おしゃれな庭の施工例が見れるサイト

庭づくりについて考えるにあたり、見本となるような庭の画像が見れたらイメージも湧きやすくなりますよね。 そこで、おしゃれな庭がたくさん載っている参考サイトを下記にまとめてみました。

『スペースガーデニング』 参考 おしゃれな庭・ガーデンデザイン施工例スペースガーデニング 千葉県や埼玉県で設計・施工を手掛けている外構専門業者のホームページです。「ナチュラル」「シンプル」「和モダン」「ハイクラス」とジャンル分けされているので、好きなテイストの施工事例を見つけやすいですよ。
『ガーデンプラス』 参考 50万円までの外構施工例一覧 | 外構工事のガーデンプラスガーデンプラス 価格の安さに定評がある外構工事の専門業者のホームページです。価格帯別の施工事例が見られるので、予算に限りがある方におすすめです。
『ガーデンプラネット』 参考 お庭の施工例一覧ガーデンプラット 都道府県別に外構専門業者を探せるサイトです。また「ガーデニングで楽しむ」「子供、ペットと遊ぶ」といったテーマごとの検索をすることもできます。

新築の庭づくりについてのまとめ

本記事では、新築の庭づくりのポイントや、よくある後悔と対策、DIYによる庭づくりについて解説してきました。 庭づくりを行う際は、目的をはっきりとさせることが大切です。ぜひご家族で話し合い、愛着のもてる素敵な庭をつくってくださいね。

著者情報

コノイエ編集部

コノイエは、東京都港区に本社を置く株式会社アールアンドエーブレインズが運営するオウンドメディアです。累計80,000人以上が利用する「解体無料見積ガイド」の姉妹サイトとして、住宅関連コンテンツを発信しています。人が生活する基本となる「衣・食・住」の中でも、コノイエでは「住」にフォーカスして独自の情報をお届けします。

監修

中野達也

一般社団法人あんしん解体業者認定協会 理事
解体工事業登録技術管理者
公益社団法人 日本建築家協会(JIA)研究会員
一般社団法人東京都建築士事務所協会 世田谷支部会員

静岡県出身。日本全国の業者1,000社超と提携し、約10年間で数多くの現場に関与。自身でも解体工事業登録技術管理者としての8年間の実務経歴を持つ。現在では専門家として、テレビ番組をはじめとする多数メディアに出演。これまでに一般家屋はもちろん、マンション、ビルなど様々な建物の取り壊しに従事し、工事を行いたい施主、工事を行う業者の双方に精通している。また、大手から中小まで様々な規模の住宅メーカーへの販促支援、コンサルティング事業に携わり、住宅購入者心理の理解を深める。家を「壊す」ことと「作る」ことの専門家として、全国の提携パートナーと共に家をとりまく様々な問題に取り組んでいる。

出演メディア
ひるおび!(TBS系列)、情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)、バイキングmore(フジテレビ系列)、他多数...

当協会の運営サイト「コノイエ」は、工務店・ハウスビルダー・建築家・建築設計事務所等の500以上のインタビュー記事を掲載。また、新築・建て替えを検討中のユーザーにとって有益となる情報を発信しています。
当協会は、建て替えに伴うお住まいの取り壊しのご相談を年間で2,500件ほど承っており、各地域の住宅関連会社の情報が集まります。今後も「コノイエ」では、新築ユーザー様の発注先や評価、住宅関連会社様への独自インタビューといった当協会ならではの独自のリアルな情報をお届けします。


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